Category: 04 NBA Basketball

NBA がロックアウトの危機

ESPN.com – NBA – NBA labor talks break off
Labor talks between the NBA and the players’ union broke off Wednesday, increasing the chance of a lockout starting in the offseason.
(NBA と選手会の間の労使交渉は水曜日、決裂しオフシーズンの間にロックアウトが始まる可能性が増えてきた)

スターウォーズに注目がいってしまいなかなか紹介できなかったNBAネタ。

NBA は現在の労使協定が間も無く期限切れになるため、新しい協定を結ぼうとしている。 先月のニュースでは、話し合いで大まかな合意ができているので揉めることはなさそうだというニュースが出ていたが、この前の水曜日に行われた話し合いで交渉が決裂してしまった。

前回労使協定が結ばれたのは 1999年 。 このときも交渉が長びいて98-99年のシーズンが82試合から50試合に短縮されてしまった。 そして、昨年はアメリカのプロアイスホッケーリーグ NHL で同じように労使交渉が決裂し、シーズン全ての試合がキャンセルとなってしまった。

99年のNBAのロックアウトの時はあまり興味がなかったのでわからないが、昨年のNHLのロックアウトで感じたのは、

「無くても何とかなってしまう」

こと。 多くの人々にとってプロスポーツは所詮娯楽。 選手たちのプロフェッショナルなプレイがなければ、その魅力はあっというまに腐ってしまい、ファンは離れてしまう。 こうなることはリーグにとっては大きな痛手だ (来シーズンは活躍が期待できる Warriors にとっても痛手だ) 。

今回の労使交渉では、複数年契約の問題やサラリーキャップの決定方法、それにプレーヤの最低年齢(現在は18歳以上を20歳以上にする)といった項目が合意に至っていないようだが、ぜひ期限である6/30までの合意を目指してもらいたい。


Warriors 2004-05 シーズン終了

昨日でNBAの2004-05年のレギュラーシーズンが終了した。

Warriors は 34勝48敗 という結果に終わり、残念ながら11年連続でプレイオフに進出できなかった。 Warriors (なんと)8連勝中!のエントリで書いた LA の2チームとの差は結局 Lakers が34勝48敗で同率、しかしホームゲームの勝ち数の差(たしか..)で、順位としては LA Lakers が上という記録になってしまった。

Warriorsの2004-05シーズンを振り返るにあたってまず触れなければいけないのは Baron Davis (バロン デイビス) を獲得したことだろう。 獲得したときのエントリ では機能するか疑問視していたが完全に間違いだった。

Baron Davis が加入する前のシーズン前半は、決定力不足に悩まされていた。
相手のディフェンスを崩せず、無理にシュートにいって入らない。 入らないので焦ってシュートを打つ。 シュートが入らないのでますます焦るという悪循環にハマり、落とした試合も何試合かあった。 各選手がこの状態を変えなければと気合いだけが空回りしていたともいえるだろう。

その状況は Baron Davis の加入により一気に変わる。 彼のスピードはこれまで以上に相手ディフェンスを攪乱し、まわりの状況を把握し出される華麗なパスは Warriors の隠れていた力を引き出し、ロング(3ポイント)、ミドル、そしてペネトレイトによるインサイド、と どこからでも决められるシュート能力はWarriorsの攻撃にさらなる幅をもたらした。1人の選手がここまでチームを変えられるものなのかと驚かされたものだ。 1人に依存しすぎると、怪我でいなくなった時に影響がでてしまう。 今オフの補強のポイントの一つは Davis 抜きでも機能する選手層を作ることだろう。

個人的には、昨シーズン以上に今後に期待できそうな控え層の充実を見逃せない。
今シーズン始まる前のサマーリーグで骨折したため、オフのトレーニングがあまりできなかった Mickael Pietrus (ミカエル ピトルス)は、後半になるにつれ豪快なインサイドのプレイとシュートセレクションが良くなっていき重要な攻撃力となった。 大きな体ながらも基本に忠実なプレイと、ロングレンジのシュートのうまさが光る Zarko Cabarkapa(ザーコ チャバーカパ)、 そして19歳だが、6フィート11インチの身長と、アグレッシブなプレイで控えセンターの地位をものにしつつある Andris Biedrins (アンドリス ビードリンス)のシーズン中の成長もすごかった。 彼らがこのオフでどれだけ成長してくるか楽しみだ。

Warriors は現在12人いる登録選手のうち、11人と契約が残っている。 まだシーズンが終わったばかりだが、このいい状態で来シーズンに突入できるかと思うとワクワクしてくる。 とりあえずお疲れさま。 来シーズンこそはプレイオフ出場だ!


Warriors (なんと)8連勝中!

Baron Davis (バロン デイビス) をトレード最終日に獲得して以来、好調が続くWarriors。

昨晩、今シーズン最強NBAで最高の勝率を誇る Phoenix Suns を相手に勝利。 前回オレが見にいった vs Milwaukee 戦の勝利以降、なんと8連勝 (最近10試合で、9勝1敗) という快進撃を続けている。

そてにしても Phoenix は攻撃パターンが豊富で、ほんと強かった。

まず、タッチダウンパスのようなパスからの速攻。 それを止められたらSteve Nash(スティーブ ナッシュ)のペネトレイト。 および個人技の能力が高いフォーワード陣のインサイドへのペネトレイト。 その間も、外へのパスを意識し、隙あらば决めてくる3ポイント。 そして、パワフルでありながらも器用に点を决められるセンターの Amare Stoudemire(アマレ スタドマイア)のポストプレイ。

このオフェンス能力に「ダメだ」と感じ、自滅するのが Phoenix と対戦して負けるチームの典型的な例だろう。 Warriors は Baron Davis (バロン デイビス), Troy Murphy(トロイ マーフィー) の不調 に加え、2Q で先発選手を交代したあたりで、Zarko Cabarpaka (ザーコ チャバーカパ)、 Andris Biedrins (アンドリス ビードリンス) がうまく機能せず流れをもっていかれ、2Q終わった時点で 10点差となり、このパターンにハマってしまったように見えた。

ハーフタイムの後、Warriors を救ったのが Mike Dunleavey (マイク ダンリービー) と Mickael Pietrus (ミカエル ピトルス) の Warriors フォーワードコンビ。 3ポイントを中心に外からの攻撃を確実に决め、時には果敢なペネトレイトも决めるなど流れを引き戻してくれた。

そして、Phoenix の攻撃を止めたのが Adonal Foyle (アドナル フォイル)。

彼はシーズン前に契約更改をし、期待のシーズンだったが前半は体調作りに失敗したようで (要は太りすぎ) 動きにキレがなく控えにまわることも多かったが、最近は復調、新人Andris Biedrinsの脅威を感じ、いい緊張感で試合に挑むようになっていた。 しかも、この試合、 Biedrins では歯が立たないことが2Qでわかったこともあり、「ここはやっぱりオレが」 と、気合い、集中力 Maxという感じ。 得意のブロックに加え、リバウンド、ティップインに大活躍。 数字上は Pietrus, Dunleavey が目立つが Foyle がいなかったらPhoenixの攻撃が止まらず前半のリードをひっくり返すことはできなかっただろう。

Warriors は残念ながらプレイオフ進出もならず、普通ならモチベーションが下がるところだろうが、今各選手は勝利することの喜びを知り、今の自分たちがどこまで通用するのか知りたくてプレイを楽しんでいるに違いない。 スター選手に頼ることなく、勝つために自分ができることをする。 こういう状態のチームは強い。

さて、ここへ来て LA の2チームの調子が落ちてきた。

LA Lakers 34勝 42敗
LA Clippers 34勝 42敗
Golden State 31勝 45敗
Warriors とは 3ゲーム差。 しかも Lakers はプレイオフ進出を逃して気落ちしている。

残り試合は少ないが、この2チームを抜いて少しでもいい順位を目指せ!


バスケ観戦の醍醐味 – vs Milwaukee Bucks 戦

第4クォーターが同点で終わり、迎えた オーバータイム(延長) ラスト4.9秒。

Warriors は 117-115 の2点ビハインド。 次のプレイでシュートを决められなければ負けてしまうという窮地に追いこまれていた。 観客たちは座席から立ちラストプレイを見守る。

右ウイングへ走り込むリチャードソンにピトルスがスローイン。 ボールを受けとったリチャードソンに 敵チームの マイケル レッドのディフェンスが迫る。 早くシュートをしようと焦るリチャードソンはなかなかディフェンスをふりきれない。
残り2秒。

リチャードソンはターンアラウンドから3ポイントシュートを目指すが、近くにいたフィッシャーがフリーなのを見てパスに切り換える。 パスを受けとったフィッシャーはそのまま迷いなくシュート。 その位置は3ポイントレーンの外だった。

観客、選手たちは弧を描いて飛んでいくボールを息を飲んで見まもり…….。

ボールはリングの中へ。

3ポイント。

そして、試合終了のブザー。

117-118で Warriors の逆転勝利。

アリーナが地響きをたてるかのように盛り上がる。 選手たちはフィッシャーの周りになだれこむように集まり、観客たちは劇的な幕切れに大興奮。 シャウトする客、誰かれかまわずハイタッチで喜ぶ客、緊張感がとけてホッとしている客…。

ほんの少し前の、ボールの行方を見守る一瞬の緊張感と、ボールが入ったあとの解放感と達成感のギャップ、この爆発的な瞬間を体験するとバスケ観戦はやめられない。

vsbucks.jpg
(注: ラストプレイの写真ではありません)

Warriors、 Baron Davis を獲得

2/24 は今シーズンのトレードの最終期限。

今まで、いろいろと検討してきた各チーム間のトレードが滑りこみで実行に移された。 話がまとまらず今回は流れたモノもあるが、我らが Warriors は思った以上に大胆なトレードを実行してきた。

まずは、先週のClifford Robinson と同じく、今シーズンで期限が切れる年配の選手 Dale Davis と、現在 Warriors の先発PG である Speedy Claxton を組み合わせて、New Orleans Hornets の先発PG で、オールスターにも2度出場したことのある Baron Davis との2対1のトレードとなった。

各選手の記録だけを比べれば Warriors 有利なトレードかと思うが、 Baron Davis は最近、怪我が多いのが不安だ。 昨年の Nick Van Exel のように、文句だけ言ってケガでプレイはしないなんていうことだけは避けてもらいたいなぁ。 あと、個人的にはこの1年 Speedy Claxton の成長を見てきて、もうあと 1,2年で大化けしそうな予感がしていただけに、「あのとき手離さなければ…」 といつもの話になってしまう予感もする。

トレードはもう一つあった。 Rodney White (ロドニー ホワイト) と Nikoloz Tskitishvili (ニコラス スキティシュビリ) を Denver から獲得。 代わりに メキシコ人 NBAプレーヤ Eduardo Najera (エデュラド ナハラ) と、今年の新人PG Luis Flores (ルイス フロレス) そして、2007年のドラフト1巡目指名権 を失なった。 Dale Davis のトレードによって欠けたフロントコートの穴を埋めるためのトレードだろうが、2人ともフォワードポジションの選手というのが微妙だ。 センターは Adonal Foyle (アドナル フォイル) および、Troy Murphy (トロイ マーフィー) のセンターへのコンバート、うまくいけば今年ドラフト1巡目に獲得した18歳、Andris Biedrins (アンドリス ビドリンス) の成長に期待ようというところだろうか。

今回のトレードによって、チームはセンターのフロントコートの補強よりバックコートをより確実なものにする方法を選んだようだ。 オールスター前からうまくいっているガード3人、フォワード1人、センター1人、およびガード3人、フォワード2人という少し変則的な布陣を今後も使ってきそうだ。 ただ、このフォーメーションの肝は Speedy にあったと思うので、これまでどおりうまくいくか心配な点もある。

次の試合は、今度の日曜日。 Baron Davis がこのシステムにマッチするか。 カントクはいいPGを得たことで、少し前のフォーメーション重視のシステムに戻すのか、まずは見極めたい。


Cliff Robinson トレード

WARRIORS: Warriors Trade Clifford Robinson To New Jersey Nets
The Golden State Warriors have traded forward Clifford Robinson to the New Jersey Nets in exchange for two future second round draft picks (2005 & 2007) and a trade exception from New Jersey equal to the amount of Robinson’s salary,
(ゴールデンステートウォリアーズは フォワード クリフォードロビンソンを将来のドラフト(2005年と2007年)の2巡目の指名権、およびロビンソンのサラリーと同額のトレードエクセプションと引き換えにニュージャージーネッツへトレードした)

Uncle Cliff (クリフおじさん) こと、クリフォードロビンソン。

昨年のシーズン前にスーラ先生こと Bobby Sura とのトレードで デトロイト ピストンズ からウォーリアーズにやってきた。 ディフェンスの要になるような厳しいマーク、大きな体から放つ3ポイントシュートが素晴しく、オレとしては昨年の Warriors チーム内での MVP にしてあげたいぐらい活躍してくれた選手だ。 昨年は Eric Dampier とのおそろいのヘッドバンドも印象に残っているなぁ。

残念ながら今年は同じポジションを争う若手 トロイ マーフィーのケガからの復帰、3ポイントが活かせなく、そんなに得意でもないセンターというポジションをこなしていたため、昨年ほどは活躍できなくなっていた。 加えて、もうすぐ39歳になるという高齢+今年のシーズンを最後に契約が終了する(FAになってしまう) ことから、結局トレードとなったようだ。

しかし、

見返りが2巡目のドラフト指名権+お金(Trade Exception はチームに対して1年間有効なサラリーキャップになる)なんてどういうこと? もっと価値のある選手だと思うのはオレだけなんだろうか?

ただ、Nets には金額的にロビンソンとつりあい、Warriors が欲しいと思う選手がいないのも事実だ。 ここでクレジットだけいただいて、トレードの期限の 2/24 までに別のトレードで使おうとしている…なんてことは Warriors なだけにないだろうなぁ。

今後は、クリフおじさん抜きで残りシーズンを戦わなければいけない Warriors 。

戦略としては、最近起用している Speedy/Fisher/Richardson のガード3人制(とオレが勝手に呼んでいる)の外からのシュートを中心に、センターはリバウンドに専任させるという極端なシフトを進めていくのことになるだろう。 残念なことに、ここ数試合は接戦に競り負けるという悔しい試合が続いているが、内容としては悪くない。 クサらずに自信を持ってプレイしてもらいたい。


Warriors vs Supersonics

弱っちい Warriors を見るのがイヤだと今シーズンはなかなか会場に足を運ぶことがなかったが、この前の金曜日に今シーズンはじめて、Arena in Oakland で Warriors の試合を見てきた。

対戦相手はよりによって Seattle Supersonics 。 大した補強もしていないのに昨年までの弱小ぶりが嘘のように今シーズン快進撃を続け、Northwest ディビジョンでトップを独走しているチームだった。 コテンパンにやられそうなのは予想できたが、始まってみると何と 0-16 という最悪のスタート。 Warriors は始まって7分ほど1点も取れなかった(左の写真)。 座席は以前おすすめした値段の席だが、エンドラインの真ん中の方になってしまい、ゴールが少し邪魔したのは残念。

0-16 の後フリースローで1点目をとると会場は早くも大歓声。 半分バカにされたような感じだったが、逆に、これで一つにまとまったという感じだった。 この声援を受け盛り返す Warriors 。 Calbert Cheaney の活躍によって前半を1点差で折り返し、後半には何とリードを奪うほどだったが、同点を賭けた ラストプレイで Derek Fisher の3ポイントが决まらず、85-88 の敗戦となってしまった。

そして、昨日の at Clippers 戦にも負けてしまったため、1月の Warriros はなんと 1勝14敗。 ケガ人が多かったとはいえ厳しい結果だ。 会場でも見ていてわかるのが戦略が徹底されていないこと。 ケガ人が続出でロスターが安定しないからか最近はセットプレイより、昨年のようにフリーなプレイヤーにどんどんボールを回してシュートを打つことが多くなっているようだが、中途半端なところでラストパスを出すところがよく見られ、各選手のプレイを消極的にさせているような気がする。

オフェンスではスクリーンのかけかたも中途半端、皆がボールをもらおうとボールを持っている選手の近くに集まってくるのでリバウンドも取れない、ボールのまわりにディフェンダーも集中するので余計にシュートが打ちにくくなるというように泥沼の状態だ。 ディフェンスでは逆に相手のスクリーンにひっかかり過ぎ (とくに Fisher、 Murphy) 。 これでディフェンスがボロボロになり、バックアップに行けば行くほど相手に攻撃のチャンスを与えてしまっている。 まずは、ディフェンス面の改善、そしてオフェンス面での各自の役割を徹底、得意な攻撃パターンをいくつか用意して自信を取りもどしてもらいたい。

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Warriors 10連敗をまぬがれる

ContraCostaTimes.com | 01/18/2005 | Warriors finally end 9-game skid
Richardson was fresh off a nine-game absence because of a severely sprained left ankle and Warriors coach Mike Montgomery expected he would be out of shape and just wanted to see what he could do.
(リチャードソンは足首の捻挫による9試合の欠場明けの状態で、ウォーリアーズのカントク マイクモンゴメリーはリチャードソンはまだ完全な状態ではなく、彼が試合に出てどこまでできるか見てみようと思っていた)

Warriors は 12月末に調子が上がってきたと書いていたが、年が明けてみたらボロボロ。 何と昨日、2005年の初勝利を飾るまで9連敗というひどい成績だった。

不振の大きな原因は 12/31 にチームのリーディングスコアラー Jason Richardson (ジェイソン リチャードソン)が足を捻挫し、今年始めから出場できなかったことだろう。 タインミング悪いことにそのまま東海岸へ遠征して連敗しすっかり弱気になってしまった。 Richardson あたりでは力不足と思っていたが、いざというときに頼れる選手の存在というのは想像以上に大きかった。

そして、リチャードソンがケガから復帰した昨日の試合、久々の試合だから様子見という感じだったのが終わってみれば、キャリアハイ の1試合 42得点、そして 8アシストという、これまでにない、最高の成績。 彼も試合に出られなかったことでフラストレーションを感じていたのだろうか? もしくは、TNTチャンネルでの全国放 b送だったのではりきったのだろうか?

こうやってシーズンが始まってみると、怪我のように予想できないことや、連敗して弱気になったり、選手がもっとオレを出せ、と出場時間をせまってきたりといろんなことがおこる。 それをうまく管理し、試合に勝っていかなければいけないカントクは、会社でいうマネージャのような存在だろうか。 日本のスポーツチームではあまり感じなかったが、アメリカのスポーツチームは特に会社のような組織に近いような気がする。 また、それがアメリカのスポーツを見る見どころの一つだと思うのだが。


Warriros 12月の勝率は5割

昨日の Toronto Rapters (トロント ラプターズ)戦に勝利したことで Warriors は4連勝、12月の月間成績は8勝8敗の勝率5割で終えることができた。 怪我人続出の Denver Nuggets (デンバー ナゲッツ)、Vince Carter (ヴィンス カーター)をトレードで失ってゴタゴタが続いている Rapters と、相手に恵まれた試合もあったが、Mavs, Kings にアウェーで勝利するなど11月に比べると随分よくなってきた。

相変らずディフェンスにはまだ難があるが、オフェンス面での変化が大きい。
11月はミドルレンジのジャンプショットをことごとく外してきた Warriors だが、PG の Speedy Claxton のペネトレイトでディフェンスをひきつけてから外へ出し余裕をもって外から打たせるようにしたり、Jason Richardson (ジェイソン リチャードソン), Troy Murphy(トロイ マーフィー)の Pick and Pop を使うなどのパターンを使い調子をとりもどしてきた。

また、不安定だった Adonal Foyle (アドナル フォイル) のセンターを捨て、Clif Robinson (クリフ ロビンソン) を起用、フォワードよりの Robinson はポストプレイなどインサイドではそんなに活躍できないが、その分3ポイントを决めることができる。 これにより相手のディフェンスを攪乱することもでき、有効に働いた試合もいくらかあった。 ただ、リバウンドが取れないことで悪い流れが続いた試合もあったので、Foyleの復活もしくはセンターの補強がこれからの活躍には必要だろう。

正直、何が原因で良くなっていったのかわからない。 チームが負けていたときも辛抱強く見守っていた最高責任者 Chriss Mullin (クリス マリン) もエラいと思うし、負けつづけても小手先で修正せず地道にオフェンス、ディフェンスのプレイを作りあげた監督や選手もよくやったと思う。 始めはほんとうにヤバいと思っていたが、ここへきていい感じになってきている。

1月は Kobe(コービー)のいる Lakers(レイカーズ)、 Shaq(シャック)のいる Heats(ヒーツ)、VC(ヴィンス カーター)が移籍し、Jason Kidd(ジェイソン キッド)も怪我から復帰した Nets (ネッツ) など強敵が控えている。 調子が上向いているWarriors がどうやって戦っていくか見ものだ。


田臥、ロングビーチジャムと再契約

First Japanese-born NBA player resigns with Long Beach Jam – OurSports Central
The American Basketball Association (ABA) Long Beach Jam re-signed point guard Yuta Tabuse, it was announced.
(アメリカン バスケットボール アソシエーション(ABA) ロングビーチジャム は ポイントガードの 田臥勇太と再契約したと発表した)

田臥の再契約先は、昨年も所属した Long Beach Jam (ロングビーチ ジャム) となってしまったようだ。 NBA のチームとの契約を期待していただけに、残念な結果だ。
もちろん、これで田臥のNBAチャレンジが終わりというわけではない。 やはり田臥に必要なのは実際の場でのアピール及び、NBAレベルでのプレイの経験。どこにも所属せずにいることよりも、少しでも練習、試合をこなして関係者の目に止まる方がいいと思う。

バスケットボールはハードなスポーツなだけにいつ故障者が出てくるかわからない。 シーズン後半にいくにつれて、その可能性も増えるだけに、ここは踏んばってもらいたい。