Warriors のありえない敗戦

Golden State recorded the lowest-scoring fourth quarter in league history and tied the lowest-scoring period, set by the Dallas Mavericks against the Los Angeles Lakers on April 6, 1997.
(Golden State は4th クォーターの最小得点および、1997年 4月6日にDallas Mavericks が Los Angeles Lakers 相手に残した1クォーターでの最小得点タイを記録した。)

Warriors がまた不名誉な記録を残してしまった。
第3クォーターまで16点リード。 なのに延長戦の末に敗戦。 ありえない試合展開だった。

クォーターごとの得点を見てもらうとよくわかる。

Team 1 2 3 4 OT Total
Toronto Raptors 23 16 18 18 9 84
Golden State Warriors 17 29 27 2 6 81

4th クォーターの得点が何と2点。

12分間プレイして、13本のシュート、3本のフリースローを打って、決めたのがシュート1本の2点だけ。 もう何かにとり憑かれたかのように打つシュート打つシュートみんな外していた。 これまでの4th クォーターのNBA最低得点は6点だったので堂々の最低記録更新だ。

原因はいろいろと書かれているが、まずは選手の疲労。特にPGのSpeedy Claxton の疲労度が高かったように見えた。 4th クォーターのラストプレイも残り2秒まで動けず、インサイドへドライブしていくが足がもつれて転倒という結果はいただけない。 Nick Van Exel をはじめ、Troy Murphy, Mike Dunleavey Jr. が怪我でプレイできないため使える選手は少なかったがカントクはもっと余裕をもった選手起用をすべきだったろう。

そして、もう一つはメンタル面での問題。 今シーズン、アウェイでの成績がよくないことに現われているが、ダメなムードになったときにはとことんダメになってしまう。今回も最後の方のプレイは完全に萎縮して無理なプレイが多くなっていた。

これをつきつめていくとカントクのプレイ方針や選手起用にも問題があるような気がする。 見ていて思うのは現在のチーム作りがミスをしないことに重点を置き、選手たちがのびのびプレイしているという状態からは遠くなっているということ。 ミスを恐れず思いっきりプレイするというのが今の Warriors からはまったく見られない。

最たる例は今年のドラフトで入った新人 Mickael Pietrus だ。 彼はシーズン始めはしゃかりきに動くところや、思い切ったシュートセレクションが見ていて面白かったが、カントクは気にいらず出場時間はどんどん減り、最近は出てきてもどこにいるかわからないような選手になってしまった。 もっと使える選手だと信じているだけにこの現状はもったいない。

今のままでは負けないチームにはなるかもしれないが、勝てるチームにはなれないと思う。 まもなくNBA オールスターのためシーズンは1週間ほどの休みになる。 トレードも含め何らかの手を打ってくれることを期待したい。


1 Comment

  1. これ酷すぎね。ほんと。酷い。

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