挑戦者オスカー・デラホーヤ(米国)が王者フェリックス・シュトルム(ドイツ)に3-0の判定で勝ち、史上初の6階級制覇を達成した。
オスカー・デラホーヤというボクサーは日本ではそんなに有名ではないと思うが、アメリカではボクサーでありながらイケメンなことからメキシコからの移民(の女性)を中心に人気で、なんとCDまで出している。 個人的にもその試合っぷりが気に入っていて追いかけているボクサーだ。
まだ、日本にいた1998年6月13日、対パトリック シャルパンティエ戦をWOWOWの中継で見たのが初めての試合だったが、左ジャブから射程距離を詰めていき、相手を捉えたときに放たれるパンチの連打にド肝を抜かれた。 現在は階級を上げたこともあってスタイルが変わってしまったが、この時の印象が強くて、いつも期待しながら観ていた。
アメリカに来てからは彼の試合はHBOという有料チャンネルでの放送になり、試合の生中継は PPV(ペイパービュー)という、別途お金を払わないと見られないというしくみになってしまい残念ながら中継を観ることから遠ざかってしまい、試合結果だけを追うようになってしまった。 余談だがアメリカでは PRIDE の試合や最近では K-1 も PPV で中継されることもある。
苦手な相手に負けることもあったが、負けても復活して戦い続け、これで以前から彼が目指していた6階級制覇を達成できたことになる。 (ほんとは負けなしで、6階級制覇をし、すぐ引退すると言っていたのだが…)。 ひとまずはおめでとうと言いたいが、ここで引退ではなく、負けたままのシェーンモズリーへのリベンジなど、まだまだ頑張ってもらいたい。 できれば再びスピードをつけて以前のようなスタイルの復活も。
というわけで、今でもWOWOWが放送権を持っているようだが、日本で彼の試合を観られる機会があったらぜひどうぞ。
リンク:
公式サイト
ほぼ日刊イトイ新聞 – 私をリングサイドに連れてって。 2年ほど前の記事だけど、試合の様子をうまく伝えている。
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