Yahoo!ニュース – 社会 – 共同通信
海外の利用者に日本国内のテレビ番組を録画させ、インターネットで転送するのは著作権侵害として、NHKと在京の民放5社が、千葉県松戸市の業者にサービスの差し止めを求めた仮処分申請で、東京地裁(頼晋一裁判官)は7日、「違法な録画代行サービスと変わらない」として申し立てを認める決定をした
在京テレビ局各社との間で争われていた、録画ネット の仮処分申請手続き。
オレを含め、海外に住む日本人には残念なことに、録画ネットの主張が認められず差し止め請求が認められてしまった。
理由など詳しい情報がもっと欲しいところだが、残念ながら録画ネットのサイトは昨日の晩までダウンして繋がらず、復帰した今現在も、今後どうしていくのかなどこの件に関する情報はまだ出ていない。IT系のニュースサイトでは Internet Watch が記事を書いていた。
東京地裁、テレビ番組録画サービス「録画ネット」にサービス停止の仮処分
NHKでは今回の決定を受けて、「このようなサービスは、事業者が放送番組を録画するものであり、違法との判断が示された。放送番組は多数の権利者によって支えられており、私たちの主張が認められたことは、デジタル化・ネットワーク化の時代における著作権保護の1つの指標として意義深いものである」とのコメントを発表している。
「違法な録画代行サービスと変わらない」、「このようなサービスは、事業者が放送番組を録画するものであり、違憲」 というのは何かひっかかるなぁ。 録画ネットのサービスは、録画ネットから購入した個人のPCを使って、個人が録画の設定をし、録画した番組を個人で利用しているので事業者が録画するのとはちょっと違うと思っていた。
強いて録画代行サービスと録画ネットの共通点を挙げるなら、事業者のインフラを少なからず介して録画したという点だろうか?
理由はどうあれ、今回の差し止め請求が認められた以上、似たようなサービスも一気に撤退となりそうだ。 デジタル化・ネットワーク化の時代における新たな枠組みを期待したいが無理かなぁ。
しばらくは 個人で環境を用意するか、昔からあるビデオレンタル(日本のテレビ番組をアメリカで見るを参照) を利用するのが一般的な方法になるのか…。
2004年10月8日 at 5:40 PM
いやはや、まったくもってナンセンスな判決結果です。
ってか日本の放送局は責任もって海外でも放送して下さい。それができないなら、別ルートで放送を見られるよう便宜をはかってくれてる会社のやることに口出しするな、っていうのが率直なところかな。
むしろ海外から見てやってるんだからありがたく思って欲しいです ^^;
ま、自分はあいかわらず個人的にやってるので今のところ関係ないんですけど…
2004年10月10日 at 3:27 PM
法律や権利といった問題はともかく、海外に住んでる人はみんな
「それぐらいいいじゃーん」
というのが正直な気持ちでしょう。トレソーラなどのサービスの早期開始など、もう少し気軽に日本のコンテンツを見るようなしくみを何とかして提供してもらいたいものです。