Category: 02 アメリカ生活

PS2 ACアダプタ を再度リコール?

SCEJ、小型PS2のACアダプタに過熱による破損の危険。2004年8月から12月までに製造されたものを交換
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ)は、小型PS2「SCPH-70000 CB」のACアダプタに過熱による破損や火傷の可能性があるため、無償交換を行なうと発表した。
 該当するACアダプタは、型番が「HP-AT048H03」で、製造時期が2004年8月から12月まで(2004.08、2004.09、2004.10、2004.11、2004.12のいずれか)のもの。

薄型PS2のACアダプタに問題が発見されたのでリコールがかかったのがおよそ1ヶ月前。 問題のあるACアダプタは2004年8月~12月に発売されたモノということで、発売直前に買ったウチのPS2も見事にリコールの対象に。

このリコールはアメリカでも同じように発表され、SCEI Web サイトで、対象かどうかの確認、および交換用のアダプタを送付してもらう手続きをして1,2週間で届いたのだが、今週はじめ、なぜかまたパッケージが送られてきた。
アメリカではよくある2重送付かと思っていたら…


(クリックで拡大)

なんと、この前リコールで送られてきたACアダプタにも問題があるらしく、
Please DO NOT USE your first replacement AC Adapter.
(最初に交換した AC アダプタは使わないで下さい)

とのこと。 もうバリバリ使っちゃってたよ。火事とかにならなくてよかった。
ちなみに、最初に送られてきたACアダプタと2度目に送られてきたACアダプタ比較写真はコチラ。2度目に送られてきた方には Replacement Adapter (交換アダプター) というタグがコネクタのところに付いていた。


(クリックで拡大)

なんだかすごかった屋根の貼り替え

うちのアパートのすぐ近くで朝から何かやっていた。

見てみるとどうやら屋根の貼り替えをしているらしい。なんだかものすごかったので写真を撮ってみた。

RoofRepair.jpg

トラックの荷台を上にもちあげ、何人もの大人が屋根を剥してそこに投げこんでいる。
家を持ってるわけじゃないので詳しくはわからないのだが、アメリカでは一度建てた家は結構長く使うところが多い(たしか今住んでるアパートも築30年以上たってる)。 当然傷むところもでてくるので悪くなってきた部分を修理・交換というのが結構頻繁に行われるようだ。

この家は業者に頼んだようだが、自分でやる人向けの How to なんてのもあった。こんなこと個人でやってしまうなんてすごい。 Home Depot (ホーム デポ)のようなちょっとした体育館ぐらいありそうな、日曜大工、リフォームのお店が繁盛するはずだなぁ。

久々に、なんだかアメリカンなものを見た朝だった。


永久に使える懐中電灯

米で注目を集める究極のハイテク・サバイバルツール – CNET Japan
しかし、だからといって、科学技術者らが未来の非常用持ち出しキットの発明を止めてしまうわけではない。彼らは、最も基本的なニーズに応える技術を開発しようとしており、そのなかには下水をスポーツドリンクに変えられるものや、長時間使用が可能なライト、低体温状態の被害者を電気を使わずに救うための技術などがある。

アメリカはチャンスの国、チャレンジの国とよく言われるように、一発逆転を狙ったアイデア商品というのは昔からよく発売されている。このCNet Japan記事を読むと最近はナノテクとかバイオを利用したハイテクものも出てきているようだが、記事の途中に少しだけふれている電源不要の懐中電灯というのは、数年前から実際に発売されていて、結構魅力的だ。

EverLife Flashlight (リンク先は音声付きムービーが再生されるので注意、商品名は エバーライフ フラッシュライトと読む) というのは、電池を入れなくても使用する前に30秒ほど振れば2,3分間使えるようになるという懐中電灯。

一般の人には、そんな頻繁に使うものではない懐中電灯なだけに、いざという時に電池が切れているということは少なからずあること。電池無しで使えるというウリ文句は結構魅力的だ。 …とは言いつつも、大きさや重さはどうなのか、30秒も振るのは大変じゃないのか? という疑問もあり実物を触ってから買おうと思ってウチもまだ買っていないのだが。(使ってる人います?)

Everlife Flashlight のサイトには “AS SEEN ON TV” というテレビガイドのロゴのようなものが載っているように、この商品はよく、Information (インフォメーション)と呼ばれる1,2分のCMとして放送されている。(トップページのムービーがそれ)

AS SEEN ON TV は “テレビで見たとおり” という意味で、テレビでCMが流れている商品にはだいたいこのロゴが付いている。 そして、その商品ばかりを集めているのがその名のとおり As seen on TV というサイト。 王様のアイデアのような感じで見ているだけで結構楽しめる。Everlife Flashlight ももちろん紹介されている。 直営店もあるので、アメリカで見つけたらいい時間潰しになるかも。


アメリカのDVD

この週末、シリコンバレーエリアにある大きな家電量販店の Fry’s というお店へ。
特に欲しいものがあるわけでもなかったが、店内のDVDコーナーを見ていたら物凄い値札をハッケン。

Forrest Gump (Special Edition) – $5.99

先日テレビでやっていたのを久々に見ていいなぁと思っていたのでこれを機に買ってしまった。 もちろん新品。トムハンクス主演、アカデミー賞を6部門獲得したあの映画のDVD。

もう10年以上前の映画だが、DVDとしては昨年発売された特別ディスク付きのもので、日本のアマゾンでは何と

B0007XG6BW フォレスト・ガンプ 一期一会
トム・ハンクス ロバート・ゼメキス サリー・フィールド


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

¥4,935 という値段が付けられている。

この差はちょっと極端かもしれないけど、アメリカのDVDは日本のものと比べて安い。新作が20ドル(2200円)程度、旧作になると10~15ドル(1100-1700円)程度という値段が付けられている。

じゃあ、アメリカで売られている日本のDVDはどうなのかと言うと…

しばらく前に買ったガンダム(ファースト)の映画3部作のDVDボックスは42ドル(4600円)程度だった。 (amazon.com では今でも 45ドル)。 日本語音声に加え、英語音声や字幕も入ったものだったのに…である。

対して amazon.co.jp では映画1本で 8190円。アメリカと同じく3作まとめたら24570円!!! ここまで高いと気軽な気持では買えないなぁ。

日本で売られるDVDは ライセンス代金、日本語字幕などのため値段が上がってしまうという話は聞いたことがあるが、もっと根本的なところで値段の付け方が違っているような気がする。

以前友人と、娯楽モノの価値基準はCD1枚の値段より上か下かで决まるというCD本位制なんじゃないかと言ってたことがあるが、この数字を目の当たりにするとさらにその気持ちが強まった。

日本では音楽CDの多くがだいたい3000円で売られている。音楽CDより情報量の多いDVDが3000円以下で売られるのはヘンだ。 じゃあ、それ以上でも大丈夫だろうという感じで値段が付けられてしまう。 対して音楽CD(アルバム)がだいたい $10 (1100円) で売られているアメリカでは、DVD $20 ぐらいというところが妥当な値段という計算になるわけ。 ゲームなんかも同じことがあてはまりそう。(アメリカではPS2でも$50を越えるゲームはほとんどない) ということはCDの値段が下がったり、再販制度がなくなるとDVDをはじめとゲームなんかも値段が下がるんじゃないだろうか?


サンフランシスコでスキージャンプ

サンフランシスコの特徴と言えば霧と坂。

サンフランシスコ市内を車で移動したことのある人ならわかると思うが、サンフランシスコの中心部には信じられないような急な坂がたくさんある。

急な坂があるなら雪をしきつめてスキージャンプをやってしまおうというイベントが昨日行われた。 サンフランシスコは普段なら冬でも雪の降らない場所なので、普段は見ることのできない面白い光景が見られたようだ。

このイベント、オリンピックの金メダリスト Jonny Moseley (ジョニー モスリー) の30歳の誕生日を祝うために準備され、当初は8月末を予定していたのだが、住民たちの猛反発があったり、当日同じ通りにある家で結婚式が予定されていることがわかったりと、いろんな事情が重なって一旦キャンセルされ、 1ヶ月ほどかけて調整した上での開催となった。

こちら に写真があるので見てもらったらわかるが、200トンもの雪を敷き詰めたおかげで実にそれっぽいジャンプ台ができあがっている。 普段はここを車が通ってるんだよなぁ。 ただ、飛距離を競うのではなくエアトリックと呼ばれる上の方にジャンプして回転したりする競技用のジャンプ台になっている。

昨日のサンフランシスコは25℃以上の暑さで、観に来てる人は半袖だったりタンクトップを着てる中、スキー&スノボジャンプ。こういうバカバカしいギャップって好きだなぁ。 平日じゃなかったら行ってたのに残念。

普段の準備中の様子はこちら(要Quicktime)で、
当日の様子はこちら(要Windows Media) で見ることができる。


2回目ハワイ

Northshore.jpg

またハワイ行ってきました。 前回は自分たちの結婚式だったので準備など大変だったが、今回は友人の結婚式に出席するためだったので前回の分も含め楽しんできた。

前半はレンタカーを借りてオアフを一周。上の写真はその時とったノースショアのビーチのもの。ワイキキのビーチとは違って人が少なく静かな中、海や砂浜の色がとても鮮やかで印象に残った1枚だ。

前半飛ばしすぎて、後半はバテてノンビリというウチらしい旅行だったが、非日常な雰囲気の中、友人たちとの会話や食事を楽しみムチャクチャ忙しかった出発直前の疲れを一気に癒すことができた。

気がついてみたら今年もあと3ヶ月ちょっと。 がんばっていきましょう。


Radio Edit の秘密

最近、オレが乗っている車のCDプレーヤ (純正品) の調子が悪い。

はじめは 何回かに1回ロードに失敗していたのが、3,4回に1回成功するようになり、もう今では余程運がよくない限りロードしてくれない。 これを機にMP3 CDが再生できるカーステレオに変えるか、iPod Nano にでも乗り換えてしまうか…。
最近はCDが使えないので通勤中の車の中ではFMラジオを聞いている。

普段からも洋楽を聞くことの多いオレなので、既に知っている曲も流れたりするのだがたまーに微妙に違っていたりすることも。

そこではた、と気付いてしまった。


いわゆる Radio Edit (ラジオ エディット) って、ラジオで流してもOKなように修正されたモノだった。

具体的には

  1. Fu*k など汚い言葉を消す (といっても「ファ」ぐらい言ってのが聞こえる)
  2. 異常に長い間奏とか後奏を切る (ホテル カリフォルニア のような)

というようなことが行われているだけ。 Radio Edit という文字通りなんだけどね。 日本にいたときに洋楽の Radio Edit を聞いても 「どこが違うんだ?」 と思ったりしたが、歌詞とかがちょっと違っていただけだから当時のリスニング能力では気づかなかったんだ。

この背景には、アメリカは子供の教育上よくない言葉使いや刺激的なシーンなどにとても気をつかっていることがある。 たとえば、映画の R指定や PG13指定(エピソード3が指定されたことで話題になった) のように、何歳以上の子供じゃないと刺激的でよくないというレッテルが貼られたり、CD も EXPLICIT と CLEAN (CLEAN の方がヤバい歌詞が消されている) という2種類が発売されていたりと徹底している。

そして、ラジオやテレビで放送される場合は誰が見たり聞いたりしてるわからないので、ヤバイ表現がないように編集されたモノをいつも放送している。 テレビ番組では R だとか PG13 といった区分けがされて番組の最初に、「バイオレンスなシーンが流れるので注意してください (viewer descrition advised)」 とメッセージが流れたりするが、ラジオは基本的に全年代のリスナー向けになっている。 それだけ気を使っている国なので ジャネットジャクソンのポロリ事件 のとき、ただの事故というレベルじゃなくアメリカでは大騒ぎになったのもわかってもらえるのではないだろうか。

というわけで、Radio Edit って大人にとってはそんなありがたいモノじゃないです。


iPod Nano をくっつければ

The Big nano Update – Gizmodo
Glue a nano to the back of a RAZR, and you get the NAZR. The name is ugly, but this DIY music phone is shorter and thinner than the ROKR.
(Nano を RAZR の後ろにくっつければ NAZR のできあがり。 名前はヘンだけど、自作の音楽携帯はROKRより小さくて薄い。 )

アメリカの人じゃないとわかりにくいネタなんだけど、Motorola は1年ぐらい前に RAZR という激薄なケータイ(左の写真)を発売していて、そのケータイの後ろに iPod nano をくっつけてしまえば即席音楽ケータイができあがるというネタ。 しかも、 iPod Nano と同時に発売された Motorola の iTunes ケータイ ROKR より薄くて小さくて、曲もいっぱい保存できるというおまけつき。

この週末に iPod Nano 触ってみたけど薄いし小さいし、ものすごくイイ。 アメリカに住んでいて車通勤なこともあり、活用する機会がないというのが歯止めになったけど、日本にいたらきっと買っていたと思う。

そんな iPod Nano だから、ケータイの裏でも何でもくっつけて持ち歩くという考えは、一見くだらなそうだけど、実はいいんじゃないだろうか。 別にくっつけなくても、たとえばケータイのケースや、ケータイの電池蓋に手を加えて iPod Nano が入るような仕組みになっていてもいい。

というか、これまでのiPod 周辺機器は iPod に付加価値を付けるものが多かったけど、Nano の場合は、既存のものに iPod の機能を追加するという逆転の発想ができるのではないだろうか? 例えば、

  • 財布に iPod Nano で 文字通り「お財布 iPod」(笑)
  • ゲームボーイミクロと iPod Nano をくっつけて 「ゲームボーイ iPod」 、iPod Nano (90 x 40 x 6.9mm) はゲームボーイミクロ(101×50×17.2mm)のウラに隠れそうだし…。
  • 通勤、通学でよく使われるのなら定期入れ + iPod Nano もいいかも
  • 筆箱 に iPod Nano を入れられるようにすると学生に喜ばれそう

小さいんだから、首からぶら下げてしまえばいいじゃんという話もあるが、どうせケースに入れたりするのならそのケースが「何か別のもの」でもいいのではないだろうか。 そんなわけで、iPod Nano のアクセサリは面白いものがいっぱい出てきて欲しいなぁ。


Jason Mraz (ジェイソンムラーズ) 来日記念、おすすめライブ音源紹介2005

今、オレが一番好きなアーティスト Jason Mraz (ジェイゾン ムラーズ)。

ニューアルバムの発売プロモーションの一環として、日本に滞在してアコースティックライブをこなしたようだ。 アメリカのサイトには Jornal としてドレミの歌の違いとか、富士急ハイランドに行ってくるとか、滞在中の様子が書かれている。

コメントでもリクエストをもらったように、前回おすすめライブ ベスト5を紹介してからもう1年以上経ってしまったので、それ以降聞いてよかったいくつかのライブを紹介しようと思う。 何度も紹介しているように Jason Mraz は彼のライブを録音して配布することを許可している(ただし、これを使って商売はしてはいけない)ので、これらは違法ではない。

来年にはまた来日するらしいし、生ライブを堪能できた人も、逃した人も、Jason Mraz ってダレ? という人も一度ダウンロードして聞いてもらいたい。

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これ食べてみて、In’n’Out Burger

アメリカの数あるファストフードハンバーガーチェーンの中で、サンフランシスコ近辺で数年前からジワジワ浸透してきているのが In’n’Out Burger (In’n’Out は イン アンド アウト のことなんだけど、ネイティブはイネアウトという感じで読む。 日本人友達の間ではインアンドアウトと呼んでいるので、ここではインアンドアウトという名称で書くことにする) 。

innout.jpg
黄色い矢印に赤字のロゴが目印

インアンドアウトはカリフォルニアを中心に展開しているハンバーガーチェーン。今のところ、カリフォルニア州と、ネバダ州、アリゾナ州の一部だけにしか店を出していない。(ラスベガスストリップから少し離れているが、ラスベガス店もある。)

この店の特徴はまず、シンプルなメニュー。 チキンなんとかというものは一切なく、ハンバーガーとポテト以外の食べものを一切売っていない。それだけ、ハンバーガーに力を入れてますという感じで期待できる。

menu.jpg

右側はドリンクメニュー、
左側は ハンバーガー、チーズバーガー、ダブルダブル(パティ2枚重ね)、ポテト だけ。
ポテトとドリンクがセットになったメニュー番号 (1~3番)を言うだけでオーダーできる。

また、ファストフードにしては珍しく冷凍モノを使わないのをウリにしていて、他のハンバーガーチェーンとは一線を画した味の違いを提供してくれる。厚みがあって肉肉しているパティ、フカフカのバンズ、新鮮なレタスとトマトのコンビネーションがすばらしい。 そして、ジャガイモを丸ごと機械にかけてカットし、そのまま揚げたフライドポテトがこれまた絶品。

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チーズバーガーセット(2番)

写真はサンフランシスコ国際空港近くの Milbrae 店のもの。
カリフォルニアやラスベガスとかに来て、ハンバーガーを食べようと思ったら食べてみてはいかが?

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