先週の日曜日の朝、フリーウェイの立体交差でガソリンを運ぶタンクローリーが横転、炎上。 事故はちょうど道路が重なる場所の下側で起こったため、火柱が上側の道路のボルトや鉄筋を溶かし、上の道路が落下、事故のあった下側の道路もろとも崩れてしまった。

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事故そのものもショッキングだが、事故はサンフランシスコとオークランドやバークレイを結ぶベイブリッジの料金所近くの大きな道路で起こったため、サンフランシスコに通勤する多くの人などの足に影響が出て、素早い対応が期待された。

この道路を管理している Caltrans というカリフォルニア州の一部門は期待以上の対応を見せてくれた。 Caltrans はその日の昼には高速道路を再構築する業者と契約、数週間で復旧させると発表。 現場検証も終わった夜には解体工事を始めていた。

休日にこれだけの対応ができただけでもがんばるなぁという印象を持ったが、その後も工事が進みなんと1週間ほど経った今朝、立体交差の下側部分の工事が完了し、再オープンとなったのだった。

これは予定より5日早いもので、まだ作業も続いているのだが単純に素晴しい。 実際は契約した業者ががんばったのだが、 Caltrans の復旧までの対応を見てるとアメリカのお役所もやればできるじゃん、とちょっと見直してしまった。

立体交差の上側の工事はこれから新たな業者を選定し、行われるらしいが地上から作業できた下側の工事と違ってもう少し時間がかかるらしい。 Caltrans は工事期間を 50日 と見積り、6/27 より早く完成すれば、前倒しの日数 x $200,000 のボーナスを建築業者に支給、逆に延びた場合は 延びた日数 x $200,000 を差し引くといった契約をするらしい。

日本ではあまり金額とか聞いたことなかったが、ボーナス制とか、こういった情報も公開されるあたりは、なんかアメリカらしい。

911のときもそうだったが、何かあったときの対応が素早いというのが、オレが持つアメリカの印象。 いつもその素早さを見せて欲しいところだが、平時は逆にノンビリしすぎてるところが残念。

そうそう、事故翌日の月曜日は現場近くを走る BIRT という電車が、事故による渋滞の緩和と、使ってもらって便利さを認識してもらおうというプロモーションを兼ねて終日無料となったりした。 このへんもなんだかアメリカらしい。