Category: 02 アメリカ生活

iPhone 祭りだワッショイ ワッショイ

ATTShop.jpg

午後1時ごろの近所のAT&Tショップの前。 並んでいる人たちの多くが10代か20代の若者たちでちょっとびっくり。 親の代わりか? 約20人ほどが並んでいたが、ショップの人が「いくつ在庫があるかは言えないけど、今並んでる人は全員買えるよー」と言っていたこともありなんかまったりムード。

そうか、今並んでも買えるのか。

3秒ほどグラッときたけど今日中にあげなきゃいけない仕事があったのでオフィスに帰ってきた。 AT&Tショップ内にはiPhoneのコーナーが用意されていたので発売が開始されたら実機も触れそう。

今朝のニュースによると Palo Alto の Apple Store の前には朝8時ぐらいの時点で70人ぐらいの人が並んでいたらしい。 いまはもっと多いだろうなぁ。

San Francisco の Apple Store は昼すぎの時点で150人の行列だとか。 (Link)
San Francisco の Apple Store の前には Justin.tv の Justin も並んでいた。

午後3時30分ごろにはオンラインの Apple Store が iPhone 発売準備に入った模様。 メッセージを見るとオンラインでもきっちり 6時に売りだすようだ。 そういえばもう東海岸は午後6時になったから iPhone を売りだしたはずだな…。

iphone-backsoon.jpg

ついに6時になって発売!

残念ながらまだ会社…

オンラインの Apple Store をチェックしてみたらオーダーはできるけど、 2-4週間待ちだとか。 なーんだ。 これでもすぐ売り切れちゃうんだろうなぁ。 心なしか会社のネットワークが重くなったような。

iphone.jpg

さっそく分解している人もいるらしい。 (リンク via Engadget Japanese)

iPhoneSale.jpg

仕事を終えて再び近所のAT&Tの店に行ってきた。

着いたのは7時20分ごろ、販売開始から1時間以上経ったあとだったけどまだ40-50人ぐらいの行列が。 様子を見ていたら 8GB は売り切れで、バックオーダーになる。 4GB 欲しい人の手を挙げさせて、今並んでいる人はぎりぎり買えるという感じだった。

まだ販売中で購入者以外店内に入れなかったのでデモ機には触れてない。

ガジェット系サイトは iPhone を箱から出すビデオやアクティベーションの様子を逐一報告したりともう大騒ぎ。

Gizmodo
Engadget
なかでも Engadget のこのエントリは感慨深い。

Posts tagged Iphone at Engadget

Old school, meet new school.


San Francisco の Gay Pride Parade を見てきた

毎年この時期に行われるサンフランシスコの Gay Pride Parade (ゲイ プライド パレード) に行ってきた。 そう。 ゲイって同性愛者のゲイです。

ニューヨークで昔あった、警察による同性愛者の差別的な襲撃事件に抗議する形で開催されたイベントがもととなり、その後 Gay Pride (ゲイ プライド) というイベントとして世界中に広がっていった。 最近ではゲイだけじゃなく、レズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシャル(Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender) すべてを含めて LGBT Pride とも言われる。

知らない人も多いかもしれないが、サンフランシスコのカストロ地区は昔から同性愛者が多く住んでいることで有名だ。 カストロ地区以外でも、シリコンバレーエリアでは同性愛者を見かけることが珍しくない。

また、数年前にはサンフランシスコ市長が自らの権限で同性愛者の結婚を認める条例をアメリカ国内で初めて作り、アメリカ中の同性愛者たちがサンフランシスコ市役所に集まったこともあった。(その後、同性愛者の結婚はブッシュ大統領によって無効となった。)

そんなサンフランシスコ の Gay Pride イベントは毎年6月の最終土曜日と日曜日に開催されている。 今年でなんと37回目。 そして、そのイベントの目玉が日曜日にサンフランシスコの大通りである Market ストリート で行われる Gay Pride Parade (ゲイ プライド パレード)。 およそ2時間にわたって同性愛者の人たちやその支持団体の人たちがパレードを行う。

Parade1.jpg
虹色の旗は Gay Pride のシンボルフラッグ

 

Parade2.jpg

こんな感じでレイザーラモンHGも真っ青なリアルゲイな皆様がパレードをする。 正直、ストレートなオレは生理的に受けつけないか心配だったけど、自信をもってパレードする彼らの姿を見ているとそんな気持ちは全然おこらなかった。 また、パレードは団体によって山車や仮装などに工夫がしてあってなかなか面白い。

カミングアウトし、プライドを持って自分たちを認めてもらおうと活動する彼らは力強い。結婚を認める法律も検討は続いているし、法的なもの意外ではすでに権利が認められているものもある。 たとえばうちの会社では、同性愛者の扶養家族を認めているので同性愛者のパートナーも妻と同じような扱いで、健康保険などに加入できる。 これも30年以上こうやって活動を続けてきたからだろう。 そんな力強さを垣間見たパレードだった。


アメリカでも固定電話離れがすすむ

ITmedia News:30歳未満の3分の1は「携帯だけ」使用――米電話サービス調査
調査会社の米Harris Interactiveは6月7日、米国での電話使用状況に関する調査報告を発表した。携帯電話の利用は年齢を問わず進んでいるが、特に若者の間でこの傾向が強く、固定電話を使わず「携帯だけ利用」との回答の半分以上は、30歳未満の年齢層が占めたという。

アメリカの調査結果で若者の間で固定電話を使わず、携帯電話だけ使うという人が増えているというニュース。 日本でも同じような傾向があるようだけど、特に若い人のように、これまでの電話番号に縛られる必要のない人はどんどん携帯のみという風になるのは日本もアメリカも同じだろう。

また、アメリカの携帯の電話番号は日本の090のような特別なエリアコード(市外局番)を使わず、固定電話と同じような番号が使えるというのも大きい。 日本では電話番号を登録するときに携帯電話おことわりというのもあったと思うが、アメリカでは番号からは判断できないのでこういった区別が行われないことも携帯電話への流れを促進させてると思う。

ナンバーポータビリティも日本より少し早く始めて、システム的にも落ちついているのでキャリアを変えたいといった障害も少ない。

唯一、問題なのが通話料が高いというところだろうか。 そうそう、アメリカの携帯はかけるときはもちろん、受けてもお金がかかる。 安いプランで毎月$40、400分ぐらいの通話時間が含まれているがちょっと話す人なら使いきってしまうかもしれない。

でも、電話は話したいときに使えるのがイチバン。 いずれは携帯へと流れていくのは避けられないと思う。 アメリカでは間もなく発売の iPhone に注目が集まるなど携帯への追い風が吹いているのでこの数字はこれからもどんどん増えていくだろう。


Best Buy で価格偽装?

ITmedia News:Best Buy、リアル店舗での「価格詐称」で訴えられる
Best Buyは店内に設置された端末からしかアクセスできないサイトを運用している。同サイトは同社のオンラインショップ「BestBuy.com」と外観はそっくりだが、提示されている商品の価格はオンライン価格ではなく、店頭価格となっている。

アメリカではしばらく前に一部で話題になったぐらいだけど興味深いニュース。

このブログでもよく登場する Best Buy というパソコンや家電の量販店。 最近の店らしく、普通の店舗と、オンラインショップの両方があるのだが、あるBest Buy で店内の値段をちょっと高めにしておき、それを隠すように店内のPCからアクセスできるオンラインショップを店内の値段と同じになるように偽装したらしい。

アメリカ人も安売り情報には目がないから、新聞広告やWebサイトの情報などを頼りに買物する人が多い。 せっかく仕入れた情報をもとに買物に行ってみたら、そんな安売りはやってないと言われ違ったWebサイトの情報を見せられるのは納得がいかないだろう。

発端となった記事にある店員とのやりとりを見ると、悪意を感じられなくもないが、実際偽装なのか、情報が同期されていなかっただけなのかわからない。結果として、店内で手に入れられた情報が公開されていた情報と違っていたわけで、店内の情報はもううかつに信じちゃいけないかもしれない。

オレはたまに買物中にその品物の相場みたいなものが知りたくなると、店内でインターネットに繋がっているPCを使ってオンラインショップの値段をチェックするが、実はこの値段も偽装されているなんてこともあるかも(笑)。

その気になれば Proxy サーバをちょっとイジるとか、 Greasemonkey をこっそりインストールしておけばできそう。 悪用されるかもしれないので公開はしないけど、試しに amazon.co.jp で値段を偽装するユーザースクリプトを書いてみたら意外にも簡単にできてしまった。 あ、Firefox がプリインストールされてる PC ってほとんどないんだっけか…。

これからは携帯などから直接値段をチェックするのがイチバン確実なんだろうか。
アメリカではまだそういったサイトはあまりないみたいだけど、SMS(携帯メール) で使える Google Search で、price ipod 40gb のように、最初に price を付けて値段の検索ができる。 こういうのを利用して賢く買物をしよう。


フリーウェイ陥落 -> 1ヶ月で完全復旧

4月の終わりにガソリンを積んだタンクローリーがフリーウェイの立体交差で横転炎上したおかげで、事故現場の上を通っていた道路が陥落してしまう事故があった。

事故後、1週間経ったところで陥落した道路の下側が復旧し、対応が早いという感想を書いた、なんと今朝、上側の道路も完成し完全復旧してしまった。

この前のエントリを書いたときは、Caltrans (Caltrans というカリフォルニア州の道路管理部門) の工期見積りがおよそ50日。 それよりも1/3ほど短い期間での完了。 San Francisco Chronicle の記事にこの工事の経緯がまとめられている。

A-MAZE-ING / His reputation on the line, contractor finishes repair early, and I-580 opens
Rebuilding the freeways was not just a highway construction project. With the Bay Area, the construction industry and others across the country watching, it became a race. Winning the race required an uncommon combination of pride, planning, timing and teamwork.
(フリーウェイの復旧はただのハイウェイ建設プロジェクトではなかった。 ベイエリアということもあって、アメリカ中の建設業界などが注目し、レースのようになっていた。 このレースに勝つためには、尋常じゃないほどのプライドと、計画性、タイミングの良さ、そしてチームワークのコンビネーションが必要だった。)

San Francisco Chronicle の記事を読むと、普段のアメリカ人の仕事ぶりからは考えられないぐらい、仕事をタイミング良く並行して進めていることがわかる。 加えて、州の職員による検査などもこれまではメールやFaxで申請して数週間かかるところを、現場で直接行うといった対応もあったりと、映画にでもなっちゃうんじゃないかというぐらいいい話が書いてある。 ほんと、やればできるんじゃないかと再び思ってしまった。

この工事の入札時には、完了予定日となる 6/27 より早く完成できれば、1日につき $200,000 (約2400万円)、 ただし最高 $5,000,000 (6億円)までのボーナスがもらえるという契約になっていたため 建設会社は $5,000,000 を受けとることになるが、工事には $2,500,000 ほどかかったため思ったほど儲かってないのだとか。 お金よりプライドと評判を上げられたことに意味があると語っている。

これもアメリカらしいコメントだなぁ。

ますます映画にでもなりそう。


Amazon Unbox + TiVo = ビデオオンデマンド新時代

Amazon Unbox というのはアメリカの amazon.com が昨年からサービスされている映画のダウンロード販売、およびレンタルサービス。 そして、TiVo はこのサイトでもたびたび登場しているアメリカではシェア1位のハードディスクレコーダー。

この2つを組み合わせ、Amazon Unbox で購入もしくはレンタルした映画を TiVo で直接見られるようにしたサービスがすごく便利で良かった。

まず、もともと Amazon Unbox の欠点だった映画の再生が専用のソフトをインストールしたPCのみだったのが解消された。 TiVo と組むことで再生にテレビおよび、ホームシアターシステムを使えるようになるのはうれしい。

そして、TiVo と組んだことで、映画を再生するまでの流れが随分簡単になったと思う。
Amazon.com 内の設定画面で、TiVo のアカウントとハードディスクレコーダーを登録したあと、映画をレンタルしようとすると、こんな感じになる。

  1. 普通の商品と同じように映画レンタル用のページに行く
    step1.jpg
  2. “Rent now with 1-click” というボタンを押してレンタル開始。
    step2.jpg
  3. 自宅の TiVo にビデオがダウンロードされる。
    step3.jpg

ビデオオンデマンド的なサービスは専用の機械を用意して、その機械が提供する画面(UI)を通して映画を観るという流れがほとんどだった。 この方法では目的のビデオを探すのがメンドウだったり、映画の情報があまり無いため借りにくいという問題がある。

対して Amazon Unbox + TiVo では借りるまではブラウザを使って目的の映画を探すことができる。 Amazon の評価システムを参考にしてもいいし、必要なら imdb.com や別のサイトを見たりしてその映画が見る価値のあるモノなのか調べた上で映画を買ったり、レンタルできる。 これが、もう一つの、そして思わぬメリットだった。

気になるダウンロード時間だが、上で借りた The Devil Wears Parada (邦題: プラダを着た悪魔) 1時間49分の映画の場合、2.3GB 分のデータのダウンロードにおよそ2時間かかった(ケーブルインターネット、 4-6Mbps ぐらいの環境)。 ただ、TiVo はダウンロード途中でも見始めることができるので、その気になれば1時間30分ぐらいで再生を始めることも可能だろう。

再生がスタートされるまでちょっと時間がかかるのはこのシステムでは避けられない問題だが、たとえば会社でレンタルを開始しておき、家に帰ってから見るということもできるし、そんなに気にならなかった。

気になったのはAmazon Unbox の DRM というか制限。 レンタルした映画は TiVo に1ヶ月間保存可能で、1度再生を始めると24時間後に強制削除されてしまう。 映画を見ている最中に、電話がかかってきて外出しなきゃいけなくなったとか、いろんなことを考えていると、レンタルしたはいいが再生ボタンを押すまでに一大決心が必要だったりする。 「1週間の間は見放題」といった感じでもう少しゆるくしてくれると嬉しいんだけどなぁ。

ユーザは便利で使いやすいサービスが使える。 権利者からすると専用の機械を使うことで映画をコピーされる心配もない。 サービス業者からすれば、システム全てを構築するより、ファイルを転送する仕組みだけを考える方がラクだしコストもかからない。 全てがうまくまわった、まさに目から鱗のようなシステムじゃないだろうか。

一旦 PC/Mac を経由する Apple TV よりも権利者ウケが良さそうだし、レンタルというシステムは映画には合っていると思う。 日本のメーカも、どこかと組んでこの仕組みを取り入れられると次のハードディスクレコーダー商戦で勝てるんじゃないだろうか。


フリーウェイ陥落 -> 1週間で一部復旧

先週の日曜日の朝、フリーウェイの立体交差でガソリンを運ぶタンクローリーが横転、炎上。 事故はちょうど道路が重なる場所の下側で起こったため、火柱が上側の道路のボルトや鉄筋を溶かし、上の道路が落下、事故のあった下側の道路もろとも崩れてしまった。

事故当日の写真はこちら

事故そのものもショッキングだが、事故はサンフランシスコとオークランドやバークレイを結ぶベイブリッジの料金所近くの大きな道路で起こったため、サンフランシスコに通勤する多くの人などの足に影響が出て、素早い対応が期待された。

この道路を管理している Caltrans というカリフォルニア州の一部門は期待以上の対応を見せてくれた。 Caltrans はその日の昼には高速道路を再構築する業者と契約、数週間で復旧させると発表。 現場検証も終わった夜には解体工事を始めていた。

休日にこれだけの対応ができただけでもがんばるなぁという印象を持ったが、その後も工事が進みなんと1週間ほど経った今朝、立体交差の下側部分の工事が完了し、再オープンとなったのだった。

これは予定より5日早いもので、まだ作業も続いているのだが単純に素晴しい。 実際は契約した業者ががんばったのだが、 Caltrans の復旧までの対応を見てるとアメリカのお役所もやればできるじゃん、とちょっと見直してしまった。

立体交差の上側の工事はこれから新たな業者を選定し、行われるらしいが地上から作業できた下側の工事と違ってもう少し時間がかかるらしい。 Caltrans は工事期間を 50日 と見積り、6/27 より早く完成すれば、前倒しの日数 x $200,000 のボーナスを建築業者に支給、逆に延びた場合は 延びた日数 x $200,000 を差し引くといった契約をするらしい。

日本ではあまり金額とか聞いたことなかったが、ボーナス制とか、こういった情報も公開されるあたりは、なんかアメリカらしい。

911のときもそうだったが、何かあったときの対応が素早いというのが、オレが持つアメリカの印象。 いつもその素早さを見せて欲しいところだが、平時は逆にノンビリしすぎてるところが残念。

そうそう、事故翌日の月曜日は現場近くを走る BIRT という電車が、事故による渋滞の緩和と、使ってもらって便利さを認識してもらおうというプロモーションを兼ねて終日無料となったりした。 このへんもなんだかアメリカらしい。


アメリカ人は携帯でWebを見ない?

話は少し戻って、この前観戦した Warriors の試合での話。 Warriors がマジック2で迎えたこの試合は、ほぼ同時刻でライバルの Clippers の試合も行われていた。 この試合で、Warriors が勝ち、Clippers が負ければ Warriors のプレイオフ進出が決まるので Clippers の試合の途中経過を知りたいのだが、試合会場では他の試合の途中経過が紹介されることはなく、この試合でもそれは同じだった。

こんな時、日本人ならすかさず携帯を取りだし i-mode などのサービスや Web に繋いで調べる。 なんてかんじになるのだろうが、アメリカ人が代わりにやっていたのは携帯メール。 友達にメールして調べてもらい、その結果を携帯までメールで送ってもらうなんてことをしていた。

アメリカ人にとって、携帯電話は通話がイチバン。 次いで、ようやく浸透してきたのがメール、およびテキストチャット(メッセンジャー)の機能。 Web を見てる人はとても少ないというのがオレが普段生活をしていて感じる印象だ。

Web (パケット) は別料金というのも影響しているとは思うが、携帯Web に関しては 「見る人が少ないから面白いサービスが出てこない」、「つまらないので見ない」 という悪循環に陥っている気がする。

また、アメリカのスポーツ専門ケーブルチャンネルである ESPN が昨年 ESPN Mobile という携帯を使ってスポーツニュースや試合の途中経過を見られるという携帯電話サービス(MVNO) を始めたのだが、人が集まらずに1年ほどで終了。 体のパーツが大きいアメリカ人がサブノートPCを嫌い、なかなかはやらないように、携帯の小さな画面で情報を見るというスタイルはアメリカ人に合ってないのかもしれない。

でも、オレが Treo の Webブラウザで途中経過をチェックしていたらそれを見た後ろの席の人たちが、すかさず自分の携帯でチェックを始めていた。 単にWebブラウザの機能を忘れていただけという話も…。

そういえば、この前Web の情報にアクセスするばかりが便利とも限らないという話も出ていた (ケータイでのサービスは非同期が常識?: i d e a * i d e a)。 携帯メールが有名になってきたアメリカではメールでレスポンスを返すというサービスは結構多い。 アメリカでは Web を素通りして、こういう仕組みで情報にアクセスするという形が一般的になってしまいそう。


KDDI がアメリカ携帯事業に参入

Yahoo!ニュース – ロイター – KDDIが米国で携帯電話事業に本格参入、米大手から回線借り受け
現地子会社のKDDIアメリカが運営し、「KDDIモバイル」というブランド名で展開。米国在住の日本人を対象とし、端末はスプリント・ネクステルの仕様に合わせた三洋電機<6764.T>製などを使う見通し。

アメリカで放送されている日本語の番組中で、「KDDI が携帯を変える」 みたいなCMがしばらく前に放送されていた。 「使いたいと思うような機種がない」、「日本に気軽に電話できる携帯が欲しい」といった要望に答えるサービスを宣伝してた記憶があるが、そんなKDDIのサービスが始まるらしい。

そうは言っても広いアメリカに携帯電話網をイチから構築するなんてことはできないので、KDDI はSprint/Nextel という既存の携帯電話業者のネットワークを借りて、自社ブランドのものとして販売する MVNO の形で行われる。

KDDI Mobile のサイトはこちら 。KDDI Mobile のサービスについてを見ると 「アメリカご滞在の日本人の方の生活に最適な携帯電話サービス」 を掲げているところが面白い。

アメリカの携帯を持ったことのある人なら、日本語が使えない(あたりまえだけど)、デザインや機能が日本のものとは独自の進化をしてて違和感がある、契約もいろいろとメンドウ といった不満を持っていると思う。 KDDI Mobile のサービスは確かにそういった不満を解消しそうだ。 値段もまぁ、アメリカの普通の携帯並なのもいい。

あとは SANYO 製の端末がどのようなモノになるかだけど、SANYO は Sprint 向けの端末を既に販売している(たとえば こんなの)ので、それを利用することになるのだろうか。 契約が1年単位だと端末の料金が高めに設定されそう。

ターゲットが在米日本人というニッチなことから、うまく事業を続けられるか不安だけど、サービスの内容そのものは期待できる。 これからアメリカに住もうとする日本人には携帯電話の選択肢が増えてうれしいニュースじゃないだろうか。


Killers の PV にガチャピンが!

いつも週末の朝に見ている VH1 という音楽チャンネルで放送されているPV(プロモーションビデオ)のカウントダウン番組。 たしか先週からだと思うんだけど、日本を舞台にしたちょっと面白いビデオが放送された。

The Killers というバンドの Read My Mind という曲のPV。

The Killers は Somebody told meMr. Brightside などのヒット曲を含んだ Hot Fuss というアルバムで数年前にブレイク。 昨年10月に Sam’s Town というニューアルバムを発売し、Read My Mind はその中に収録されている。

番組内での紹介の仕方も面白かった。 「Read My Mind のビデオの中に出てくる Gachapin は日本でむちゃくちゃ有名で、ある人によると Gachapin はアメリカのミッキーマウス以上に日本でビッグらしい」 なんて紹介されていた。 ほんと?

そんな感じで、ガチャピン出演のビデオはアメリカでもどんどん放送されてます。 NHKのどーもくんに続く日本のテレビ界発の人気キャラになれるか?

Killers のサイトの入口にもへんな日本語が!。

Hot Fuss “おすすめ”で紹介するまではいかなかったけどいいアルバムです

Hot Fuss
Hot Fuss The Killers

Island 2004-06-15
売り上げランキング : 44020
おすすめ平均star


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

Sam’s Town はまだ聞いてないけど、Amazon での評判はいいみたい。

サムズ・タウン(キラキラ・ラスベガス・プライス)
サムズ・タウン(キラキラ・ラスベガス・プライス) ザ・キラーズ

ユニバーサルインターナショナル 2006-09-27
売り上げランキング : 6714
おすすめ平均star


Amazonで詳しく見る
by G-Tools