Category: 02 アメリカ生活

Mini-DVD

minidvd.JPG 先日、BestBuy というアメリカの大きな電器店へ行ってみると入口に 映画の DVD のケースと形は同じだが、ジャケットが少し違った不思議な商品が目に入ってきた。 よく見ると、Mini-DVD と書いてあり、同じ棚には専用のプレーヤも売られている。

そのプレーヤの箱を手にとってみると何なのかはっきりした。

Mini-DVD というのは、いわゆるシングルCDと同じ 直径8cmサイズのDVDに映像と音声を収納しているモノだった。 プレーヤはMini-DVD 専用 のため、ゲームボーイより少し大きくなったぐらいのサイズになっている。 全体が小さくなっているため、画面も2.5インチと小さく(笑)、いわゆるポータブルDVDの小型版(子供版?) という感じだ。

昨年のクリスマスシーズンに、アメリカではポータブル型のDVDプレーヤが売れているという話を書いたが、Mini-DVD は小さくすることで携帯性をよくし、かつ普通のDVDプレーヤより安い値段で売ることでメリットを出そうとしている商品のようだ。 プレーヤは $120 で売られていたので、確かに標準的なポータブルDVDプレーヤシステムより安くなっている。

このシステムは映画でも有名な Warner (ワーナー) と Cyberhome というプレーヤメーカーとの共同で展開していて (ウェブサイトはこちら)、 Mini-DVDディスクはこれまでのDVDプレーヤでも再生できるという互換性は持っている。

とりあえず目新しさはあるが、果たして売れるのだろうか?

現時点でソフトを出しているのは Warner だけ。 ラインナップを見ると子供向けのタイトルが多いので、やはり子供がターゲットだとは思うが、そのために新たにソフトを買わなければいけないのは抵抗がある。 Mini-DVDがこれまでのDVDプレーヤと互換性があるのなら、今後 Warner の子供向けタイトルは全て Mini-DVD ディスクで提供する、というぐらいの意気込みを見せてくれないと買う側としては Mini-DVD の将来に不安を感じてしまいそうだ。

プレーヤのサイトはCyberhome のサイト内にある。 ありきたりな情報しか載っていないが、どうせならプレーヤ側でもう少し頑張ってもらって自分で焼いた各種映像フォーマット (MPEG1/2/4, WMVなど)のCDやDVD も再生できるようになれば、一部のアレゲな人たちにウケそうなんだけど、この値段ではムリか?


Star Wars Episode III のオープニング

Star Wars: Episode III | Episode III: How It Begins
For completists and chroniclers of Star Wars history, here is the title crawl text for the entire Star Wars saga, including Episode III.
(完璧主義者および、スターウォーズヒストリーの歴史編集者のために、エピソード3を含むスターウォーズサガ全てのタイトルテキストを用意した)

アメリカでは2005年5月に公開されるスターウォーズのエピソード3。 現時点では、シリーズの最終作となっているこの作品の情報が、公開に向けて少しずつ公開されはじめている。 上のページには少し前に発表されたエピソード3のオープニングテキスト (Star Wars の開始直後に画面の手前下から奥へ流れるテキスト) が公開されている。

エピソード3のオープニングはコルサント上空での宇宙戦のシーン(それも、これまでで一番規模の大きいモノらしい)から始まることはしばらく前から発表されていたが、その背景がこれで少し明らかにされた感じだ。

エピソード2の時は撮影中の様子などいろいろな情報が無料で公開されていたが、エピソード3では有料会員制度がとられて無料で手に入れられなくなってしまった。 それでも Web Documentaries ではQuicktimeによる動画なども公開されていて(肝心なところは見られなくてもどかしいが…)、エピソード3 の様子を垣間見ることができる。
11月に公開されたティーザー予告編に続き、予定では3-4月に次の予告編も公開編も公開されるらしい。 気になる人は、そろそろこういった情報を集めて盛り上がってみてはいかがだろうか?

オープニングテキストはこんな感じになる。

見たくない人はここでさようなら。

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スーパーボール2005 のCM

前回のエントリで書いたように、昨日アメフトの全米一位を決定するスーパボールが行われた。

全米一の人気スポーツであるアメフトの頂上決戦ということで毎年、多くの注目を浴びる。 そんなスーパーボールのテレビ中継は視聴率も稼げることから、そこで放送されるCMはいろんな会社が趣向凝らして作ってくるのでオレは毎年楽しみにしている。

放送されたCMは iFilm のスーパーボールコーナー で公開されている。 見逃した人、アメリカにいない人も観ることはできるので、時間のある人はぜひどうぞ。

オレの今年のベスト5はこんな感じ (JavaScript が使われていたため、直接リンクが貼れなかったので、上のiFilmのページへ行ったあとに、同じタイトルのリンクをクリックしてください)

Bud Light: Parachutin
コテコテのオチなんだけどインパクトがあった

GoDaddy.com: Strapless
知らない人が観てもなんじゃこりゃという内容だが、実はドメインレジストラのCM。 こんなんで何億もCM代を使ってもいいのか?

Fedex Dancing Burt
Fedex が研究したスーパーボールでウケるCMの10のポイントとは?

McDonalds: Lincoln Fry
先日、eBay にて聖母マリア様の顔が浮きでたトーストが落札されたことを皮肉ってリンカーンのようなシルエットのフライドポテトがみつかったと大騒ぎ。最後に落札するのは….。 Webサイトもある。 http://lincolnfry.yahoo.com/

Frito Lay: MC Hammer Makes a Comeback
おぉ、MC ハマー。 少年が放つ “Where have you been?” という質問は全米中が思っていたことだろう。

毎年アメリカの経済の状況でCMのラインナップが変わると言われている。 5年ほど前は ドットコム企業ばかりだったらしいし、数年前はマトリックスをはじめ、映画会社の予告編が目立った。 今年の傾向としては車業界のCMが増えたように思う。 さて、来年はどうなっているだろうか?

そうそう。 Paul McCartney はポロリもなく “Drive My Car” – “Get Back” – “Live and let die” – “Hey Jude” という4曲を演奏。 バンドは、1人メンバーが変わった? でも、相変らず丁寧な演奏でさすがという感じ。 “Live and let die” は屋外ということで、いつもの花火がものすごいスケールで打ち上がってサイコーだった。


Paul McCartney のスーパーボールハーフタイムショーはどうなる?

When did McCartney become wholesome?
“I don’t expect a wardrobe malfunction,” McCartney joked Thursday. “I had an inkling that my invitation had something to do with what happened last year.”
(「wardrobe malfunction はやらない」マッカートニーは木曜日の会見でジョークを語った。 「私が選ばれたのは昨年のようなことを起こさないためだとわかっている」)

昨年、ジャネットジャクソンがパフォーマンス中に胸を露出するという冗談だか、マジだったのかわからないハプニングがあって以来、その理由として使われた wardrobe malfunction (衣裳の不備) という言葉がジョークとして使われるようになった。 アメリカで流行語大賞があったら間違いなく上位に喰い込む言葉だっただろう。

さて、今年のスーパーボールは今度の日曜日 2/6 に行われる。

ハーフタイムショーは 御歳60 を越えたポールマッカートニー。 個人的にはポロリとは関係なくうれしい人選なんだけど、彼が選ばれたということより、ポロリの翌年のパフォーマンスがどうなるかというところに注目が集まっているところはちょっと悲しい。 ポールはどちらかと言えば Let it be や Hey Jude といったスローな曲で有名だが、スーパーボールというお祭りの場でどんな曲を演奏するのだろうか楽しみだ?

「wardrobe malfunction はやらない。」 なんてジョークとしては弱いと思ったら、会見の映像をニュースで見たら 「wardrobe malfunction はやらない。 だって裸でステージに立つんだから」 というジョークだった。 ┐(´ー`)┌ヤレヤレ


似非セグウェイ

クイズ番組の景品の一つとして紹介されていたこの商品。 一見するとSegway と見間違えるぐらいだが、よーく見ると大きなタイヤの後ろに補助輪のようなタイヤが…。

この商品は rad2go という会社が発売している Q という商品。 Segway が1台 $4000 ぐらいなのに対し、Q は $1000 とおよそ 1/4 の値段。 ジャイロを使い2輪にして人を乗せて動くことができるSegway に比べると、コンパクトなスペースに4輪を納めてしまうという安直で、あまり見栄えがよくないながらもSegwayが目指したことがほとんど達成できてしまっているような気がする。

Q のようなまさにセグウェイという乗り物はもちろんのこと、キックボードタイプをはじめ最近はいろんなメーカから電動スクーターを販売している。 こういった製品が人々の需要をそれなりに満たしていると Segway はますます売り上げがあがらないだろうなぁ。


アメリカでゴーカート

gokartracer.jpg 先日、友人が行って絶賛していた屋内カートレース。 オレも行きたい! ということで連れていってもらった。

GoKart Racer というそのカート場(左の写真)は、SFO (サンフランシスコ国際空港)から南へ少し行った Milbrae と Broadway の Exit の中間ぐらいにある。 フリーウェイ101沿いにあるのでSF、シリコンバレー近辺に住んでいる人のなかには既に知っている人も多いのではないだろうか?

GoKart Racer には、屋内にちょっとしたアップダウンも含む1周およそ300mのコースが用意され、ドライブするためには レーシングスーツ、ヘルメット(ともに無料レンタルできる)を装着した上でカートを運転する(ヘルメットの下に付けるフェイスソックス(銀行強盗が顔を隠すマスクみたいなヤツ)は最初に$2で買う必要がある)。

コースには係員がいて、イエローフラッグやブルーフラッグを振ったり、タイムは各カートについた発信機を使って1/100単位で計測し結果は Web で見られるようになっているなど結構本格的だ。 その分、Practice(練習)走行で $25、Race(レース)は$45 とちょっと高く大人のスポーツ(遊び)といった感じだ。

kart.jpg

今回トライした Race セッションは 5分間のタイムアタック、その後15分間のレースをするという感じ。 全部合わせても 20分と短かそうに思えるかもしれないが実際はもう大変。 上の写真のような本格的なカートに乗って、パワステも付いていない重いハンドルをきって滑りまくる車を力で捻じ伏せ、アクセルを踏みすぎるとフッと飛んでいきそうな恐怖心とも戦いながら、0.01秒でも速く走ろうとするのはとても大変。 レースが終わった後は腕はガクガク、体はフラフラ、喉はカラカラ。 ものすごい運動になった。

start.jpg
race.jpg

写真: 予選の順位に従ってグリッドに付いてレーススタート (写真はオレではなく別のレースの様子)

でも、レース後は「あーこのコーナーうまくまわれなかったんだよなー」、とか思ったり、他のドライバーの運転を見て「こいつ速っ」と感心させられたりと、自分はまだまだうまくなれそうな気がして次も行く気マンマン。

カート場は他にも Speedring といったところがシリコンバレー近辺にあるようだ。 日本ではほとんど聞いたことがなかったが、アメリカではこんな一般なスポーツ(遊び?) だったとは驚いた。 こういった土壌がモータースポーツ文化を生みだすのだろうか。

おまけ:

スーパーとかに追いてあるショッピングカートは Cart 。 ゴーカートは Kart とスペルが違う。


テレビゲームレンタル

テレビで トリビアの泉(英語版) を観ていたときに流れた GameFly という会社のCMを見て驚いた。 最近、1ヶ月决まったお金を払うと、何枚かDVDが借り放題というサービスがあるが、GameFly はそのゲーム版だった。

アメリカに来て間も無いころ、ビデオレンタルのために Blockbuster というアメリカの大手ビデオレンタルショップへ行ったときに、そんなに量は多くなかったがビデオと並んでスーパーファミコンやプレステのゲームとかレンタルしていて驚いたことがある。 オレは結構ダラダラとゲームをやるほうなのでレンタルするのは性に合わないなぁと、その後は気にしていなかったが、着実な需要があるらしく、定額のサービスまで始まっていたとは。

探してみると他にもGplay.com といったサイトや、Blockbuster でも同じく定額制のゲームレンタルというサービスをしていたりしてもうびっくり。

毎月$20 前後の料金で2つのゲームがレンタルできる。 アメリカでは多くのゲームがおよそ$50ぐらいで売られているので、2ヶ月に1本(年間に6本)ぐらいゲームを買って遊びきるような人なら十分モトがとれるという感じだ。 これまでの1週間といったレンタル期間では、例えばRPGを解くのは難しいが、このシステムのようにある程度長い期間レンタルできるのなら解くことも可能だし、2ヶ月に1本のRPGならそんなに辛い話ではないような気がする。

また、定額レンタルとはちょっと違うが、アメリカの Yahoo! は Yahoo! Games on Demand というところで、市販されているPC用のゲームをダウンロードして遊ぶことができるというサービスをやっている。 こちらは3日 $5.00 ~ 1ヶ月$15.00程度で必要な期間分だけお金を払うという形になっている。 この週末ヒマだなぁ、といった場合などに使えそうだ。

こういったシステム、日本ではゲームのレンタル権(貸与権)がメーカにあるらしく、今のままでは実現できないが、ゲーム業界はおおむね低迷していると言われて久しいのでこういったカンフル剤の投入というのも面白いのではないだろうか?


TiVo は終わってしまうのか?

The New York Times > Technology > TiVo Struggles to Find Its Niche After Quitting a Deal With Cable
It was potentially a critical deal for TiVo, because Comcast is by far the biggest cable system and also because control of DirecTV, the satellite system that has been the biggest distributor of TiVo, had been bought by the News Corporation, which also owns a TiVo rival.
(その契約はTiVoにとって重要な契約だった。 というのも、Comcast は最大手のケーブルシステム会社であるのと、TiVo の現在の最大顧客である DirecTV が TiVo のライバル会社を傘下にもつ News Corporation によって買収されたからだ)

一昨日になるが、ケーブルテレビ会社 のComcast と DVR (デジタルビデオレコーダー, 日本でいうハードディスクレコーダ)の老舗 TiVo との契約が失敗に終わったというニュースが流れた。 (上の NY Times の記事を読むためには無料のユーザ登録が必要) 実は、オレは TiVo と Comcast がここまで交渉を続けていたことは知らなかったのでこのニュースにはちょっと驚いた。

昨年、アメリカのビデオ オン デマンドを巡る攻防 というエントリで、 ComcastのDVR分野への進出と TiVo の反抗みたいな構図を紹介したが、あのウラでは提携の話も進められていたとは…。 (もう、決裂が決定的だったのかもしれないが)。

交渉が決裂した理由は契約内容があまりにもTiVo に不利だったからと言われている。 記事によると Comcast は TiVo に対し毎月、1台1ドル以下のサービス料(ライセンス料)しか払わず、サービスの新機能の追加といったもののコントロールは Comcast が全ておこなうというものらしい。 TiVo の CEO だった Michael Ramsey (マイケル ラムゼイ) は最終的に契約内容に満足いかず交渉を止めるよう判断したようだ。

また、昨年には TiVo の契約者 3,000,000人のうちの 2,000,000人を占めていた 衛星放送 DirecTV に TiVo の技術を提供する契約も終わった。 既存のユーザはしばらくは TiVo を使い続けるだろうが、Comcast も DirecTV も自分たちでケーブルテレビや衛星放送の受信機にDVR機能を付けて安く提供することから、今後TiVoのユーザが増えるペースは落ちていくだろう。 今回の Comcast との交渉失敗をうけ、Michael Ramsey は CEO を辞任し、次のCEO には Comcast といった大手との関係を修復できるような人物を探しているようだ。

アメリカのビデオ オン デマンドを巡る攻防 では、最後に一時的には大変だけどオープンなシステムならではのサービスの差別化で盛り返して欲しいという楽観的な予想を書いたが、実際に Comcast との提携失敗のニュースが流れると、いろんなところで 「TiVo はもう死んだ」という意見が多数を占め、株価も下がっていった。

というのも、TiVo はこれまで契約者を増やし、毎月のサービス料収入で利益を出そうとしていた。 残念ながらいまだに赤字続きだが、契約者がこれ以上伸びないと予想されることはTiVoのビジネスにとってよくない徴候だからだ。 しかし、技術者のオレからすると安易に Comcast などの大手と契約することで、録画した番組をPCにコピーできる TiVoToGo といった機能や、今後予想されるインターネットを利用した TiVo のビデオオンディマンドサービス など TiVo 独自の機能をやめなければいけなくなるような事態は避けて欲しいとも思う。 よく、いい技術と普及する技術は違うと言われるが TiVo も前者で終わってしまうのだろうか?

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日本のテレビ番組をアメリカで見る (5)

前回までの話はこちらから
日本のテレビ番組をアメリカで見る
日本のテレビ番組をアメリカで見る (2)
日本のテレビ番組をアメリカで見る (3)
日本のテレビ番組をアメリカで見る (4)

昨年の録画ネットのサービス停止の仮処分が決定されたことを受けて、ハウジングに依存しないでテレビ番組を録画、配信するための新しい方法が増えてきた。

まず、このシリーズの最初のエントリのコメントで教えていただいた WatchJTV.com というサイトでは、テレビチューナーとサーバにするためのソフトウェアがプリインストールされたPCを販売しているようだ。

Linuxをベースにしたそのプリインストールソフトウェアはネットワークの設定などを全て自動でおこない、コンピュータに詳しくない人でも簡単に設定、安定稼働が期待できることがウリらしい。 PC1台の値段はおよそ$1,000 (プラス日本への送料などで $200 ほどかかる)と、少し高いが、買いとりという形になるため、その後は月額費用などが一切かからない。

サイトを見ると「サービス先行予約」となっているが、コメントには「友人も利用していて」と書いてあるのできっと既にサービス開始しているのだろう。 また録画用のパソコンはアメリカにも発送してくれるとあるので、逆にアメリカのテレビ番組を見たい日本人にもうれしいサービスかもしれない。 (もちろん、アメリカで録画パソコンを置く場所を自分で確保しなければいけないが…)。

「アメリカ見たまま」さんのところでは、先頃ラスベガスでおこなわれたCES で、Sling Media というところから、こういった製品が出ていたそうだ。

アメリカ見たまま: January 2005 バックナンバー
ハイスピードのインターネット接続があれば、世界中どこからでもパソコンやPDAでテレビを見れるようにする代物。
自宅に設置するSlingbox personal broadcasterがインターネット経由でテレビ画像をブロードキャストする。月額の利用料がいらないところが良い。

$249 (Sling Media のサイトに書いてあった値段は少し上がっていた)でネットワークを介してテレビが観られるようになるようなデバイス。 ただ、ハードディスクが付いているわけではなく、テレビの信号をネットワーク上にリダイレクトすることで低価格を実現しているようだ。 となると、常にネットワークの帯域を使うのだろうか? アメリカはブロードバンドでもスピードが速くない(のぼりは256kbps程度)のだけど安定してビデオを送れるのかなぁ?

ハードディスクは付いていないようだが、デバイスにVideo In と Out が付いているようだ。 ということは、これが2台あればPCなしで見られるのだろうか? ビデオとかに録画できるのだろうか? 何らかの形で録画できる方法がないとオレの場合、日本に置いても観られるのはお昼の番組ばかりになってしまう(笑)。

その前に、こういった製品は本当に発売されるまではどう仕様が変わるかわからない。 まずは、無事発売されるのを待ちたいところだ。

そして、録画ネットでは、昨年末の2004年12月28日に、東京地裁に仮処分の取り消しを求め、保全異議申立てを提出したとのこと。 このシリーズのパート4のエントリで、オレも決定には何かひっかかるという感想を書いたが、仮処分を决める裁判で録画ネットのサービスがきちんと理解されなかったので、そのあたりを整理した上で違法ではないことを再度裁判で争うようだ。

それと並行して、録画ネットでも録画パソコンの販売を開始、こちらは$549(ノーマルタイプ), $669(小型、静音タイプ) とWatchJTV.comより安くなっている。 しかし、設定を手動で行う必要があるためある程度の知識がないと難しいだろう。

こういった状況を見ていると、次の主流は録画パソコン、録画用機器の販売という形になりそうだ。 SONYなどの日本のPCメーカもテレビチューナ付きのパソコンを売っているので、これを後付けにするサービスが問題になるとは思えないが、あまりにもその市場が大きくなってくると思わぬところをついてまた訴えられらりするかもしれない。

そういえば、ロクラクハウジングサービス はロクラクのレンタルサービスを少し変更して、何か始めそうだ。 サイトは予告編という形になっていてまだ全貌がわからないが、こちらも追っていきたいと思う。


生クリスマスツリーの末路

昨年のエントリ「クリスマスツリーはやっぱり生木?」 で書いたようにアメリカでは、毎年生の木を買ってクリスマスツリーにしているところが多い。

ということは…、

毎年クリスマスが終わり、新年が明けると下の写真のように飾りをはずされたクリスマスツリーが道に置かれ、ゴミ回収車に回収されていくのです。 しかも、そのクリスマスツリー回収車はなんと粉砕機が付いていて、その場でクリスマスツリーを粉々に砕きながら…。 残念ながら砕いているところを写真におさめることはできなかったけど、数年前に偶然見かけたときには何だかショックだった。

tree.jpg

日本では正月飾りなど片付けるときに、どんと焼き (Wikipedia – 地方によって呼び方は違うらしい)といった風習があるのと比べると、イベントが終わったあとのこのドライさはちょっと寂しい。

ただ、アメリカでも地方によってはそういった風習もあるのかもしれない。 ご存知の方はコメントに書いてもらえたら助かります。