Category: 04 NBA Basketball

今になって最強? Warriors

The Warriors knocked off the Mavericks 108-107 on Sunday night at the Arena, snapping a 20-game losing streak against them that dated back to April 1999.
(Warriors は日曜の夜、Oakland Arena で Mavericks を 108-107 下し、1999年の4月以来20の連敗記録を止めた。)

NBA のシーズンも残り試合もあと少しとなった。

西地区も東地区も、プレイオフで優位に立とうとするチームや、プレイオフ出場の権利をかけたチームの争いのため、未だに多くのチームが盛り上がっている。 昨年も書いた気がするがシーズンの上位半分のチームが、プレイオフとしてトーナメントを戦うという制度は消化試合も減ってファンにとって面白いと思う。

我が Warriors と言えば、3月の9連敗がたたって残念ながらプレイオフの出場が絶望的になってしまったが、その後、調子が上向いて 7連勝したりとチームの状況は今がベストというちょっと悲しい状態になってしまった。

昨晩もそんな感じで、一時10点以上の差を付けられたり、4th クォーターのラスト5分ぐらいまで一度もリードできなかったりと、これまでなら負け試合濃厚な展開だったが、なんと最後は1点差ゲームを守りきっての勝利。 ニュースにもあるように対 Dallas 戦としては 1999年以来、5年ぶり、試合数にして20連敗後の勝利となった。

Warriors のこの好調の理由として、次の3つを挙げたいと思う。

  • フランスのジョーダン、Mickael Pietrus (ミカエル ピトルス)の活躍
    ポイントガード Speedy Claxton (スピーディ クラクストン)の怪我のあと、オフェンスでは Mike Dunleavey Jr.(マイクダンリービー ジュニア) が PG になったがディフェンスでは Mickael Pietrus が相手PGのマッチアップに付いた。 彼のしつこいディフェンスが敵の攻撃の基点を崩し、試合を有利に展開させることが多かった。 別にあたりまえのことだが、いままでこれができなかっただけにその意味は大きい。
  • Troy Murphy (トロイ マーフィー)の復活
    今シーズン、怪我が長びき、なかなか試合に出られなかった Troy Murphy がやっと調子が出てきた。 ミドルレンジからのショットをかなりの確率で決められる彼の存在がオフェンス面で大きなプラスになった。
  • Brian Cardinal (ブライアン カーディナル)の復調
    シーズン前半の起爆剤だった Brian Cardinal 。ディフェンス面でのハッスルプレイに加え、Troy Murphy と同じく、ミドルレンジのシュートを決めてくれた彼だが、ナゼか1月に入ったあたりからそのシュートが入らなくなっていた。 こんな状態が3月前半まで続いていたが、ここへ来て復活。 オフェンス、ディフェンスともに試合の最後には欠かせない選手になった。

ほんと、間もなくシーズンが終わってしまうのが残念。

現在のウエスタンカンファレンスのプレイオフ出場のボーダーラインが 42勝。 Warriors が現在 36勝 なだけにあの9連敗を5勝4敗ぐらいで過ごしていたらと考えるととてもくやしい。


Warriors vs Gilbert Arenas

Gilbert Arenas returned to Oakland on Friday night, an event expected to crackle with excitement. This was Arenas, after all, the dynamic point guard whose departure last summer created such torment in Warriors land.
(ギルバート アリナスが金曜の夜にオークランドに戻ってきた。 この試合は盛り上がると期待された。 昨年の夏、Warriors に痛手を残して旅立っていった、ダイナミックなプレイのポイントガード アリナスだからだ。)

昨年の Warriors の活躍の原動力だった Gilbert Arenas (ギルバート アリナス)。 結局オフに契約を更新せずに FA でWashington Wizards へと移籍した彼が Wizards の一員として Warriors と対戦するために オークランドへ戻ってきた。

残念ながらアリナスは今年、足の故障で試合に出ないことも多く、直前にも試合を欠場していたこともあった。 この日の Warriors の試合も先発で出場したが、精彩を欠き 4Q には出場しないという状態。

この試合、オレの家ではテレビ中継されなかったので具体的な様子はわからなかったが、オークランドのファンの反応はやはり冷たかったようだ。 アリナス本人はインタビューで残りたいけど、Warriors のフロントが残って欲しいという誠意を見せなかったので出ていったと再三コメントしていたがファンにとってはやはり結果だけを見てしまうので仕方のない話だろう。

The booing became more emphatic the first time Arenas dribbled downcourt. It grew after he launched his first shot — an airball from 25 feet not even two minutes into the game.
(ブーイングはアリナスがドリブルをはじめると大きくなった。 2分後に最初のシュート(25フィートの位置からのエアーボールだったが)を打つとまた大きくなった。)

NBA でよく言われるジンクスで、高額の契約をしたその年はあまり結果を残せないというのがある。 アリナスもそのジンクスにハマってしまったようだ。 Wizards との契約は6年。 来年は元気な姿でプレイしてくれることを期待したい。


フランスのジョーダン、Warriorsに文句

Pietrus revealed the depth of his disenchantment in an interview with the French sports newspaper L’Equipe.
“It would not displease me to get out of here,” Pietrus said. “The guys on my team have not understood that basketball is a team sport.”
(ピトルスはフランスのスポーツ紙 ルエキプのインタビューで深い落胆ぶりを明らかにした。
“チームを去ることは全然つらくない’ とピトルスは語った。 “うちのチームの連中はバスケットボールがチームスポーツだということをまったく理解していない。)

フランスのジョーダンこと、Mickael Pietrus (ミカエル ピトルス)。 注目していると紹介したとたん、先発メンバーから外れ、プレイ時間も減らされてしまった。 昨日の試合では再び先発に戻ったが、オフェンス面ではやはり活躍できず。 同じフランス代表のTony Parker(トニー パーカー)のディフェンスでひとり気を吐いていた。

その一因としては見ていてもわかったチーム内でのポジション。 以前のエントリで、いいボールがこないと書いたように、試合に出ていても攻撃中はボールが彼のところまで全然回ってこない。 今はいいポイントガードがいないため、試合がうまく組み立てられていないということもあるが、彼もその事実には気付いていて、不満を持っていたようだ。

このチーム。 毎年シーズン後半になってくるとこんな感じでチーム内の不和、選手と監督との不和が語られる。 シーズン当初は、怪我人も多く、主力の選手がいなかったこともあり、一体となって一つ一つの試合を大切にプレイしたが、プレイオフの出場もなくなった今、チームはもうどうでもよくなって、自分が目立てばそれでよいという状態になっているように思える。 コーチ陣はこんな時だからこそ、各自に具体的な目標を出してチームをまとめないと…と思うのは素人考えだろうか。
それにしても、こんな記事載っちゃったら、チームメイトに生意気だともっと嫌われたりしないか心配だ。 がんばれミカエル。

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フランスのマイケルジョーダン

Player to Watch
Mickael Pietrus, GF, Golden State Warriors: “The French Jordan,” as he’s known in Europe, has seen limited playing time in his rookie season, but with the Warriors virtually eliminated from playoff contention and losers of their last five games, expect them to start working him into the rotation. Keep your eye on this guy; he’s got the skills to be a special player in this league.
(注目のプレーヤー
ミカエル ピトルス, ガードフォワード, Golden State Warriors: ヨーロッパでは “フランスのジョーダン” として知られる彼のNBAでのルーキーシーズンはこれまで少ししか出場できなかったが、Warriors がプレイオフ出場争いから事実上脱落し、5連敗中のチームは彼をローテーションに加えるために鍛え始めた。 この選手から目を離すな。 彼はリーグでも特別なプレーヤになる才能を持っている。)

Warriors はポイントガード2人の怪我による離脱により、チーム内の士気も下がりもうボロボロの状態。

現在は本来フォワードの Mike Dunleavey Jr. を先発ポイントガードへ、39歳のベテランポイントガード Avery Johnson をバックアップとして使っている。 Nick Van Exel が故障者リスト入りした後に契約した Rusty Larue とは期限が切れた 10日後に再契約せず、3月に Cleveland をクビになった J.R. Bremer とサインしたが… どうなるか。

そんな中、 Mike Dunleavey Jr. のPGコンバートにともなって空いた SF のポジションについたのが今年のルーキーの Mickael Pietrus (ミカエル ピトルス)。 フランスのジョーダンはちょっといい過ぎな感はあるが、一時潜めていた積極的なプレイが再び見られ、マイケルジョーダンやルブロン ジェームズのような人を魅きつけるものがある。 残念なことにあまりいいボールが回ってこないせいもあって、シュートセレクションの甘さが目立ち、結果得点を入れられないという状態だが、あと少しがんばればきっと結果が残せる選手だと思う。 唯一心配なのがそれまでWarriors のカントクが彼を使い続けてくれるかどうかだ。

というわけで、見所の少なくなってしまった今年の Warriors 。 しかし、Mickael Pietrus は注目だ!


土壇場 Warriors

The day’s worst news, however, was Speedy Claxton being diagnosed with a right-hand fracture, which will sideline the ever-more-integral point guard for at least three weeks.
(しかしながら、この日一番悪かったニュースは Speedy Claxton (スピーディ クラクストン)が右手骨折のため、今まで以上に彼を必要とするこの時期に最低で3週間試合に出場できないというニュースだった。)

先週の金曜日にアナウンスされたニュースは、残念ながらWarriors の今シーズンの終了を意味するニュースだった。

Warriors は今年、大型トレードで Dallas Mavericks から獲得した Nick Van Exel を先発ポイントガードに、 フリーエージェントで契約した Speedy Claxton をバックアップポイントガードとして今シーズンに挑むプランだったが、Nick Van Exel はシーズン前に行ったヒザの手術の経過がよくなく、常に痛みを感じながらプレイしていて、試合に出ないことも少なからずあった。 そのため、シーズン中ほとんどの試合で Speedy Claxton が先発で出場していた。

うれしい誤算として、Speedy Claxton が予想以上に良かったため、ここまでの成績を収めることができたが、Speedy が先日の試合で右手を骨折してしまったため、治療のため最低3週間、テレビ中継では解説者が今シーズン絶望という話をしていた。
金曜と土曜の試合は Nick Van Exel が先発で出場していたが、膝の調子が良くないためスピードが全然出ず、やはりイマイチ。 他の選手たちはポイントガードがイマイチな分パスを回そうと努力しているように見えたが、最後はそれが裏目に出て、誰がシュートを撃つかはっきりしなくなり、消極的にパスを回しすぎて自滅という展開だった。

今後、Nick Van Exel まで出場できなくなったら、どんな展開になるんだろうか? 野球で言えば先発ピッチャーがいないような状態。 トレード期限も過ぎ、FA選手と契約しようにも選手枠に空きがない今、他に打つ手はないのか? 楽観的なオレも、今回ばかりは厳しいと言わざるをえない状況だ。

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NBAトレード期限と元Warrior

In a deal put together shortly before the NBA trading deadline, the Pistons sent center Zeljko Rebraca, guard Bob Sura and a first-round draft pick to the Hawks. That pick will come from Milwaukee this year if the Bucks make the playoffs.
Detroit also sent guards Lindsey Hunter, Chucky Atkins, its first round pick this year and cash to Boston, while the Celtics shipped forward Chris Mills to the Hawks and guard Mike James to the Pistons.
( NBA のトレード期限の直前に行われたトレードの内容では、ピストンズが センターの Zeljko Rebraca、ガードの Bob Sura と将来のドラフト1巡目の指名権を Atlanta へ渡すことになった。 このトレード権はミルウォーキーバックスが今年プレイオフに参加できた場合にのみ有効になる。
デトロイトは Lindsey Hunter, 今年の1巡目の指名選手 Chunky Atkins をボストンへ、一方 セルティックスはフォワードのクリスミルズをホークスへ、ガードの Mike James をピストンへ渡すことになった。)

NBAのトレードは15週目まで。 昨日が最終期限だった。

Warriors は問題児 Nick Van Exel と契約更新の年だけがんばる Eric Dampier をセットにしてトレード Portland Trailbrazers (ポートランド トレイルブレイザーズ)の Rasheed Wallace (ラシード ウォレス)とトレードするという噂が流れていたが、結局 Rasheed Wallace は Atlanta Hawks (アトランタ ホークス) へのトレードが決まり流れたようだ。 その後も、噂は続いたが結局トレードは実現しなかった。

で、Atlanta Hawks へトレードされたばかりの Rasheed Wallace (ラシード ウォレス) は再び Detroit Pistons (デトロイト ピストンズ) へトレードされるというのが駆け込みで行われた。

代わりに Atlanta へ向かうのはZeljko Rebraca (ツェリコ レブラカ?) と Bob Sura (ボブ スーラ) と来年のドラフト1巡目指名権。

え?
スーラ先生またトレード?

あらためて記録を見ると 平均出場時間 13.3分、平均得点 3.8点、平均アシスト 1.7 はどれをとっても Warriors にいたころより悪い。 ディフェンス重視のラリーブラウン監督の下で最後の一花を咲かせるかと思ったがどうやらダメだったようだ。

他にも Boston Celtics (ボストン セルティックス)から Chris Mills (クリス ミルズ) が Atlanta へトレードというまた懐しい名前も出てきた。 Washignton Wizards (ワシントン ウィザーズ)へ移籍した Gilbert Arenas(ギルバート アリナス) はケガに悩まされてるようだし、元Warriors はみんな苦労してるようだ。


Warriors のありえない敗戦

Golden State recorded the lowest-scoring fourth quarter in league history and tied the lowest-scoring period, set by the Dallas Mavericks against the Los Angeles Lakers on April 6, 1997.
(Golden State は4th クォーターの最小得点および、1997年 4月6日にDallas Mavericks が Los Angeles Lakers 相手に残した1クォーターでの最小得点タイを記録した。)

Warriors がまた不名誉な記録を残してしまった。
第3クォーターまで16点リード。 なのに延長戦の末に敗戦。 ありえない試合展開だった。

クォーターごとの得点を見てもらうとよくわかる。

Team 1 2 3 4 OT Total
Toronto Raptors 23 16 18 18 9 84
Golden State Warriors 17 29 27 2 6 81

4th クォーターの得点が何と2点。

12分間プレイして、13本のシュート、3本のフリースローを打って、決めたのがシュート1本の2点だけ。 もう何かにとり憑かれたかのように打つシュート打つシュートみんな外していた。 これまでの4th クォーターのNBA最低得点は6点だったので堂々の最低記録更新だ。

原因はいろいろと書かれているが、まずは選手の疲労。特にPGのSpeedy Claxton の疲労度が高かったように見えた。 4th クォーターのラストプレイも残り2秒まで動けず、インサイドへドライブしていくが足がもつれて転倒という結果はいただけない。 Nick Van Exel をはじめ、Troy Murphy, Mike Dunleavey Jr. が怪我でプレイできないため使える選手は少なかったがカントクはもっと余裕をもった選手起用をすべきだったろう。

そして、もう一つはメンタル面での問題。 今シーズン、アウェイでの成績がよくないことに現われているが、ダメなムードになったときにはとことんダメになってしまう。今回も最後の方のプレイは完全に萎縮して無理なプレイが多くなっていた。

これをつきつめていくとカントクのプレイ方針や選手起用にも問題があるような気がする。 見ていて思うのは現在のチーム作りがミスをしないことに重点を置き、選手たちがのびのびプレイしているという状態からは遠くなっているということ。 ミスを恐れず思いっきりプレイするというのが今の Warriors からはまったく見られない。

最たる例は今年のドラフトで入った新人 Mickael Pietrus だ。 彼はシーズン始めはしゃかりきに動くところや、思い切ったシュートセレクションが見ていて面白かったが、カントクは気にいらず出場時間はどんどん減り、最近は出てきてもどこにいるかわからないような選手になってしまった。 もっと使える選手だと信じているだけにこの現状はもったいない。

今のままでは負けないチームにはなるかもしれないが、勝てるチームにはなれないと思う。 まもなくNBA オールスターのためシーズンは1週間ほどの休みになる。 トレードも含め何らかの手を打ってくれることを期待したい。


ブルズに圧勝

久々にNBAバスケ観戦。 チケットを持っていた友人が都合により行けなくなった代わりに行けることになった。

行こうと思ったイチバンの理由が、相手がChicago Bulls (シカゴ ブルズ)だということ。 今年勝ち試合を観戦していないので今度行くときは勝ち試合にしようと思っていた。 シカゴ ブルズはフィル ジャクソン、マイケル ジョーダンが抜けたあと、ずるずると低迷し、今シーズンもこれまで 13勝33敗。 最近10試合は 1勝9敗と Warriors 以上にヘボい。 ホームゲームでブルズ相手なら99%勝つだろうという読みだ。

NBA は昨年からレトロジャージブームをしかけている。 その一環でこの日は Hardwood Classic Night という昔のジャージ(レトロジャージ)を着て戦うというスペシャルデーだった。 Warriors は The City と書かれた黄色いジャージ、一方のブルズは赤に黒という比較的現在のものと似ているがロゴが違うジャージでプレイした。

レトロなのは選手だけじゃなく、Warriors のチアダンスチーム Warriors Girls もコート脇で応援するときはいつもとは違って、それぞれ70年代風なファッションで応援。

Warrior Girls といえば、今年参加している 日本人 Sanae Tomita さんの姿をようやく見られた。 (望遠がそんなにないので見にくくてすみません)

そして、会場の一部で試合開始当初から積極的に「ディーフェンス」の応援が賑やかな怪しい一団が…。

何かと思ったら。
昨日は金曜日。 Weekend Warriors だ。 始めて見たが、やっぱりただのおっさんたち。でもYMCAのときは会場全体で日本でもおなじみの振付けをして大盛況。

試合は予想通り Warriors の圧勝。 シュートの決定率が 34.1% (ブルズ) と 50.7%(ウォリアーズ) という違いから見てもわかるだろう。 前半だけで20点近い差がついて第4クォーターはほとんどベンチメンバーどうしの戦いだった。 勝ったのはうれしいけどちょっと物足りない気も…。

最後に、今年で引退が噂されている Scottie Pippen (スコッティー ピッペン)。 日本では昔、マツダのデミオのCMに出ていたので知っている人もいるのではないだろうか。 本業のバスケではジョーダンとともにシカゴブルズの黄金期を支えた偉大なプレーヤだ。 昨年までポートランドにいたが今年、古巣のシカゴブルズと契約して選手としての最後をまっとうしようとしている。


NBAの試合がTV中継されないときは…

このサイトでもおなじみのGolden State Warriors。

弱小チームだが Fox Sports Bay Area というケーブルチャンネルでテレビ中継が行われている。 しかし、ベイエリアには他にもアイスホッケーの San Jose Sharks というチームがあり、試合が重なったときは Sharks の方が強くて人気があるのでそちらの試合を放送してしまう。

昨日の試合も対戦相手が ケビン ガーネット のいる Minnesota Timberwolves にもかかわらず中継されなかった。 そんな日は ESPN の Live GameCast をよく見る。


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これは Flash でできていて、現在のチームのステータス、シュート状況、Box Score, Play-by-Play がわかるようになっている (Box Score, Play-by-Play については以前のエントリを参照して欲しい)。 情報は放っておいても適当なタイミングで更新されるので結構テレビを見てるのと近い感覚で見ることができる。 問題はサーバが少し不安定で肝心なところで情報が送られてこないことがあること。 特にラスト数分はタイムアウトで試合が止まっているのか、サーバがおかしいのかわからないので別の意味で結構ドキドキする。

オレはNBAのしか見たことないが、この Live GameCast は MLB (メジャーリーグベースボール) や NFL , NHL でも行われている(ESPN サイトのNBA/MLB/NFL/NHL の Score というリンク先に各試合の途中経過と Live GameCast のリンクがある。 ただし、Live なので現在試合中の試合のみ)。 テレビでは中継されない試合はこれで楽しもう。

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LeBron James 登場

ベイエリアに今年のNBAドラフト1位ルーキー LeBron James (ルブロン ジェイムズ) がやってきた。 彼の所属する Cleveland Cavaliers はイースタンカンファレンスに属する。 ウエスタンカンファレンスに属する Warriors と試合をするのは1シーズンでホームとアウェイの1回づつのため、彼がこのあたりに来るのは今シーズンは最初で最後だ。そのせいか、普段は Warriors の試合をとりあげないこちらの朝のニュースでも今日は彼のインタビューを紹介するぐらい注目していた。

マイケルジョーダン2世の呼び声も高いが、試合を見ていて気づいたのがパス回しのうまさ。 飛びこんでいったあとでもちゃんとパス相手を見つけてうまくパスを出すところはジョーダンとはまた違ううまさがある。 そして決めるところでは身体能力の高さを見せつけるかのような豪快なプレイ。観客を魅了するという評判通りだ。 シュートのうまさ(華麗さ)という点ではこの前見た Carmelo Anthony (カーメロ アンソニー) の方が良いかなと思ったが派手さという点では彼の方が上。 もう少しNBA に慣れたらきっと見ていて楽しい選手になるだろう。

この試合 Warriors は終始優勢に試合を進め、最後は余裕の勝利。 4th クオーターではめずらしい 3pt シュートの嵐。 Clifford Robinson がキャリアハイになる 1試合 3pt を 7本決める(1試合7本の3ptはフランチャイズハイでもあった)というというおまけまで付いてきた。 Cleveland はインサイドのディフェンスが甘かったのと、決められるところで決められなかったオフェンスの詰めの甘さが Warriors の流れを断ち切れなかった。 ま、あとは LeBron 相手ということで Warriors の面々も気合いの入り方が違っていたんだろうな。

最後にこの試合の LeBron の成績。

出場時間: 43
得点: 29 (うち、フリースロー 11得点, 3ポイント 6得点)
リバウンド: 8
アシスト: 6
スチール: 3

マッチアップには Jason Richardson、 Calbert Cheaney, Mickael Pietrus が付いていて、みんな頑張っていたように思えたが気づいてみるとこの得点。 やっぱ大物ルーキーは違う。