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期せずして iPhone を買うことに

あちゃー、不注意でケータイを落としてしまった。 育児による睡眠不足かなぁ。

妻が入院していた病院で落としたのがはっきりしていたので、病院のインフォメーションに問い合わせて見つかったんだけど、液晶が割れて操作不能に。 どうも駐車場で落として、車が上に乗ってしまったっぽい。

これまで使っていたのは Treo 650 という Palm 社のスマートフォン。 特に最近は出産の関係で医者や検査に行くことが多かったのでメモやスケジュール機能を重宝していた。

なので、次もスマートフォンをと探してみると Palm はシンプルかつ高速に動くのは魅力だけど、OSの進化も止まったままで、時代遅れ感が否めない。 Blackberry のメール機能は、一度試したときにものすごく重宝したんだけど、通信費が高くなりちょっと予算オーバー。 Windows Mobile はいろんな人から相変わらずバグバグと聞いて避けたいと思ってしまった。

そんなわけで、行きついたのは … iPhone 。

iphone.jpgiPod touch のようにどこでも日本語キーボードが欲しかったのでさっそく Jailbreak

折しも通信速度が向上した 3G版がそろそろ出るんじゃないかなんてニュースが流れたり、自分としても 3G版が出るまで待とうと思ってはいたんだけど、背に腹は変えられなかった。 ま、そんなもんだよね。

でも、こうやって自分で購入体験をしてみるとアメリカでスマートフォンが必要な人にとって、メール重視なら Blackberry、それ以外なら iPhone と二極化してきてるのを実感した。

特に iPhone は会社の同僚もどんどんスイッチしているのを見ているし、3G版や SDK によるアプリケーションの強化とまだまだ伸びる要素があるだけに、今後はもっとすごいことになりそう。

さっそく、Photo には自分の子供の写真を入れたよ。 もちろん(笑)。


子供が産まれました

更新が長らくあいてしまってごめんなさい。

実は去る3月25日に子供が産まれました。

baby.jpg

初めての子供で、3週間ほど早く産まれたため準備不足もいいところで、もうてんてこ舞い状態です。

まぁ、このブログは日記系というわけじゃないので、ちょっとはコネタを。

子供が産まれると、看護士の人や小児科医の先生が変わるがわる訪れて産まれた子供を診に来てくれるんだけど、アメリカ人らしく赤ちゃんにも “Hi ホニャララ” とかわいく呼びかけて診察が始まる。

“こんにちは赤ちゃん” 的な意味あいなんだけど、産まれたてなんで名前もついてないから、ホニャララにあたる言葉がいろいろあって面白かった。

  • Sweetie (これが一番多かったかな)
  • Love
  • Little dear
  • Little angel
  • Peanut (Little Peanut)

最後の Peanut は小さな子供という意味もあるのでこんな表現になるんだろう。 でも、初めて聞いたときはちょっとびっくりしたよ。 Swaddle (おくるみ) に巻かれた姿がピーナッツっぽいことも関係あるのかな?

時間があればアメリカでの出産話をまとめたいなぁとも思ってるけど、いつになるやら…。 もし、聞きたいことああればコメントにでも書いてもらえるといいかも。


H-1Bビザをたくさん取得している会社

digg.com 経由なネタ。 このブログでも何度か紹介しているが、アメリカの会社に雇用されて働くためにはビザというものが必要になる。

ビザにはいろんな種類があるのだけど、いちばん一般的なのが H-1B と言うビザ。 そんな H-1B を昨年多く取得した会社一覧というのが公開された。

H-1B Visas: The Biggest Users

h-1b.jpg

勉強不足で申し訳ないけど、1位~4位の会社がどんな会社なのかわからない…。 1位の Infosys Technologies はインド系の会社? この会社がなんと 4559人分の取得をしている。 取得しているってことは、これだけの人が新しく会社に入ってくるということだよな。 H-1B 以外の人もいるだろうから、1位の会社は平均すると毎月400人以上の人が入社してるってこと?

有名どころでは 5位にマイクロソフトが 959人分、16位の Google で 248人分のH-1Bビザの取得をしていた。

H-1B を取得し、外国人が働きにやってくるということはアメリカに住んでいる人が雇ってもらえる仕事がなくなってしまう可能性があるわけで、アメリカに住んでいる人はあまりうれしくない。

そういった事態を避けるため、H-1B は毎年の発行数が 65,000 と上限が決まっているし、会社は募集している仕事が、外国人じゃなければ勤まらない、申請者がそれに適応しているなどといった証明をする必要があったり、あと、アメリカの労働局に余計に1件あたり数千ドルのお金を払う必要があったと思う。 H-1Bを発行して外国人を雇うというのは会社にとっていろいろとメンドウなようになっている。

そのため、会社ごとにポリシーがあってリストの上位の会社のように積極的に外国人を雇う会社もあれば、Apple のようにビザに関しては渋い(と言われる)会社もある。

是が非でもアメリカに来て働きたい、もしくはアメリカの大学にいて就職先を探しているという人は、リストにあるようなH-1Bの取得をいっぱいしている会社を狙って応募すると外国人という不利を補えるかも。

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サマータイムは本当にトクなのか?

昨年からはじまったサマータイム期間の延長。 今年も、このあと数時間後 3/9 の午前2時から半年以上にわたるサマータイムが始まる。 具体的には、午前2時になると、時計が勝手に1時間進み午前3時になる。

サマータイムの正式名称は Daylight Saving Time (デイライト セービング タイム) と言い、長くなった日照時間を有効に使うために用意されている。 日没が8時過ぎになるので、6時ぐらいに仕事を終えたあとの時間を趣味として有効的に利用できたり、日が長くなった分、照明などの消費が抑えられるという省エネとしての意味合いもある。

ところが、Gizmode (英語版) 経由、 USA Today にこんな内容の記事が出た。

Study: Daylight saving boosts energy use – USATODAY.com

For Benjamin Franklin, daylight saving time was about saving candles and for modern lawmakers, it’s about electricity — but a recent university study found it might actually cost more energy when the nation resets its clocks Sunday.

(ベンジャミンフランクリンにとっては、デイライトセービングタイムは近代の政治家たちのろうそくを節約するためのものだったが、電気を節約するためのものだ – しかし 最近の大学の研究によって、国が日曜日に時計を調整することでより多くのエネルギーが消費されることになるかもしれないということがわかった)

インディアナ州は、地域によってサマータイムを採用していないところがあったのだが2年前に強制的にサマータイムが導入されることになった、そこでその地域の電気代の違いを調べてみたら、なんとサマータイムを導入した後の方が電気代が高くなったという結果が出たらしい。

照明費はサマータイムの目論見どおり下がっていたのだが、日照時間が延びた分、冷房代がかかるようになったため、トータルとして電気代が上がってしまった。 その差は1世帯あたり年間 3ドル とそんなに大きくないが、インディアナ州全体でみると 860万ドルにもなるとのこと。

昔は照明が一番のエネルギー消費だったのかもしれないが、多くの家でエアコンが活躍している近年ではエアコンのエネルギー消費を気にしないと正しい計算はできないというのは、誰もが納得だろう。

このあたりも、日が落ちれば涼しくなるんだけど、なかなか日が落ちないから寝る直前までウチの中が暑かったりするんだよなぁ。 (ウチのアパートは西日が直接当たるので特別なんだけど) 今年はエアコンを買おうかと思っていたところだった。 サマータイムで電気代が上がりそうな例がここにも…。

Gizmodo の記事には、補足でサマータイムが延長されたことによる電力消費のシミュレーションはまだ行われたことがないと書いている。 そろそろ、エアコンやらコンピュータやら最近の電力消費事情を考慮したシミュレーションを行って白黒はっきりさせて欲しいね。


iPhone, iPod touch SDK 発表

世界中のデベロッパーが待ちに待った、iPhone, iPod touch の SDK が公開された。残念ながら Mac & Leopard が必要なんで今すぐ試すことはできないんだけど、とりあえずダウンロードしようかなぁとApple のサイトへ行ってみたら早くも激重。

ハイライトとしては

  • Apple が開発に使ってるのと同じものらしい
  • 今はベータ、6月に正式版
  • 言語は Objective-C で、Framework はもちろん Cocoa (Cocoa touch)
  • XCode, Interface Builder が開発ツール
  • iPhone エミュレータ に加え、実機と繋いでリモートデバッグする機能もある
  • SDK は Intel Mac および Mac OS X Leopard が必要
  • できた Application は Apple の App Store という新しいサービスでのみ配布可能
  • 無料のソフトウェアの場合は、App Store の利用は無料
  • 有料のソフトウェアの場合は、7割が開発者の手元に入る。(3割が手数料ってこと)
  • ただし、App Store に登録するには $99 (無料ソフトの場合), $299 (有料ソフトの場合)払って Developer Program に加入しないといけない(違ってるかも)。
  • iPhone/iPod touch のファームウェアは 2.0 にアップグレード。 ベータ版が何らかの形で配布され、正式版は6月。 ipod touch は別料金が必要。 それまではエミュレータを使ったデバッグだけなのかな?

SDK はやっぱり Mac のみだったか…。 すっごい魅力的なんだけど、Mac から PC に逆スイッチしたオレからすると、もう一度ハードウェアを手に入れ環境を構築しなおすのがツライところ。

でもなんかワクワクするなぁ。 面白そうだなぁ。 この流れに乗らないのはソフトウェアエンジニアとしてヤバい気がするなぁ。 うーん悩む。 とりあえずドキュメントやビデオでも見て概要を捕むか。


YouTube の高画質版は ipod touch 互換

iPhone を手に入れた新しもの好きな、うちのボスは最近 iPod に YouTube のビデオをコピーして、「いつでも観れるぞ」と喜んでいる。 Free FLV Converter なんてツールを見つけだして、ブラウザいらずで YouTube のビデオが変換し放題だぜなんて言ってくるので、こちらも負けじと(何にだ?) 同様のオンラインサービスの iDesktop.tv を教えたりと、YouTube 界隈が賑やかだ。

そこでふと思ったのが、iPhone や iPod touch はYouTube にアクセスして Flash なしで再生できる H.264 の動画を再生している。 iPhone や iPod touch のフリしてこのデータにアクセスはできないのだろうかということだった。

同じことを考える人はいるもので、こちらのサイトによると、H.264 の情報にアクセスするためには、secureurl というパラメータが必要だが、生成方法がわからない。 secureurl を生成する方法はプログラムを解析するしかなく、このハックは無理という結果に終わった。

ところが、ここ数日ネット上で YouTube の動画 url のあとに &fmt=18 などのパラメータを付けると高画質な YouTube の映像が観られるという噂が流れた

サンプルのリンクをみてみるとたしかに画質が違う。 ブロックノイズが出ないとはいわないけど、結構抑えられている。 文字などの輪郭もくっきり。 別の映像で再生される様子を Firebug で見てみるとこんな感じになった。 (右が &fmt=18 高画質版、画像をクリックすると拡大。)
normal.jpg
highquality.jpg

もともと 9.97MB だった動画サイズが,高画質版では 15.45MB になっている。 このサイズの大きいデータをダウンロードしてみたら、YouTube から送られてきたのが、なんと 400×300 のH.264, AAC という MPEG4 データだった。

secureurl パラメータも付いてるし、おそら &fmt=18 を付けて再生される映像は iPhone, iPod touch で観られるモノと同じものだろう。 試しにダウンロードした動画をそのまま iPod touch に転送しても再生できた。 あたりまえなんだけどすごい! flv から mp4 に変換する手間や画質の劣化も抑えられて2倍嬉しい。(動画の解像度はそれぞれ違うようなので、モノによっては再生できないかも)

この映像に関しては思ったより高画質になってなかったかな? H.264 がどうやって生成されているかがはっきりしてないが、ソースとなる映像のクオリティや解像度が高ければより高画質な映像が生成されるんじゃないかと思う。

ダウンロードに関しては上のスクリーンショットのように Firebug で、HTTPリクエストをウォッチして動画リクエストのURLを右クリック->Copy Location を使ってアドレスバーにコピペしたり、ダウンローダーに指定してもいいし、簡単に済ますには YouTube高画質モードにも対応したダウンロードブックマークレット にあるブックマークレットを使ってもいいかも。


市長さんとオスカー

先日24日、アカデミー賞が発表された。 80回目という記念に加え、脚本家組合のストの影響で開催が危ぶまれていたこともあり注目を浴びた授賞式だったが。 オスカーを受賞した作品のひとつが個人的にほんのちょっとかかわりがあることがわかった。

長編アニメ部門でオスカーを受賞したのが3D長編アニメでおなじみのピクサーの “Ratatouille” (邦題: レミーのおいしいレストラン) という作品。 ピクサーという会社は実はハリウッドじゃなく、サンフランシスコ郊外の Emeryville というところに本社があるこのあたりの地元企業だ。


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そのため関係者たちが近くにん住んでいるわけだけど、オスカー受賞作品の “Ratatouille” のプロデューサーというのが、何とウチの住む San Carlos 市の市長さんだった。

市長のページ によると、現市長の Brad Lewis さんは19年以上、San Carlos 市に住み、2005年から Pixar の監督、プロデューサー職と兼務で San Carlos の市長を勤めているらしい。

わが街の市長さんがオスカー作品と深く関係していたなんて何だか素敵。 オスカーって日本にいたときは夢の賞という印象だったけど、アメリカでは「隣のおじさんの家にあった」なんてこともあるんだなぁと感じてしまった。 あたり前なんだけど、なんだかすごい。


スポーツゲームを巡る仁義なき戦い Part 2

Microsoft が Yahoo! に対し買収の話を持ちかけたのはもう日本でも有名だろう。 シリコンバレーにいても、まぁ特にウラ情報が手に入るというわけでもない。 この話は大手メディアにおまかせするとして、今日はもうひとつの買収の話。

先週、ゲーム会社の EA が Take Two というゲーム会社に対し買収のオファーを出した。

ん? EA と Take Two?
覚えている人はいるだろうか?

EA と セガ のスポーツゲームを巡る仁義なき戦い – アメリカでがんばりましょう

セガのスポーツゲーム部門を引き受ける Take-Two という会社は先日、2006年から MLB のゲームを製作する独占契約を結び、2K Sportsというブランドを立ち上げたようにスポーツゲームに力を入れようとしている会社とのこと。 今回の買収により、NBA 2K シリーズの継続などでシリーズの拡充を図ってくれることを期待できそうだ。 となると、またEA とぶつかる日も来そうだなぁ。

まさに、以前書いたスポーツゲームを巡る戦いの続きじゃないか。

今回は会社ごと買収ということで、Take Two の稼ぎ頭である Grand Theft Auto (グランド セフト オート) を自分たちのものにしたいというEAの思惑もあるが、スポーツゲームを巡る戦いの影響も少なからずあるだろう。

上のエントリは3年前に書いたものだけど、その間も EA と Take Two のスポーツゲームのリリース合戦は続いていた。 EA の方がいろんな種類のスポーツゲームを提供しているし、稼ぎ頭の NFL (アメフト) のゲームをEAが独占して提供していたので、シェアや売り上げはEA の方が勝っているが、Take Two の方もEAと比べると評判のよいスポーツゲームを提供しある程度のシェアを保っていたというのが現在の状況。

ゲーム関連の売り上げ数を提供してくれるこちらのサイトによれば、今年の NBA ゲーム。 NBA Live 08 (EA) と NBA 2k8 (Take Two) は、PS2版は Live 08 の圧勝にも関わらず、PS3 版で僅差、XBOX360版では逆に 2k8 の方が大差を付けて上回るという面白い結果が見られる。

nba-ps2.jpgPS2版の比較 (青がEA, 赤がTake Two)

nba-x360.jpgXBOX 360版の比較 (青がEA, 赤がTake Two)

EA は今回の買収のためにこんなサイト を用意した。 このサイトの FAQ の中には “Would you kill 2K Sports? (2K スポーツを終了するつもり?)” という項目もあり “Any integration starts with …. (どんな統合作業も…)” と、どちらかに統合することを挙げている。

とは言っても、 EA のゲームの方がシェアが高いだけに、同じスポーツゲームを両者が作っていた場合、2Kの方を残すという選択はありえない。

ライバル会社を買って、その製品を潰してしまえばスポーツ部門の売り上げも上がる。 うまくいけば優秀な開発者たちを自分たちの製品群に組みこむことができる。 EA が Take Two を欲しがるのにはそんな理由もあるだろう。 オレ自身も 2Kスポーツの方が好きだっただけに、この動きはとても残念。

そして、このようなちょっと強引な業界再編を目の当たりにすると、アメリカも不景気になってきたのかなぁと思ってしまう。


Macworld Expo 有料セッションのムービーが公開

Macworld と言えば新製品の発表の場という印象が強いが、会期中はさまざまなテーマでセッションと呼ばれるセミナーのようなものが開催される。 セッションに参加するにはそれ用の有料パスが必要なのだが、終了後1ヶ月してその内容のムービーが無料で公開されていた。

公開先のURLはコチラ。


www.macworldencore.com

公開されているのは、スライドやデモ画面に講演者の声が被せてある Quicktime ムービー。 セッションは短いもので1時間、中には6 時間を越えるものも(1時間ぐらいで分割されている)まであって、どれも見応えがある。

macworldencore.com でも feature presentation として紹介されている iPhone Super というセッションは iPhone ユーザーに限らず iPod touch ユーザにも役にたちそうな内容が紹介されている。

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たとえば Keyboard 入力のところでは、 記号入力の際、”123″ または “.?123” というキーを押し、キーボードを記号キーボードに変えてから、そのまま目的の記号まで指をスライドし、画面から離すとその記号が入力されアルファベットのキーボードに戻る機能(Tips) が紹介されている。

いつもいちいち記号キーを押してキーボードを切り替えるのがウザいなぁと思っていたオレには結構感動だった。 これって有名? これを知ると “123” キーの近くによく使う “.” (ドット) があるのもこの理由からなのかと思ってしまう (@ も近くに欲しかったけど)。

他にも DVDのリッピングや動画の変換方法、Jailbreak の紹介 (さすがにやり方までは紹介していない) など、Macworld でやっちゃっていいの? みたいなネタまで紹介している。

セッションは iPhone や iPod だけじゃなく Mac OS X 、Office、デジタルフォト などいろんなテーマに渡って用意されている。 残念ながらすべて英語、日本語字幕もないんだけど、興味のある内容なら英語の勉強がてら見てみると結構面白いんじゃないだろうか。


NBA オールスター スラムダンクコンテスト 2008

NBAのオールスターの試合は今日これから行われるが、その前夜祭的なイベントとして昨日はドリブルやパスなどのスキルを競うコンテストや、3ポイントシュートのコンテスト、そしてスラムダンクコンテストが開かれた。

自らの手でボールをバスケのゴールに叩き込むスラムダンクはNBAと言わずバスケの試合において圧倒的な存在感を示すプレイだろう。 ただボールを叩きこむだけでなく、体をスピンさせてからダンクする360、ジャンプしたあとにボールを股の間に通してからダンクする Through-the-leg というように、これまでの歴史でいろんなテクニックが開発されてきた。

ダンクコンテストはそんなダンクテクを競うのだが…、見るほうも目が肥えてきてるし、そうそう新しいワザが完成するわけでもないので最近は盛り上りに欠けていたのも事実。

ところが、昨日テレビ中継で見たダンクコンテストは予想以上に面白かった。 優勝したの Orlando Magic の Dwight Howard (ドワイト ハワード)。

中継の中で、観客や解説がウケてたのは彼のこのダンク。

いわゆる普通のダンクなんだけど、スーパーマンがやってるように見せたその演出力の勝利というところだろうか。 事前から「やるらしい」という噂が流れていたので、お約束感もあるが思った以上にハマっていたのがナイス。

オレがウケたのが、昨年のダンクコンテストの覇者 Gerald Green (ジェラルド グリーン) のこのダンク。

惜しいのはリプレイの映像を見ないと何やってるかわからなかったことだろうか。 おかげで会場の反応がイマイチだった。

あと、Dwight Howard のジャンプ途中に左手でバックボードにボールを当てて、右手で受けとりダンクを決めるってのも良かった。 残念ながらこの映像は YouTube にはなかったんだけど、 nba.com のコチラのページのダンクコンテストのまとめ映像で見られる(要 WindowsMedia)。

Howard のダンクは技のキレもあるが、見ていてなんか楽しい。 背の高い選手はジャンプ力がいらないのでどうしても派手さに欠けるところがあるのだが、Howard は逆に自分の大きな体を魅せるためのダンクを考え実戦したところがすごい。

今回の Howard の優勝で 来年以降のダンクコンテストは技+演出力の勝負になってしまうかも。 ま、最近のオールスターはお祭りイベントなんでこういうのでオッケーなんじゃないかと。