Category: 04 NBA Basketball

Adonal Foyle 自由契約に

WARRIORS: Warriors Request Waivers On Adonal Foyle
The Golden State Warriors have requested waivers on center Adonal Foyle after reaching a contractual buyout agreement
(Golden State Warriors は契約の買い取りに関する合意の後、センターの アドナル フォイル (Adonal Foyle) の自由契約を申請した)

Warriors に10年在籍した Adonal Foyle。 Warriors の選手のシュートブロック記録を塗り変えるなど、主にディフェンス面で活躍していた選手だが、昨シーズンは Don Nelson カントクの速い展開のバスケットボールに合わずカントク構想外の選手として苦労していた。 そんなこともあり、今オフはまっさきにトレード候補に挙がっていたが、2004年に結んだおよそ10億円/年という高額な年棒が災いして、なかなか話がまとまらずにいたのだった。

そこで、Warriors と Foyle が出した結論が今の契約をWarriorsが買い取り、自由契約にするというものだった。

Warriors はもとの契約で決められた年棒総額の何十%か (噂によると 66% らしい)をFoyleに払うことで契約を無効にする。 こうすることで、Warriors は新たに別の選手と契約できるし、サラリーキャップに影響する数字を減らすことができる。 また、Foyle は自由契約になることによって、年棒は下がるかもしれないが別のチームでプレイするチャンスを探すことができる。 (Orlando Magic が興味を持っているらしい)

トレードがうまくまとまらなかった現状からすると自然な流れだと思う。 しかも契約の買い取りはだいたい80% の金額らしいので 66% というのは Warriors にとって悪くない。

ただ、残念なのがオレが Warriors の応援を始めた 2001年シーズンの時にいた選手たちが、これでひとりもいなくなってしまった。

Foyle の次に古い選手は 2003年にドラフトで入った Mickael Pietrus。 しかし、彼も今年FAで移籍する可能性が高く、次は 2004年にドラフトで入った Andris Biedrins になる。 まだ21歳の彼が今いる選手の中で Warriors 在籍年数一番になるなんて信じられない…。 時代は変わっていくんだなぁ。


NBAの審判が自分の試合で賭博

先週末、FBI がNBAの審判(レフリー) Tim Donaghy (ティム ドナフィー) を取り調べていることが明るみになった。 容疑は賭博。 NBAの試合、なかには自分で審判していた試合に賭けていたらしい。

アメリカではスポーツブックという形で、スポーツの試合にお金を賭けること自体は合法なのだが、試合をコントロールできる審判が参加していたというのが不正だというわけ。 ドナフィー氏はもともと賭博癖があったようで、何らかの方法で犯罪組織に巻き込まれて利用されていたとも言われている。

この、ドナフィー氏は2004年の選手と観客を巻き込んで行われた NBA乱闘事件 の時の審判でもあった。 いま考えると、賭けに有利になるように判定をしていたことで、選手たちが判定にフラストレーションを貯め乱闘事件に繋がったと考えられなくもない。

スポーツでの不正は、試合を楽しみにしているファンへの裏切り行為だ。 NBA は全面的にFBIに強力することを声明しているが、 今後ともファンが安心してNBAバスケットボールの試合を観られるように、実際何が行われていたのかを明らかにし、今後いかにこういった不正を止めるかをはっきりしてもらいたい。


Warriors 、ドラフトに絡めて Jason Richardson をトレード

NBA Finals がはじまるよーと書いたら、Spurs のスイープでちゃんとまとめる間もなくチャンピオンが決まって終わってしまった。 そしたらあっという間にドラフト。

NBAのドラフトは一部例外はあるがチームの成績が悪い順に選手を指名できるため、久しぶりにプレイオフに進出したWarriorsはあまりいい補強はできないだろうなぁなんて思っていた。 そしたら、今年は新人が豊作の年らしく、ドラフトで選択した新人をトレードで手に入れるというチームがたくさん出るのではないかという噂が…。

結果として Warriors は Charlotte Bobcats (シャーロット ボブキャッツ) が8位に指名した Brandan Wright (ブランダン ライト) という選手と Jason Richardson (と、ドラフト2巡目の36位指名のJermareo Davidson (ジャマレオ デイビッドソン)) をトレードすることになった。

来シーズンで7年目の選手、1試合20点近い得点を期待できる Jason Richardson とプロでは未知数の新人選手をトレードするのは正直微妙な気がする。 ただ、Warriors はサラリーキャップ(選手に払える給料合計の上限)に近付いていて思うように選手と契約できないという問題はあるが、ちょっと釣合いとれてない。

Minnesota Timberwolves が Brandan Wright に興味をもっていて Kevin Garnett とトレードしてもいいと言ってという噂がある。 Brandan Wright が Warriors に来たため、今は Warriors と Timberwolves が話合いをしているのだとか。 この流れを考えると、高給取りだった Richardson を放出したのもわからなくはない。

まぁ、最初のトレードの段階で Kevin Garnettまでたどりつけなかったことからこのトレードの実現の可能性は低いかもしれないが、他のビッグネームの選手とトレードの可能性も高まる。 Richardson の放出はこの前ぶれととらえたい。

また、Warriors はもともと自分たちが持っていた 18位の指名順位でイタリア人ガードの Marco Belinelli (マルコ ベリーネリ) を獲得。 Don Nellson のスピーディなオフェンスについていける運動量と外からの攻撃が得意の選手らしい。 まさに今のWarriorsにあった選手だと思う。


NBA Finals 2007

Warriors が敗退してしまってから興味がなくなってしまった NBA Playoffs 。

Warriors を破った Utah Jazz はウエスタンカンファレンスの決勝で San Antonio Spurs に負け、 San Antonio Spurs が西のチャンピオンに、イースタンカンファレンスは Detroit Pistons と Cleveland Cavaliers (Cavs) の対決で、下馬評をくつがえし Cleveland Cavaliers が勝利し東のチャンピオンになった。 この2チームで今日から 今年の NBA ナンバーワンを決める NBA Finals が始まる。

San Antonio Spurs は西地区では名の知れた強豪で、2年前にも NBA チャンピオンになっている。 今年のウエスタンカンファレンス優勝も「あー、やっぱり Spurs か」とみんなが思うようなチーム。

Cleveland Cavaliers は2003年のドラフトで超高校級と言われた LeBron James (ルブロン ジェームズ: 日本ではレブロンジェームズと書かれているようだけど、アメリカではルブロンと発音しているのでこのサイトではルブロンと書くことにしてます) を獲得し、彼を中心にチームを作ってここまで来たチーム。 NBA Finals への進出はチーム史上初めてとなる。

勢いで来た感のある Cavs よりは経験も豊富な Spurs が優勢かなぁというのが大方の予想だが、プレイオフでのルブロンの活躍を見ていると、もしかすると彼ならやってくれるんじゃないかと期待してしまう人が多いのも事実。 オレもそのひとり。

Cavs にとっては今日の初戦に何とか勝ち、勢いにのってシリーズ制覇というのが理想だろうか。 ちょうど Warriors が Mavs に対してやったのと同じような形かな。 そういう意味でも今日の初戦、Cavs は奇襲のような変則的なことをしてくるのか、Spurs のエース Tim Duncan (ティム ダンカン) をどうやって押さえようとしてくるのか。 逆にSpursはルブロンにどう当たってくるのか。 彼以外の選手、特に元 Warriors の Larry Hughes (Warriors 在籍時は小心物でダメダメだったのになぁ) がいかに活躍できるか。 と、いろんなところが気になる。

Cavs のがんばり次第では歴史に残るようなFinalsになるかもしれない。 日本でも中継されると思うので、ぜひ見てみて欲しい。


NBA Playoffs 2007 – Round 2, Game 5 at Utah

すでに、3敗している Warriors は負けたらプレイオフ敗退となってしまう Game 5。 アウェイでの対戦だが、何としても勝って欲しい。

Warriors は選手たちが疲労から回復し、自分たちの得意の速攻主体の攻撃ができるかどうか、そして速攻に繋がるスチールやリバウンドができるかどうかがポイント。 Jazz は楽に得点が見込めるインサイドを中心に攻撃を展開し、ゲームを優位に進められるかがポイントだろうか。

あと、Warriors は Game 4 で強引なファウルをした Baron Davis と Jason Richardson の2人が、あと1回テクニカルをもらったら次の試合に1試合出場禁止になるという警告をもらっている。 Warriors は相手のペースになると荒れるので、最後まで集中力を切らさずがんばって欲しい。

そんな Warriors は Game 4 でとうとう復活の兆しを見せたモン太くん(Monta Ellis) が Andris Biedrins に代わって先発に復帰、いかにも走りまっせという布陣で試合を迎えた。 シリーズを優勢に進めている Jazz は先発の変更なし。

Warriors:
PG: Baron Davis
SG: Monta Ellis
SF: Stephan Jackson
PF: Jason Richardson
C: Al Harrington

Jazz:
PG: Deron Williams
SG: Derek Fisher
SF: Andrei Kirilenco
PF: Carlos Boozer
C: Mehmet Okur

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NBA Playoffs 2007 – Round 2, Game 4 at Oakland

Round 2 のホーム初戦は Warriors の快勝に終わり、次も同じような試合で戦績を2勝2敗のタイにしたいと誰もが思っていた Game 4。 前回書いた経緯でチケットを手に入れたので会場へ観に行ってきた。

tvclue.jpg

Warriors のプレイオフでの活躍は、このあたりはもちろん、いろんなところで注目されていることもあり、会場はテレビ中継車がいっぱい。 そういえば、5月にWarriorsの試合を会場で観られるなんて初めての経験だ(笑)。

前の試合、Utah のガード陣をファウルトラブルで追いこみ、Biedrins をはじめリバウンドを一生懸命取りに行ったことでペースを掴み、気持ちよくシュートを決められた Warriors。 同じパターンにいかにして持ちこめるかがポイントだろう。 逆に Utah はWarriorsのホームの雰囲気に飲まれていた感がある。 いかに自分たちのプレイができるかがポイントだろう。

circle.jpg

先発メンバーは変更なし。

Warriors:
PG: Baron Davis
SG: Stephan Jackson
SF:Jason Richardson
PF: Al Harrington
C: Andris Biedrins

Jazz:
PG: Deron Williams
SG: Derek Fisher
SF: Andrei Kirilenco
PF: Carlos Boozer
C: Mehmet Okur

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NBA Playoffs 2007 – Round 2, Game 3 at Oakland

惜しい試合だったが、結果として2連敗の Warriors。 NBA では 3連敗したチームがその後4連勝してラウンドを勝ち抜けたということは過去にないため、Game 3は絶対負けられない。

Warriors は、プレイオフ関連の記事では必ずといっていいほど課題に挙げられたリバウンドをどうするかがポイントなのだが、正直言って分が悪い。 もちろん好き勝手やられるのはよくないが、リバウンドを意識するより、早めにPGのDeron Williams にダブルチームをかけるなどして、シュートを打たせないようなディフェンスを心がけるのがいいんじゃないかと思う。 Jazz のポイントはもう、Warriors のホームである Oracle Arena の異様な雰囲気の中でいかに自分たちのプレイができるかだろう。

スターターは少し変更があった。 Warriors は思いきって モン太くん (Monta Ellis) をスターターに戻すかと思っていたが、リバウンド対策なのか Matt Barns に代わって Al Harrington が入った。 Jazz は私用が片付いてチームに戻った Drek Fisher がスターターに復帰。

Warriors:
PG: Baron Davis
SG: Stephan Jackson
SF:Jason Richardson
PF: Al Harrington
C: Andris Biedrins

Jazz:
PG: Deron Williams
SG: Derek Fisher
SF: Andrei Kirilenco
PF: Carlos Boozer
C: Mehmet Okur

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NBA Playoffs 2007 – Round 2, Game 2 at Utah

Game 1 を僅差で落としてしまった Warriors 、シリーズ勝ちぬけの条件であるアウェイの1勝をできるだけ早くとりたいところ。

Warriors はリバウンドで Jazz に負けていた。 しかしメンバーは身長の低い選手の多い体制で戦っているので、リバウンド合戦は厳しい戦いが予想される。 オフェンス面ではペネトレイトで決められないまでも、Jazz のインサイドの体制を少しでも崩しリバウンドを有利に抑えられるか。 Utah としては、逆にインサイドのでかい選手がいかに活躍できるようにまわせるかが鍵となるだろう。

Warriors, Jazz ともに先発メンバーに変更はなし。 Drek Fisher はこの試合も私用のため(子供に何か大事があったらしい)欠場となった。

Warriors:
PG: Baron Davis
SG: Stephan Jackson
SF:Jason Richardson
PF: Matt Barns
C: Andris Biedrins

Jazz:
PG: Deron Williams
SG: Gordon Giricek
SF: Andrei Kirilenco
PF: Carlos Boozer
C: Mehmet Okur

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NBA Playoffs 2007 – Round 2, Game 1 at Utah

1st シードの Dallas Mavericks を破った Warriors の相手は第4シードの Utah Jazz に決まった。

Warriors に有利なところは、Utah Jazz はこの前の土曜日の第7戦まで第1ラウンドの試合をして、1日しか休養をしていないため疲労がたまっている(だろう)ところだろうか。

ギリギリでプレイオフにかけこんだ Warriors はどこと対戦しても、ホームコートアドバンテージがない(相手のホームで戦う試合の方が多くなる)ため、Warriors はアウェイで1勝以上しないと次のラウンドに進めない。 初戦で休養が十分でない相手のディフェンスをかきまわし、相手の疲労を誘うというのは一つの手かもしれない。

この試合のポイントは、Warriors がいかに足をつかって Jazz をかきまわせるか、Utah は逆に Carlos Boozer などの大型な選手がいかにインサイドから点を取れるかという点を挙げたい。

先発は Warriors が Matt Barns が入った、対 Mavs 最終戦と変わらないメンバー。 オレはちょっとイジってくるかと思ったが、うまくいっていたローテーションをそのまま維持しようとしたようだ。

Warriors:
PG: Baron Davis
SG: Stephan Jackson
SF:Jason Richardson
PF: Matt Barns
C: Andris Biedrins

Jazz は Drek Fisher が私用のため欠場。 Gordon Giricek が入った。
PG: Deron Williams
SG: Gordon Giricek
SF: Andrei Kirilenco
PF: Carlos Boozer
C: Mehmet Okur

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NBA Playoffs 2007 – Round 1, Game 6 at Oakland

ここが正念場の Game 6。

Warriors のホームである Oakland に戻っての決戦となった。 Mavs は調子が上がってきているだけに、 Warriors はこの試合に負けるとシリーズの勝ち抜けも厳しくなる重要な試合だ。

Warriors はホームゲーム1戦目となった Game 3 と同じく、金色 (黄色と書いていたが、 Golden State の金をイメージしていたらしい) の Tシャツ とチアカード を用意、ファンが一体となっての応援できるよう準備がされていた。 残念ながらチケットを買えなかったオレは友人宅でプチパブリックビューイング。

試合のポイントはもうこれまでと同じ。、Warriors は Dirk をいかに押さえ Mavs の攻撃を潰し、自分たちの得意なトランジッションオフェンスのペースにもっていけるか、Mavs はインサイドを守り Warriors の好きなようにさせず、Dirk を活用できるようなオフェンスにできるか。

先発メンバーはプレイオフに入ってから調子の出ないモン太くんに代わり Matt Barns が入った。

Warriors:
PG: Baron Davis
SG: Stephan Jackson
SF:Jason Richardson
PF: Matt Barns
C: Andris Biedrins

Mavs は変更なし。
Mavericks:
PG: Jason Terry
SG: Devin Harris
SF: Josh Howard
PF: Dirk Nowitzki
C: DeSagana Diop

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