地域制限に縛られずにオリンピックのウェブ生中継を見るには?
しかし、BBCを含む欧州放送連合(EBU)のメンバーは、オリンピック放映の契約書によって、米国やその他の諸外国からアクセスするユーザーを遮断するよう義務付けられている。

ちょうどいいタイミングでオリンピックの放映権に関する記事が Wired に出ていた。

やはり、オリンピックの映像はその国以外からアクセスされることを禁じているようだ。 そのため、以前のエントリで最後に突っこんだ ビザカードの番号によるアメリカから見ている確認に加え、イギリスのBBCはイギリス内であるかをIPアドレスを利用してチェックしているようだ。

IPアドレスはプロキシやVPNといった仕組みでいくらでも偽装できるし、クレジットカードはアメリカでは持っていない人、持てない人も多いので識別に使うのはちょっと乱暴な気がする。 システムとしては完璧なモノとはとても言えないだろう。 各放送局はそれもわかっているようだが、これだけの大きな権利金が動くとなるとうまくいってるように見えるシステムをややこしくはしたくないといったところだろうか。

しかし、現在のコンテンツ流通を考えると、どうしても何らかの制限をかける必要はあると思う。

日本ではISPのコンテンツ会員のような形で身元を登録しないとコンテンツを見られないといったしくみがあるが、これをもっと一般的にして、ユーザの身元をはっきりさせるためのシステムというのが今後出てきそうな気がするがどうだろうか? プライベート情報の問題とビジネスになるかという点で解決しなくてはいけないことがいっぱいあるが…。

その場合、オレたちのような国籍と住んでいる場所が違うような人の問題は出てくるんだけど….、それはややこしくしないためにも大めに見てもらいたい(笑)。

地域制限に縛られずにオリンピックのウェブ生中継を見るには?
NBCと提携していない米国のテレビ局は、2分間のビデオクリップを1日につき3本まで放映できる。

日本でNHK, 民法各社が共同でお金を払っているから各局でオリンピックを放送できる。 そのおかげでどのチャンネルまわしても一日中オリンピック、オリンピックという感じがするがアメリカがそうじゃないのは、NBC系以外のチャンネルはニュース番組でもメダルとりましたぐらいのニュースしか流さないし、マイペースに普通の番組を放送しているから冷めてると感じたりするんだろう。