1ヶ月以上続いたプレイオフがとうとうNBA ファイナルまで辿りついた。

イースタンカンファレンスからは Detroit Pistons、ウエスタンカンファレンスからは L.A. Lakers が出場を決めた。

Lakers は今年、Warriorsではありえない反則的な補強をしていたこともあり、個人的には途中で負けて「ざまーみろ」と言いたかったが、残念ながら Houston Rockets, San Antonio Spurs, Minesota Timberwolves という強豪を倒してのファイナル出場。 さすがというところか。

Pistons もシーズン途中で Rasheed Wallace (ラシード ウォレス)を獲得したりと、ファイナルを目指してのチーム作りがうまくいったようだ。 彼の獲得はオフェンス面よりディフェンス面でさらなる強化をもたらし、プレイオフでも相手チームの平均得点、シュート率ともに最低に抑えるというLakersとは対称的なチームになった。

というわけで、試合の見所はPistonsのディフェンスがLakersのオフェンスを止められるか? という点だろう。

個人的には、Lakers にはこれまでどのチームも止められなかった、困ったときにシャック頼み(と、オレが勝手に命名している)、センターへのローポストプレイがあり、Lakers有利なんじゃないかと思っていたが、昨日の試合は驚くほどにPistonsのディフェンスが有効だった。 早い戻り、各選手への早めのプレッシャー、絶妙なタイミングで行われるダブルチーム。 NBAナンバーワンのディフェンスというのは伊達じゃない。 シャック、コービーに 59点とられたが、残りの選手合わせて16点に抑えられたというのは見事だ。

そして、オフェンス面でも負けていない。 試合後のインタビューでも言っていたが、ひたすらピックアンドロールでディフェンスを崩し、確実に決める。 Lakers の派手なオフェンスに惑わされずに、こういったシンプルなプレイに徹し、こっちも得点を重ねるのがLakers対策としては有効だと実感。

ただ、Lakers もこれで黙ってはいないだろう。 相手のディフェンスが揃う前にシュートが打てるような速いテンポの試合運び、及びディフェンスをかきまわすようなボール回しといった戦略の変更をしてくることは用意に考えられる。 それを読んだ上での Pistons の対応はどうなるか。 残りの試合も楽しみだ。

今後のスケジュール (後のチームのホームゲーム)

Game 2 – 6/ 8(火) 17:30 (PST) Detroit vs LA Lakers
Game 3 – 6/10(木) 17:30(PST) LA Lakers vs Detroit
Game 4 – 6/13(日) 17:30(PST) LA Lakers vs Detroit
Game 5 – 6/15(火) 17:30(PST) LA Lakers vs Detroit
Game 6 – 6/17(木) 17:30(PST) Detroit vs LA Lakers
Game 7 – 6/20(日) 17:30(PST) Detroit vs LA Lakers