Category: 02 アメリカ生活

日本のテレビ番組をアメリカで見る

東京放送(TBS)、フジテレビジョン、全国朝日放送(テレビ朝日)の民放3社が、地上波番組をネット配信するトライアルサービス「トレソーラ」の、第2弾の概要が少しずつ明らかになってきた。

昨年話題になった「トレソーラ」。

民放各社が実験的にテレビ番組をネット上に流して、需要の調査や技術的な問題点を探ったことで有名だった。 その第2弾がまた始まるとのこと。

公式にコンテンツを見られるのはうれしいが、PCでしか見られないフォーマットというのがネックでまだ試したことはない。 もうすこし自由度のある配布方法を提供してもらえると、うちのように海外に住んでいる人にとってはありがたいサービスになるのではないだろうか?

現在、アメリカで日本のテレビ番組を見るたの一番の方法はビデオレンタルだ。

シリコンバレーあたりでも、日本のビデオレンタル専門のお店が3、4件もある。どこかのテレビにビデオを繋げて直接録画したような映像だが、有名番組ならほとんどのタイトルが、手軽に、安く手にはいるため利用している人も多い。 中には日本にいたころより日本のテレビ番組を見てるという人も…。

そして、最近注目を集めているのが PC を使った録画サービス。 いや、正しくは 日本にTVキャプチャシステム付きのPCを置く場所とそこからのインターネット回線を提供するというサービスか。 日本に置いてあるPCへはWebブラウザか専用ソフトを使ってアクセスでき、そこで録画の予約、録画したファイルのダウンロードなどを行うといった操作になるようだ。 コンテンツを販売という方法ではなく、録画するための環境を貸すという視点が面白い。

日本語tv録画ネット といったところがこのようなサービスを行なっている。 (録画ネット はこの方法でビジネスモデル特許も申請しているようだ)

先にも書いたように日本に置くPCを購入するようなしくみになっているので初期投資額が高くなってしまうが、日本のテレビが大好きな人たちに人気のようだ。

そうそう。 どちらのサービスも見られる番組は東京圏のチャンネル。 ということは、日本にいても地方の人が東京のテレビ番組を見るのにも使える。 そして、まだ無いようだがこの方法を利用すればアメリカのテレビ番組を日本で見られるようにするというシステムも可能だろう。


AT&T が Do Not Call 違反

The Federal Communications Commission on Monday proposed fining AT&T Corp. $780,000 for violating telemarketing rules by calling customers who had requested not to be contacted by the No. 1 U.S. long-distance carrier.
(FCCは月曜日、AT&Tに対しナンバー1の長距離電話会社からの接触を拒否していたユーザに電話をかけたテレマーケティングルールの違反により $780,000 の罰金を伝えた。)

10月から始まった Do-not-call Registry の違反が見つかった。

違反したのは、長距離電話業界1位の AT&T という電話会社。 最初のターゲットとして何となく見せしめっぽい気もするけど、始まって以来 AT&T に対して 300件のクレームがFCCに届き、うち少なくとも78件が違反だとわかったそうだ。

これにより1件につき $10000、78件で $780,000 (およそ 8500万円) の罰金は痛いところだろう。

ひとつ気になったのは、最初にDo-not-call Registryを紹介したときに書いた

いろいろと例外はあるようで、FAQ によると以下の会社はこのブロックサービスの除外対象になっているため電話がかかってくるらしい。
* long-distance phone companies (長距離電話会社)
* airlines (航空会社)
* banks and credit unions (銀行、信用組合)
* the business of insurance, to the extent that it is regulated by state law. (州の法律で認められた保険業界)

の、長距離電話会社はブロック対象外だったこと。
再度確認してみたら、現在のFAQは基本的に全ての商業的な電話はブロック対象に書きかえられていた。 現在は以下のような決まりになっているのでここでも紹介しておく。

You may still receive calls from political organizations, charities, telephone surveyors or companies with which you have an existing business relationship.
政治団体、チャリティ、調査目的、そして、既にビジネス関係にある会社(既に商品を買った、サービスを受けた後18ヶ月以内の同じ会社)からの電話はかかってくる場合があります。

日本にいる間にこのサービスが始まったこともあり、はじめは気づかなかったが、確かに怪しそうなところからの電話(こちらのナンバーディスプレイサービスである Caller ID に表示される)の件数は減った。 個人的にうれしい話だ。 アメリカに住んでいてまだの人はぜひ登録をおすすめする。

http://www.donotcall.gov/


ハロウィーン

カボチャの魅力にとりつかれた熊くん、今週はカボチャをくりぬいてジャックオーランタン作りに挑戦します。
はじめてのハロウィーンにノリノリの熊くんの様子をご覧ください。
だんだんハロウィーンがどういうものか分かってきましたよ。

このあたりも、2日ほど前から急激に寒くなってきた。

昨晩がハロウィーンだったため、家に帰るために車を運転すると親同伴で仮装した子供たちを見かけるのが毎年の恒例。 今年は小雨もふっていたし大変だったろうなぁ。

もともとハロウィーンは日本のお盆のような 11/1 の All Saint’s Day の前夜祭というもので、昔はこの日が All Hallows と呼ばれていたため All Hallows Eve から Halloween となったらしい(参考記事)。 なので子供たちがおかしを求めて歩くのも夜の場合が多い。 ウチではハロウィーンは何もしなかったが、熊さんのところには子供たちは来たのだろうか?

ハロウィーンは祝日にはならないが自主的に会社を休む人は多い。 会社に来ている人もノリのいい人は昼休みなんかに仮装してビルの中にいたりするからいきなり会うと驚く。 でも、こうやって大人がふざけていると、冗談が通じなくて撃ち殺されるとか、昨年のサンフランシスコのカストロ地区のハロウィーンパーティで数十万人が集まり一部でケンカ騒ぎがおこった(でも今年もやった)なんてこともある。 ハロウィーンは恐い日だ…。


Apple の価格設定に見る為替動向

Mac OS X の新バージョンが発売された。 といってもうちではまだ買ってない。 以前にも書いたように変更・修正点と価格のバランスが悪いから。 実際に触って感動したり、お金に余裕が出たら買うかも。

とは言ってても、いくらかなーなどと AppleStore を眺めたりするんだけど、そこで気づいたことがあった。

価格設定日 商品名 US価格 日本価格 為替レート
9/16/2003 PowerBook 12インチ(Combo) $1599 199800円 1ドル124円
9/16/2003 PowerBook 15インチ(Combo) $1999 249800円 1ドル124円
10/8/2003 Mac OS X 10.3 (Panther) $129 14,800円 1ドル114円
10/22/2003 iBook G4 (12inch) $1099 124,800円 1ドル113円
10/22/2003 iBook G4 (14inch/1GHz) $1499 169,800円 1ドル113円

日本のアップルの価格設定の為替レートが円高を前提に付けられている!

最近の価格設定からも、日本のアップルは為替レートがしばらくは 110円 以下で落ちつくと見ているようだ。 もちろん大幅に円安に振れたら急遽価格設定を見直すこともあるだろうが、企業的には急な値上げは避けたいだろう。 ということはこのレートがアップルが読んだ今後半年ぐらいに自分たちが損しないような円ドル為替レートなのだろう。 PowerBook 12インチも今、発売されてたら 179800円 ぐらいになっていたってこと?

アメリカに住んでいると結構気になる 円ドルの為替レート。 こんなところからも今後の動きが読めるかもしれない。


サマータイム終了

今日の早朝にサマータイムが終わった。

サマータイムは、夏の日の長い時間を有効に利用しようと考えられた。サマータイム中の6月,7月なんかは日が沈むのが夜の8時過ぎになるので、たとえば6時ぐらいに仕事が終わってからもまだ明るい外でBBQとかテニスなんかをすることができるわけ。なんとなく優雅でしょ。特にエネルギー問題ではなかったと思う。 日本でも導入が考えられてるらしいけど、仕事の体系が違うからお役所の人以外は嬉しくないだろうなぁ。

サマータイムの期間は約半年。 4月の第1週の日曜日の午前2時から10月の最終週の朝2時まで。具体的には4月はAM 1:59 のあと、いきなり AM 3:00 になって、10月はAM 1:59 のあともう一度AM 1:00 がやってくる。 切りかえの基準時間が午前2時なのは多くの人が家にいて、時間が変わってもそんなに影響の受けない時間だからということ。

アメリカに住んでいる人は気づくかしれないけど、アメリカではほとんどの州でバーやレストランで午前2時までお酒を出していいことになっている。 ってことはサマータイムの終わる日はAM 1:59 のあとAM 1:00に戻るのでもう1時間余計にお酒が飲める? かと思ったら、正式にはバーは AM 2:00 じゃなく AM 1:59 に閉めることになっているためこの影響は受けないとのこと。 へぇー。


今日もB’z SF公演に行ってきました

もちろん、ショーとしては久々の、いわゆるロックなノリを楽しめて良かった。
ので、
日曜日、もう1回行ってきます(笑)。

というわけで、先ほど行って帰ってきました。

昨日は9時開演で9時過ぎに入場というにわかファンまるだしという状況だったので、今回は気合いを入れて前で見ようということで、8時開演(7時開場)で6時前に列に並びはじめた。席が決まっていないオールスタンディングだったが結果として前から5列目ぐらいのまんなか。 どれぐらい近いかというと
ボーカル稲葉氏が含んだ水を霧状に吹きだしたのがかかるぐらい
近かった。 一緒に行ったみんな(総勢5人)も大喜び。

Live Gym とはよく言ったもので、もう1曲目から飛んだり跳ねたり手をふりあげたり拍手したり歌ったり叫んだり体ゆらしたりまわりの人に押されたり押されたから押し返したりもう大変。 1,2曲終わったところでもう汗だくだく。 正直、音楽聞くという感じじゃないけどまわりの熱狂的なファンに囲まれながら昨日以上の盛りあがりを感じ、また違った楽しみかたをしてきました。 からだヘロヘロ。

それにしても今回は追加公演。見てる観客以上にパフォーマーの方も大変だったろうなぁ。 火曜日の夜にはシアトルでの公演も控えているらしい。 がんばれー。 来年も待ってるぞ。


B’z SF公演に行ってきました

今日はB’zのサンフランシスコ公演。 先ほど帰ってきました。

午後9時からと少し遅めの開始時間だけど、こっちでは結構あたりまえ。 しかも前座の演奏もあったりするから、メインの公演が終わると日が変わってるなんてこともある。 みんな車でくると思っているのか、公共交通機関を使いまわして来る人のことなんか考えやしない。

今回は前座なしでいきなり9時20分すぎにいきなり B’z 登場。

全部で18曲演奏したけど、ニューアルバムや昔のアルバムからの曲が数曲、あとはシングルになった有名な曲ばかりのオンパレードで昨年のニューアルバムからの曲中心だったドリカムのときと違い会場は結構盛りあがっていた。 個人的に “Love me, I Love You”, “Zero”, “juice” あたりが良かった。 MCは英語だったが、歌は全部日本語。 ちなみに客層は日本人95%以上と圧倒的な日本人率だった。 ただ、PAの設定がイマイチだったのか、そういう意図だったのかわからないけど、スピーカーからのボーカルとバンドの演奏がごちゃっとしたように聞こえて音も大きく、最後の方は耳もボーッとして歌詞が全然聞きとれなかったのが残念。

もちろん、ショーとしては久々の、いわゆるロックなノリを楽しめて良かった。
ので、
日曜日、もう1回行ってきます(笑)。

自分が日本に行ってる間に土曜日の公演はソールドアウトになり、急遽日曜日に追加公演も組まれた。 日曜日の公演はまだチケット残ってますぞ。


1000円+1冊につき5% での日本の本が買えるキャンペーン

日頃のご愛顧に熱い心でお応えします。
エントリー費1,000円で、期間中は米国に住みながら日本国内の書店価格で書籍が購入できます。
以下のご説明をよくご覧の上、奮ってご利用下さい。

以前、CD/DVD が全世界送料無料 という話で紹介した Club Japan というサイト。 アメリカに住んでいる人限定で、10月と11月の期間限定だけど最初に1000円払うことで日本の本が買えてしまうというキャンペーンを始めた。

ただし、本1冊につき5%の手数料がかかる。 買いたい本の種類(重かったりかさばるもの)やコミック全巻とか数が増えれば結構安くつくかもしれない。 仲間うちでまとめてというのも….(ぼそっ)

個人的には日本に行ったときに買いたい本はだいたい買ってしまったので試していないが、昨年もやっていたらしいので、この時期まとめて買うのもいいかもしれない。

興味をもった人もシステムがちょっとややこしいので、Club Japan のサイトでよく説明を読んでからどうぞ。


出国取り消し

帰る予定だった10/13の全日空のフライト。一旦成田を飛び立ったけど、途中燃料の残量が少なく表示されこのままではサンフランシスコまでたどり着かない可能性があるということで急きょ成田へ逆戻り。最悪のケースでは燃料漏れの可能性もあったのだとか。(結局は燃料のインジケーターの誤動作だった)

上の写真は機内のフライト情報を示す画面。赤い線が飛行機の航路で、日付変更線近くまでおよそ3時間かけて飛んだあと、4時間ほどかけて成田へ戻るというトンでもないフライトだった。午後5時の成田発のフライトで成田に戻ってきたのが深夜0時30分過ぎ。そのあと出国取り消しという変わった手続きをし、全日空の手配したホテルまでバスで移動。部屋に入って落ち着いたのが午前2時過ぎという感じだった。

翌日午後3時に振り替え便が飛ぶということで午後1時前にお迎えのバスが手配され、再び空港へ。チェックイン、出国手続きを再度済ませ、飛行機に乗りアメリカまで戻ってきた。この記事は久々にアメリカの自宅からの更新。

全日空はホテルのお金と、朝食、昼食代を払ってくれて日本に戻された間に払ったのは国際電話代。それもなぜか一部は全日空に請求するとホテルが言うので1/4ほど払っただけだった。もともと全部払うつもりだったが、電話使っていいのならちゃんと言ってほしかった>全日空。

実は以前サンフランシスコ発のノースウェストのフライトでも同じようなことを経験した。そのときに比べ対応はテキパキしてたし、翌日には職員が来て事あるごとにお詫びしてまわっていたのはやはり日本の航空会社らしいと思った。逆にノースウェストはコーリングカードと、1000マイル分のマイレージ(もしくはどこかの商品券だったかなぁ)の引替え券、歯ブラシ等のアメニティパックといった、物品を渡すことで職員の負担を減らす手順だった記憶がある。この辺もアメリカらしいところか。


日本滞在小ネタ集

明日のフライトでアメリカに帰ります。日本にいる間に、「あっ」と思うことがあっても一本のネタとしてまとまるまでいかなかったこともいくつかあった。 アメリカと違って常にネットワークの前にいないからということもあるけど。 というわけで、小ネタをまとめて一本にしてしまおう。

  • 星占いってアメリカであんまり見かけないなぁ。 ヘンなこと書くと訴えられそうだから自粛してるのか、あんまり信用されてないのか…

  • メガネ安い。 レンズとフレーム合わせて 4000円 って何? 韓国で買うと安いという話を聞いていたけど、日本もここまで来ていたとは。 そういうところのメガネは精度が良くないとか書いてあるサイトを見かけたけど、普段コンタクトで、予備的に使うならいいんじゃないだろうか。 アメリカではメガネを作る場合も日本のコンタクトレンズを作るときのように健康保険が必要だし、高いのでアメリカの住んでる人は日本に帰ったときに買うのを検討するといいかも。

  • 日本の宅配便って早い! amazon.co.jp でいっぱい買いものしてるんだけど、早いときにはオーダーして2日で届いたものも。 送料が1500円で無料になることもあって、思いついたらオーダーして、気がついたら7、8パッケージ買ってしまった。 カリフォルニアで買った場合、ネバダから送ってくることが多いけど、オーダーしてからだいたい1週間ぐらいかかるのが普通だもんなぁ。週末は配達してくれないし。

  • クレジットカードを使うと、お支払いは? と聞かれる。1回でと答えるのだけど、アメリカでは買いものをするときには支払いをどうするか気にしなくて、請求が来たところで決められた最低金額以上なら好きなだけ支払えばいい(もちろん、全額払わなければ残額に利子が付く)というしくみなので違和感があった。

  • 日本で久々にマクドナルドを使ったけど出てくるドリンクカップの小ささにまいった。

  • TVCMで見たんだけどドコモのメロディーコールというサービスが結構面白そう。電話をかけてきた人に対して呼出し音(トゥルル…ってやつ)の代わりに自分の選んだ曲を聞かせることができるサービスなんだけど、着眼点がちょっと変わっていて面白そう。

  • ペプシマンまだやってたんだ。 アメリカっぽいテイストで作ってあるけど、アメリカではペプシマンが出ているCMは流れてないので、完全に日本製のCMだろう

  • 日本でノンアルコールビール初体験。結構それっぽい味でかすかに入ったアルコールでもそれなりに酔えたことに驚き。

  • Lux Super Rich のコマーシャルの女優がペネロペクルスからナタリーポートマンに変わってた!

と、まぁいろいろあって忙しい滞在でしたがリフレッシュさせてもらいました。アメリカ帰ってからまたがんばりましょう。