NBAのオールスターの試合は今日これから行われるが、その前夜祭的なイベントとして昨日はドリブルやパスなどのスキルを競うコンテストや、3ポイントシュートのコンテスト、そしてスラムダンクコンテストが開かれた。

自らの手でボールをバスケのゴールに叩き込むスラムダンクはNBAと言わずバスケの試合において圧倒的な存在感を示すプレイだろう。 ただボールを叩きこむだけでなく、体をスピンさせてからダンクする360、ジャンプしたあとにボールを股の間に通してからダンクする Through-the-leg というように、これまでの歴史でいろんなテクニックが開発されてきた。

ダンクコンテストはそんなダンクテクを競うのだが…、見るほうも目が肥えてきてるし、そうそう新しいワザが完成するわけでもないので最近は盛り上りに欠けていたのも事実。

ところが、昨日テレビ中継で見たダンクコンテストは予想以上に面白かった。 優勝したの Orlando Magic の Dwight Howard (ドワイト ハワード)。

中継の中で、観客や解説がウケてたのは彼のこのダンク。

いわゆる普通のダンクなんだけど、スーパーマンがやってるように見せたその演出力の勝利というところだろうか。 事前から「やるらしい」という噂が流れていたので、お約束感もあるが思った以上にハマっていたのがナイス。

オレがウケたのが、昨年のダンクコンテストの覇者 Gerald Green (ジェラルド グリーン) のこのダンク。

惜しいのはリプレイの映像を見ないと何やってるかわからなかったことだろうか。 おかげで会場の反応がイマイチだった。

あと、Dwight Howard のジャンプ途中に左手でバックボードにボールを当てて、右手で受けとりダンクを決めるってのも良かった。 残念ながらこの映像は YouTube にはなかったんだけど、 nba.com のコチラのページのダンクコンテストのまとめ映像で見られる(要 WindowsMedia)。

Howard のダンクは技のキレもあるが、見ていてなんか楽しい。 背の高い選手はジャンプ力がいらないのでどうしても派手さに欠けるところがあるのだが、Howard は逆に自分の大きな体を魅せるためのダンクを考え実戦したところがすごい。

今回の Howard の優勝で 来年以降のダンクコンテストは技+演出力の勝負になってしまうかも。 ま、最近のオールスターはお祭りイベントなんでこういうのでオッケーなんじゃないかと。