minidvd.JPG 先日、BestBuy というアメリカの大きな電器店へ行ってみると入口に 映画の DVD のケースと形は同じだが、ジャケットが少し違った不思議な商品が目に入ってきた。 よく見ると、Mini-DVD と書いてあり、同じ棚には専用のプレーヤも売られている。

そのプレーヤの箱を手にとってみると何なのかはっきりした。

Mini-DVD というのは、いわゆるシングルCDと同じ 直径8cmサイズのDVDに映像と音声を収納しているモノだった。 プレーヤはMini-DVD 専用 のため、ゲームボーイより少し大きくなったぐらいのサイズになっている。 全体が小さくなっているため、画面も2.5インチと小さく(笑)、いわゆるポータブルDVDの小型版(子供版?) という感じだ。

昨年のクリスマスシーズンに、アメリカではポータブル型のDVDプレーヤが売れているという話を書いたが、Mini-DVD は小さくすることで携帯性をよくし、かつ普通のDVDプレーヤより安い値段で売ることでメリットを出そうとしている商品のようだ。 プレーヤは $120 で売られていたので、確かに標準的なポータブルDVDプレーヤシステムより安くなっている。

このシステムは映画でも有名な Warner (ワーナー) と Cyberhome というプレーヤメーカーとの共同で展開していて (ウェブサイトはこちら)、 Mini-DVDディスクはこれまでのDVDプレーヤでも再生できるという互換性は持っている。

とりあえず目新しさはあるが、果たして売れるのだろうか?

現時点でソフトを出しているのは Warner だけ。 ラインナップを見ると子供向けのタイトルが多いので、やはり子供がターゲットだとは思うが、そのために新たにソフトを買わなければいけないのは抵抗がある。 Mini-DVDがこれまでのDVDプレーヤと互換性があるのなら、今後 Warner の子供向けタイトルは全て Mini-DVD ディスクで提供する、というぐらいの意気込みを見せてくれないと買う側としては Mini-DVD の将来に不安を感じてしまいそうだ。

プレーヤのサイトはCyberhome のサイト内にある。 ありきたりな情報しか載っていないが、どうせならプレーヤ側でもう少し頑張ってもらって自分で焼いた各種映像フォーマット (MPEG1/2/4, WMVなど)のCDやDVD も再生できるようになれば、一部のアレゲな人たちにウケそうなんだけど、この値段ではムリか?