Author: Hiro Inami

ペーパーケース 引っ越し

A4やLetterの紙を折り紙のように折って、CDやDVDのケースにする自作サービス、ペーパーケース。 自分でも重宝している。

最後にアップデートしたのがかれこれ4年前、大した問題もなく動いていたけど、amazon.co.jp がAPIを大幅に変更することになったため、対応せざるをえなくなった。

旧サーバでは PHP4 で動いていたのだけど、今回のAPIの対応は PHP5 の方が簡単にできることもあって、これを機にPHP5に対応し、このブログと同じサーバで動かすように変更した。ついでにちょっとしたバグの修正も。(機能の変更はまたおいおい…)

新しいURLは

http://papercase.amegan.com/

古いURLからは自動的に転送されるはずなので実害はないけど、ブックマークしている方や紹介してくれた方は更新おねがいします。

問題点を見つけたらコチラ から連絡いただけると助かります。


Google Chrome OS を勝手に想像する

Google が長らく噂されていた独自の OS (Google Chorme OS) を開発中だと発表した (Google の ブログ)。 軽量で、速くて、ブラウザが中心というこれまでとは違うアプローチで OS を作ろうとしているらしい。 まだ開発中であることを発表しただけなのだが、その限られた情報からいろいろ想像できるのがまた面白い。

新しいウインドウシステム

まずは “New windowing system on top of a Linux kernel” というところ。 カーネルは Linux と同じものを使うが、その上で走るウインドウシステムはこれまで Linux で使われていた X Window ではなく新しいものになるらしい。

Mac OS X もベースは BSD という Unix のコアが使われているが、その上には X Window ではなく  Aqua というウインドウシステムが乗っている。  Mac OS X のキレイなグラフィックや滑らかなアニメーションは Aqua に由来するもので Mac OS X 人気を支えている特徴の1つと言える。  Google Chrome OS が Aqua  ほどのシステムを作る必要はないが、新しい OS の顔にもあたる部分になるので、新しいウインドウシステムを作ろうとしているのは期待できる。

Flash は?

新しいウインドウシステムが動く、そしてブラウザが中心の OS。  となると心配なのが Flash のサポート。 Flash を使ったWeb アプリケーションはどんどん増えているし、YouTube も Flash が動かなかったら何の魅力もないサイトになってしまう。 通常の Linux なら Flash のプラグインも動くのだが、Google Chrome OS はどうなんだろうか?

これに関しては発表の翌日に公開された FAQ の中にヒントがあった。

What companies is Google working with to support Google Chrome OS?


The Google Chrome OS team is currently working with a number of technology companies to design and build devices that deliver an extraordinary end user experience. Among others, these companies include Acer, Adobe, ASUS, Freescale, Hewlett-Packard, Lenovo, Qualcomm, Texas Instruments, and Toshiba.

Google Chrome OS – FAQ

現在一緒に作業している企業の中に唯一、ソフトウェアの企業として Adobe がリストされている。これはもう Google Chrome OS 用の Flash プラグインを作ってると思っていいだろう。

逆に、Google Chrome OS が最初にリリースされた段階では Flash 以外のプラグインは動かないと思ったほうがいいので、ウェブサイトの制作やコンテンツの制作を考えている人は開発方針に気をつけないといけない。

ARM チップ

次に、x86 および ARM CPU に対応というところ。  Netbook をターゲットにしていることも書いているため、x86 (Atom) なのはわかるが ARM 対応の真意は?

実は最近、ARM はスマートフォンと呼ばれるデバイスでよく使われている。 iPhone/iPod touch もそうだし、 Android も、Palm Pre もそう。 ARM チップの利点としてバッテリーが長持ちするということがよく言われる。  まだ聞いたことはないが、Netbook のようなデバイスに ARM チップが使われることもそう遠くないだろう。

また、Google は Google Chrome OS で金儲けをするつもりはなく、あくまで Google の広告を表示する媒体を増やす目的のために使おうとしている。 ただ、それにしては Netbook がターゲットというのはおかしい気がする。 最近 Netbook は人気はあるが、シェアからしたらまだまだ Mac 以下だろうし、Web ブラウズするにも画面やキーボードが小さいなどちょっと心もとない。

ブラウザを中心にしたデバイスと言えば TechCrunch の Michael Arrington が主導して作っている CrunchPad というデバイスもある。  Webブラウジングをメインにする人向けに、シンプルなハードウェアの構成で安いデバイスを提供するというもので、この考え方は面白いと思うし、オレも興味がある。

Google Chrome OS の ARM 対応のウラには、 既存の Netbook ではない、CrunchPad のような、もしくはそれを越えるような新しいデバイスを考えてるんじゃないかな。 Apple が iPhone OS をベースにこういったデバイスを作ってるんじゃないかという噂もあり、Google Chrome OS も同じ考えをしていてもおかしくないだろう。  ぜひ、そうであって欲しい。 そしたら欲しいぞ!


どの天気予報が正しい?

シリコンバレーはこの前の週末から猛暑が到来。暑さに苦しむウチにはツラい時期になってきた。天気予報を見ては明日も暑いなぁなどと嘆いているが、こちらの天気予報は、予報士によって結構違いがある。

Forecast

iPhone の Weather App と Dashbord Weather Widget の表示

上の写真は iPhone の天気アプリケーションと Mac OS X 上の Weather ウィジェットの表示。ウチが住む San Carlos 市の同時期の予報なんだけど、現在の気温も違えば最高気温予想も全然違う。

右の Weather ウィジェットは accuweather.com というサイトが提供する天気情報、iPhone は Yahoo! Weather から天気情報を得ている。その Yahoo! Weather は Weather.com から天気情報を得ているので Weather.com の情報と言ってもいいだろう。

実際のウチの気温に正しいのは weather.com のほう。 accuweather.com はいつも低めの温度予想をしてきて、どこで測ってるんだ? とウチではあまり信用されていない(笑)。

ウチが信用を置いているのは KTVU (Channel 2) の Bill Martin さんの予報。 夜10時40分ごろから放送されるので見る機会が多いというのもあるが、この人の予報は結構当っているなぁと翌日になって思うことが多い。

また、KTVU のウェブサイトにある Storm Tracker 2 という雨雲レーダー情報は数分おきに更新されるので雨季のとき重宝する。 (夏は乾季で雨が降らないので今見てもほとんど何も映ってないのが残念)

こちらは天気予報ひとつとってもいろいろと特色があって面白い。 たぶん、人それぞれ信用している予報ってのがあるんじゃないかな。


No Skateboarding

以前、アメリカでは自転車は足代わりというよりスポーツというようなエントリを書いた。アメリカで自転車乗ってるのは大人がほとんどという感じだが、子ども(男の子)がよく乗っているのと言ったらスケートボード。

近場の移動に使ったり、家の前の道でトリックの練習をしている姿は車を運転しているとよく見かける。あと、見かけることあるのがお店の前といったエリア。 (みんなに見てもらいたいのかなぁ) そのため、場所によってはこんな看板を掲げているところも多い。

No Skateboarding

スケートボード禁止

スケートボードで遊ぶ子どもにとっても危ないので仕方ないとは思うけどね。

でもこの看板、先日 San Jose の紀伊国屋でこんなことになっているのを見つけた。

スケートボードやろうぜ

スケートボードやろうぜ

ナイス!


シリコンバレーに浮かぶ飛行船 – Airship Ventures

zeppelin

最近、シリコンバレー上空に飛行船が飛んでいる。音も聞こえないし、飛行機よりも低くゆっくり飛ぶため、とくに初めて見たときにはびっくりした。

調べてみたら、この飛行船は Airship Ventures というベンチャー会社が観光用に飛ばしているものらしい。この会社のオーナーは世界に3台しかない、この Zeppelin と呼ばれるこの飛行船を買いとって昨年の秋に創業。 まだまだ若い会社だ。

こういった飛行船で思いだすのが第2次世界大戦中のヒンデンブルグ号の事故。着陸直前の飛行船がいきなり炎上し、墜落した映像を見たことある人も多いのではないだろうか。 Airship Venture の Zeppelin は Zeppelin NT (New Technology) と呼ばれる改良型で、飛行船の外装は宇宙服と同じ素材を何層も使い、不燃性のヘリウムが充填されているので安全とのこと (Airship Ventures のサイトより)。

飛行船は現在、 Mountain View 、ちょうど Google 本社近くの Moffet Field を中心にシリコンバレー周辺やサンフランシスコ、モントレー、ナパといった観光地上空を飛ぶツアーや、不定期だが Los Angeles 上空を飛ぶツアーが用意されている。

気になる値段はシリコンバレー上空を90分かけて飛ぶ Geek ツアーが1人 $495 。サンフランシスコ上空を飛ぶツアーが2人で申し込めば1人あたり $375。 うーん。 安くはないなぁ。飛行船を運転できちゃうツアーなんてのもあるが、これなんかは1日で約 $3,000。 ひえー。

というのも、このページにあるサイズの比較によると、大きさは Boeing 747 より大きいのに定員は 12人。パイロットが2人乗るため、1回のツアーに客は10人しか乗れない。 そりゃ単価上げないとやっていけないのも納得。

ツアー中の様子はこちらのページで見ることができる。たしかに優雅だ。ものすごく贅沢なツアーな気がするが記念にはなりそう。 シリコンバレーでのキラー接待になるかも。

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2009年のNBA Finals は見ごたえありそう

Warriors が出てないことであまり一生懸命見ない NBA Playoffs。でも、今年はいい試合が多くついつい見てしまうことが多い。

シーズン中の成績からすると 東 は 66勝した Cleveland、もしくは昨年の覇者で今年も 62勝した Boston が、西 は 65勝した LA Lakers の圧勝じゃないかなと思っていたが、結果は Eastern は第3シードの Orlando が NBA Finals  へ進出、Western は Lakers だが、Conference Finals で Denver に苦しめられギリギリという感じだった。

やはり、特筆すべきは Orlando だろうか。上位シードである Cleveland, Boston を破っての NBA Finals 進出の勢いは見逃せない。

Orlando のオフェンスはセンターの Dwight Howard をポストに置き、残りの選手が外を固める 4-out 1-in というフォーメーションが中心。Boston は Kevin Garnet がケガで出場できず、Cleveland はインサイドがそんなに強くなかったこともあってうまく機能していたように見えた。

また、Orlando は 3 Point シュートを打てる選手が多いため、Howard のポストアップから外と中バランスよくボールを振りわけ守りにくい状況をうまく作れるのも 4-out 1-in フォーメーションがうまく機能する理由だと思う。

そして Orlando は運動量がスゴイ。みんな走るし、ディフェンスも手を抜かない。実はこれが決め手なのかもしれない。

対する Lakers 。キメるときにキメてくれる Kobe Bryant と有名なトライアングルオフェンスを武器にしている。Denver 戦では激しいディフェンスでリズムが作れなかったが、シリーズ後半になるに従いインサイドの Pau Gasol、Lamar Odom が機能してリードを奪った。また、Lakers にはオレも推している Andrew Bynum という若手センターもいる。

そんなわけで、Lakers のインサイド陣が Howard とどれだけやりあうかというのが一つの見所だろう。そして、アウトサイド陣、Lakers は Kobe Bryant, Derek Fisher、Orlando は Rashard Lewis, Hedo Turkoglu (あと、Warriors から移った Mikael Pietrus、彼がまたいい仕事してんだよなぁ) あたりにどれだけ仕事させられるかがポイントになるだろうか。

NBA Finals は明日 6/4 から。Conference Finals は nba.com のウェブサイトでライブストリーミングを行っていたが、NBA Finals もきっとやると思うので良かったらちょっとだけでも見てみて。


日本のテレビ番組をアメリカで見る (7)

前回までの話はこちらから

日本のテレビ番組をアメリカで見る
日本のテレビ番組をアメリカで見る (2)
日本のテレビ番組をアメリカで見る (3)
日本のテレビ番組をアメリカで見る (4)
日本のテレビ番組をアメリカで見る (5)
日本のテレビ番組をアメリカで見る (6)

しばらく間があいてしまったこのシリーズ。 面白いモノを見つけたのでちょっと書いてみたい。

このサイトでもたびたび紹介している Club Japan という日本のモノを安く(残念ながら CD/DVD の無料発送は終わってしまった)海外へ発送してくれるニュースレターにこんな商品が紹介されていた。

ontimetv

商品リンクはコチラ(しかし現在リンク切れ。人気殺到なため現在は注文受付を中止しているらしい。)

この商品、USBワンセグチューナーだけど、難しい設定や設置作業がいらない。アメリカのPCに挿しても日本のテレビが見られるという。

なんで?

ここに書いてある型番をググってみたらこんな記事が見つかった。まったく同じものではないようだが、同じような原理で動いているらしい。

本体は従来販売されているようなUSBメモリタイプと同一形状で、内部にネットDMB機能を内蔵しP2P技術を採用することでPCに付属の専用ソフト(日本語インストーラー)によって簡単に韓国のデジタル放送が視聴可能となるとのことだ。

引用元: ASCII.jp:スゲー!韓流ドラマも生で視聴可能!ワンセグ+ネットDMBチューナー「DMBO-1200J」明日発売!.

つまり、ワンセグチューナーじゃなくP2Pの技術を利用してネット越しに放送を見るというデバイスだった。 つか、この場合USBデバイスいるのか?

また、このサイトがその製品を日本で取り扱っているところのサイトのようだ。

パソコンのUSBポートに挿すだけで

TUNERワンセグ電波信号を取りにいく

受信難地域ならインターネット接続で視聴できます

引用元: サービス案内 ‎(ON TIME Net-TV)‎.

P2Pでストリーミングだとか、ネットDMBとか初めて聞くのでよく知らないのだが ASCII の記事を見るとそこそこの画質で見られるようだ。

これまでの録画ネットなどが提供してきたホスティングタイプ、まねきtv などがやっていたロケフリ、Slingbox を利用したタイプとはまた違った新しいタイプのテレビを見る仕組みになるんじゃないなかな。 これが大きくなったときに日本のテレビ局はどう対応するか見物だ。

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Hulu.com でテレビの見方が変わった

アメリカの2008-09年のテレビ番組も今週でほとんどが最終回を迎える。子どもが産まれてなかなか時間がとれないけど、これまで見ていた Heroes や Lost などはなんとか見続けている。

これの大きな助けになったのが Hulu.com というウェブサイト。 FOX と NBC が作ったこのサイトではドラマやコメディ、ちょっと昔の映画などをCM付きだが全編無料で見ることができる。

これまでも同じようなサービスがあったのだが、Hulu.com はラインナップが充実、画質がキレイ、プレーヤーがシンプルかつキビキビ動く、前回中断したところからの再生のサポートといった基本を抑えることで人気を獲得していった。

この Hulu.com のおかげでちょっとしたときに見たいドラマを見ることができ、何とか話を追うことができたというわけ。

以前は、パソコンで動画を見たいですか?なんて書いてたオレだけど、5,6年経ってパソコンで動画も悪くないと思いだしている。 これは Hulu.com のような使いやすいサービスとパソコンの画面が見やすくなったという物理的な要因とともに、iTunes で Podcast を見たり iPhone といったデバイスで動画を見ることも多くなり、動画をテレビ以外で見るというスタイルに慣れてきたというのもあるんじゃないかな。

さて、Hulu.com はこの1年で大きく成長した。 先日は Hulu.com の株をディズニーが取得し、その子会社になる ABC のコンテンツを Hulu.com で公開されることが決まり、今や、ユーザ投稿動画なら YouTube、プロコンテンツなら Hulu.com といっても過言じゃないという感じになっている。

現在 Hulu.com は利益を出しているのか赤字なのか正式な発表は見つけられなかったが、どうも現時点では利益を出しているっぽい。今後もぜひ続けて欲しいサービス、そして噂が絶えない iPhone アプリも出して欲しい。

これだけ hulu.com に書いておいてナンですが、残念ながら hulu.com の動画は日本からは見ることができないようになっている。以前はとあるVPNソフトや匿名のProxyをかませば見ることができたのだけどそれも最近ブロックされるようになったらしい。 うーん、残念。

関連:


使ってないPCを使って無料でマルチモニター環境を作る

コンピュータをとことん使う、特にプログラミングなんかではデュアルモニタが便利とよく言われる。でもいざ揃えるとなると、対応したグラフィックカードが必要だったり、ラップトップばかり使っていてモニタを持っていないなど簡単にいかないことも多い。

使ってないPCとモニタがあればそれを使ってマルチモニター環境を作る方法を発見したので紹介。 以前、Maxivista というソフトが売られていた(英語版は Maxivista.com で今も販売中) が、それと似たような機能を実現するというモノ。 ただ、ちょっと問題もあり完璧じゃないことをお断りしておく。

1. 必要なもの

2. インストール方法

メインPC に DemoForge Quasar Virtual Display Driver をインストール。再起動の必要はなく、ディスプレイのプロパティを開くと、Displayがひとつ追加されている。

ディスプレイプロパティ

ディスプレイ プロパティ ダイアログ

この場合は 2 のDisplayが追加された仮想Display。 この2のDisplayをクリックし、選択後モニタPCの解像度を指定し、Extend my Windows desktop onto this monitor のチェックボックスにチェックを入れる。

もし、モニタPCがメインPCの左側にある場合は、2のモニタをドラッグアンドドロップで1の左に移動すれば左に移動できる。設定が終わったら OK ボタンでダイアログを閉じる。

次にメインPCに TightVNC をインストールし、VNCサーバ (WinVNC.exe) を起動する。パスワード以外、特別な設定は必要ないと思う。Sharing Area (共有エリア) は Full Desktop にするぐらい。

最後にモニタPC上に TightVNC をインストールし、VNC viewer アプリケーション (vncviewer.exe) を起動する。

Tight VNC の オプション設定

Tight VNC の オプション設定

ポイントは赤丸をつけたマウスカーソルをサーバ側(メインPC)に任せるところ。 モニタPCのインプットは無視させる。

この状態で、メインPC に VNC 接続するとメインPC の画面がモニタPCに表示される。 Tight VNC の場合はスクロールバーを使うか、フルスクリーンにしている場合はモニタPCのマウスを画面の両端にもっていけばデスクトップが切り替わる。

モニタPCのVNC viewer をフルスクリーンにしておけばマルチモニター環境のできあがり! フルスクリーンからもどる場合はモニタPCのキーボードで Ctrl-Alt-Shift-F というキーを使おう。

3. 問題点

まず、設定が簡単じゃないということ。

次に、モニタPC での画面の描画がちょっともたつく。 Tight VNC の場合、デフォルトの Tight という圧縮方法ではとくに遅さが目立つ。 Hextile という圧縮方法を使うとマシになるが、それでも動画の再生などはモニタPC上ではうまくいかないと思った方がいい。

また、VNC プロトコルはメインPCのCPUを常時10%-20%ぐらい使い続けるというところも大きな問題。 最近の VNC は Mirror Driver というのを使ってこの問題を回避しているのだが、このマルチモニターを実現する方法では Mirror Driver をインストールしても使ってもらえなかった。 RealVNC は Mirror Driver 使ってくれたけど、2nd Screen の再描画に問題があった。(RealVNC はちょっとうろおぼえ、違ってるかも)

というわけで、この方法は マルチモニターを実現する代わりに メインPC のCPUリソースが犠牲になるという大きな問題がある。

VNC はいろんな派生ソフトやオプションをサポートしているので、うまく組み合わせれば快適な環境が作れるかもしれない。 会社などで余ったPCがあるという場合はお試しあれ。


Swine Flu (豚インフルエンザ)

日本でも騒がれていると思うが、アメリカでも豚インフルエンザが大変なことになっている。
豚インフルエンザの英語は Swine Flu (スワイン フルー) 。(今回初めて聞いた。)

もともとメキシコで騒がれていて、アメリカとメキシコは隣あっていることもありアメリカでの感染者の数もどんどん増えているようだ。

すごいことに、公式なもの、非公式なものも含めこういった情報がネットに一早く公開されている。 Google Maps には現在の感染者が一覧になって見られるようになっている。これはわかりやすくていい。


View H1N1 Swine Flu in a larger map

現在のところウチの近くでは Sacramento に感染の疑いがある人が1人報告されているようだ。 でも、サンフランシスコ国際空港には毎日何百人、何千人という人がメキシコからやってくるだろうから安心はできない。

また、最近有名になってきた Twitter でも、国の機関であるCDC (Center of Disease Control and Prevention) が情報を公開しはじめた。http://twitter.com/CDCEmergency。 Twitter は低コストで不特定多数に情報を発信するという点ではとてもいいメディアになってきた気がする。

また、コチラのサイトは Google Maps + Twitter で Swine Flu に関する人々のつぶやきを Google Maps に表示するという面白いことをやっている。

Swine Flu に関するつぶやき

Swine Flu に関するつぶやき

アメリカでも、体調悪いなら外に出るなということと、手洗いを頻繁にして菌を保持しないようにすることを言っている。 ほんと気をつけないと。