すでに、3敗している Warriors は負けたらプレイオフ敗退となってしまう Game 5。 アウェイでの対戦だが、何としても勝って欲しい。
Warriors は選手たちが疲労から回復し、自分たちの得意の速攻主体の攻撃ができるかどうか、そして速攻に繋がるスチールやリバウンドができるかどうかがポイント。 Jazz は楽に得点が見込めるインサイドを中心に攻撃を展開し、ゲームを優位に進められるかがポイントだろうか。
あと、Warriors は Game 4 で強引なファウルをした Baron Davis と Jason Richardson の2人が、あと1回テクニカルをもらったら次の試合に1試合出場禁止になるという警告をもらっている。 Warriors は相手のペースになると荒れるので、最後まで集中力を切らさずがんばって欲しい。
そんな Warriors は Game 4 でとうとう復活の兆しを見せたモン太くん(Monta Ellis) が Andris Biedrins に代わって先発に復帰、いかにも走りまっせという布陣で試合を迎えた。 シリーズを優勢に進めている Jazz は先発の変更なし。
Warriors:
PG: Baron Davis
SG: Monta Ellis
SF: Stephan Jackson
PF: Jason Richardson
C: Al Harrington
Jazz:
PG: Deron Williams
SG: Derek Fisher
SF: Andrei Kirilenco
PF: Carlos Boozer
C: Mehmet Okur
試合が始まってすぐ Warriors が走る。 ディフェンスも積極的でいきなり1Q で6個のターンオーバーを奪い、Warriors らしい試合展開を見せる。 おまけに Jazzのガード陣 Deron Williams と Derek Fisher をファウルトラブルにし、Game 3 の再現かと思わせた。
しかし Jazz の自信は揺がず淡々と攻めてきて、なかなか引き離せない。 これがセットプレイの上に築き上げられた自信なのだろうか。
Baron Davis は動きが悪い。 疲労もあるだろうけど、膝とか本格的にヤバいんじゃないかと疑ってしまう。 オフェンス面は限られたときにジャンプショットなどで貢献するといった感じだったが、コートにとどまってディフェンスでスチールにがんばるなど、Warriors の攻撃の起点となってくれたのは流石。
辛うじて前半リードで折り返したが、後半になると Warriors の選手たちに疲労の色が見えはじめる。 要所要所でプレイが雑になり、シュートも入らなくない。 あと一歩のところで届かないようなパスがあったり、勢い余ってチャージングを取られたり、本人としては普通に飛んだブロックも、疲れてとどかずフレイグラントファウルにされたりとフラストレーションもたまる。
4Q 後半には Jazz にも疲労の色が。 Warriors の厳しいチェックにパスミスなどのターンオーバーが目立ってくる。 しかし、Warriors もヘロヘロでなかなかシュートを決められない。 4Q前半につけられた差を詰められず逃げられ 87-100 で敗戦。
こんな感じで、Warriors の 2007年のプレイオフは終わってしまった。
想像以上にプレイオフはタフだった。 最後はプレイスタイルによる、体力の差という感じになってしまったか。 プレイオフが始まってからはほぼ1日おきに試合を続けるというのは、選手層の薄い Warriors には特につらいものだったろう。
とにかく、Run and Gun と呼ばれるスピーディーで面白い試合を見せてくれた Warriors に感謝。 3月の始めの時点では今シーズン、ここまで楽しめるとは思わなかった。 シーズン後半の怒涛の追いあげ、そして第1シードの Mavs を破るというアップセットはずっと忘れないだろう。
Warriors は選手たちの契約の関係で、来年はある程度の選手の入れかわりが予想される。 来シーズン、新しい Warriors でさらなる上を目指してくれることを期待したい。
2007年5月15日 at 11:20 PM
終わりましたね。終わってしまいました、、、
にわかファンにはこのシーズンの積み重ねを良く理解してないので、Warriorsがどれだけ頑張ってきたのか良くわかっていないかもしれませんが、選手個々のプレーに魅了され、ファンの熱い応援に声を枯らしたプレーオフでした。
来年はシーズン開始からしっかりと試合を観戦し、5月の暖かい、日の長いプレーオフの試合前に、駐車場にて一献交わしたいものです。
是非、来シーズンもよろしくです。
2007年5月16日 at 12:02 AM
終わっちゃいましたね。
13年ぶりの重みを感じた人もいれば、このプレイオフでのWarriorsの勇士を見てファンになった人もいるんじゃないでしょうか。
日曜日の試合はカリフォルニアで行われたバスケの試合での最多の観客動員数だったそうです。 このファンが来年も Warriors を応援してくれればきっとプレイオフに行ってくれることでしょう。
来シーズン開始からと言わず、オフシーズンも Warriors の動向を注目していきましょう!