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アメリカのDVD

この週末、シリコンバレーエリアにある大きな家電量販店の Fry’s というお店へ。
特に欲しいものがあるわけでもなかったが、店内のDVDコーナーを見ていたら物凄い値札をハッケン。

Forrest Gump (Special Edition) – $5.99

先日テレビでやっていたのを久々に見ていいなぁと思っていたのでこれを機に買ってしまった。 もちろん新品。トムハンクス主演、アカデミー賞を6部門獲得したあの映画のDVD。

もう10年以上前の映画だが、DVDとしては昨年発売された特別ディスク付きのもので、日本のアマゾンでは何と

B0007XG6BW フォレスト・ガンプ 一期一会
トム・ハンクス ロバート・ゼメキス サリー・フィールド


Amazonで詳しく見る
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¥4,935 という値段が付けられている。

この差はちょっと極端かもしれないけど、アメリカのDVDは日本のものと比べて安い。新作が20ドル(2200円)程度、旧作になると10~15ドル(1100-1700円)程度という値段が付けられている。

じゃあ、アメリカで売られている日本のDVDはどうなのかと言うと…

しばらく前に買ったガンダム(ファースト)の映画3部作のDVDボックスは42ドル(4600円)程度だった。 (amazon.com では今でも 45ドル)。 日本語音声に加え、英語音声や字幕も入ったものだったのに…である。

対して amazon.co.jp では映画1本で 8190円。アメリカと同じく3作まとめたら24570円!!! ここまで高いと気軽な気持では買えないなぁ。

日本で売られるDVDは ライセンス代金、日本語字幕などのため値段が上がってしまうという話は聞いたことがあるが、もっと根本的なところで値段の付け方が違っているような気がする。

以前友人と、娯楽モノの価値基準はCD1枚の値段より上か下かで决まるというCD本位制なんじゃないかと言ってたことがあるが、この数字を目の当たりにするとさらにその気持ちが強まった。

日本では音楽CDの多くがだいたい3000円で売られている。音楽CDより情報量の多いDVDが3000円以下で売られるのはヘンだ。 じゃあ、それ以上でも大丈夫だろうという感じで値段が付けられてしまう。 対して音楽CD(アルバム)がだいたい $10 (1100円) で売られているアメリカでは、DVD $20 ぐらいというところが妥当な値段という計算になるわけ。 ゲームなんかも同じことがあてはまりそう。(アメリカではPS2でも$50を越えるゲームはほとんどない) ということはCDの値段が下がったり、再販制度がなくなるとDVDをはじめとゲームなんかも値段が下がるんじゃないだろうか?


Sura先生 引退の危機

ESPN.com – NBA – Thursday roundup: Sura not optimistic about surgery
Point guard Bob Sura will undergo surgery Thursday to fix a bothersome right knee. The Rockets guard isn’t optimistic, however. Sura says that the surgery may determine if he will be forced to retire.
ポイントガードのBob Sura(ボブ スーラ)は煩わしい右膝の手術をする予定だ。 しかしながら、ロケッツのガードである Sura は「この手術によって強制的に引退が決まってしまうかもしれない」と語るように楽観的ではない。

2年ほど前まで Warriors に所属し、空回りするハッスルプレイが人々の心を魅了した Bob Sura。 このサイトでも Sura 先生の愛称で何度か登場しているが、32歳の彼は膝の故障に悩まされていて引退の危機にさらされている。

1昨年、Warriors から Detroit Pistons (デトロイト ピストンズ)へトレードされた後、シーズン途中に再びトレードされ、Atlanta Hawks (アトランタ ホークス)へ。 ここで先発PG(ポイントガード)として一気に開花。

Atlanta では 3試合連続トリプルダブル(得点、アシスト、リバウンドすべてが2桁を記録すること) という偉業が残せそうだったが、3試合目に自身の外れたシュートをリバウンドして、10個目としたのだが、シュートを故意に外した(=ゴールを狙わなかったのでシュートとカウントされなかった) としてリバウンドも無効になり夢の記録になってしまうというように、やはり記録より記憶に残る選手だった。

昨年にはFAでヤオミンのいる Houston Rockets (ヒューストン ロケッツ) へ移籍。 先発PGとして出場して、安住の地がみつかったという感じだっただけに、この膝の手術は残念だ。
彼のヒザの調子はは関節炎、軟骨の損傷、骨と骨がぶつかっているなど、結構ひどい模様。 たとえ今回直ったとしても、シーズン前半(もしくは、シーズンのほとんど?)を棒にふり、また再発する可能性も考えると、彼が引退を覚悟するのもわかるような気がする。 ただ、なぜキャンプイン直前の今になって手術を決意したのかは疑問が残る。

ただ、チームは戻ってくることを期待しているとコメントしているので、そういう場がある間は何とかしてあのハッスルプレイを見せて欲しい。


サンフランシスコでスキージャンプ

サンフランシスコの特徴と言えば霧と坂。

サンフランシスコ市内を車で移動したことのある人ならわかると思うが、サンフランシスコの中心部には信じられないような急な坂がたくさんある。

急な坂があるなら雪をしきつめてスキージャンプをやってしまおうというイベントが昨日行われた。 サンフランシスコは普段なら冬でも雪の降らない場所なので、普段は見ることのできない面白い光景が見られたようだ。

このイベント、オリンピックの金メダリスト Jonny Moseley (ジョニー モスリー) の30歳の誕生日を祝うために準備され、当初は8月末を予定していたのだが、住民たちの猛反発があったり、当日同じ通りにある家で結婚式が予定されていることがわかったりと、いろんな事情が重なって一旦キャンセルされ、 1ヶ月ほどかけて調整した上での開催となった。

こちら に写真があるので見てもらったらわかるが、200トンもの雪を敷き詰めたおかげで実にそれっぽいジャンプ台ができあがっている。 普段はここを車が通ってるんだよなぁ。 ただ、飛距離を競うのではなくエアトリックと呼ばれる上の方にジャンプして回転したりする競技用のジャンプ台になっている。

昨日のサンフランシスコは25℃以上の暑さで、観に来てる人は半袖だったりタンクトップを着てる中、スキー&スノボジャンプ。こういうバカバカしいギャップって好きだなぁ。 平日じゃなかったら行ってたのに残念。

普段の準備中の様子はこちら(要Quicktime)で、
当日の様子はこちら(要Windows Media) で見ることができる。


2回目ハワイ

Northshore.jpg

またハワイ行ってきました。 前回は自分たちの結婚式だったので準備など大変だったが、今回は友人の結婚式に出席するためだったので前回の分も含め楽しんできた。

前半はレンタカーを借りてオアフを一周。上の写真はその時とったノースショアのビーチのもの。ワイキキのビーチとは違って人が少なく静かな中、海や砂浜の色がとても鮮やかで印象に残った1枚だ。

前半飛ばしすぎて、後半はバテてノンビリというウチらしい旅行だったが、非日常な雰囲気の中、友人たちとの会話や食事を楽しみムチャクチャ忙しかった出発直前の疲れを一気に癒すことができた。

気がついてみたら今年もあと3ヶ月ちょっと。 がんばっていきましょう。


Monitor Mirror (モニター ミラー)

コンピュータを使った仕事の人は、画面に集中しすぎていきなり後ろに人がいてびっくりということないでしょうか? 人一倍驚き屋のオレは、いきなり声をかけらるたびに「ギャッ」と驚いてしまい自分の席に来た人が申し分けなさそうにするのが申し分けないと思っていた。

以前は、技術屋っぽくQuick Camを使った自作の人検知ソフトでチェックなんてこともしたけど、作業環境を Win XP にしたときに動かなくなってしまうハイテクならではの脆さを露呈。 何かないかと調べてみたら、原始的だけどもっと確実な方法を発見、先日手に入れることができた。
下の写真がソレ。

MonitorMirror.jpg

Monitor Mirror (モニターミラー)と呼ばれるこの製品は、広い範囲が映る鏡(凸面鏡?)をモニタの上に置くというシンプルなもの。 鏡ははっきりと映るわけじゃないけど、人が来たとか何か動いたというのがわかる用途には十分。

いくつか種類があるようだが、ノベルティグッズ やイベントやプロジェクト完了などの記念グッズとして配布されることが多いようだ。 そのため、お店はあまり見かけなかったのだが、ebay を探したら安く($2.50, 送料込み) 買うことができた。このミラーにも iomega のロゴが入っているので、もとは販促品だったんだろうな。

モニタの上に置くだけのシンプルなモノなので、ブラウン管モニタでも液晶モニタでも使えるし、OSをアップグレードして使えなくなることもない(笑)。 難点としては、会社で使っているような大きなモニタでは、例えば画面の下の方に注目していたときなど、場合によっては視界の中に鏡が入らなくなることがあるぐらいだろうか。

まぁトータルでは結構快適。 これで人が来ても驚かなくなるでしょう。


Radio Edit の秘密

最近、オレが乗っている車のCDプレーヤ (純正品) の調子が悪い。

はじめは 何回かに1回ロードに失敗していたのが、3,4回に1回成功するようになり、もう今では余程運がよくない限りロードしてくれない。 これを機にMP3 CDが再生できるカーステレオに変えるか、iPod Nano にでも乗り換えてしまうか…。
最近はCDが使えないので通勤中の車の中ではFMラジオを聞いている。

普段からも洋楽を聞くことの多いオレなので、既に知っている曲も流れたりするのだがたまーに微妙に違っていたりすることも。

そこではた、と気付いてしまった。


いわゆる Radio Edit (ラジオ エディット) って、ラジオで流してもOKなように修正されたモノだった。

具体的には

  1. Fu*k など汚い言葉を消す (といっても「ファ」ぐらい言ってのが聞こえる)
  2. 異常に長い間奏とか後奏を切る (ホテル カリフォルニア のような)

というようなことが行われているだけ。 Radio Edit という文字通りなんだけどね。 日本にいたときに洋楽の Radio Edit を聞いても 「どこが違うんだ?」 と思ったりしたが、歌詞とかがちょっと違っていただけだから当時のリスニング能力では気づかなかったんだ。

この背景には、アメリカは子供の教育上よくない言葉使いや刺激的なシーンなどにとても気をつかっていることがある。 たとえば、映画の R指定や PG13指定(エピソード3が指定されたことで話題になった) のように、何歳以上の子供じゃないと刺激的でよくないというレッテルが貼られたり、CD も EXPLICIT と CLEAN (CLEAN の方がヤバい歌詞が消されている) という2種類が発売されていたりと徹底している。

そして、ラジオやテレビで放送される場合は誰が見たり聞いたりしてるわからないので、ヤバイ表現がないように編集されたモノをいつも放送している。 テレビ番組では R だとか PG13 といった区分けがされて番組の最初に、「バイオレンスなシーンが流れるので注意してください (viewer descrition advised)」 とメッセージが流れたりするが、ラジオは基本的に全年代のリスナー向けになっている。 それだけ気を使っている国なので ジャネットジャクソンのポロリ事件 のとき、ただの事故というレベルじゃなくアメリカでは大騒ぎになったのもわかってもらえるのではないだろうか。

というわけで、Radio Edit って大人にとってはそんなありがたいモノじゃないです。


田臥勇太、L.A. Clippers と契約

CLIPPERS: Clippers Sign Tabuse
The Clippers today signed free agent guard Yuta Tabuse (You-TA Ta-BOO-say), it was announced by Vice President of Basketball Operations Elgin Baylor. Per team policy, terms of the contract were not released.
(クリッパーズはフリーエージェントのガード 田臥勇太と本日契約したと バスケットボール経営副社長の Elgin Baylor は発表した。 チームのポリシーにより契約内容は発表されていない。)

Raptors のキャンプに参加が噂されていた田臥だが、急転直下、L.A. Clippers と契約となった。 このまま Raptors かと思っただけに意外。

契約内容は明らかなっていないが、状況によってチームがいつでも契約を打ち切ることができるというノンギャランティーな契約なこともあり、Raptors の場合とあまり変わらないと思われる。

しかし、見直してみたら、Clippers は現在10人しか契約選手がおらず、そんな中での契約となると開幕ロスター入りの可能性も高い。

PG のポジションにしても昨年の新人 Shaun Livingston (ショーン リビングストン) と、ベテランながら故障も多くそろそろ引退か? という声も聞かれる Sam Cassell (サム キャセール) の2人。 昨年のSunsよりは控えのPGでも活躍できそうな選手層だ。

田臥にとって今年の課題は得点力だろう。

テンポの早い展開で相手を惑わし、ガンガン点をとってアピールしてもらいたい。
Warriors とはオープン戦(プレシーズンマッチ)で戦うのだが、いつものオークランドアリーナではなく別の会場のため生で見ることができないようだ。 残念。

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田臥勇太、今年は Toronto Raptors でNBAチャレンジか?

TheStar.com – Raptors turn to Land of Rising Sun
The team has decided not to invite Cook to training camp which begins early next month, and is expected to offer an invitation to Yuta Tabuse, a 5-foot-9 guard who last season became the first Japanese-born player to play in an NBA game.
(チームは Cook を来月始めからはじまるトレーニングキャンプに呼ぶのあきらめ、代わりに昨年 NBAの試合に日本人として初めて出場した5フィート9インチのガード、田臥勇太を呼ぼうとしている)

臨時ニュース。

しばらく音沙汰無かった田臥だが、今年は現在 NBA の中で唯一カナダにある Toronto Raptors (トロント ラプターズ)のキャンプに呼ばれそうだ(まだ決定ではない) という報道が流れた。

ラプターズは正PGのポジションに Rafer Alston (レイファー アルストン) 、そして新人の Jose Calderon (ホセ カルデロン)を擁していて、第3のPGとしての選手を探しているようだ。

この時点では、契約は保証されているものではなく、キャンプ中に解雇される可能性ももちろんある。 また、他にも2,3人田臥と同じガードの選手を呼び、その中から最終的に残る選手を決めるということなので、状況としてはほぼ決定という雰囲気だった昨年の Phoenix Suns の時より、一昨年の Denver Nuggets の時と似ていると言える。

また、他のチームからもキャンプの招待がくる可能性もあり最終的に田臥がどのチームを選択するかはわからないが、今年も田臥のNBAチャレンジが見られそうだ。


iPod Nano をくっつければ

The Big nano Update – Gizmodo
Glue a nano to the back of a RAZR, and you get the NAZR. The name is ugly, but this DIY music phone is shorter and thinner than the ROKR.
(Nano を RAZR の後ろにくっつければ NAZR のできあがり。 名前はヘンだけど、自作の音楽携帯はROKRより小さくて薄い。 )

アメリカの人じゃないとわかりにくいネタなんだけど、Motorola は1年ぐらい前に RAZR という激薄なケータイ(左の写真)を発売していて、そのケータイの後ろに iPod nano をくっつけてしまえば即席音楽ケータイができあがるというネタ。 しかも、 iPod Nano と同時に発売された Motorola の iTunes ケータイ ROKR より薄くて小さくて、曲もいっぱい保存できるというおまけつき。

この週末に iPod Nano 触ってみたけど薄いし小さいし、ものすごくイイ。 アメリカに住んでいて車通勤なこともあり、活用する機会がないというのが歯止めになったけど、日本にいたらきっと買っていたと思う。

そんな iPod Nano だから、ケータイの裏でも何でもくっつけて持ち歩くという考えは、一見くだらなそうだけど、実はいいんじゃないだろうか。 別にくっつけなくても、たとえばケータイのケースや、ケータイの電池蓋に手を加えて iPod Nano が入るような仕組みになっていてもいい。

というか、これまでのiPod 周辺機器は iPod に付加価値を付けるものが多かったけど、Nano の場合は、既存のものに iPod の機能を追加するという逆転の発想ができるのではないだろうか? 例えば、

  • 財布に iPod Nano で 文字通り「お財布 iPod」(笑)
  • ゲームボーイミクロと iPod Nano をくっつけて 「ゲームボーイ iPod」 、iPod Nano (90 x 40 x 6.9mm) はゲームボーイミクロ(101×50×17.2mm)のウラに隠れそうだし…。
  • 通勤、通学でよく使われるのなら定期入れ + iPod Nano もいいかも
  • 筆箱 に iPod Nano を入れられるようにすると学生に喜ばれそう

小さいんだから、首からぶら下げてしまえばいいじゃんという話もあるが、どうせケースに入れたりするのならそのケースが「何か別のもの」でもいいのではないだろうか。 そんなわけで、iPod Nano のアクセサリは面白いものがいっぱい出てきて欲しいなぁ。


Jason Mraz (ジェイソンムラーズ) 来日記念、おすすめライブ音源紹介2005

今、オレが一番好きなアーティスト Jason Mraz (ジェイゾン ムラーズ)。

ニューアルバムの発売プロモーションの一環として、日本に滞在してアコースティックライブをこなしたようだ。 アメリカのサイトには Jornal としてドレミの歌の違いとか、富士急ハイランドに行ってくるとか、滞在中の様子が書かれている。

コメントでもリクエストをもらったように、前回おすすめライブ ベスト5を紹介してからもう1年以上経ってしまったので、それ以降聞いてよかったいくつかのライブを紹介しようと思う。 何度も紹介しているように Jason Mraz は彼のライブを録音して配布することを許可している(ただし、これを使って商売はしてはいけない)ので、これらは違法ではない。

来年にはまた来日するらしいし、生ライブを堪能できた人も、逃した人も、Jason Mraz ってダレ? という人も一度ダウンロードして聞いてもらいたい。

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