先週末、FBI がNBAの審判(レフリー) Tim Donaghy (ティム ドナフィー) を取り調べていることが明るみになった。 容疑は賭博。 NBAの試合、なかには自分で審判していた試合に賭けていたらしい。

アメリカではスポーツブックという形で、スポーツの試合にお金を賭けること自体は合法なのだが、試合をコントロールできる審判が参加していたというのが不正だというわけ。 ドナフィー氏はもともと賭博癖があったようで、何らかの方法で犯罪組織に巻き込まれて利用されていたとも言われている。

この、ドナフィー氏は2004年の選手と観客を巻き込んで行われた NBA乱闘事件 の時の審判でもあった。 いま考えると、賭けに有利になるように判定をしていたことで、選手たちが判定にフラストレーションを貯め乱闘事件に繋がったと考えられなくもない。

スポーツでの不正は、試合を楽しみにしているファンへの裏切り行為だ。 NBA は全面的にFBIに強力することを声明しているが、 今後ともファンが安心してNBAバスケットボールの試合を観られるように、実際何が行われていたのかを明らかにし、今後いかにこういった不正を止めるかをはっきりしてもらいたい。