毎年この時期に行われるサンフランシスコの Gay Pride Parade (ゲイ プライド パレード) に行ってきた。 そう。 ゲイって同性愛者のゲイです。

ニューヨークで昔あった、警察による同性愛者の差別的な襲撃事件に抗議する形で開催されたイベントがもととなり、その後 Gay Pride (ゲイ プライド) というイベントとして世界中に広がっていった。 最近ではゲイだけじゃなく、レズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシャル(Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender) すべてを含めて LGBT Pride とも言われる。

知らない人も多いかもしれないが、サンフランシスコのカストロ地区は昔から同性愛者が多く住んでいることで有名だ。 カストロ地区以外でも、シリコンバレーエリアでは同性愛者を見かけることが珍しくない。

また、数年前にはサンフランシスコ市長が自らの権限で同性愛者の結婚を認める条例をアメリカ国内で初めて作り、アメリカ中の同性愛者たちがサンフランシスコ市役所に集まったこともあった。(その後、同性愛者の結婚はブッシュ大統領によって無効となった。)

そんなサンフランシスコ の Gay Pride イベントは毎年6月の最終土曜日と日曜日に開催されている。 今年でなんと37回目。 そして、そのイベントの目玉が日曜日にサンフランシスコの大通りである Market ストリート で行われる Gay Pride Parade (ゲイ プライド パレード)。 およそ2時間にわたって同性愛者の人たちやその支持団体の人たちがパレードを行う。

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虹色の旗は Gay Pride のシンボルフラッグ

 

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こんな感じでレイザーラモンHGも真っ青なリアルゲイな皆様がパレードをする。 正直、ストレートなオレは生理的に受けつけないか心配だったけど、自信をもってパレードする彼らの姿を見ているとそんな気持ちは全然おこらなかった。 また、パレードは団体によって山車や仮装などに工夫がしてあってなかなか面白い。

カミングアウトし、プライドを持って自分たちを認めてもらおうと活動する彼らは力強い。結婚を認める法律も検討は続いているし、法的なもの意外ではすでに権利が認められているものもある。 たとえばうちの会社では、同性愛者の扶養家族を認めているので同性愛者のパートナーも妻と同じような扱いで、健康保険などに加入できる。 これも30年以上こうやって活動を続けてきたからだろう。 そんな力強さを垣間見たパレードだった。