このおすすめCD/DVDシリーズの1回目を飾った Jason Mraz 。セカンドアルバムがこれまたすごくイイ。 日本でも有名な Billboard Top 200 でも初登場5位、アメリカの iTunes Music Store でも販売後しばらくの間アルバム売上げ1位に輝くなど好調な出だしを記録している。
実はこのアルバムの当初の発売予定は昨年の夏だった。 しかし、所属していたレコード会社が買収され、リリース予定が白紙に。 そのため、追加でレコーディングなどが行われ、ほとんど完成していた内容に、追加のレコーディングなどを行いさらに煮詰めることができたようだ。
そんな背景のせいか、チャラチャラした曲を書いてヒットを当てた一発屋としてではなく、ソングライターとしての実力を見てもらおうと訴えるかのように全てが丁寧に作ってあるように感じた。反面、前作のPOP感が薄れてしまっているが、それ以上に何度聴いても飽きのこない作りになっていると思う。
オレはアルバム的にもクライマックスになる、 “O Lover” (ポップなころのマイケルジャクソンを彷彿とさせる…) から、 “Please don’t tell her” が特にオススメ。 聴くたびにしびれてます。
もし、Jason Mraz を初めて聴くというような場合は 1stアルバム の方が入っていきやすいと思うし、1stアルバム を聴いた後の方が 2ndアルバム である本作ををより楽しめると思う。 (1st アルバムのレビューはこちら)
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アルバム紹介からはちょっと脱線するが、
アルバムを聞くとまず耳に残るのが、アメリカでも先行シングルとして発売された “Wordplay”。 しかし、聞きこんでいくと逆にちょっと異色な気がしてくる。作りもアルバム中で一番雑だと思うし。 2番の歌詞で
And it’s time to get ill I got your remedy
For those who don’t remember me
病気になったとき、薬(remedy)をあげる
僕をおぼえてない人にね
というのがあったりして、少し雰囲気の違う今回のアルバムにレコード会社あたりから前アルバムのヒット曲 “The Remedy” のような曲を入れろというような指示があって、Jason も「仕方がねぇな」と急いで作った曲なんじゃないだろうか?
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