この500円プラン、なかなか使い勝手が良さそうだ。従来もNTTコム「HOTSPOT」のプリペイドカードなど、1日あたり500円前後で公衆無線LANを提供するサービスはあった(2002年12月の記事参照)。しかしHOTSPOTのプリペイドカードの場合、店舗でカードを購入し、カードに記入されているID、パスワードをその都度入力しなくてはいけないなどの手間がかかる(ISP経由ならば利用ごとの課金も可能)。
 Mzoneでは、事前に申し込みをしておけば、利用したときだけ課金が行われ、月額料金は必要ない。逆にいえば、特に使う予定がなくても、申し込みだけしておいて損はない。

うーん。 できればプリペイド方式も併用して欲しかった。

というのも、この前日本に帰ったときに泊まったホテルの一つにこのMzoneのサービスをしているところがあった。 最初はてっきりフリーホットスポットだと思ってノートPCを繋げてみたけどパスワードを要求されて有料、しかも登録制だとわかってがっかりした体験をしていたからだ。

ホットスポットは見つけたらラッキーという程度なのであらかじめ登録しないと使えないというより、その場限りで使える方式の方が嬉しい人の方が多いのではないだろうか。ホットスポットが喫茶店のようなところであれば、カードを買って使えるような仕組み、もしくはその場で登録できるような仕組みが欲しいところだ。 (自分のPCからも登録ページだけは無料でアクセスできるような穴を開けるとか…。)
ただ、使ったときだけ1日500円で、登録しておくだけならお金はかからないという料金設定は良心的に感じる。

アメリカでホットスポットサービスと言えばスターバックスが有名だが、このサービスはT-Mobile という会社が提供している。 T-Mobile は 年間、月間、1日、従量制とプランと分けているが1日パスは $9.99 で、購入してから120日以内しか有効じゃないというものだ。 従量制にしても $0.1/分だが 最低60分のチャージがかかってしまうので1時間$6.00の計算だ。 他にお金がかからないにしてもちょっと高すぎる。

HotSpotなんて普通の人はそんなに頻繁に使うわけじゃないので、使いたいとき、もしくは使えるとわかったときに、安い値段で使える。 これが HotSpot に期待するところだろう。