Category: 02 アメリカ生活

PSPで日本のマンガを読むアメリカのオタクたち

Reading Manga and Books on PSP from 1UP.COM
“Scanlation” Japanese manga is currently the hot item to load up on a PSP screen. Everyday diehard manga fans are scanning old and new Japanese comic books, partnering up with translators, and digitally editing in English text over the original Japanese text bubbles.
(日本のマンガの “スキャンレーション” が今PSPの画面に表示されるモノとしてホットだ。 来る日も来る日も、筋金入りのマンガファンは古い日本のコミックや新しいコミックをスキャナーで読み取り、翻訳者と組み、日本語のオリジナルの吹き出しを英語にしている。)

アメリカでも先週発売されたPSP。 どの店も予約でいっぱいだったり、当日用意した分があっという間に売り切れたりして、昨年末の日本と同じような状態になっている。

そんな中、PSPに付いている画像ビューワを使ってなんと、日本のマンガを読んでいる記事を見つけた。 しかも、自力で英語訳を付けて読んでいるというから2度驚きだ。 権利面からすると海賊行為になるのだろうが、アメリカ人のオタクパワーに脱帽。

記事中に、マンガを表示しているPSPの写真も出ているが、PSPを縦にすることで1ページ分を画面いっぱいに表示している。 吹き出しの字も特に苦労なく読める。これに関しては、吹き出しに関しては、自分たちで翻訳を付けていることで吹き出しの字を大きくしているのかもしれないが…。 スキャンレーションされたマンガの情報は Manganews.net というサイトにまとめられている。 日本語のタイトルを強引にローマ字にしていたりと苦労の後がうかがえる。

この方法では見開きがうまく表示できないという問題はあるが、この見栄えは期待できる。 ゲーム、ビデオに続き新しいPSPの利用方法になるのではないだろうか。 日本のマンガ業界は権利で押さえつけるのではなく、 PSP(ソニー)と提携してもっと有効活用してもらいたいものだ。


アメリカの花粉

今年の日本は花粉が飛びまくって大変と聞きますが、ここシリコンバレーも3月に入って花粉が飛びまくっているようです。 土曜日に車を洗車して、すぐにアパートのガレージ(屋根はあるが、箱のようにはなっていない)に止めておいただけなのに、月曜日の朝には下の写真のように…。

pollen.jpg

車のまわりいっぱいに粉のようなものが!。 ほこりもいくらかあるだろうが、雨が降ったあとは車が黄色くなったりすることから大半は花粉だと思う。

このように、アメリカでも花粉が舞っていて、花粉症(hay fever もしくは単なる allergy)で悩んでいる人もいる。 ただ、アメリカで舞っている花粉の大半は日本とは違い、ブタクサの花粉だと言われているので、その威力は日本ほどではないように思える。

幸いなことにオレは日本でもアメリカでも花粉症になったことがないのだが、まわりの日本人でを見ると日本にいた時ほど花粉に悩まされている人は少ないような気がする。 アメリカ人にしても日本のようにそこらじゅうにマスクをしている人を見かけたり、グシュグシュしている人がそんなにいるわけでもない。 (そもそもマスクというものが一般的ではない。)

しかし、韓国人の友人によると、韓国人は韓国では花粉症じゃなかったのに、アメリカへ来て花粉症になったという人が多いという話もあった。 食生活や生活習慣の違いにが体質の違いに影響を及ぼしているのだろうか?


一転、TiVo が Comcast と提携

ITmediaニュース:TiVoとComcast、DVRサービスで提携
デジタルビデオレコーダー(DVR)の米TiVoは3月15日、CATV大手Comcastと提携し、全米のComcast加入者向けにTiVoのサービスを提供する計画を発表した。契約金額は非公開。

今年(2005年)はじめ、一旦は失敗に終わった TiVo と 全米最大のケーブルテレビ会社 Comcast との提携 (TiVo は終わってしまうのか? ) だが、最終的に何とか契約にこぎつけたようだ。

TiVoのプレスリリースや、SEC(米国証券取引委員会)に提出された書類により明らかになっていることは、

  1. Comcast プラットホーム用の、TiVo ブランドのソフトウェアの開発 (Season Pass, WishList, Home Media Option, TiVoToGO(!!)といった機能を含む)
  2. Comcast カスタマ向けにローカルもしくは全米の広告を配信するための広告管理システム(advertising management system) の開発
  3. 2006年の中盤~後半にTiVoブランドのComcast DVR を発売する
  4. 契約は独占的なものではない
  5. 7年間(プラス Comcast が1年延長可能なオプションを持つ)の契約

というもの。 TiVoToGo が Comcast のユーザにも提供されるのは意外だった。

現在のComcast のDVRは Motorola が作っているが、インタフェースがよくなかったり動作がおかしかったりとあまりいい評判を聞かない。 一旦は断わってみたが、やはり TiVo のソフトウェアやサービスが捨て難かった Comcast と、Comcast との契約がなくなったことで評価が一気に落ちて、何とか回復したい TiVo の両方が歩みよったという感じなのだろうか。

といっても、発表によると TiVo のカスタマーは millions (数百万)。 以前言われた 1台につき、毎月60セントというライセンス料を受けとるとしても TiVo にとって毎月1億円以上の収入が定期的に入ってくるのではTiVoにとっていかに重要な契約だったかがわかる。

気になるのは、NetFlix というDVDレンタルの会社と契約したり、SDKを公開することでオープンなコンテンツを取り込もうとしていた TiVo と、自前のビデオオンデマンドなどのサービスを提供したい Comcast とのスタンスの違い。

現在、TiVo は衛星放送の DirecTV と契約してサービスを提供しているが、TiVoToGo といったサービスは提供していない。 おそらく、Comcast に対しても同じようなスタンスで、TiVo のオープンな機能は、単体のTiVoのみに提供されていくことになりそうだ。

実は、オレの勝手な予想では弱りきったTiVoをComcastが買っておいしいとこどりって感じだったのだが、無事ライセンス契約が結べたようでオレも一安心。 TiVoも市場も一安心ということで、TiVoの株価が前日の$3.83 から $6.70 と $2.87 (74.93%) も上昇。 買っておけばよかった….。


Star Wars Episode III へのカウントダウン

昨日、アメリカでは Star Wars Episode III の新予告編が放送された。

FOX チャンネルで放送中のドラマ The OC の途中のCMで放送されるという発表で、The OC の番組宣伝のときにも、 「Episode III の予告編も放送される!」 とおもいっきりダシに使われる始末。

結局予告編が放送されたのは The OC が終わったあと。

内容は、前回の予告編よりもう少し会話が多くなり、特にアナキンがダークサイドへ落ちてゆくところが断片的に紹介されている。 ひとつ気になったのが、”I need your help, son” というセリフ。 誰が誰の息子(son)なんだ? ムービーは現在、 starwars.com の有料会員向けのみだが、まもなく一般にも公開されると思うのでもう少し待って欲しい。

アメリカでの上映は 2005年の 5月19日 と、あとおよそ2ヶ月。

そろそろ気になってくるのが、封切り前にハリウッドのチャイニーズシアターにできる1回目の上映を見るための行列。 これを仕掛けているファンたちのウェブサイトがあった。 その名も liningup.net。 サイトの情報によると、チャイニーズシアターの前に並び始めるのは上映の6週間前のこと。 ということは 4月上旬からということか。 そのころになったらまた日本のニュースでも彼らが紹介されることでしょう。

この列に加わるために細かいルールがちゃんと用意されているのがすごい。 Episode I, Episode II のときの行列の写真やビデオも公開されているので、熱心なファンっぷりに感動(?)することができる。

他にも、今週末に放送される有名なドキュメンタリ番組 CBS の 60 minutes という番組では George Lucas と Episode III を特集。 アメリカは公開に向けて盛り上がってきてます。


最強のフルーツ!? Acai Berry (アサイ ベリー)

ちかごろ アメリカで人気上昇中の健康食品が acai berry (本当は açai berry と書くので アサイ ベリー と発音する)というフルーツ。 アメリカでは超有名なトークショー Oprah Winfrey (オプラ ウィンフリー, 司会者の女性の名前がショーの名前になっている) で紹介されて火がついたらしい。 このヘンはアメリカも日本もおんなじか…。

すでにサプリメントも登場し、 アサイを交ぜたフルーツジュースなんかは売り上げ倍増だとか。 ためしに Google で検索してもらったらわかると思うが、広告も含めいろんなページがわんさか出てくる。

このアサイベリー、何がそんなにいいのか。

アサイ が入ったフルーツジュースの売りあげナンバーワンと言っている Sambazon という会社の情報によると、

  • 老化の防止となる抗酸化作用が高い – アントシアニンの量は赤ワインの 10-30倍
  • 一価不飽和脂肪、 食物繊維、植物ステロール を多く含みコレステロールを減らす働きがある
  • 心臓血管系 の働きを助ける
  • 必須アミノ酸、ミネラルを含み筋肉の働きや再生を助ける

他にも、カルシウムが牛乳より多いとか、抗酸化作用はブルーベリー以上、鉄分たっぷり、滋養強壮にもいいといった効果をうたっているところもあり、いいことだらけのまさに最強のフルーツ。

こりゃ試さなきゃと、フルーツジュースのなかの1つを売っているという Trader Joe’s (トレーダー ジョー) というお店に行き買ってみた。

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ジャーン

売っていたジュースはなんとスムージー。 しかも、マンゴーというこれまた馴染の薄いフルーツとミックスされているものだった。 ジュースの色もフルーツジュースとはかけはなれた黒っぽい色。

味もチョコレートにも似た、濃いベリーのような口あたりの中に、マンゴーのトロピカルな味わいがするような感じ。 飲みやすくするためか甘い味にまとめてあるが、意外に飲んだあとはさっぱりしている。

オレはキライじゃなかったが、妻はアサイの味以前にスムージーのドロっとした食感と甘すぎる味つけが気にいらず一口飲んだだけだった。 それどころか、オレが飲む度に、この甘さはヤバイよと言い続ける始末。 そこで、成分表を見てみると、

nutrition.jpg

砂糖29g !!!

ペプシコーラ は同じ 8 fl oz (240ml) で砂糖27g なので、 ペプシより砂糖が多い。 老化は押さえられるかもしれないが、肥満になりそう。

Sambazon の Pure Acai というスムージー(の素?)は砂糖の量も少ないようだ。 次はこれを買ってみよう。


アメリカでの音楽のポジション

Wired News – 人気ドラマのDVD化を阻む高額の楽曲使用料 – : Hotwired
『アリー・my Love』にいたっては、使用楽曲の高額なライセンス料のために、米国では第1シーズンの中からいくつかのエピソードをセレクトしたDVDのみが発売されている。イギリスでは、異なる内容のライセンス契約がなされているため、第5シーズンまですべてのDVDを入手できる。

最近はアメリカでもテレビ番組のDVD化が流行っているが、確かに Ally McBeal (アリー my Love) はまだ完全DVD化されていない。 それがこんな理由だったとは驚いた。 そういえばこのサイトおすすめの日本未公開ドラマ Keen Eddie もDVD化にあたって音楽が差し替えられていた。

そういえば、アメリカのテレビ番組あるいはテレビCMで曲を書きおろして使うということはあまりなく、雰囲気にあった有名な曲を使うというパターンが多い (Ally はタイトルソング “Searching My Soul” が書きおろしだったが、こういった例は稀)。 日本のように新曲のタイアップという考えかたは浸透していない。

勝手な想像なのだが、こうなる一つの背景にラジオが関係しているような気がする。 アメリカに来てラジオを聞こうとして驚くのはラジオ局の多さ。チューニングしようとすると次から次へのラジオ局がみつかるため好みのラジオ局を探すのも一苦労だ。

そして、ほとんどのラジオ局は、DJが語るというより曲がどんどん流される。 そうなるとラジオ局が用意しているストックも底をつくので1日の間でも同じ曲が何度も何度も繰り返され、アメリカ人の中でスタンダードが築かれる。 そのようにしてスタンダードになった曲を使うことで、テレビ番組やテレビCMの知名度を上げようというわけ。 逆タイアップという感じ。

ま、結果として音楽の価値が上がり、曲の使用料が跳ね上がってDVD化ができないといった別の問題をおこしてしまっているのでいいのか悪いかわからないが、オレとしてはいいと思った曲をじっくり味わえるこの土壌はキラいじゃない。


日本のテレビ番組をアメリカで見る (6)

前回までの話はこちらから

日本のテレビ番組をアメリカで見る
日本のテレビ番組をアメリカで見る (2)
日本のテレビ番組をアメリカで見る (3)
日本のテレビ番組をアメリカで見る (4)
日本のテレビ番組をアメリカで見る (5)

録画したテレビの映像を外で見たいという欲求に対するソリューションがいろんなところから提供されてきた気がした。 もともと、そのように使われることが想定されていたわけではないかもしれないが、ここでまとめておきたいと思う。

少し古くなるが、このシリーズのコメントでも教えてもらったソニーの ロケーションフリーテレビ SF-X5。 この商品はずばり、”海外でも日本のテレビを視聴できる” と唱っている。 値段が 125,000円前後と高め、テレビの画面サイズが7インチ(もしくは旧型の12インチ)と小さいところが欠点だが、専用の製品なだけに、比較的簡単にセットアップができるのではないだろうか。

そして、東芝からは RD-H1 という機種が4月に発売される。 この機種はいま主流のHD&DVDレコーダ(ハイブリッドレコーダ)から、DVDを取り除きハードディスクだけにすることで安く(3万円程度で)提供しようというもの。 DVD はないが、ネット de ダビング というLAN内で録画したデータを他の東芝製HD&DVDレコーダにコピーすることができるため、そちらでDVDにすることができる。 つまり、家庭内の2台目以降の機種としての利用を想定された機種だ。

これがどうやって、海外でテレビを見る話に絡んでくるか。
VirtualRD for Windows番組ナビゲータ というソフトを使うと PCから番組予約ができたり、 PC に録画したデータをコピーすることができるようになる。 ただし、これをするためには同じ LAN 内にPCとハードディスクレコーダが無ければいけないので、SoftEther などの VPN ソフトが必要になる。 少し手間はかかるが比較的安価に環境が整えられそうなソリューションだ。

他にもシャープのガリレオは事前に設定が必要になるが、ストリーミングで録画した映像を見ることができたり(製品サイト)、番組データが共有できるという機能もあるという話だ。 専用のソフトや認証のシステムなどで制限がかかっているので、海外にいる間に設定したパソコンが壊れたりすると使えなくなってしまうのが問題だが、こちらも有効なシステムだろう。

そして、今日のニュース。

ITmediaビジネスモバイル:自宅PCで録画した番組を携帯で視聴する「携帯テレビ」
モバイル端末からインターネット経由で自宅のテレビチューナー付きPCにログインし、遠隔操作で視聴したい番組を録画した後、録画した番組を無線LAN環境下でモバイル端末にダウンロードし、再生、視聴できるようにするサービス。録画した番組の再エンコードとテスト用の専用サーバーへの自動アップロードを、専用ソフト「携帯テレビ」で行う。モバイル端末としては、実証実験ではノートPCを用いるが、PDAの利用も想定している。

通勤途中でも見たいテレビが見られるようにするというのが目的だが、離れたところからテレビの映像を見られるようにするASPサービスというのは録画ネット と同じではないだろうか。 技術的な問題以上に権利の面で問題になるような気がするが、「携帯テレビ」がサービスインできれば、それをそのまま海外でもという話も可能になるのではないだろうか。 行方に注目したい。

家電業界も売り上げ減少で新な収入源を探しているようだし、ネットワーク越しにテレビを見るという技術を早く確立してもらえれば、海外にいる人にも有益になるだろう。


DQ8 と Wiki

DQ8 やっと終わりました。

熱しやすく冷めやすい性格なので、ムラのあるプレイでしたが、最初から最後まで、すべてをあの3D映像で表現してしまった技術のすごさには脱帽です。
で、これだけの大作ゲームだとプレイしてどうしてよいかわからなくなることもしばしば。

そんなヘタレなオレがお世話になったのが ドラゴンクエスト8 攻略 というサイト。 見る人が見ればわかると思うが、Wiki で構築されている。

始めてみたときに、「へぇー Wiki かぁ」ぐらいにしか思わなかったが、使ってみると他のサイト以上に使いやすい。 他の攻略情報サイトは武器リスト、街リスト、モンスターリストとそれぞれ独立したリストになっているものが多いが、Wikiで書かれたこのサイトは情報が意味のある形で繋がっていることで、とても探しやすくなっているのだ。 例えば、あるアイテムのページを見たときに、それを売っている街の名前、宝箱を落とすモンスターの名前が書いてあれば、そのリンクを飛ぶことで直接詳しい情報を見ることができる。

こういったサイトを作るためには、

  1. 情報を効率良く集める
  2. 系統立てて並べる
  3. 繋がりのある情報をリンクする

といったことが必要になると思うが、Wiki なら複数の人間で更新でき、ページの作成が簡単、キーワードに対しリンクを貼るのも簡単 とメリットが多い。 思わぬところから、Wiki のメリットを発見できた。


微妙な TiVo HME

このブログでもたびたび登場しているアメリカのハードディスクレコーダ TiVo 。
先日、このTiVoで動くアプリケーションを開発するための開発キット TiVo HMEがオープンソースで公開された。 この開発キットはJavaで書かれていて、アプリケーションもJavaで書くことになる。 そう聞くと、Applet のようにサンドボックス内で動くようなものを作るように思えるが、実際はそうではなかった。

作成するアプリケーションは通常の Java アプリケーションとしてPC上で動作する、TiVo は独自のプロトコルでLAN内にある現在利用可能なアプリケーションを知り、実行するときやキーイベントが発生したときなどにPC上で実行しているアプリケーションに対し通信を行なう。 TiVo は描画、およびユーザのイベントを受けつけ、アプリケーションに対し送信することに徹しているわけだ。 例えるなら、Webサーバとブラウザのような関係 (X Window サーバとクライアントと言ったほうがわかりやすいだろうか?)。

全てのことをTiVoデバイスでやった場合は負荷がかかって他の動作に影響がでるかもしれないし、開発するための機能やライブラリなどはPCの方が充実している。

開発者でないただのユーザにしてみると、TiVoのアプリケーションをPCで実行するというのを理解してもらえなかったり、配布方法がまだはっきり决まっていなかったりと問題もないわけではないが、仕組みとしては、オレはフレキシブルで安全な面白いシステムだと思う。

さて、このHME を使ったアプリケーションはさっそくいろんなモノが公開されている。 HME Apps というサイトにまとめられているので、このサイトを見てもらえばどんなアプリケーションがあるかよくわかる。 たとえば、

Google Map
おなじみ Google Map を TiVo で表示するデモ。 緯度、経度などをもとに Google Map にダイレクトにリクエストを投げて地図画像をとってきて表示している。 リモコンの十字キーを押すと画像も更新されていくのはブラウザと同じ感覚。 Google Map が公開されて、1,2日でこのアプリケーションが公開されたというのもすごい。

eBay ブラウザ
アメリカの最大オークションサイト eBay は、eBayのSDKと組み合わせてeBayの内容を表示するためのアプリケーションをサンプルとして公開。

Remote Control
VNC, pcAnyware のようにPCの画面をTiVoに表示し、少しだけTiVoからPCを操作することができるソフト。

….
…..
…….
うーん、パッと見面白そうなんだけど、実際どうだろう?

実はオレも何か作ってからこのエントリを書こうと思ってたんだけど、いつまでたっても自分が使いたくなるようなアプリケーションのアイデアが浮かばない。 今のところアプリケーションはテレビの画像に重ねて表示することができない。 つまり、テレビ画面を使っているがテレビ映像とは関係ないモノとしての使い方を提供できないといけないと思うのだが…。 ハテ? みなさんならテレビを使って見たいコンテンツ、やりたいことって何かありますか?


NCD は次世代ディスプレイになるか?

白黒はっきりさせる新型ディスプレイ技術登場 – CNET Japan
Nteraは、当地で開催中のDemoカンファレンスでこの技術のデモを行った。このデモでは、標準的なモノクロディスプレイと、Nteraの開発したNanoChromics技術を使ったディスプレイを並べ、両方にiPodの画像を映し出した。

先日行われていた、DEMO@15
その中でも、個人的に気になったのはアイルランドの Ntera という企業が発表した NCD (NanoChromics Display)というディスプレイ技術。 残念なことにCNet Japan のニュースでは引用した記事のように文字で書かれているため、いまいちピンと来なかった人も多いのではないだろうか。

アメリカのガジェット系各サイトでは写真付きで紹介されていて盛り上がった。 これがその iPod の映像 (ExtremeTech より)だ。


クリックするとExtremeTechの記事へ飛びます。

後ろが NCD を使ったものなんだけど、iPod Photo でもないのにほんとに 画面が白い! 。 白いのが iPod とマッチして馴染んでしまうぐらい(笑)。 こういう技術は電子ブックのデモとしてよく紹介されるが、まだ誰も触ったことのないようなデバイスより、みんなが知ってるデバイスを使って表示するとインパクトがある。

疑問なのはこれが、表示している絵が動くのか、ただの静止画像を表示するデモなのかわからないところ。DEMO@15の Ntera のサイト には Video of Demonstration Coming Soon と書いてあるので公開されればもう少し詳しいことがわかるだろう。 ただ、他にも設備投資が少なくてすむ、Σブックのように一度表示してしまうと電力を供給しなくても絵が消えない、反応速度も速い、カラー化も可能、今年末には最初の生産を開始したいと語っているなど、期待できそうな機能が並べられている。

電子ペーパーという点では、他にもブリジストンが発表した QR-LPDというのも、今年の春を目処に量産化を予定しているらしい。 最初は価格表示やお店のディスプレイなど、目立たないところから始まるようだが、昔、青かった液晶が今のような灰色の液晶になったように、白いディスプレイへと進化を研げるの日は確実にやってくるだろう。