Category: 02 アメリカ生活

mZone が機内インターネットを提供するかも

Subscribers to mZone, NTT DoCoMo’s wireless hot-spot service, could soon be surfing the Net at 30,000 feet.
(NTT DoCoMo のワイヤレスホットスポットサービス mZone の契約者は30,000フィート上空でもうすぐネットワーフィンができるようになるかもしれない。)

アメリカの CNet News にちょろっと乗っていたニュース。 NTT DoCoMo のホットスポットサービスが機内で使えるようにするための交渉をしているらしい。

mZone といえば以前書いた1日 500円のプランがちゃんと導入されていた。 もしこれが機内ネットにも適用されればアメリカ-日本の往復時の結構な暇潰しになって嬉しいなぁ。

ただ、エコノミークラスの席でも電源を提供してくれないとPCのバッテリが数時間しかもたなくてあんまりうれしくないかも。


アメリカ版 料理の鉄人

先日、テレビ番組表を眺めていたら Iron Chef America という番組を発見。

見てみたら昔日本でやっていた「料理の鉄人」のアメリカ リメイク版だった。 「料理の鉄人」の番組中でも紹介されていた記憶があるがアメリカではケーブルテレビのチャンネルの Food Network というテレビ局で日本の「料理の鉄人」の映像を英語で吹替えたものをずっと前から放送していて高視聴率を稼いでいる。 日本の「料理の鉄人」はもう終わってしまったので、そろそろアメリカ人を中心に新しく作ろうということになったのだろうか。

今回のシリーズはそのパイロット版のようで、全4話から構成され対戦相手が日本の鉄人たち(フレンチの坂井が1戦、 和の森本が2戦、チームバトル1戦)というちょっと変則なもの。 今回のシリーズで視聴率がとれればアメリカ人同士の対決という形になると思うが、2話ほど見てみて何となく違和感を感じた。

ヘンに真面目なアメリカの番組作りはガチンコ対決ばかりを再現して、「私の記憶が正しければ…」で始まる挑戦者の背景の紹介や主宰の鹿賀丈史のあやしいところといった部分がまったく再現できていない。 特に鹿賀丈史は、翻訳版でも唯一吹替えではなく字幕であの雰囲気を伝えていただけにほんとにこれでいいのかと心配してしまう。 ちょっとふざけた雰囲気の中のガチンコ勝負というアンバランス感が良かっただけにこのリメイクは日本人的には残念。 アメリカ人もこれまでの吹替え版に慣れていると思うので構成に反発が無いか心配。

番組は今晩の放送で4話全てが放送されるけど、Food Network では再放送をいっぱいするようなのでアメリカに住んでいてケーブルテレビを見られる人はチェック。 Food Network 内のショップでは、すでに DVDまで発売されている。 日本へのおみやげにもいいかもしれないけど、リージョンコードの違いに注意してね。


トランプの代わりにあの男が動く

Donald Trump didn’t hire “Apprentice” finalist Kwame Jackson on Thursday night’s finale of the NBC reality show, but Mark Cuban just might.
(ドナルドランプは NBC木曜日の夜のリアリティーショー”Apprentice” の最終回で、ファイナイスト Kwame Jackson (クワミ ジャクソン) を雇わなかったが、マーク キューバンが雇うかもしれない。)

今シーズンのアメリカのテレビ番組で人気をさらっていった “The Apprentice (見習い人)” というテレビ番組。 腕に憶えのある若い実業家たちが、不動産王ドナルドトランプ氏が出すビジネスの課題で競争していくという番組。 残念ながらオレはウラ番組のドラマを見ていたので放送そのものは見たことなかったけど、News や他のテレビ番組などでネタになっているのは何度も見たことがある。

毎週1人ずつ落ちていき、最後に残った2人から、先週の最終回でトランプのもとで働く1人が選ばれたのだが、選ばれなかった方に注目した人がいる。 Mark Cuban (マーク キューバン) だ。

Mark Cuban は テキサスにある NBA のチーム Dallas Mavericks (ダラス マーベリックス) のオーナー。 以前にも書いたが IT バブルを勝ち抜け、そのお金でチームを勝ったという NBA では有名なおっさんだ。 でも、試合にしょっちゅう来て熱狂的に応援してる姿を見ると、投資とか金儲けとかじゃなくて本当に好きでチームを買ったんだろうなということがわかるのでバスケファンからも好かれている。

Mark Cuban は自分のところに送られてくるビジネスの提案の評価をKwame Jacksonにしてもらったり、良かったものを実際経営してもらったりしたいと語っている。 “The Apprentice” の挑戦者はもともとハーバードビジネススクール出身とか、 ゴールドマンサックスの投資マネージャーだとか、すごい経歴をもっている人たちのようなので番組でいろいろ語っているところを見たら、任せてみたいと思う人は他にも出てくるかもしれない。

そうそう。 Mark Cuban は “The Apprentice” に似た番組 “The Benefactor (後援者)” という番組を来シーズンにやろうとしている。 今回の記事で、 Blog も書いてることも知った。


生ハン

YOUR CHANCE TO MEET WILLIAM HUNG!!!!! GET READY FOR THE 1st WILLIAM HUNG IN-STORE!!
WHERE?
TOWER RECORDS – SAN MATEO
41 WEST HILLSDALE BLVD.
SAN MATEO, CA 94403
WHEN?: FRIDAY, APRIL 16th
WHAT TIME? 3:00 – 5:00pm.

うちの近くの Tower Record に William Hung が来た!

先日発売したアルバムのプロモーションの一環として、サイン会を開くらしい。 のどかだと思ったのは、そのお店で買ったCDだけじゃなくて、既に持っている人もそのCDを持ってきたらサインをしてくれるらしい。 えー、断片的に聞くのは許せるけど、フルコーラスでしかもアルバムを買う人、買った人いるのか? サイン会そのものは全然人が集まらず、オレのようなやじ馬ばかりが集まるのではないか?

そんな、疑問を持ちながら会場へ行ってみると…

こんなにいた! みんなCDやポスターなんか持ってる。 驚き。 地元のテレビ局も取材に来てる。

タワーレコードはサイン会に来た人が多かったので店の外に並ばせて、少しずつ中に入れてサインをさせたようだ。

サイン会は予定より1時間近く遅れてスタート。はじまるまでの間、やじ馬組のオレは列には並ばず隣の電器店でいろいろ見ながら過ごしていたらいつの間にかミスター ハンがサイン会の席にいた。 登場したなら誰か騒げよ。

こっちに手を振ってくれた! 実際はオレの前にいた中国人の女の子が手を振ったのに振り返したからだけど、最初わからなかったから興奮して急いでシャッター押したらブレてしまったよ。

とりあえずテレビなどで見たままなんだけど、思ったより背が高くて驚いた。165cm ぐらいかな。

店の外に並んでいた人たちが少しずつ中に入ってサインをしていった。ギャラリーもサインをもらう人も黄色い声をあげるわけでもなく思ったより静かな中すすんでいく。 ちょっと拍子抜け。 というか、こんなもんか。

始まる前にはマイクも用意してあったけど、本人がマイクを持ってパフォーマンスをするわけではなかったので肉声も聞けなかった。 途中で歌ったりしたのかもしれないけど、そこまで待てず帰ってしまった。

うーん。 何だろ。 この不完全燃焼のような気分は。 ただ、そこにいるだけではつまらないぞ。 やっぱりパフォーマンスがあってこその彼なんだろうな。

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ラリーエリソン ホームランボールをキャッチ

The ball was retrieved by the same Larry Ellison who grabbed No. 660 and returned it to Bonds. This time, Bonds didn’t want it.
“He knows exactly where I’ll hit it,” Bonds said. “He can keep it.”
(661号のホームランボールは、660号ホームランを捕り、ボンズへ返却したのと同じ ラリーエリソン がまた捕った。 今回はボンズはそのボールをいらないと言っている。
“彼はオレがどこへ打つか知ってるらしい。 ボールは彼が持ってていいよ。” とボンズは言った。)

サンフランシスコ ジャイアンツの有名選手 Barry Bonds (バリーボンズ) がアメリカ大リーグでは歴代3位タイになる 660号ホームランを打ったのは一昨日。 そして、昨日単独3位になる 661号ホームランを打った。

サンフランシスコ ジャイアンツのホームグラウンドである SBC Park (昨年まで Pac Bell Park だったが Pac Bell という電話会社が SBC という名前になったのに伴い名称が変更された) はライト側が少し低く、短かいため場外ホームランが出やすい。 そして、球場のすぐ外は海に繋がっているため、ホームランボールが海に飛びこむ Splash Hit という珍しい光景が見られる。

660号、661号ホームランともにこのSplash Hit で、それをキャッチしたのがカヤックに乗った Larry Ellison (ラリーエリソン) という人物。

え、ラリーエリソン?

larry.jpg

2日もこんなところでホームランボールを追いかけてたのか?

クルーザーやヨットじゃなくてカヤックに乗ってまでホームランボールを捕ろうとするほど、野球好きだったのか?

などと、疑問や想像がグルグル回って気になったので調べてみたらFairfieldに住む、別の Larry Ellison だった。 いろんな意味で安心した。


http://www.dailyrepublic.com/articles/2004/04/14/news/news2.txt


リージョンフリー DVD プレーヤ

しばらく前、ウチで使っていたDVDプレーヤの調子が悪くなった。

どうもドライブまわりの不調のようで、DVDを入れてもロードしてくれなかったり、ロードしても音飛びや画面が固まったりと見ていても精神的によくない。 このDVDプレーヤはまだ日本にいたころ買ったもので、アメリカに行くことが決まっていたこともあって日本、アメリカの両方のDVDが再生できるようなリージョンフリーのものを探して買ったものだった。 たしか当時3万円ぐらいかかったような。

アメリカで一般に販売されているDVDプレーヤは安いものならもはや$100以下があたりまえ。 リージョンフリーのために高い値段を払うならアメリカのDVDソフト専用のプレーヤとして安いものを買って日本のソフトは(日本の)プレステ2で再生すればいいやと思っていた。

ところが、このサイト(dvdrhelp.com)の情報(英語) によると、普通に売っているものもいくつかの機種はリージョンフリーになるらしい。 しかも、蓋を開けて、半田ごてを使って改造するといったややこしい手順は必要はなく、リモコンのボタンをある順番に従って押していくとリージョンフリーになるというものが多い。 そこで、うちのまわりのお店で売っている安いDVDの型番をメモってきて、このサイトで検索をしたりして、リージョンフリーになりそうなものを探して買ってきた。

最初に買ったのは、リージョンフリーにはなったが、ディスクをまともに読み込まないといった別のところに問題があったので、結局リターン。 最終的に某オランダメーカのDVDプレーヤに至った。 リージョンフリープレーヤの相場が 未だに$100以上することを考えると安い買い物ができたと思う。

上のサイトで紹介されている方法は、誰かが発見した方法で、メーカが動作保証しているものではない。あくまで個人の責任で行なうことをお願いしたい。 また、機種によっては、シリアルナンバーがある番号より小さい場合はこの方法が使えるといったように、同じ型番でも有効な情報と、そうでないものもあるので、書いてある内容を十分注意をして読んでほしい。


ウイリアム ハン ハーフタイムショー!

アメリカンアイドルのサンフランシスコ予選で落選ながら、類いまれなるパフォーマンスを見せてくれた、UCバークレーの学生William Hung (ウイリアム ハン)。 なんと、今日行われる Warriors vs Rockets 戦でライブが行われる。

Houston Rockets と言えば、昨年のドラフト1位の中国人 ヤオ ミンが所属するチームで、今日の試合もこのあたりに住む中国系の住民がたくさん集まることが期待されている。 そこで、Warriors もウイリアムに登場を願ってさらなるチケット売り上げを狙おうというわけだ。

じつは彼、以前このサイトで紹介してから、レコード契約も決まり、いま iTunes Music Store でそのプレビュー版が発売されベスト10入りしているほどの大人気。 アメリカンアイドルでは、まだ上位9人が決勝を戦っている状態なので、誰よりも早くレコーディング契約を結びアルバム発売という形になってしまった。 けど、こんな状態なので、日本での知名度はイマイチ。 この記事を見たときもちょっと笑った。


欧州ではすでに発売、北米では4月20日に出荷される「EyeToy: Groove」。このダンシングゲームのデモに登場した素人っぽいタレントさんには会場からの大喝采が

そう。確かに素人っぽいタレントだ(笑)。

フルアルバムは5月に発売予定だそうで、この人気はいつまで続くのか? 日本でも本格ブレイクはあるのか?

訂正: フルアルバムは、この日4/6の発売でした。 なんと輸入版が日本のアマゾンでも買える!

昨日の様子はこちら
Warriors.com: William Hung Visit

リンク:
ウイリアムハンファン サイト – Music & Video のコーナーに彼の軌跡が!


Segway 初体験

これまでもこのサイトで注目してきたSegway。 残念ながら値段の高さと、公道で乗っていいとか、いけないとかややこしいことが重なってちょっとヤバめですが、偶然にも試乗することができた。

Segway の試乗をやっているのはSan Jose (サンホゼ) にある The Tech Museum of Innovation (通称The Tech、日本語ではテックミュージアムという通称で有名)。 現在はここで、午後2時から3時まで 地下1階 (Lower Level) の小部屋で試乗会をしている。 料金は The Tech への入場料 (大人$9) のみで試乗そのものに別料金はかからない。 ただし乗れるのは16歳以上、100ポンド(45kg)から250ポンド(112.5kg)までの体重の人のみなので注意して欲しい。 土曜日だったが、もともと子供向けの施設なこともあって大人が付き添いの人ばかりだったので、開始時間の少し前に行ったら1番最初に乗ることができた。

Segway.jpg左の写真が試乗会の様子。 (カメラを持っていかなかったので、ケータイ(NEC 525)のカメラで撮影)

日本ではKNN 神田氏の 1st Segway で結構丁寧な試乗会をしているという記事を見ていたので、始めにみっちり指導されるかと思いきや、Segway は5つのジャイロでバランスをとって、重心の移動で前や後ろに進みます。 電池で動いて1時間30分の充電で…なんて一般的な話を2,3分話した後、すぐ試乗。 しかも、何も教えずいきなり乗ってみろという乱暴さ。いいのか?

始めはバランスをとるのにてこずりフラフラしたが、まずはSegway上で静止ができればあとは少しずつ前へ傾むけることで前進することができた。 やっぱり何か不思議な感じ。 前へ進んだあとは後ろへ進んでみるが、後ろに倒れるのはやっぱり不安で体重をかけられないため結構難しい。 次に、左のグリップをひねることで右や左へSegwayを回転させる、これと前進、後退を組み合わせれば自由に移動できる。 基本はこれだけ。 1,2分ぐらい経って、自分でも乗りこなせてきたなーと思ったところで交代。

終わってしばらく経ったら足の筋肉がプルプルしてたけど、スーッと浮きながら動く操縦感覚はやっぱり面白い。 もっとお手軽に手に入らないことが残念。 こういった新しいモノが登場したときは、どうしても既存のしがらみが邪魔になるが、時間をかけて少しずつ浸透していって欲しいと思う。

Segway ばかり中心になってしまったが、 The Tech はコンピュータ、宇宙、バイオ、自然といったテーマをわかりやすく展示している。 子供はもちろん、大人でも十分楽しめるのでほんとおすすめ。 Segway の試乗会はいつまでやっているかわからないけど、The Tech のカレンダーのページにSegway (Human Transporter) というのが書いてある間は大丈夫だと思うので、行く前に確認してもらうといいと思う。


カリフォルニア 25セント記念硬貨のデザイン決まる

Gov. Arnold Schwarzenegger unveiled the design of California’s new quarter Monday, which shows conservationist John Muir, a California condor and Yosemite National Park’s Half Dome mountain on the coin’s tails side.
(アーノルドシュワルツェネガー州知事は月曜日、 自然保護論者のジョン ミュールとカリフォルニア コンドル、それにヨセミテ国立公園のハーフドームがコインの裏側に描かれている。カリフォルニアの新25セント硬貨のデザインを公開した。)

アメリカの造幣局が1998年から2008年までの10年間に各州から、それぞれの州の特色をもった25セント硬貨(クォーター) を発行するという 50 State Quarters Program の一環として、カリフォルニア州の順番が来た。

当初は Hollywood サイン (L.A. の山の中腹にかかげられてるヤツ)とか、ゴールデンゲートブリッジになるかと言われていたが最終的には自然、環境というところで落ち着いたようだ。 シュワちゃんはデザイン決定に2ヶ月かけたという話だが、本人がエンターテイメント界出身なだけに、もうちょっと遊んだデザインでなかったのはちょっと残念。

この25セント硬貨、2005年の始めに5億枚以上発行されるそうだ。 普段使っていても他の州の記念硬貨はけっこう見かけるし、友人の中には集めている人もいる。 アメリカに遊びに来た人は、このコインを探してみるのもいいかも。


イーバンク vs ライブドア

何やら穏やかならぬ雲行きである。新興のネット銀行、イーバンクの筆頭株主であるライブドアが、経営陣を相手に告訴、株主代表訴訟をちらつかせて圧力をかけている。蜜月だったはずの両社にいったい何があったのか。

少し前に脅迫めいた留守番電話が元で、明るみにでたイーバンクとライブドアの確執。 真実はともかく上のサイトに背景を含めいい感じにまとめられていたので紹介。

最近、コンピュータ以外の知識も身に付けなければと思い、簡単な経済本を読みだしている。 そんなオレからしてみるとこの争いになんだか日本経済の縮図を見た感じがした。

よく本に書いてあるのは、株式会社は株主の利益を第一に運営されるということ。 ところが日本の会社は株の持ち合いみたいなことがよく行われ、この原理に従って会社が運営されていない。 今回の件も、イーバンクは不透明な投資を行い、利益を出すことを最重要に考えていないのはオレが見ても明らか。 筆頭株主であるライブドアは少々強引な形だったかもしれないが改善を迫った。 ところが、イーバンクは逆ギレして、ライブドアを排除してこれまでの道を突き進もうとしているように見える。 なんか日本の経済が過去のしがらみにまきこまれ、本来すべきことを忘れてもがいているのと同じようだ。

第三者の目のダメ出しを真摯に受けとめる。 難しいこととは思うが、こういったことが今の日本の会社に必要なのではないだろうか。