Category: 04 NBA Basketball

NBA Draft 2004

WARRIORS: draft 2004 home
The Warriors have selected 6-11 forward Andris Biedris with the #11 pick in the 2004 NBA Draft.
(Warriors は 6フィート11インチのフォワード アンドリス ビアドリンスを 2004年 NBA ドラフトの第11位指名に選択した。)

やってきました NBA ドラフト。

昨年はルブロンジェームズ、カーメロアンソニーといったスーパースター級の選手が注目を浴び、シーズン中も大活躍だったことが記憶に新しいが、 今年の1位指名権を もつ Orlando Magic (オーランドマジック)は Dwight Haward (ドワイト ハワード) を選択。 またしても高校卒の18歳の選手が1位に選ばれた。

そして、我らが Warriors 。 これまた 18歳のラトビア人、アンドリス ビアドリンス を選択。 彼はラトビア人初のNBAプレイヤーとなった。 見てくれはユタのキリレンコ風でニュースで放送されたビデオを見る限りでは器用そうなプレイをする選手だ。 ま、18歳ならこれから教えこんでもいろいろとできそうだし。

ポジションがフォワード(PF)というところがちょっと疑問だったが、センターもこなすらしい。 身長の 6フィート 11インチは 現、先発センターの Eric Dampier (エリックダンピアー)と同じ身長だ。 ESPNの解説によると Eric Dampier (エリックダンピアー)がFA宣言して別のチームへ行くことは確実で、もう一人のセンター Adonal Foyle (アドナル フォイル)もFAでいなくなる可能性も高いことから、フロントコートの補充を狙ったこの選択は間違いじゃないという話だった。

個人的には毎年、将来性のあるポイントガードをとって、攻撃の基点を作って欲しいと思っていたのだが、思ったより現センターの2人の行方があやしいのだろうか。 というわけで明日は Warriors の今オフのFA事情を紹介。 (まだ、続くか NBA ネタ…)


Jamison , Washington Wizards へ

ESPN.com – NBA – Sources: Mavs deal Jamison for No. 5 overall pick
League sources told ESPN.com’s Marc Stein that the Mavericks have agreed to send Antawn Jamison, the newly minted Sixth Man of the Year, to Washington for Thursday’s No. 5 overall pick, as well as veterans Jerry Stackhouse and one-time Maverick Christian Laettner.
(リーグ関係者はESPN.com の Marc Stein に語った話によると、 Mavericks (マーベリックス) は今シーズンの6thマン タイトルを獲得した Antawn Jamison (アントワン ジェイミソン) を ドラフト第5位の指名権とベテランJerry Stackhouse (ジェリースタックハウス)とかつて Mavericks に所属していた Christian Leattner (クリスチャン レットナー)とトレードすることに合意した。)

他の話を期待している人には申し訳ないが、今日はNBAのドラフトということもあって、しばらくバスケ話を続けさせてもらう。

昨日の夜、寝る前のニュースで、Jamison のトレードの話が流れた。 彼は一昨年までの Warriors の点取り屋、いちおうスター選手だったが、高額年俸がネックで Mavericks へトレードに出されてしまった。

スター選手揃いの Mavericks では Jamison は先発では活躍できず控え選手としてベンチスタートに。 おかげで、シックスマンアワード (最高の控え選手が貰える賞) を獲得できたが、 本人的にもチームももったいないと思うような1年だったろう。

その Jamison がやっぱり、というトレード。

しかし、Dallas の最終目標は Shaq じゃないかという噂も出ている。 獲得した、第5位の指名権と他の選手をつけて、L.A. へ出して Shaq を獲得しようという話だ。
Shaq の代わりとしては Dirk Nowitzkil (ダーク ノヴィツキー)あたりじゃないと難しいんじゃないかとか、オーナーの Marc Cuban は否定しているとか、まだまだ噂の域を出ないが、Dallasなら獲得に乗りだしてくる可能性は十分あるだけに今後の展開は注目だ。

そして、Jamison が移籍する Washington Wizards は昨年、Gilbert Arenas (ギルバート アリナス) がFAで移籍したチーム。 その前には Larry Hughes (ラリー ヒューズ)もWarriorsから移籍して活躍していることもあり、なんか3年くらい前の Warriors と同じような顔ぶれが集まってきている。 この顔ぶれでは補強になってない気がするぞ(笑)。


Expansion Draft (エクスパンションドラフト)

来シーズン、Charlotte Bobcats (シャーロット ボブキャッツ) という新チームができることによって、Expansion Draft (エクスパンション ドラフト) という珍しいイベントが行われた。 1995年の Vancouver Grizzlies (現 Memphis Grizzlies) 以来のできごとだ。

Expansion Draft は、新チームにはまだ選手がいないので、既存のチームから選手を選べるようにして人を集めようというものだ。 ただし、新しいチームにいろんなチームのスター選手ばかりを取られても意味がないので、以下のようなルールが用意されている。

NBA.com: Summary of Expansion Draft Rules
Each team will be allowed to protect up to eight players from its active, injured and suspended lists as of the last day of the season; provided that, each team must leave at least one player unprotected.
(どのチームも、シーズン最終日の登録選手(故障者リスト、サスペンドリストも含む)のうち最大8人の選手をエクスパンジョンドラフト対象から外すことができる。 ただし、どのチームも最低一人の選手は対象選手に入れなければならない)

Unrestricted free agents and unsigned draft picks will not be eligible to be selected in the expansion draft. Restricted free agents are eligible to be selected.
(制限のないフリーエージェントとドラフト指名順位はエクスパンションドラフトの対象にはならない。 制限付きのフリーエージェントはエクスパンションドラフトの対象になる。)

If a restricted free agent is selected, he will become an unrestricted free agent, eligible to be signed by any team (including the expansion team) other than his prior team.
(もし、制限付きフリーエージェントがエクスパンションドラフトで選択された場合、制限なしのフリーエージェントになり、現在所属している選手以外のどのチームとも契約できるようになる。)

Charlotte has the option to select one (and only one) player from each of the 29 current teams. Charlotte must select one player from at least 14 teams.
(シャーロットボブキャッツは 現在の29チームから1チームにつき、1人だけを選択することができる。シャーロットボブキャッツは最低でも14のチームから1人づつを選択しなければならない。)

と、各チームは現在の選手のおよそ半分をExpansion Draft の対象から外すことができ、制限なしフリーエージェントとなる選手は対象外になるので、残った選手からしか選べないのは新チームに不利なようになっている。

上のルールに加えて、Expansion Draft 前に、ある選手はトレードしていいとかダメとかいった打ち合わせもすることが許されていて、今回は L.A. Clippers や Jazz, Cavs とやりとりがあったようだ。

で、結果 Bobcats は19人の選手を選択。 Warriors からなんか誰も取らないだろうなんて思っていたら、昨シーズンの最後、故障者の多かった Golden State Warriors と10日間契約によってチームに参加していた J.R. Bremer が選択されていた。

これからはGM の手腕によって、ドラフト選択選手との契約、トレード、FA選手との契約をすすめていくことになると思うが、少しでもいい選手を集めて初年度からいい記録を残せるよう頑張れ!


レイカーズ分解

Jackson, one of the most successful coaches in NBA history, won’t return to lead the Lakers next season.
(ジャクソン、NBA史上もっとも成功したコーチは来シーズンレイカーズのカントクとして戻ってこない)

NBAファイナルに破れた直後から去就が注目されていたL.A. Lakers のカントク フィルジャクソン。

NBAを最多タイの9回制覇するという記録を残し、レイカーズの前にはジョーダンのいたシカゴブルズのカントクで、日本の車「レクサス、日本名ウインダム」のテレビコマーシャルに出ていて知っている人もいるのではないだろか。

大方の予想どおり、フィルジャクソンは今年で契約の切れるレイカーズのカントクに再契約することはないとのこと。 しかし、チームには何らかのスタッフとして残るらしい。

今のNBAの中で数少ない優勝を狙えるカントクだっただけに、それを慕って今季は Gary Payton (ゲイリーペイトン) や Kal Malone (カールマローン) が破格の年俸で契約するといったことがあったが、そのカントクがいなくなるとあってチームからはみんな出ていこうと必死にしているようだ。

まず、引退も噂される Karl Malone (カールマローン)はオプション契約だったレイカーズとの来季の契約を行使せず、フリーエージェント(FA)へ。 そして、フィルジャクソンの発表と同じ日に、Kobe Bryant(コービーブライアント) もFA宣言をした。 Gary Payton (ゲイリーペイトン)、Derek Fisher(デレク フィッシャー) も同様に FA になると見られている。

残る有名人の Shaquille O’Neal (シャキール オニール) は、契約が残っているのでいまのところ来季はそのままレイカーズ。 しかし、彼はフィルジャクソンがコーチじゃないなら引退すると噂もでていたし、別のニュースではトレードに出してくれとレイカーズに言っているなど、どうなるかわからない。

というわけで、来季はほとんどの選手がいれかわると予想される。 これまでの強さを維持できるのだろうか見ものだ。 けど、Warriors にはレイカーズに代わって来季プレイオフに出られるチャンスだ!


レイカーズ破れる

ピストンズが14シーズンぶり3度目のファイナル制覇を果たした。レーカーズに100-87で圧勝し、通算成績4勝1敗。ホームで3連勝し、悲願の本拠地での優勝もかなえた。戦前の予想ではレイカーズ有利と見られていたが、ファイナル史上に残る番狂わせを演出。

あっけなくDetroit Pistons (デトロイト ピストンズ)が逃げきって優勝を決めた。

L.A. Lakers (ロサンジェルス レイカーズ) はピストンズのディフェンス対策をまったくせず、シャック、コービーの個人技に頼って、ピストンズのディフェンスを崩し、ペースをつかもうという作戦を貫いていたようだったが、逆に返り討ちにあったという感じだ。

レイカーズと対戦するチームは、レイカーズの攻撃力を警戒し、常に「追いつかれるかも」といった恐怖を感じながら試合をする。 時にはそれで自滅することもある。 今回、ピストンズがとったスタイルは、極端なシフトを行うことなくディフェンスを徹底的に行い、ディフェンスリバウンドをとったら速攻をかけて点を稼ぐ、速攻ができなかったら時間を使ってでもピックアンドロールという基本中の基本の作戦でディフェンスを崩し、確率の高いシュートを打つというモノだった。

たしかにこの方法なら相手の調子を気にすることなく試合を運べる。 ピストンズがアウェイのL.A. でも強かったのはこの方法が徹底されていたからだろう。 もちろん、Warriors が同じ戦略をとってもきっとうまくいかない。 ピストンズのディフェンス能力が高かったからできた戦略だ。

Chauncey Billups (チャウンシー ビラップス) のMVP は納得の選出。 速攻のコントロール、相手ディフェンスの切り崩しと指令塔として完璧な活躍をしていた。 意外だったのが、ピストンズの速攻のスピードにレイカーズのバックコート陣が全然ついてこられなかったこと。 Gary Payton (ゲイリー ペイトン) はもう少しできるヤツだと思っていたがこんなもんだったのだろうか。

ピストンズが常勝レイカーズを破って優勝したことは喜びたいのだが、個人的にはオフェンスの多彩な戦略を見たいと思うので、ピストンズのような試合をするチームが増えるとバスケの試合がつまらなくなりそうな気がする。 これからは打倒ピストンズということで、ピストンズディフェンスを崩すようなオフェンス戦略が出てくるのだろうと期待したい。


NBA Finals 2004

1ヶ月以上続いたプレイオフがとうとうNBA ファイナルまで辿りついた。

イースタンカンファレンスからは Detroit Pistons、ウエスタンカンファレンスからは L.A. Lakers が出場を決めた。

Lakers は今年、Warriorsではありえない反則的な補強をしていたこともあり、個人的には途中で負けて「ざまーみろ」と言いたかったが、残念ながら Houston Rockets, San Antonio Spurs, Minesota Timberwolves という強豪を倒してのファイナル出場。 さすがというところか。

Pistons もシーズン途中で Rasheed Wallace (ラシード ウォレス)を獲得したりと、ファイナルを目指してのチーム作りがうまくいったようだ。 彼の獲得はオフェンス面よりディフェンス面でさらなる強化をもたらし、プレイオフでも相手チームの平均得点、シュート率ともに最低に抑えるというLakersとは対称的なチームになった。

というわけで、試合の見所はPistonsのディフェンスがLakersのオフェンスを止められるか? という点だろう。

個人的には、Lakers にはこれまでどのチームも止められなかった、困ったときにシャック頼み(と、オレが勝手に命名している)、センターへのローポストプレイがあり、Lakers有利なんじゃないかと思っていたが、昨日の試合は驚くほどにPistonsのディフェンスが有効だった。 早い戻り、各選手への早めのプレッシャー、絶妙なタイミングで行われるダブルチーム。 NBAナンバーワンのディフェンスというのは伊達じゃない。 シャック、コービーに 59点とられたが、残りの選手合わせて16点に抑えられたというのは見事だ。

そして、オフェンス面でも負けていない。 試合後のインタビューでも言っていたが、ひたすらピックアンドロールでディフェンスを崩し、確実に決める。 Lakers の派手なオフェンスに惑わされずに、こういったシンプルなプレイに徹し、こっちも得点を重ねるのがLakers対策としては有効だと実感。

ただ、Lakers もこれで黙ってはいないだろう。 相手のディフェンスが揃う前にシュートが打てるような速いテンポの試合運び、及びディフェンスをかきまわすようなボール回しといった戦略の変更をしてくることは用意に考えられる。 それを読んだ上での Pistons の対応はどうなるか。 残りの試合も楽しみだ。

今後のスケジュール (後のチームのホームゲーム)

Game 2 – 6/ 8(火) 17:30 (PST) Detroit vs LA Lakers
Game 3 – 6/10(木) 17:30(PST) LA Lakers vs Detroit
Game 4 – 6/13(日) 17:30(PST) LA Lakers vs Detroit
Game 5 – 6/15(火) 17:30(PST) LA Lakers vs Detroit
Game 6 – 6/17(木) 17:30(PST) Detroit vs LA Lakers
Game 7 – 6/20(日) 17:30(PST) Detroit vs LA Lakers


Musselman カントク 解雇

Eric Musselman was fired Wednesday after just two seasons as coach of the Golden State Warriors. He will be replaced by Stanford’s Mike Montgomery, a source told The Associated Press.
(エリック マッセルマン は Golden State Warriors をたった2シーズン勤めたあと、水曜日に解雇された。 後任はスタンフォード大の Mike Montgomery (マイク モンゴメリー) になるだろうと情報筋は Associated Press に語った)

久々に Warriors のニュースが流れたが、この2年 Warriors を率い、10年間で最高の成績を残した Eric Musselman カントクがクビになったというパッとしないモノだった。

この2年間を見るとWarriorsにしてはよい成績を残したが、結果として 10年連続してプレイオフ出場できなかった。 個人的には昨シーズンのチームはプレイオフに出場できるだけのポテンシャルを持っていたにもかかわらず、シーズン中盤にカントクと選手の不仲からチームがヘンな雰囲気になって失速してしまったためにこの解雇は妥当だと思う。

もともと、このカントクは選手のいいところをのばして戦略を練るというタイプじゃなく、自分の理想に向けて選手たちを変えていこうとするタイプのようだ。 その途中で自分の構想と合わないとプレイ時間が減らされるような極端な仕打ちや、起用や戦略について選手たちと直接衝突したりしたことが何度もあった。 理想を追うのは間違いではないが、選手たちにヘソを曲げられては元も子もない。 このヘンのかけひきと、もう少しいい戦略を出せればいいカントクになれると思う。

後任はスタンフォード大学のバスケチームのカントクで、今年の大学バスケリーグで 29勝1敗、NCAAトーナメントで第一シードを獲得するというすばらしい結果を残したカントクだ。 しかし、NBAでのカントク経験はなく、 Musselman カントクも同じように初のNBAカントクで選手たちと衝突したことを考えると不安な点は残るが、Warriors の経済力では有名カントクを連れてこられるわけがないのもわかるので、そこそこいいセンいってる選択ではないだろうか。

プレイオフで出番がなかった Warriors だが、カントクも変わって心機一転。 まもなく、NBA ドラフトロッタリーだ。 確率がなんだ! ぜひ3位までの指名順位を引いてくれ!


ラスト数秒の攻防

めずらしい1日2ポストになってしまうが、この話題は触れないわけにはいかない。
昨日行われた San Antonio Spurs vs Los Angeles Lakers のカンファレンスセミファイナル 第5戦。 San Antonio Spurs のホームゲームで行われたが 3rd Quarter までは Los Angeles Lakers がリード10点以上のリード。 ところが、これがホームゲームの強さなのか最後に San Anotonio Spurs が猛ラッシュをかけて逆転する。 そして、歴史的なラスト数秒の攻防を迎える。

ラスト11秒前、 Kobe Bryant (L.A. Lakers) がミドルジャンパーを決め、再度 72-71 で L.A. Lakers リード。

次の Spurs の攻撃で、スローインの後 Lakers のしつこいディフェンスの中苦しまぎれに放ったダンカンの シュートだったが、奇跡的に決まり Spurs 72-73 で逆転。 この時点で残り時間 0.4秒。 誰もが Spurs の勝利を確信していた。

迎えたラストプレイ。 タイムアウトを何度もとり、綿密に戦略を詰めた Lakers のスローインのボールを Derek Fisher が見事にフェイドアウェイへもっていってシュート。 そのボールが決まりなんと 74-73 で Lakers が勝利を決めた。 最後はリプレイによる判定になったが、正式に 0.4 秒以内の試合終了前にシュートを打ったことが認められた。

奇跡的なゴールが2度も続いた、ものすごい見応えのある試合だった。

この最後の攻防は 今日のNBA のオフィシャルサイト でストリーミングのビデオで観ることができる。 最後の方でアナウンサーが “Oh! my god” というところでも、このすごさを知ることができるだろう。
(ビデオの直接リンクは

URLをコピーして、RealPlayerで直接開いて欲しい。)


NBA プレイオフが面白くなってきた

NBA はしばらく前から NBA プレイオフをやっている。 プレイオフというのはシーズンの成績上位半分のチームがその年の一番を決めるためにトーナメントで戦うというモノ。 先に4勝した方が上に勝ち抜けることができ、ファーストラウンド、セカンドラウンド(カンファレンスセミファイナル)、カンファレンスファイナル、NBA ファイナル と16試合に勝たなければならない。

オレ的には Warriors がプレイオフに出られずシーズンが終わったところで興味が薄れていた。 それでも、たまにテレビで試合を見ることもあったけどファーストラウンドはスイープ(4連勝)のところも多く、見ていて「やっぱり」と思うような試合が多くつまらなかった。

ところが今行われているセカンドラウンドは戦っているチームの力が拮抗して、どこもいい試合を見せてくれる。 特に昨日行われた Detroit Pistons (デトロイト ピストンズ) vs New Jersey Nets (ニュージャージー ネッツ) 、 Los Angeles Lakers (ロサンジェルス レイカーズ) vs San Antonio Spurs (サン アントニオ スパーズ) の試合は、今後の行方が楽しみな結果となった。

どちらの試合も、まずはシーズン順位の上だった Detroit Pistons, San Antonio Spurs がそれぞれのホームコートで2勝、しかもこのままいってしまうのではないかというような圧勝だった。 しかし、New Jersey Nets, L.A. Lakers も黙っていない。 New Jersey, L.A. へ舞台を移しての2試合は Nets, Lakers が勝ち、対戦成績を2勝2敗のタイに戻した。

ホームコートアドバンテージという言葉の意味を再確認するかのようなこの展開。 もちろん、戦略といったモノも重要だとは思うが、それ以上に活躍すべき人が本来の力を発揮できるようにすること、それを後押しする観客の応援が重要なのだとあらためて知らされた。これぞスポーツ観戦の醍醐味。 日本でテレビ中継を観られる人はホームチームを応援する観客の様子も見て欲しい。

この2つの対戦は Lakers vs Spurs が木曜日、 Nets vs Pistons が金曜日に行われる。


Warriors 2003-04 シーズン終了

今年の Warrios の試合日程が昨日で終った。 最後は Troy Murphy が再びケガで離脱、昨日の試合は7人でプレイする(コートには5人出ているので2人が休めるという状態)という非常事態だったが、この試合でディビジョン1位がかかっていた強豪 Sacrament Kings 相手に勝利で終わることができた。 いい形で終えられたことは素直に喜びたい。

思いおこせば今シーズンは怪我に悩まされた。 昨年はほとんどの試合を同じスターターで迎えたのと比べると、今年はしょっちゅう人が入れ替わった。 しかも注目された Nick Van Exel はほとんどを 故障者リストの中で過ごし、結局何のためのトレードだったのかという声も聞こえないぐらい最後には存在が消えてしまった。 出場した数少ない試合も、カントクと起用方法でモメ、チームに混乱をもたらしただけで、ちゃんとした PG がチームを立て直してくれるというオレの期待を裏切ってくれた。 Troy Murphy, Adonal Foyle といった昨シーズンの功労者がずっと試合に出られなかったのもつらいところだった。

精神的にもろかったのも今年の特徴だろう。 アウェイは最終的に 10勝31敗というボロボロの結果に終った。 4th Qで逃げ切れず逆転されたりする試合も多かった。 シーズン後半になるにつれ Jason Richardson がチームの柱として自覚していき、活躍する機会が増えていったのは来シーズンに向けてのよい徴候かもしれない。

最終成績は37勝45敗。 パシフィックディビジョン4位。 ウエスタンカンファレンス11位。 残念ながら10年連続してプレイオフに出場できないという不名誉なNBA新記録を作ってしまったが、個人的には昨年以上にいいチームだったと思う。
とりあえずお疲れさま。 来シーズンこそはプレイオフ出場だ!