フリーウェイ陥落 -> 1ヶ月で完全復旧

4月の終わりにガソリンを積んだタンクローリーがフリーウェイの立体交差で横転炎上したおかげで、事故現場の上を通っていた道路が陥落してしまう事故があった。

事故後、1週間経ったところで陥落した道路の下側が復旧し、対応が早いという感想を書いた、なんと今朝、上側の道路も完成し完全復旧してしまった。

この前のエントリを書いたときは、Caltrans (Caltrans というカリフォルニア州の道路管理部門) の工期見積りがおよそ50日。 それよりも1/3ほど短い期間での完了。 San Francisco Chronicle の記事にこの工事の経緯がまとめられている。

A-MAZE-ING / His reputation on the line, contractor finishes repair early, and I-580 opens
Rebuilding the freeways was not just a highway construction project. With the Bay Area, the construction industry and others across the country watching, it became a race. Winning the race required an uncommon combination of pride, planning, timing and teamwork.
(フリーウェイの復旧はただのハイウェイ建設プロジェクトではなかった。 ベイエリアということもあって、アメリカ中の建設業界などが注目し、レースのようになっていた。 このレースに勝つためには、尋常じゃないほどのプライドと、計画性、タイミングの良さ、そしてチームワークのコンビネーションが必要だった。)

San Francisco Chronicle の記事を読むと、普段のアメリカ人の仕事ぶりからは考えられないぐらい、仕事をタイミング良く並行して進めていることがわかる。 加えて、州の職員による検査などもこれまではメールやFaxで申請して数週間かかるところを、現場で直接行うといった対応もあったりと、映画にでもなっちゃうんじゃないかというぐらいいい話が書いてある。 ほんと、やればできるんじゃないかと再び思ってしまった。

この工事の入札時には、完了予定日となる 6/27 より早く完成できれば、1日につき $200,000 (約2400万円)、 ただし最高 $5,000,000 (6億円)までのボーナスがもらえるという契約になっていたため 建設会社は $5,000,000 を受けとることになるが、工事には $2,500,000 ほどかかったため思ったほど儲かってないのだとか。 お金よりプライドと評判を上げられたことに意味があると語っている。

これもアメリカらしいコメントだなぁ。

ますます映画にでもなりそう。


2 Comments

  1. どうもどうも、建設会社の人間から言わせて貰うと、受注会社はCC.Meyers。CAの橋梁に強い会社です。受注価格は確か$600,000位の破格の安さで、明らかにボーナス(建設業界ではインセンティブと言いますが)狙いの入札です。支払いが$5.6Mで、実際にかかったお金が$2.5Mなら、利益率が50%以上もあるので、超大もうけです。通常の橋梁工事であれば5-15%の範囲でしょう。
    今回、非常事態ということで、通常かかるプロセスを省略できることと、やはりインセンティブが効いて、これほど早い回復になったわけです。
    でも確かに会社のイメージはあがりますね。
    ちょっとコメントさせてもらいました。

  2. ほー、そんな背景があったんですか。 確かに工事をセリ落としたときは破格の値段でインセンティブ目当てというのは言われてたんですが、利益率 50% だとすると、超大もうけなんですね。 こうなると Caltrans の元の見積りってのがちょっと疑われそう。
    まぁ、記事を読む限りは「やるなぁ」というイメージアップには大きく貢献してますが、一般人が CC.Meyers に発注するなんてことはないのが残念なとこでしょうか。

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