Category: 04 NBA Basketball

オリンピックUSAバスケチーム 準備完了?

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男子バスケット米国代表がトルコと対戦し、79-67で勝った。ダンカン(スパーズ)が16点、アイバーソン(76ers)が11点とそろって2ケタ得点をマーク。終盤の猛反撃も、アイバーソンの攻守にわたる活躍でしのいだ。イタリアに敗れた後3連勝と持ち直したが、2人以外は全員が1ケタ得点。攻撃面での課題も浮上した。

昨日の対トルコ戦で、オリンピック前の練習試合が終了した。

完敗したイタリア戦のあと、実はテレビで中継していたことがわかり、残りの4試合はテレビで見ることができた。

チームのコンビネーションは試合を重ねるごとによくなっている。 ディフェンス面でもオフェンス面でも個人技は戦ったどの国よりも上だろう。しかし、相変わらずロングレンジのショットの精度が低い。もう、チームも無いものねだりするのではなく1つの3ポイントより、ダンク2回を目指してる(笑)と思うし、これは正しいと思う。

もう一つのオレ的な不安要素は上の記事(日曜日の試合の記事)では褒められているアレン アイバーソン。 ディフェンス面ではスチールを狙いすぎて相手にうまくかわされるシーンが目立ち、場合によっては身長の低さからミスマッチをつかれることも。 特に彼はアウトサイドのディフェンスなので、そのまま3ポイントを決められると辛い。 オフェンス面ではゾーンディフェンスのおかげで、彼得意のインサイドへの突っ込んでディフェンスをかきみだす戦法が有効にならない。 荒れた展開では活躍できるけど、膠着した状態ではあまり有効じゃないだろう。 キャプテンであることで彼の起用に固執してチャンスを逃さないかが心配だ。

各国のアメリカ対策としては、イタリアのように先手を打って3ポイントをどんどん決めてアメリカを浮き足立たせオフェンスに影響を与えるようなことが有効だと思う。 トルコ戦でも一人、ものすごい3ポイントシューターがいて、決められると差があっという間に縮まって恐い思いをした。 逆にアメリカはこの辺で崩れなければ、十分金メダルも取れると思うぞ。

リンク:
USA Basketball チーム公式サイト(英語)


Sura 先生、今度は Houston へ

ESPN.com – NBA – Point taken? Rockets sign guards Sura, Ward
The Houston Rockets have yet to find a starting point guard, but they’ll have enough bodies to hold quite a competition in training camp to finally find a replacement for Steve Francis.
(ヒューストンロケッツはまだ先発ポイントガードを見つけられていないが、トレーニングキャンプで Steve Francis(スティーブ フランシス)の代わりを競うのに十分な人をそろえるだろう)

一昨年まで Warriors にいて強烈な個性を発揮していた Bob Sura (ボブ スーラ)。 昨年 Detroit Pistons へトレードしたというニュースと、その後 Atlanta Hawks へトレードしたニュースを書いたが、 今度はFAで Houston と契約することになった。

Houston Rockets は今オフ、Oaland Magic から Tracy Mcgrady (トレイシー マグレイディ) とのトレードで、先発ポイントガード Steve Francis (スティーブ フランシス) を手離したため、その代わりを探すのに一生懸命だ。 少し前は Warriors に移籍した Derek Fisher (デレク フィッシャー) を獲得しようと一生懸命だったがそれもうまくいかなかったため、今回のような結果になったようだ。

Houston は T-Mac の獲得によって、 Yao Ming (ヤオ ミン) と合わせて結構いいチームになったと思う。 Sura 先生、Atlanta では先発でいい数字残したようで、味方をも翻弄するラストパスで一気にここで花を咲かせて欲しい。

そういえばオリンピックチームに注目がいっているためか、動きは少ないがFA市場にも変化が。

– 同じく元 Warriors、Danny Fortson は Seattle へ。 昨年 Mavs へ行った元 Warriors の選手は全員別のチームへ行ってしまった…。
– Gary Payton は やっぱり L.A. Lakers を出て、Boston へ
– New Jersey Nets のトレード戦略に嫌気がさした Jason Kidd (ジェイソン キッド) がトレードを希望しているといった噂も。 (Lakers か?)
– Sacramento Kings はリーグ有数の3ポイントシューター Peja Stojakovic がトレードを希望している。
– Warriors から FA で NY Knicks へサイン&トレードを目指していた Eric Dampier は交渉が決裂し(Warriors が Dampier の金額に応じなかったという話らしい)、Knics 行きはご破算に。 現在は Atlanta Hawks と交渉中らしいが、昨日のニュースでは Indiana Pacers が狙っているという話も。

まだまだ、動きのありそうなオフシーズン。 オリンピックとともに目が離せない。


オリンピックUSAバスケチーム イタリアに完敗

ESPN.com – OLY/SUMMER04/BASKETBALL – International exposure: Team USA loses to Italy
The United States was beaten 95-78 Tuesday, just 10 days before its first contest in the Athens Games. It was the most one-sided and embarrassing loss ever by an American team comprised of NBA players.
(バスケットアメリカ代表チームは火曜日、アテネオリンピックの予選のたった10日前に 95-78 で倒された。 NBAプレーヤで構成されたアメリカ代表になって、もっともワンサイドで情けない敗戦だった)

オリンピックにNBA選手が出場しはじめて、バスケットボールチームのアメリカ代表チーム(チームUSA)がドリームチームと呼ばれるようになってはや12年。 そろそろドリームは終わりかもしれない。

NBA選手はシーズンのことやケガを気にしたり、オフを家族と過ごしたいといった理由から辞退する選手が増え、最終的に集まったメンバーはドリームと言うには少し無理のある構成。 そして、最近はヨーロッパや南米の選手もNBAに多数参戦して活躍するぐらい、各国のレベルも上がってきた。

そんな中でのイタリア戦。チームUSAはオフェンスはゾーンディフェンスに防がれ、ディフェンスはアウトサイドまでカバーが回らず相手に15本も3ポイントを決められボロボロ。 時差ボケもまだあるだろうが、ちょっとヒドすぎる。

これが練習試合でほんと助かった。 カントクのラリーブラウンはディフェンス重視で有名だが、この1週間で組織的にディフェンスを向上させるのは難しいだろう。

ディフェンスは基本の徹底と選手同士のコミュニケーションの向上を心がけ、オフェンス面でのセットプレイの完成を目指した方がいいのではないだろうか。 もちろん、相手のことをを格下だと思わず、各国の研究対策をしっかりと練った上でのセットプレイだが。

次の練習試合は先日、イタリアに勝利しているドイツ。
この敗戦で気持ちの変わったチームUSAがどれくらいの試合をするか見物だ。


Warriors Girls 2004-2005 発表

WARRIORS: 2004-05 Warrior Girls
While Chris Mullin has been putting together a new roster on the basketball court, the Warrior Girls have quietly been re-making themselves as well.
(クリスマリンがバスケチームに新しい選手を集めようとしている一方、Warriors Girl も新しいメンバーで作りなおされようとしている。)

Warriors のチアガールチーム が Warrior Girls (ウォリアー ガールズ)。 いつも試合が中断したときなどに現れて華麗なダンスを見せてくれる、NBAの試合では欠かせない存在だ。

メンバーは1年ごとに編成しなおされるが、今年のメンバーが先日発表になった。
昨年、日本人でWarriors のチアリーダーとして参加していた Sanae Tomia さんは….
今年もいた! (メンバーの写真の一番下の段、真ん中)

でも 3rd Year (3年目) じゃないようと思うのだが。
L.A. Lakers のチアガールのオーディションに参加していた日本人は残念ながら2人とも落ちてしまったというニュースの後だけに、Sanae さんが今シーズンも Warrior Girls に参加するのはうれしいニュースだ。

秋にアリーナで会いましょう。


田臥勇太 in NBA サマーリーグ 2004 (2)

SUNS: 2004 Summer Suns Index
The Suns’ summer league squad wrapped up play with an 88-71 win over the Utah Jazz on Saturday, led by Leandro Barbosa’s 22 points and six assists.
(フェニックスサンズのサマーリーグチームは土曜日、Leandro Brabosa (レアンドロ バルボサ) の22得点、6アシストという記録とともに 88-71でユタ ジャズに勝利し終了した。)

田臥が参加していたフェニックスサンズのサマーリーグ(Rocky Mountain Revue) が土曜日に終了した。 このリーグの最終結果は 4勝2敗。 先に行われた Rebok Vegas Summer League と合わせると、サマーリーグ全体で 7勝2敗という好成績で終了。

田臥は Rocky Mountain Revue でも、控えPGとして全試合出場。 12分前後のプレイ時間で、試合によってはチームでのアシストトップ(7/17 vs Denver 戦)になったり、途中出場ながら 7得点(7/17 vs Seattle, 7/22 vs San Antonio)といった活躍も見せた。 実際試合を見たわけではないので詳しいところまではわからないが、控えというポジションからは十分な成績だとは思うが、残念ながら、このまますぐNBAと契約できるほどの活躍とまではいかなかったようだ。

サマーリーグのチームでは、昨年ドラフトでサンズに加入した Leandro Barbosa (レアンドロ バルボサ)が大活躍し、大会のオールスターメンバーにも選ばれ順調に成長していることをアピールした。 サンズはこのオフ、ダラスマーベリックスからFAでやってきたPG Steve Nash (スティーブナッシュ) が加入したこともあり、残念ながらこのままサンズと契約というわけにはいかないだろう。

この後、田臥がNBA入りする方法としてはどこかのチームから声がかかってFAとして契約するか、昨年と同じように10月のキャンプインの時に声がかって、キャンプ、オープン戦に参加して開幕ロスターまで残るというような形だろう。 Seattle, Houston, Charlotte などPG不足なチームも多いのでこういったチームから声をかかることを期待したいところだ。


Van Exel, Portland へトレード

WARRIORS: Warriors Acquire Dale Davis And Dan Dickau From Portland
The Golden State Warriors have acquired forward Dale Davis and guard Dan Dickau from the Portland Trail Blazers in exchange for guard Nick Van Exel, Executive Vice President of Basketball Operations Chris Mullin announced today.
(Golden State Warriors は ガード、 Nick Van Exel のと交換で フォワード Dale Davis と Dan Dickau を Portland Trail Blazers から獲得したとバスケットボール部門バイスプレジデント Chris Mullin は本日、発表した。)

昨年鳴り物入りで加入した Nick Van Exel 。 オレも当初は期待していたけど、わがままなプレイぶりと、ケガの多さから「もういいや」と見放していたが、予想外に契約のオプションを行使して来年も Warriors と契約していた。

FA で Derek Fisher の加入が決定してから、いつ出ていくんだろうムードが盛り上がっていたがとうとうトレードが決まった。 これで一段落。

代わりに入ってくるのが Dale Davis と Dan Dickau 。 Nick Van Exel の高額なサラリーと同じになるような選手としかトレードできないという制限があるなかで、 結構いい選択ができたと思う。

数字を見る限り Dale Davis は盛りを過ぎた感があるが、Adonal Foyle とケガの調子がイマイチわからない Evan Eschmeyer だけでは不安だったセンターの補強としてうってつけだし、 Van Exel の抜けた3人目のPGに若手の Dan Dikau はちょうどいいバランスではないだろうか。 フロントはいい仕事してると思うよ。

さて、Warriors 。 田臥のいるPhoenixとは別のサマーリーグに19日まで参加していた。 結果は 2勝4敗。 昨年のルーキー、フランスのジョーダンこと Mickael Pietrus (ミカエル ピトルス) が初戦でいきなり肩の捻挫で離脱してしまったこともあるが、ちょっと残念な結果だ。

しかし、今年のルーキー Andris Biedrins (アンドリス ビドリンス) が得点&リバウンドを2桁とるダブルダブルを2試合で記録したのはいい徴候。 始めの方の試合でフリースロー3/9 というヤバそうな記録や、最後の方の試合で疲れたのか数字がよくないが、この結果をもとに Warriors のコーチ陣が彼のトレーニングメニューを決めて鍛えてくれるだろう。

Warriors、漠然とだけどいい方向に向かっていると思うぞ。


田臥勇太 in NBAサマーリーグ 2004

SUNS: One-on-One with Yuta Tabuse
Following the first workout of the Phoenix Suns’ rookie/free-agent camp on Saturday, each of the 15 hopefuls fighting for a spot on the club’s summer league roster took turns getting measured.
(土曜日に行われたフェニックス サンズの新人/フリーエージェントキャンプの1回目の練習のあと、クラブのサマーリーグのロスターを目指す15人の有望な選手はひとりづつ身体測定をおこなった)

昨年、Denver Nuggets で開幕ロスターを目指してギリギリまで争っていた田臥勇太。 残念ながら開幕ロスターには入れなかったが、 NBA の2部リーグとなる ABA のロングビーチジャムでシーズンを過ごし、リーグ優勝へ貢献したあと、この夏、再びNBAへのチャレンジをしている。

サマーリーグは毎年7月に行われ、ドラフト外の新人や、契約できなかったフリーエージェントたちが自分の能力をアピールする数少ない機会だ。今年、田臥が選んだのは Phoenix Suns (フェニックス サンズ)。 そして、Phoenix Suns はラスベガスで行われていた Reebok Vegas Summer League と ソルトレイクシティーで行われる Rocky Mouttain Revue というリーグに参加している。

ちょうど昨日で Reebok Vegas Summer League の3試合が終わったところで結果はこちらで見ることができる。

Box Score を見るとどの試合もチームの控えポイントガードとして出場。 数字に派手さはないが プレイ時間が12分, 13分、19分と徐々に増えているのはチーム内でも徐々に認められていていい徴候だろう。 おそらく田臥のような選手にチームが期待するのは、アップテンポへのプレイスタイルのチェンジと小さな選手がスピードで相手チームをかきまわすといった数字には出にくい部分だと思うので、うまくアピールできていることを期待したい。

というわけで、田臥のNBAチャレンジ。 今年もこのサイトで追っていきたいと思う。


Derek Fisher、 Warriors に移籍

ESPN.com – NBA – Lakers lose Derek Fisher to Warriors for $37M
Point guard Derek Fisher has agreed to a six-year, $37 million deal with the Golden State Warriors, according to his agent, Mark Bartelstein.
(ポイントガード Derek Fisher (デレク フィッシャー) は 彼のエージェントによると Golden State Warriors と 6年 で3700万ドルの契約に合意した。)

世間がコービーブライアントがLakers残留で騒ぐ中、ちょっと驚きのニュースが流れた。

一昨年までLakersで先発PGをしていた Derek Fisher が Warriors と契約するらしい。 Gary Payton に奪われた先発の座を再び手にするためにFAで移籍。 Paytonがいなくなり、Brent Barry も移籍したSonics, T-Mac 獲得のためにSteve Francis をトレードしたRockets, Shaq が来たのにPG が手薄な Heats といろいろなチームが欲しがっていた中、そんなに高額でない年俸で Warriors を選んでくれたことは嬉しい話だ。

Fisher と言えば、今年のプレイオフのラスト0.4秒のシュート。 ここぞというところで決めてくれるシューターは多くいてくれた方が頼もしい。 PG不足のWarriorsとしてはベストとは言えなくても結構いい契約だろう。
ちなみに、現時点での Warriors のFA状況はこんな感じ。

移籍
J.R. Bremer: エクスパンションドラフトでボブキャッツへ
Brian Cardinal: グリズリーズへ。 残念。
Avery Johnson: マブスと1年契約らしい。 引退は1年延期?

残留
Adonal Foyle: Warrios と再契約
Popeye Jones: よくわからないけどロスターに残ってる。 再契約した?

未定
Calbert Cheaney: 動きなし
Erick Dampier: FA で移籍せず、サイン&トレードを準備中、結着はまもなくという噂も。
Nick Van Exel: 不明。 はよ決めろ。 まさか残る気?


Foyle 残留

ESPN.com – NBA – Foyle gets $41.6M to stay with Golden State
Free-agent center Adonal Foyle has agreed to re-sign with the Golden State Warriors to a five-year contract worth $41.6 million, his agent, Lon Babby, told ESPN Insider Chad Ford late Monday evening.
(フリーエージェント センター Adonal Foyle (アドナル フォイル) は Golden State Warriors と 5年で 4160万ドルで再契約に合意したと月曜の夜おそく、彼のエージェントである Lon Babby が ESPN Insider の Chad Ford に語った)

Warriors オフシーズン契約更改のポイントの一つだった、Adonal Foyle の再契約が終わったということだ。 前回は4年で1800万ドルだったので実に給料倍増。 うらやましい。

Warriors のこの動きで、Dampier との再契約はナシと見るの方が正しいだろう。 記事の中でも Memphis との契約が濃厚とも書いてあった。

個人的には今がピーク、というか昨年出来過ぎだった Dampier より、 昨年はケガでイマイチだったが、それ以前のディフェンス面での活躍から Foyle と再契約する動きは金銭的にも、今後のチーム作りとしても間違っていないと思う。

Foyleの課題はオフェンス面。 きっと本人も分かっていると思うので、夏の間の自主トレで鍛えてシーズン開始時は先発センターとしての勇姿を期待したい。


フリーエージェントだらけの Warriors オフシーズン

プレイオフへ出場できなかったWarriors の今オフの課題は契約更改。

今年はFAとなる選手が多数いるためそれぞれと再び契約するか、トレードなどで新しい選手を獲得するかを決めなければいけない。 今年のWarriorsの契約状況は以下のとおり。

UNDER CONTRACT (2004-05 salary)
Nick Van Exel ($11.8 million): Can opt out of last two years. Team can void 2005-06
Erick Dampier ($8.1 million): Likely to opt out of last two years
Cliff Robinson ($5.3 million): One year remaining
Mike Dunleavy ($3.6 million): A year and a team option remaining
Jason Richardson ($3.5 million): Can negotiate extension this summer
Speedy Claxton ($3.3 million): Two years remaining
Evan Eschmeyer ($3.1 million): Didn’t play in 2003-04. Three years remaining
Troy Murphy ($2.2 million): Can negotiate extension this summer
Mickael Pietrus ($1.8 million): Two years and a team option remaining
FREE AGENTS
J.R. Bremer: Added late as point guard insurance
Brian Cardinal: Boosted his value as energetic contributor
Calbert Cheaney: Won’t return; Pietrus will take his minutes
Adonal Foyle: Could return if Dampier leaves
Avery Johnson: Future coach may retire this summer
Popeye Jones: Played 10 minutes all season

opt(オプション) というのは 残り何年かの契約をどうするか、チームまたはプレーヤが決められるというもので、上の表を見ると、 Nick Van Exel と Eric Dampier がオプションを行使できる権利をもっている。

このうち、Nick Van Exel はシーズン後半の不真面目な態度や、以前からオプションを行使せず、FA でテキサスにある (San Antonio Spurs, Dallas Mavericks, Houston Rockets) 3チームのどれかに行きたいとコメントを言っていることから残留はまず考えられない。

あとの選手に関しては以下のポイントとしてまとめられるだろう。

  • センターの補強
    今年、大活躍だった Eric Dampier と Adonal Foyle の2人が同時に契約更改を迎える。 Eric Dampier はFA宣言するかどうかは今週末に発表されるらしいが、今年の活躍を見て手を出してくるチームが多いだろうから、オプションを行使せず FA になって高い年俸を要求されるだろう。 昨年の Gilbert Arenas のように Eric Dampier は失う可能性が高い。 この場合、Adonal Foyle は出場機会が増えることから再契約が期待できる。 逆に Eric Dampier が再契約した場合は Adonal Foyle は出ていく可能性が高い。 しかし、ドラフトでフロントコートを補強したことからも、共に出ていく可能性も否定できない。

  • ポイントガードの補強
    Nick Van Exel とともに、Avery Johnson も39歳という年齢を考えると再契約をせずに引退する可能性が高い。 Speedy Claxton が予想以上に活躍し、今後の成長も期待できそうだが、相変らずケガに弱いのも露呈してしまったので控え層を充実させないといけない。 ボールまわし、機敏性に問題がある Mike Dunleavey Jr. のポイントガードはあくまで苦肉の策であって、本格的に考えない方がいいと思う。 というわけで、もう1人,2人ぐらいPGの補強が欲しいところだ。

  • ベンチメンバーの補強
    チーム好調の原動力となったBrian Cardinal, Calbert Cheaney は昨年 FA でWarriorsに来たが、チームはモノになるかわからない彼らに対し1年契約しかしなかった。 どちらの選手も昨年の新人 Mickael Pietrus とポジションがかぶるため残留するかは微妙なところだ。 しかし、個人的にはぜひ複数年契約をオファーして2人とも残留を狙ってもらいたい。

昨年 Antwan Jamison をトレードに出すなどして、サラリーキャップに空きを作ったのはこのためでもある。 無駄使いせず有意義に使って欲しい。

選手の契約状況はなかなかオープンにならないので調べにくかったが、このサイトの情報がとても役になった。他のチームの選手の契約状況もこのサイトで見ることができる。