イーバンク vs ライブドア

何やら穏やかならぬ雲行きである。新興のネット銀行、イーバンクの筆頭株主であるライブドアが、経営陣を相手に告訴、株主代表訴訟をちらつかせて圧力をかけている。蜜月だったはずの両社にいったい何があったのか。

少し前に脅迫めいた留守番電話が元で、明るみにでたイーバンクとライブドアの確執。 真実はともかく上のサイトに背景を含めいい感じにまとめられていたので紹介。

最近、コンピュータ以外の知識も身に付けなければと思い、簡単な経済本を読みだしている。 そんなオレからしてみるとこの争いになんだか日本経済の縮図を見た感じがした。

よく本に書いてあるのは、株式会社は株主の利益を第一に運営されるということ。 ところが日本の会社は株の持ち合いみたいなことがよく行われ、この原理に従って会社が運営されていない。 今回の件も、イーバンクは不透明な投資を行い、利益を出すことを最重要に考えていないのはオレが見ても明らか。 筆頭株主であるライブドアは少々強引な形だったかもしれないが改善を迫った。 ところが、イーバンクは逆ギレして、ライブドアを排除してこれまでの道を突き進もうとしているように見える。 なんか日本の経済が過去のしがらみにまきこまれ、本来すべきことを忘れてもがいているのと同じようだ。

第三者の目のダメ出しを真摯に受けとめる。 難しいこととは思うが、こういったことが今の日本の会社に必要なのではないだろうか。


8 Comments

  1. 確かにわかりやすくまとまっているね。
    この辺とか。
    「カネは欲しかったがモノ言う株主は不要のイーバンク。中身を精査せずに出資したライブドア。」
    そもそも話題性のある事件だったけど、社長がブログで攻撃的に発言してたり Web に音声ファイルを載せて公開したりと、ネット上での盛り上がりに拍車をかける演出があったからこそ目だってたんだよね。
    そーそー TurboLinux 買収ってのもちと驚いたよ。

  2. そう、結局記事の中ではどっちがいいとかって結着を出さずに、上の言葉でまとめちゃってるんだけど、ほんとに精査できるんだろうか。
    隠そうとしていた投資が見つかっちゃってイーバンクが態度を硬化した気がするんだよね。そんな情報だからきっと大口投資家でも事前に知ることは難しいんじゃないかと。
    なので、オレ的には少々派手なことやってもいいからこの件に関してはライブドアがんばれ、って思う。
    で、TurboLinux どうなっちゃうんでしょ。TurboLinux にも Click’n’Run 搭載? こっちの件はライブドアちょっとやりすぎって思ってしまう。情報少ないからだろうな。何らかのビジョンを示して納得させてくれればいいんだけどね。

  3. やっと全部読みました。
    なんか、古きよき日本企業のなぁなぁ体質 VS アメリカ資本主義的合理主義近代企業 ってことかなぁ。

  4. 自分の感想はどっちもこっち。
    ライブドア株は完全におもちゃと化していて、数年前のソフトバンク、光通信状態。そんなところが株主のことを考えて経営しろとか云々を言ってる姿が茶番だとも思ってる。ネットバブルでガボガボキャッシュを懐に貯める事が出来た運の強さは認めるけど。運も必要。
    イーバンクは単にアサハカだったということ。未公開の会社は(原則を抜きにして・・・)自分勝手に経営をすることもできる。その辺りの資本政策をミスったんでしょう。
    繰り返すけど、少し前のクレイフィッシュと光通信の関係とかあんな感じだと思う。少しは成熟して、まともな議論も当然当方同士でしてると思うけど・・・。

  5. こんにちは、ライブドア

    こんにちは、ライブドア…
    この度インターネット関連サービス会社ライブドア(株式コード:4753 証券取引所:東証マザーズ) とネット専業銀行のイーバンク銀行の間で包括的な和解が成立したようです。 (´・ω・`)ショボーン
    「あんまり遊んでいるとお前の会社ぶっ潰

  6. [4753] ライブドア

    [4753] ライブドア

  7. [4753] ライブドア

    [4753] ライブドア

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