Category: 02 アメリカ生活

フィッシング詐欺は英語で Phishing と書く

Phishing – Wikipedia, the free encyclopedia
In computing, phishing, short for password harvesting fishing, is the luring of sensitive information, such as passwords and other personal information, from a victim by masquerading as someone trustworthy with a real need for such information.
(コンピューティングにおいて、phishing, “password harvesting fishing” の略語は、パスワードや個人情報といった機密事項を、本当にその情報が必要な信頼できる者のふりをして引き出すものである。)

知らなかった。 フィッシング詐欺はその意味合いばかりが強調されていたのでさっきまで英語では Fishing と書くとばかり思っていた。 正しくは Phishing と書く。

Wikipedia の情報にあるように、由来は Password harvesting fishing (直訳すると パスワードを収穫するための釣り) が省略されて Phishing となったようだ。 よって Phish という動詞があって、その動名詞というわけではなく、 Phishing で名詞となる。 もし、フィッシング詐欺をする という文章にするなら go phisihing となる。 これも go fishing (釣りをしに行く) の使い方と同じ。

アメリカに住んでいてもまだまだだなぁ。 反省。


やはりややこしいオリンピック放映権

地域制限に縛られずにオリンピックのウェブ生中継を見るには?
しかし、BBCを含む欧州放送連合(EBU)のメンバーは、オリンピック放映の契約書によって、米国やその他の諸外国からアクセスするユーザーを遮断するよう義務付けられている。

ちょうどいいタイミングでオリンピックの放映権に関する記事が Wired に出ていた。

やはり、オリンピックの映像はその国以外からアクセスされることを禁じているようだ。 そのため、以前のエントリで最後に突っこんだ ビザカードの番号によるアメリカから見ている確認に加え、イギリスのBBCはイギリス内であるかをIPアドレスを利用してチェックしているようだ。

IPアドレスはプロキシやVPNといった仕組みでいくらでも偽装できるし、クレジットカードはアメリカでは持っていない人、持てない人も多いので識別に使うのはちょっと乱暴な気がする。 システムとしては完璧なモノとはとても言えないだろう。 各放送局はそれもわかっているようだが、これだけの大きな権利金が動くとなるとうまくいってるように見えるシステムをややこしくはしたくないといったところだろうか。

しかし、現在のコンテンツ流通を考えると、どうしても何らかの制限をかける必要はあると思う。

日本ではISPのコンテンツ会員のような形で身元を登録しないとコンテンツを見られないといったしくみがあるが、これをもっと一般的にして、ユーザの身元をはっきりさせるためのシステムというのが今後出てきそうな気がするがどうだろうか? プライベート情報の問題とビジネスになるかという点で解決しなくてはいけないことがいっぱいあるが…。

その場合、オレたちのような国籍と住んでいる場所が違うような人の問題は出てくるんだけど….、それはややこしくしないためにも大めに見てもらいたい(笑)。

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アメリカでオリンピック中継を見る

オリンピックが始まった。 アメリカでは NBC ネットワークが放映権を持っているため、NBC と系列局の Bravo, USA, MSNBC, CNBC (経済系のチャンネルだけど週末はオリンピック中継をする) で放送をしている。 NBC はアンテナだけで見られるが、それ以外のチャンネルはケーブルテレビや、サテライト(衛生放送) との契約が必要になる。

多くの人にとってはNBCが唯一のオリンピック中継チャンネルになるのだが
TVListing.jpg
1番組(6時間)の中にいろんな競技を押しこむな!

バスケ見たいと思ってもいつやるかわかんないじゃないか! 6時間見続けるか、予約するしかないのか?

ほんとに見てもらいたいと思ってるんだろうか。

中継がアメリカ戦ばっかりなのはもうしょうがないと諦めてるけどね…。
(NBC以外のチャンネルでは別の国の対戦も中継している。)

リンク:
NBCOlympics.com
Video のコーナーもあるけど、何と登録住所がアメリカのVISAカードを持っていないと見られない。 放映権の関係でアメリカ以外の人に見られないためということらしいが、そんなに厳しいのか? 放映権。


日本のテレビ番組をアメリカで見る (3)

サービス停止の仮処分が申し立てられました
つい先日、弊社宛に東京地方裁判所からの呼び出し状が届きました。
放送局数社から、録画ネットの「サービス停止を求める仮処分の申し立て」があったので、8月12日東京地方裁判所に出頭し、事情を説明することとなります。

前回、日本語tv がサービスを停止し、同じような通達が他のサービスにも行っているという話を書いたが、録画ネットにもテレビ局各社からサービス停止の仮処分申請が裁判所へ出された。

録画ネットはそれに対し徹底抗戦するという話が書かれている。
仮処分申請であれっと思ったのが、「著作隣接権侵害差止請求」 という内容。 日本語tv のときに話題にした放映権ではないということだった。 放映権はあくまで権利であって、裁判では争えないということなのだろうか。

最近は、私的複製からインターネットを介し不特定多数にも広がる可能性があるためか、放送局側はインターネットが絡んだところで必要以上に神経質になっている気がする。

確かに、録画したデータを不法に流すことは可能だが、それはユーザの問題であって録画ネットのサービスとは関係ないし、会員制のサービスであるためそれを幇助しているとも思えない。

不正に流せるという点では、最近の録画機能をもったパソコン全てが問題になってしまう。 素人考えだが録画ネットの仕組みは現状の私的複製の範囲に十分入ると思うので、この機会に合法的なサービスだというお墨付きをもらってほしい。

録画ネットは万が一に備え、ハウジングサービスから、録画パソコンを自宅に置けるようなサービスも提供しようとしているとあるのでユーザの人は一安心だろう。 この姿勢にはとても好感が持てる。

ロクラクハウジングサービスの方は動きがないようだがどうなんだろう? このサービスを著作権保護技術を用意しているからOKなのだろうか。


amespo.com

AMESPO.COM | ALL AMERICAN SPORTS

最近見つけたサイトが amespo.com というサイト。 アメリカの4大スポーツと呼ばれる MLB(野球), NBA(バスケ)、NFL(アメフト)、NHL(アイスホッケー) および最近話題のプロスポーツ( アリーナフットボールなど) の情報を日本語で提供してくれる。

NBAの情報がちょっと少ないかなー。という気がしなくもないが、MLB 関連では日本人大リーガーへのインタビューなど、田臥勇太選手の昨年のABAでの活躍も載っていたりして日本語で読めるアメリカスポーツ情報としては日本の大手メディアが扱わないような情報もあってとても充実している。

チケットブローカとも連携しているので、日本から旅行に来たときにスポーツ観戦という場合はちょっと割高にはなるが日本語の通じる業者からチケットを購入できるようなしくみが提供されているのもありがたいサービスだろう。 (アメリカに住んでいてチケットを自力で買えそうな人はこちらをどうぞ)


JET Live at The Fillmore

JetLive.jpg

このサイトでおなじみ、iPod のCMタイアップ曲で一躍脚光を浴びた JET のライブ。 とうとう行ってきました。

4月のライブはチケット買ったけど体調不良で行けなくなっていただけにうれしい。

チケットには9時開演とあるが、まずアメリカではお馴染みの前座の演奏が入る。 今回は2組あったが2組目の Sloan というカナダのバンドが結構良かった。

JET のようなギターロックバンドだが、ギター、ドラムの激しい演奏と、うまいボーカル、コーラスが面白い感じでマッチしていていい。 もうちょっとメロディラインにインパクトがあるといいかな? なんて思ったがアルバム買っちゃいそう。

でもって、JETの演奏が始まったのが11時過ぎ。 アルバム1曲目と同じ Last Chanse から始まり、Get What You Need, Rollover D.J. と激しめの曲が続いて会場はいきなりトップスピードへ。Are you gonna be my girl もイントロ、間奏前 (“I said, are you gonna be my girl”) で客をあおって引っぱる引っぱる。

以前のSNLの演奏のときのようなバラバラ感は全然無かったが、リードボーカルの声がイマイチ出てない(通ってない)のでは? とは思った。 他の楽器(特にベース)の音が大きかったのかもしれないが…。 とにかく、荒削りな中にもパワーを感じさせるバンドだった。

この日がアメリカツアー最終日ということで、アンコールでは前座バンドも飛び入りで参加するハプニングもあったりして、約70分ほどのライブが終わったときには翌日になっていた。 何とも体に良くないスケジュール。 けど最高!

JET.jpg
ケータイカメラの画像。 (ぜんぜんわからん)


1ドルショップブーム?

日本ではもうお馴染の100円ショップ。

アメリカに来た数年前に、そういえば見かけないなーと思っていつの間にか3年以上経っていたが、最近急に増えてきた気がする。 うちの近くでもこの1ヶ月ぐらいに2軒オープンした。


1軒は Dollar Tree というお店。

聞いたことなかったけど、このあたりでは既に San Jose や East Bay にも店舗がある有名チェーン店らしい。 なんと NASDAQ にも上場している企業だった。 $1というステッカーがいたるところに貼ってあり、1ドルショップであることをとても強調している。

もう1軒は厳密に言えば1ドルショップではないが、1.25ドルショップ。

その名も Dollar Quarters (ダラークォーターズ: 1ドル 25セントという意味)。

どちらも品揃えは日用雑貨からお菓子や本といったものまで日本の100円ショップと同じような感じで、ちょっとしたモノを少しだけ買うには良さそうだ。

というのも、アメリカは日本にも最近進出している COSTCO (コストコ) といった大量のモノを安く売るお店がいっぱいあり、量は多いがその分単価は安く買いものができる。 1ドルショップで売っているモノを見ていても、COSTCO ならもっと安いんじゃない? という疑問が浮かんでしまって結局何も買わなかった。

でもお店はいつも人が結構いっぱいいて、アメリカ人も1ドルという響きに結構魅かれているようだ。あと何かひとつ、付加価値が付けられるとブームで終わらずアメリカでも根付くと思うがどうだろうか。 これから注目のビジネスになるか?


DV-2005 結果発表される

DV-2005 Results
The Kentucky Consular Center in Williamsburg, Kentucky, has registered and notified the winners of the DV-2005 diversity lottery.
(ケンタッキー州 ウイリアムスバーグにあるケンタッキー領事館は DV-2005 の当選者の選定、及び通知を行なった。

昨年末に、このサイトでもとりあげたグリーンカードが抽選で当たるプログラム DV-2005 の結果が発表された。

発表によると世界中で950万の応募があって、最終的にそのうちの約5万人に対してグリーンカードが発行される(辞退する人もあるので当選通知はその倍の10万人に出されている)。
各国の当選人数も載っていて、JAPAN は 373 。

昨年まではテロの影響から辞退者が出ると読んで、多くの人に当選通知が行っていたようだがそれも落ちついたようだ。 正直なところ、こんだけ? という数字だった。

応募のときは、みんな応募しよう! というノリで書いていたが、ちょっと軽率だったと思っている。

今、アメリカでグリーンカードを普通に取ろうと思うと本当に大変。 最終的に取得できるまで、5年以上かかることはザラで、途中、許可がおりなくて申請をイチからやりなおしなんてこともある。そんななか、グリーンカードが抽選で貰えるというのは人によってはとても貴重なチャンスだ。

もちろん応募するのは個人の自由だが、当選しても捨ててしまうぐらいならほんとうに欲しい人のためにも応募するのを控えてもらえたらと思う。


日本のテレビ番組をアメリカで見る (2)

北米で日本のテレビ放送をネットで見るには?
放映権交渉が絡むアテネオリンピックの放送を、日本国外に居住する日本人が
視聴できることを放送局側は最も問題視しており、この点から放送が開始され
る前である8月上旬をもってサービスを停止することに決定致しました。なお
日本国外に居住する日本人が、日本国内の放送を視聴できる仕組みを運営する
企業全てについて、放送局側では厳正に対応する旨を明らかにしております。

昨年、”日本のテレビ番組をアメリカで見る” で紹介した、日本語 tv がサービスを停止するようだ。

2ちゃんねる の北米海外生活板にあったスレッドで、日本語 tv が顧客に送ったアナウンスの内容が転載されていた。 これによると直接の原因は著作権ではなく、放映権の問題らしい。思わぬところから横槍が入ったという感じだ。

スポーツの国際大会の主な収入源の一つとなっているのが、テレビの放映権。 興行主はその大会を独占的に放送するための権利を高く売ることで、収入を得ようとしている。 前回のシドニーオリンピックの場合、日本のテレビ局がIOC(国際オリンピック委員会)に支払った額が150億円以上だったそうだ。

放映権はその国内でしか有効でなく、映像を別の国に売ることもできないようになっている。 そんなわけで、こちらで放送されているNHKのニュース映像でもスポーツの国際大会の映像は、「権利の都合で放送できません」 という字幕とともに、写真に変わってしまうことがよくある。

ここからはオレの予想だが、 今回のような海外のテレビ番組をアメリカ(別の国)で見られるようにする仕組みは、放映権を売る側、もしくは買った側としては脅威で、もし こういった仕組みを容認していることが発覚してしまった場合、日本語tvのような各社をいちいち訴えるより、その国の放映権購入者に対し、クレームをつけ、違約金の支払いを要求する方が現実的だと思う。

これを回避するために、日本のテレビ局各社はこういった仮処分申請という話になってしまったのだと思われる。 きっと、今話題のデジタルコピーを連想させることから余計に神経質になっているのだろうな。 レンタルビデオはいいのだろうかという疑問は残るが….。

通達は、同じようなサービスを行なっている各社に行っているらしく、日本語tv だけが一早く自主的にサービスを停止したという感じだ。 他のサービスも自主的にサービス停止、もしくは仮処分の決定により強制的なサービス停止になってしまうかもしれない。

そんなに目くじら立てなくても…という気がしなくもないが、コンテンツ制作側からしたらグレーなものは潰しておきたいと思うのは仕方がないか。 録画ネット や、その後出てきた ロクラクII レンタルサービス など他社が交渉して、うまい落としどころを見つけてくれることを期待したい。


アメリカでソフトクリーム

日本は暑くて大変という話を聞きますが、元気ですか?

カリフォルニアは暑くなっても湿気が低いため不快度は低いのだけど、今年はオレがアメリカに来てこれまでで一番涼しい夏だと思う。 けど、この週末の昼間は気温が上がって冷たいものが食べたくなった。

シリコンバレー近辺では、日本でサーティワン アイスクリームと呼ばれる Baskin-RobbinsやハーゲンダッツHäagen-Dazs といったアイスクリーム屋さんが有名。 日本と同じように食べることができる。

そして日本人なら誰もがたまに食べたくなるのがソフトクリーム。

けど、ソフトクリーム屋さんは専用の機械がいるためかなかなか見つからない。 そして、見つけて驚くのは商品名

“Frozen Yogurt”

フローズンヨーグルト! そう。ソフトクリームは和製英語で、本来は Soft serve ice cream と言うのが正しいらしい。 しかし、その表現もほとんど使われず、ソフトクリームは大抵 Frozen Yogurt と書かれている。

で、ヨーグルトなのかと思いきや味はおもいっきりバニラだったり、チョコレートだったりと全然ヨーグルト味じゃない。 もしかしたら、アメリカでは一般的な Low Fat (低脂肪)、 Fat Free (脂肪分ゼロ) というミルクから作ると、ヨーグルトっぽさが無いモノになるのだろうか。 とにかく、これなら日本の人は誰が食べてもソフトクリームと言うだろう。

じゃ、日本のフローズンヨーグルトをアメリカで食べたいと思ったら…どうするんだろう? これから勉強します。

最後に、おトク? な情報。 アメリカのアイスクリーム屋さんでは試食が一般的(日本でもそうなんだっけ?)。 どの味にしようか迷ったら

“Can I try xxxxx(アイスクリームの名前)?”

と言うと、小さなカップに入れられて出てくるので試すことができる。 アメリカ人はだいたい2、3種類は普通に試食するので気にいったものが見つかるまでいくつか試しても大丈夫。 考えてみればあたりまえなんだけど、フローズンヨーグルト屋でも同じことができたのには驚いた。