アメがん流 アメリカでの新車の買い方

(昨日の話から続く)

今回、暑い中ディーラーを渡り歩いたウチの結果は $600 below invoice 。
つまり、仕入れ値より $600 安く買うことができた。

数字上はすごそうに見えるけど、ちょっと訳がある。
アメリカは多くの車が秋口(あと1,2ヶ月後)に翌年のモデルに切り替わるので、この時期は今年モデルの在庫処分のタイミング。 ディーラーとしてもすぐ売れるのなら売ってしまいたいという気持ちがあり交渉しやすかったようだ。 それでも「かんべんしてよー、赤字なんだよー」と何度言われたことか…。

もう少しディーラーをまわれば $1000 below invoice ぐらいまでは行きそうな気がしたけど、何ぶんあの暑さだっただけに、「もういいだろう」という心の声に負けてしまった。

いろいろあった今回の新車購入だけど、得た教訓は以下のとおり。

口頭での交渉は負ける

セールスマン、およびそのマネージャは交渉の達人。 話していると見事な交渉をしてくる。 この交渉で自分の思った数字を引き出すことができる人はあまりいないと思う。

例えば、「いくらになる?」 と聞いても、「いくらなら買う?」 と言われる。 こちらが狙ってる値段を言うとどんな値段でも、「おいおい、現実的な話をしてくれよー、ここに仕入れ票とかあるんだけど Invoice がこの値段だろー、これではうちは利益が出ないよー」 なんて言われ話が続かない。かと言って彼らの方からいい数字が提示されることは絶対なく、同じやりとりを続けて結局は彼らが想定している値段を言わされて終わりになってしまう。

そんな彼らに対抗できる唯一の手段は、他の人が実際にいくらで買ったかという情報。 その値段を元に「別のディーラーでこんな数字を貰っているんだけど…」 と言うとその値段と同じ額まで落としてくることが多い。 けど、それより下がることはない(笑)ので、その最安値から少し下を言うのがコツだろうか。 ただし、下げすぎると「ありえない」と一笑されて終わるので注意。 (それはそれで底値を知るのに使えるかもしれないが)

今回、ウチはメールを使って値段交渉をし、すでに Invoice を下回っていた最安値の数字を持ってメールの返事をもらわなかったディーラーにそれより安くならないか交渉に行ってみたが、結果は惨敗。 オレの英語力不足もあるし、最後までどの色にしようか迷っていたのもあるが、終始相手のペースに乗せられた感じで、全然うまく話を運べなかった。

優柔不断は付け入るスキを与える

ディーラーに行って値段交渉をする時点で、どのグレードにしようかとか、この色もいいなぁとか、このオプションを付けようかと悩むのはよくない。 「こっちの車は人気あるんだよなー」などと言われて、値下げしてもらいにくくなる。 また、値段交渉に備えて何パターンも実勢価格調査をして記憶するのも大変。

また、自分の欲しい車が在庫に無いときはスッパリあきらめる。 とりよせるとお金がかかると言われたり、別のオプションが付いた車を割高に売りつけられるので注意。 (ウチがこのパターンにはまってちょっと高くなってしまった)

買う気を見せたら値段は下がらない

ディーラーに車を見に行って、どうしようかなぁと真剣に悩む姿を見せるとヤバイ。 相手はそんな姿を見透かして、きっと買うだろうと後の交渉で値下げを渋ってくる。 まずは値段ありきで、その値段になったらすぐ買う、ならなかったらすぐディーラーを出ていくぐらいの意思表示をしないと値段はなかなか下がらない。

そんな教訓をもとに考えた アメがん流 アメリカで新車を安く買う方法。 最安値まではいかないが、比較的簡単に安く新車を買うことができると思う。

  1. 車種、グレード、オプション、色を全て决める。 それには実際にディーラーに行って試乗するのがイチバン。 どうせ、その時には買わないので家から離れたところのディーラーがいいかも。 何回もいろいろな車に乗って、自分の中のコレというのを决める。 試乗を案内してくれたセールスマンには、「うーん1つに决められないから考えさせて」と言えばOK。 欲しい車が具体的に决まるまでは本格的な値段交渉はしない方がいい。
  2. 欲しい車が决まったら インターネットを使って近所のディーラーに見積りのリクエストを出す。(多くのディーラーのWebサイトには Web フォームかメールで見積りが出せるようになっている。 自宅付近のディーラーのWebサイトはToyota や Nissan といったメーカのWebサイトから検索できる)
  3. ディーラーから返ってくる見積りは MSRP からほんのちょっと安くなったぐらいなので、メールを使って値段交渉をする。 このときWebなどで仕入れた情報をもとに、友人がこの値段で買ったと言っていた、とかこんな値段の広告を見たなどちょっとカマしてみると、ある程度のところまでは簡単に値段が下がると思う。 直接話すと相手のペースに乗せられるので極力メールで。
  4. 同じくインターネットを使って各ディーラーの Web サイトにある New Car Inventory で在庫を探し、自分がズバリ欲しい車の在庫があるディーラーに対し、これまでに集めた情報を駆使してメールでもうちょっと具体的な交渉をする。 「ここまで下げてくれたら今日、明日にでも買いに行く」 とか書くのが切札かな。 このときに Tax 、登録費用などを含めた総費用 (out the door price) も確認しておくといい。 そうすることで、最後の契約時に意味不明な費用とかを計上されないようにできる。
  5. 一番安い見積りをくれたディーラーへ行き実際に購入する車を確認して問題が無かったら購入手続きをする。 ここで「もうちょっと安くなる?」なんてヤボなこと聞いてもほとんどの人は安くならないので交渉はメールで済ませておくのがよい

車の選択やメールを使った値段交渉に時間がかかるので、アメリカに来たばかりというように一刻も早く車が欲しいという人には向かないが、時間的に余裕のある人、少しでも安く買いたいと思っている人は参考にどうぞ。

他にもいい方法、情報とかあったらコメントに書いてもらったりトラックバック送ってください。


10 thoughts on “アメがん流 アメリカでの新車の買い方”

  1. 車購入、日米の差

    アメリカでがんばりましょう: アメがん流 アメリカでの新車の買い方 今回、暑い中…

  2. 今回の購入では中島さんのサイトも含めいろんなところの情報を参考にさせてもらいました。 その結論が上にまとめた通りだったんですよね。
    ただ、この方法が一般的かどうかは疑問です。 インターネットを駆使して情報収集とかができる一部の人だけがそういう風にやりだしてるぐらいじゃないですかねぇ。 全体からみるとまだ一部だと思います。
    今回、見積り依頼のメールを送っても返事が来なかったり、店のセール案内しか送ってこなかったディーラーもあったぐらいだし。 (ディーラーに不利なので手を出したくないのかも)

  3. かもさん、情報ありがとうございました。
    ウチが失敗した、ディーラーをまわって値下げ交渉をして成功したのは素晴しいですね。
    ヘンにかけひきするよりも、競合ディーラーの値段を正直に言ってそれより低くして欲しいとストレートに言ったほうが良かったのでしょうか。 次回に向けての参考にさせてもらいます。

  4. 貴重な情報ありがとうございました。
    参考にさせていただいて、車を買ってきました。
    最初いくつかディーラーへ行ってみましたが、「今日買う」といわない限り
    絶対価格を教えてくれませんね。店員の態度が同じだったので、そういう
    教育をしているのだと思います。
    で、アドバイスの通りメールに切り替えました。
    そしたら、見積もりに「この価格を絶対他のディーラに教えるな。教えたら、
    そのディーラは本社に報告して懸賞をもらえるシステムになっており、
    この見積もりも無効になるぞ」とまで書いてました。
    だから、逆にこれを利用して、他のディーラに「一番近所のディーラの価格
    をもらったけど、値段は教えられないことになっている。もしそれよりも充分
    安かったら買うけどいくらになる」と聞きました。
    最初のディーラーよりかなり安い価格を提示してきましたが、もう一声
    「あと、$200下げたらきょう契約に行く」と書くと、了解してくれました。
    結局$200、OverInvouceでした。DestinationFeeが明細に入って
    いなかったので、車両に含まれているとすると、$400 UnderInvoice
    ということになります。
    いずれにせよ、予算より安く買うことができ、大変感謝しています。
    どうもありがとうございました。

  5. レポートありがとうございました。 この情報が役に立ったと聞いて、私としてもとてもうれいしいです。
    このエントリを書いたときはいつでも買うつもりだったので、気づかなかったのですが、ディーラーではそんなギリギリまで値段を教えてくれないんですね。 メールで見積りしたときもそんなに厳しくなかったような。 それとも、ディーラーの懸賞システムは最近できたんでしょうか。
    私も次に買うときは shin さんのコメントを元に挑戦したいと思います。 ありがとうございました。

  6. 早速のフォローありがとうございました。ディーラーの懸賞システムについては、
    実際に車を買った店員は「なんじゃそりゃ」という顔をしていたので、ただの
    ハッタリかもしれません。
    ディーラー間の競争はすごく激しいみたいですので、そもそもそんなシステムは
    成り立たないかもしれません。契約をした後で別のディーラーから電話が
    かかってきて、「車を持って帰っていないんだったら契約は無効にできる、
    もっと安くするからうちから買え。うちの上司と相談して価格提示するから
    また五分後にかけなおす。」とまで言っていました。実際にはその後電話は
    かかってこなかったので、これ以上の値段提示はできないかったのかも
    しれませんが、すごい剣幕で「他のディーラのことなんて知るか」、といわん
    ばかりでした。
    以上、ご参考までに。

  7. こちらこそフォローアップありがとうございます。
    懸賞システムはそういうものかと思いましたが、私もハッタリな気がしますね。 それより、ディーラーからの電話がなんかアメリカっぽいですね。 特に月末とかだとノルマの関係で結構無茶苦茶なことを言ってくる人が多いと聞きます。

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