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憧れの地、ケネディ宇宙センター

オーランド旅行の最大のイベントは、ケネディ宇宙センター(Kennedy Space Center: KSC)の観光。
宇宙に興味のない妻にはただの建物のあつまりでしかないだろうが、小学生のころスペースシャトルの初発射をドキドキしながらテレビに噛りついて見ていたオレにはあの発射場は憧れの地だった。

ケネディ宇宙センターは一般の人が中に入ることができないようになっているが、ビジターコンプレックスという場所からバスツアーがあり、スペースシャトル用になっている39A 発射台近く、そしてアポロ計画の記念館を訪れるときに、施設内を通ることができる。

ビジターコンプレックス見学で有効なのはオーディオガイドと呼ばれる翻訳機。 $5かかるが、ビデオ映像の翻訳以外にも展示物に書かれている内容を説明してくれるので英語がわからない人はもちろん、わかる人にもおすすめ。

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39A 発射台(左写真)と Launch Control Room(右写真、発射管制室と訳したらいいだろうか?)。
ケネディ宇宙センターはあくまで発射だけをコントロールし、打ち上がった後はヒューストンにあるジョンソン宇宙センターがコントロールする。 宇宙船からの会話が、”ヒューストン、こちらは順調だ” とヒューストンになるのはこういうわけ。

当初は、11月9日に予定されていた SWIFT という衛星の打ち上げも見られる予定だったが、残念ながら打ち上げが延期されてしまい見ることができなかった(さっき無事打ち上げられた)。 スペースシャトルは、昨年の事故により現在打ち上げはおこなっておらず、今のところ再開は2005年5月を予定している。 NASA では限定1500枚のシャトルの打ち上げ観戦チケットを発射5日前に売り出すということなので、急ぎの旅になるかもしれないが一度は見に行きたい。 スペースシャトルを含めたロケットの発射スケジュールはこのページで確認できる。

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その筋では有名なカウントダウンクロック(左写真、見にくいけど矢印のところ)のある観戦スタンド(右写真)。 爆発事故があっても大丈夫なように発射台からは3km ほど離れているが、 Launch Control Centerのすぐ隣にあるここが打ち上げを見るのに一番近い。


Hey! Spring of Trivila (英語版 トリビアの泉)

Yahoo!ニュース – エンターテインメント – スポーツ報知
フジテレビ系「トリビアの泉~素晴らしきムダ知識~」(水曜・後9時)が“米国進出”することが25日、発表された。米ケーブルチャンネル「スパイクTV」で11月11日から英語吹き替え版の放送がスタート。トリビアネタを視聴者から募集し、来年4月からは米国で制作された完全な米国版「トリビアの泉」が放送される。

SpikeTV というケーブルチャンネルで先週から始まった英語吹き替え版 トリビアの泉、先週は旅行に行っていたので見られなかったが、昨日見ることができた。

SpikeTV は以前のエントリで紹介したように、風雲たけし城を跡形もなく編集して全然別の番組に変えてしまった前科があるので、「トリビアの泉」がどうやって放送されるかは不安に思っていた。

ところが始まった番組は、オープニングのタモリの語りから、エンディングの金の脳、銀の脳まで同じ流れで構成され、へぇー(Hey!)ポイント制や日本語の字幕もそのまま。 聴こえてくる英語のナレーションも日本語をそのまま訳したものが使われていた。 まさに、トリビアの泉。

違うところと言えば、1番組が30分で、その中で4つのトリビアとトリビアの種のコーナーを盛り込んでいるので結構あわただしいところ(CMも多い)。 そして、品評者の芸能人のコメントと補足トリビアが一切なくなっているところぐらいだろうか。 アメリカ人にしてみたら理解不能な文字が画面にたくさん表示されて違和感があるだろうが、そのエキゾチック感を含めてこのバカバカしさ加減は結構ウケるんじゃないだろうか?

木曜日の夜9時に、アメリカにいる方は是非ご覧ください。

番組のウェブサイトはコチラ

どんな感じか見てみたくなった人は、第1回第2回 の内容が少しだけストリーミングで見られるのでどうぞ。


NBAのドレスコードの理由

NBA:「選手のiPod使用はドレスコード違反」 – CNET Japan
米プロバスケットボールのNBA(National Basketball Association)は、Tronto RaptorsのシューティングガードVince Carterに対して、試合前のウォーミングアップ時にiPodを使用することは、同リーグが定めたドレスコードに違反すると通告した。

Vince Carter (ヴィンス カーター) が試合前に iPod を使用していたことでドレスコード違反となった。 IT系のニュースでは「ヘンなルール?」 と揶揄するような書き方になっているが、NBAのドレスコードにはちゃんとした理由がある。

NBA はドレスコードを決めることによって、NBA選手が試合で身につけるもの全てにオフィシャルサプライヤーを決めている。 これによって、オフィシャルサプライヤーはNBA選手と同じモデルということを使って宣伝できるし、買う方もこのメーカのこのモデルが憧れの選手と同じモノだと安心して買うことができる。 そして、NBAそのものはメーカからライセンス料を取ることができると同時に、ヘンなデザインや行動を規制して NBAやチームの統一的なイメージを守ることができる。

iPod は ライセンスされている製品ではないので使用が許されない。 それが「ドレスコード」という理由で語られるため、ヘンな規制に思われてしまうが、NBA的には財政的、イメージ的に絶対ゆずれない規制だろう。

しかし、アテネオリンピックのときもアメリカの水泳選手 Michael Phelps (マイケル フェルプス)が iPod とBoseのヘッドフォン(たぶんノイズキャンセリングモデル)を使って、プール脇で音楽を聴いていたのが印象に残っているし、個人的には音楽を聴いて集中力を高めるというのはアリだと思っている。 Apple はライセンスを申請し、NBA は試合の直前まで、コートの外(ベンチ内)でのみ、目立たない付属のヘッドフォンだけといった条件を付けるなどの妥協をすることで、相互に有益な新たな道を開拓してもらいたいモノだ。

参考:
あんどうたかをのNBAレポート: NBAの“ドレスコード”


ディズニーワールド、こんなんどうでしょう

聞いてはいたけど広大な土地にドデカいパークで構成されているディズニーワールド(WDW)。
人気アトラクションを巡るだけでもあっという間に時間は過ぎてしまったが、ディズニーワールドはそれだけじゃない。 オレがグッときたディズニーワールドのマイナー(?)な見所を紹介。

  1. ショーを見逃すな
    東京ディズニーランド(TDL)でもそうだけど、ディズニーのテーマパークですごいなぁといつも驚かされるのは音楽。 それに合わせてダンスや、ミュージカルのようなもので構成されるショーは言葉の壁を越えて感動することができる。 特に、ディズニーワールドでは生で歌うショーも多いのでTDL以上に盛り上がること間違いなし。

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    ディズニーアニマルキングダムでのFestival of the Lion King

  2. Who Wants To Be A Millionaire – Play It!
    ディズニーMGMスタジオにあったアトラクション。 クイズミリオネアのスタジオを再現し、テレビ収録を体験してもらおうという全然ディズニーとは関係ないアトラクション(笑)。 でも、スタジオの構成やライティングの裏側が見られ、実際に回答することもできるのは下手なアトラクションよりリアルで面白い。

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    ショーの様子(左)、座席の前に備えつけてある回答装置(右) これをつかって回答者を選ぶ早押しやオーディエンスの回答を入力する。

  3. 小技が効いてるエプコット
    球体の建物が有名なエプコットはフューチャーワールドとワールドショーケースに分かれていて、中でもフューチャーワールドはフューチャー(未来)を名乗るだけあって、小技の効いた仕組みが結構いっぱい。 他にもいろいろあるかも。

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    Segway でパークを見回る職員(左)、カフェのメニュー表示もプラズマディズプレイ(右) 、でっけー。
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    でも肝心のアトラクション(テストトラック)は一番盛り上がるところで止まったけどね(笑)。

というわけで、見る人によって見所はまだまだいっぱいあるディズニーワールド。 次に行くときはこんなところを見てみてはどうでしょうか?


活字を再認識

休みの間は基本的にネットワークなしの生活なので、主な情報源はテレビのニュースと部屋に配達される USA Today (新聞)だった。 毎朝、食事をしながら眺める新聞は思わぬ発見もあり結構面白いと感じた。

そして、飛行機に乗る前にいつも空港で買うのが Business 2.0 という雑誌。 普段は雑誌も本も滅多に読まないのでこの雑誌がどんな位置付けなのかイマイチわからないが、いわゆるIT系の雑誌で堅苦しくない記事が多いので読みやすい。 数年前に日本に行くときに買って以来、オレの旅の友となっている。

普段は、すぐWebを見てしまうため活字を読むことが本当に少なくなったが、この旅で新聞や雑誌というのは記事を読むことに専念でき、また理解に時間をかけられるなぁということに気付いた。

雑誌のレイアウトとWebのレイアウトは違うとよく言われるが、Web はハイパーリンクや小さなエリアに多くの情報を押し込もうとするため文章のまわりにいろんな誘惑がいっぱい出てくるので文章に集中できないのだろう。

あと、コンピュータではスクロールにも問題があると思う。 特に英語の文章に多いのだけどオレはページのこのあたりにこんなことが書いてあったとぼんやりと記憶し、読み返したりすることが多い。スクロールだと内容そのものが移動してしまうため同じことができない。 ページ内検索が代わりの手段になるのだろうが、それも読むということとは別のプロセスが間に入ってしまい読むことが中断されるような気がしてしまう。

Web によって結構似たような体験がきるようになったが、文書を活字で読むという行為には、まだまだ優れている点があるのだと再認識させられた。


初オーランド

Orlando.jpg 無事帰ってきました。

今回行ってきたのはフロリダ州のオーランド (Orlando)。 そう、ディズニーワールドのあるところです。 もう30過ぎだし、ノンビリ大人のパーク巡りと決めていたのに、パークに着いたら子供顔負けの遊びっぷり。 結果的に7日間の滞在中にディズニー系のパーク4箇所、ユニバーサルスタジオ系のパーク2箇所、そして念願だったケネディ宇宙センターに行き、おまけに Orlando Magic のNBAの試合まで見てくるというものすごい旅行となってしまった。 歩きすぎで足腰ヘロヘロ。 このヘンの話は追々書いていこうかと思っています。

ただいま、古いニュースやメールやブログを見ながら現実に戻ろうとしているところだけど少し…

ホテルでもらえた新聞を見てヤキモキしてたけど、Warriors の開幕6連敗は何ごと? 今日対戦予定の既に1勝している新規参入チーム Charlotte Bobcats (シャーロット ボブキャッツ) にも負けたらそうとう重症だ。 何よりもシュート率の悪さ(=得点の少なさ)が問題なんだけど、その前に敵のディフェンスを止められないことで気が焦りシュートを外してる感があるので、ゾーンディフェンスをもっと多用するとかでこの流れを断ち切れないだろうか。

で、田臥も Bo Outlaw (ボー アウトロー)の加入によりインジャリーリスト(故障者リスト)入りしてしまい残念ながらベンチに入れなくなった。 サンズのリリースには太股のケガとあるがちょっと怪しい。 彼の起用方法が、試合の消化時間ばかりなのも気になっていたが、サンズ的には田臥にはさらなるレベルアップを期待しているのだろうか。 チームが彼に期待しているもの、レベルなどがイマイチわからない。

おまけ:
普段のこのブログに出てくるのはオークランド (Oakland) で名称は似てるけどまったく別の場所。 オークランドは比較的日本語の発音と似てるけど、オーランドは日本語とはまったく発音が違って、「オゥンドー」 (ラにアクセント)と言うので注意。


お知らせ

仕事が一段落ついて(ほんとか?)、休みがとれました。

アメリカなのでお盆も関係なく働き続けていたので、ここらで旅行へ行ってまたノンビリしてきます。

帰ってくるのは11/12なので、その間の更新はお休みです。

田臥の次の活躍は?
Warriors の初勝利は?
大統領選挙の大ドンデン返しはもう期待できないのか?
Firefox の 1.0 はそろそろリリースか?
アメリカで放送されるトリビアの泉は原形をとどめているのだろうか?
TiVo To Go もそろそろリリースか?
アルキカタ ブログ コンテスト、なかなか投票入らないなー(泣)

など気になることはいっぱいあるけど、この辺の話はまた1週間後。


エピソード3 予告編解禁

Yahoo!ニュース – エンターテインメント – サンケイスポーツ
解禁される予告編は、1分45秒。宇宙の平和を守るジェダイの騎士から暗黒面へ堕ちダース・ベーダーとなる主人公のアナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)が、トレードマークの黒スーツに身を包んでいく様が少しずつ挿入された内容。今作のため約12キロ増量したというヘイデンが不気味な存在感を醸し出している。

アメリカでは一早くテレビで見ることができた。

エピソード4 のオビワンケノービがルークにジェダイの活躍や、ダースベーダの存在を語るシーンにオーバーラップするようにしてスタートするその映像はこちらの予想をいい意味で裏切ってくれた。

現在は、starwars.com または AOL の会員向けにしかダウンロード版が用意されていないが、アメリカ時間の 11/8(月) に starwars.com で一般公開されるとのこと。 日本の人はもう少し待とう!

以下、ちょっとした感想を。

まったく知りたくない人はここでさようなら。

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田臥、公式戦初出場、初得点

スポニチアネックス
ついに待ちに待ったその時がやってきた。NBAのコートに初めて日本人が足を踏み入れた。11月3日(現地時間)フェニックスのアメリカウエスト・アリーナでのサンズの開幕戦、4Q残り10分00秒、93―55とサンズリードの場面だった。日本時間で1時ちょうど、日本人・田臥勇太がNBAのコートに入った。まさか日本人がこれほど早くNBAのコートに立つなんて、涙がこぼれそうになった。

怒濤の4日連続NBA関連のエントリですみません。

でも、田臥がやってくれた。 初出場に加え、初得点までも記録、これで以前よりはリラックスしてプレイできるのではないだろうか。 試合展開などは上にリンクしたあんどうたかお氏のコラムに書いてあるのでそちらを見て欲しい。 現場で見た彼の活躍と、それを見守る日本人の興奮が伝わってくる、とてもいい文章だと思う。

実はアメリカに住んでいても、地元チーム以外の試合はなかなか中継されない。 先日のイチローのシーズン最多安打の試合もアメリカではチームの地元以外では放送なし。 ESPNで通常の番組を中断してイチローの打席が中継されたらしいが結局生で見ることができなかった。

というわけで、昨日の田臥の試合も Warriors の試合が終わった後、 Suns vs Hawks の Box Score と Play-by-Play を見て「お、田臥出てる。 得点もしてる、なんと3ポイントも決めてるー」と一人で喜んでいるという感じだった。 日本で中継されるのを見るときは4Qにも注目だが、点差が圧倒的だったので Suns の試合運びを見るのも楽しいかもしれない。

一方、Warriors は残念ながら負けてしまった。 オフェンスの完成度も低いのに加え、ディフェンスがもっとヤバい。 特にインサイドのディフェンスがボロボロだ。 やはり序盤の勝利はあまり期待できなさそうだ。


NBA 2004-05 シーズン開幕

長かったオフシーズンも終わって、NBA シーズンが始まった。
昨日の試合はイベントの意味もあって、一部のチームしか試合は行われなかったが、今日にも全部のチームが開幕を迎える。
オレが勝手に思う今年の見所は…

  1. Pistons は連覇できるか
    昨シーズン優勝した Detorit Pistons (デトロイト ピストンズ)、再契約や補強もうまくいき、今年も大本命といったところ。 日本人には馴染みの薄いチームだが、このチームは強い。

  2. Shaq の移籍はどう影響する?
    L.A. Lakers (ロスアンジェルス レイカーズ) の不動のセンターだった Shaquille O’Neal (シャキール オニール, 通称シャック)。 オフに Miami Heat へ移籍したことによって、Heat が優勝候補の一角になってきた。 逆に、抜けた L.A. Lakers は Kobe Bryant (コービーブライアント)だけでその穴を埋めることができるのか。それぞれの選手の真価が問われる1年になりそうだ。

  3. 中堅チームの逆襲
    中堅チームも負けてはいない。 オフに補強したことでこれまでの上位チームとの差も縮まりつつある。 中でも Denver Nuggets (デンバー ナゲッツ)、 Memphis Grizzlies (メンフィス グリズリーズ)、 Houston Rockets(ヒューストン ロケッツ)、 Phoenix Suns (フェニックス サンズ) といったチームがどこまでやれるかは注目だ。

  4. スモールサイズプレイヤは大成するか?
    身長165cm の Earl Boykins (アール ボイキンス) に加えて、身長175cm の田臥勇太 も NBA に参加。 高さ、パワー重視と言われる最近の NBA のプレイスタイルに新風を吹きこみつつある。 日本人初のNBAプレーヤとなる田臥の活躍はそのまま身長の低いプレーヤは大成できるのかという疑問の回答にもなるだろう。 がんばれ、田臥。

  5. ワースト記録更新なるか? Warriors
    我らが Warriors 、 昨年、10年連続してプレイオフに出場できないというNBAワースト記録を更新したが、今年はプレイオフに出られるのか? 補強がうまくいって、知名度や実力が目立った選手はいないが、中堅選手で作られた厚い選手層には期待が持てる。 あとは新カントクがどこまでまとめられるかだろう。 プレシーズン途中でもオフェンスの戦略がまだまだ完成してないことが露呈し、カントクもまだまだ練習中と認めているだけに、前半は苦戦が予想される。 今ここで少し我慢して、シーズン中盤、後半のブレイクに期待だ。