Category: 02 アメリカ生活

2007年のアメリカのドラマはお金がかかってきている?

ちょこちょこネタにしてるが、アメリカのテレビ番組は日本と違って年に1回、だいたい9月~10月ぐらいから新番組が始まる。 今年も例外なくいろんなドラマやバラエティ番組とか始まったんだけど、最近のドラマって結構お金をかけてきている気がした。

これまでのアメリカのドラマって

  1. 医療モノ
  2. 刑事・警察モノ
  3. 弁護士モノ

これをベースに恋愛や仲間うちのゴタゴタなどを合わせたりするのが王道という感じだった。  これらがドラマを作るにあたって便利なのは、1話で1つの病気や患者、殺人事件などをテーマにすればいいのでネタを作りやすい。 スタジオセットでの撮影が多く手間やお金があまりかからないというものだった。

しかし、そんなドラマばっかりでアメリカ人も飽きているのも事実で、それを打破しようと最近はいろんなテーマをもってきたり、ロケや特撮も増やして予算や質を高めてきている気がする。  このブログでも何度か取りあげている Heroes なんかは5年前のアメリカでは考えられないドラマじゃないだろうか。 (日本でも放送されるようですね)

そして、そのHeroes を放送しているNBC は新シーズンで特にその線を押しすすめている気がする。

Heroes が放送される月曜日は、ひょんなことから頭にアメリカの極秘事項をインプットされた一般人 Chuck がドタバタながらもテロなどを未然に防ぐドラマ Chuck (結構面白い。この秋イチバンかも)。  そして、知らず知らずのうちにタイムスリップして、人の命を救う(それには何かウラがありそうなのだがまだわからない)という Journeyman が放送されていて、月曜日はドラマを見るのに忙しい。

それぞれ Los Angeles, San Francisco を舞台にしたドラマでロケも多い。 特に Journeyman はタイムスリップした昔の San Francisco の状態を小物を含めうまく再現するなど、結構がんばっている。

そして水曜日には Bionic Woman という70年代の人造人間ドラマを、マトリックスばりの特撮映像でリメイクしたドラマが放送されている。 こちらはオレ的にちょっと微妙なとこだが、力の入れ具合は感じとれる。

アメリカのドラマはつまらないとキライな人も多いと思うが、こういったこれまでの王道モノとは違ったものも出てきて面白くなっている。 特にNBCのドラマは(アメリカ国内からなら)インターネットで全編見られるようになっているので気になったらぜひどうぞ。 

あ、唯一の問題は、人気が出すぎるとストーリーを無理にのばそうとしてしまうところ。 LOST なんてあと3年もやるのか….。


ボンズのボールの行方は…

ボンズ 756号ホームランボールの行方

インターネットを使った投票によってホームランボールの行方を決める。 選択肢は

   1. Bestow It (寄贈する)
   2. Brand It (マークを付ける)
   3. Banish It (消す)

という3つ。

なんだか体調を崩してしばらく書けなかったので少し古いネタのフォローアップから。 アメリカ大リーグ記録を更新したバリーボンズの756号ホームランボール。 ニューヨークに住むデザイナーがオークションで落札し、インターネットを使って行く末を投票で決めてもらおうとしたイベントの結果が出た。  結果は…

result.jpg

47% の人が投票した Brand It つまり註釈を意味するアスタリスクを付けて野球の殿堂に寄付するという結果だった。 そのまま寄付するというのを入れると約80%の人が殿堂に寄付する選択をしたということで、プロスポーツには敬意を示すのもアメリカ人の一面なのかなぁなんて思ったり。

大リーグはレギュラーシーズンが終わってプレイオフが始まっている。 残念ながらサンフランシスコジャイアンツはプレイオフ進出を逃し、チームはバリーボンズと契約を更新しないことを発表した。  ボンズは現役続行を希望しているということだけど….42歳だっけ?  数字上は難しそう。 そうなると、最後に打ったホームランボールでまたおんなじようなことが起こったりして。


今度は Amazon が DRM なしの MP3を販売

amazonmp3.jpg

広告収入をたよりにDRMがかかった曲を無料で配信する SpiralFrog が出てきたと思ったら、今度は Amazon が Amazon mp3 というサービス(ベータ版)を開始。 以前から噂されてはいたが、始まったサービスは DRM なしで 256kbps (VBR) の MP3 を販売するというサービスだった。

1曲の値段は iTunes Store より安い $0.89 から。 アルバムも一部例外はあるが $8.99 からと iTunes Store より安くなっている。

Apple が DRM 付きということでようやく各レコード会社を説得し、最近になってやっと一部で DRM なしの販売を開始できたというのに、 Amazon はいきなり DRM なしの音楽だけを販売とはちょっと驚いた。 amazonmp3 では Apple と対立している Universal の曲も買えるようだが、業界の一部で反 Apple の動きでもはじまっているんだろうかと思ってしまう。

さて、Amazon でも曲の購入はダウンロード用のクライアントをインストールする必要がある(Win版とMac版を用意)。 インストールしたらウェブブラウザから Buy MP3 (または Get MP3) ボタンをクリックすると、amazon のオンラインショッピングと同じ形で購入手続きに移り、 amz というファイルがダウンロードできるようになる。

あとは、 amz ファイルをダブルクリックするとインストールしたクライアントがダウンロードを開始し、ダウンロードが終わると オレの場合は iTunes に自動で登録してくれた。 ここでは無料で提供された1曲だけのダウンロードだが、アルバムを購入した場合も amz ファイル1つをダウンロードし、ダブルクリックするだけでアルバム全曲のダウンロードが始まる。

downloading.jpg

Amazon は iTunes のようなソフトを持っていないので、ダウンロードに徹していてできるだけ簡単に曲が買えるようになっている。 せっかく、どんなソフトでも再生できるMP3というフォーマットを採用したのだから、Amazon のこのスタンスは正解だろう。

あと、iTunes にしばられた iTunes Store に比べるとブラウザの画面を存分に使った Amazon のシステムは複数のページを開いておけたり、ブックマークを残せておけたりと iTunes 以上に便利。 また、iTunes にないアルバム全曲試聴ボタンがあるのもいい。

これで 「iTunes Store はもういらない…」 とまではいかないが、iTunes Store の独壇場だったオンラインミュージック販売に少しは食いこめるんじゃないだろうか。 特にDRMなしで安いというのが心理的にうれしい。  これで iTunes Store も値下げ、より多くのDRMなし楽曲の販売など互いに競争してもらえると利用者としては嬉しい限り。

そうそう。 Amazon って地域制限かけてないから、このサービスは日本からも使えるんじゃないだろうか。 円安な状態でもアルバム1枚 1500円程度で買えるのならオトクな場合もありそう。 (アメリカ以外から使えなかったらごめんなさい)


秋は日曜日の午前 2:51 にやってくる

ちょっと前まで暑いなぁと思っていたら、ここ数日寒いぐらいの日が続き、今日はとうとう雨が降った。 このあたりで雨が降るのはだいたい11月ぐらいからなのでちょっと異常だ。

そんな状況を説明する天気予報の途中で面白い表現があった。

autumn.jpgちょうど Web サイトでも同じ映像が見られたのでキャプチャー。

Autumn Arrives SUN at 2:51am
(秋は日曜日の午前 2:51 にやってくる)

こんなにズバリ秋の到来を告げてしまっていいのだろうか?

アメリカでは秋分の日という祝日はなく、特に何かする習慣もない。 そもそも、このあたりは日本と違ってはっきりした四季があるわけじゃないから、秋と言われてもピンと来る人は少ないだろう。

じゃあ、何をもって秋と言ってるんだろう。

日本では23日は分の日なわけだから、それに関係があるだろうと探してみたら予想以上の秋分の日の事実がわかった。

もともと、春分の日、秋分の日は昼と夜の流さが同じ日に覚えていたのだが、 Wikipedia の Equinox (日本語で分点) によると、定義としては太陽が地球の赤道を通るタイミングを Equinox (分点) と言い、そのタイミングがある日を秋分の日、春分の日と言っているらしい。

太陽が赤道近くにいるため太陽は(だいたい)真東にのぼり、(だいたい)真西に沈む。 そのため昼と夜の長さが同じになる。 つまり、昼と夜の長さが同じだから秋分の日じゃなくて、秋分の日だから昼と夜の長さが同じというわけ。 (Wikipedia にあるこのイラストを見るとイメージしやすいと思う。)

そうなると、地球はつねに動いているので太陽が赤道を通るのは一瞬。 そう、その時間が今年は 2:51am (PDT – アメリカの太平洋夏時間で) 。  そして Equinox と季節を関連付ける風習から、日本と同じように Spring Equinox, Autumn Equinox などと言われることが多く、 Equinox のタイミングで春や秋の到来としたようだ。 同じ理由で、アメリカなどでは夏至や冬至のタイミングで夏と冬が始まるという考え方もある。

ちょっと余談だけど、昔電子手帳を作っていたとき、春分の日と秋分の日は祝日としてプリセットされていなかった。 理由は年によって移動する可能性があるためだったが、Equinox と春分の日、秋分の日の関係を知ってみると納得。

Wikipedia の Equinox のページに載っている表を見ると 2012年は Equinox のタイミングが世界標準時で 22日の14時49分、+9時間の時差の日本では22日の23時49分なので秋分の日は 9月22日になり、来年の春分の日は20日になる…はず。


広告収入で曲は無料、SpiralFrong は iTunes Store を越えるか

無料音楽配信サービス「SpiralFrog」、サービス開始 – [モ]Modern Syntax

わーい、なんだかよくわかんないけど無料だ、無料だ、わーい、わーい、と喜んでアクセスしてみるも・・・

At this time, the SpiralFrog Web site is available only to residents of the United States of America and Canada.

ということで米国とカナダ在住の人のみ利用可能なようです。残念。

アメリカにいるのにモダシンさんのところで知った(笑)音楽配信サービス SpiralFrog 。 せっかくアメリカにいるので試してみた。

SpiralFrog はWebページの広告収入によって、曲ファイル (DRM付きのWMAファイル) を無料でダウンロードさせてくれるというサービスを提供している。 しかも、インディーズアーティストだけではなく、 Gwen Stefani (グウェンステファニ)や Maroon 5 (マルーンファイブ) といった有名アーティストの曲がダウンロードできるというからすごい。

アメリカから SpiralFrog にアクセスすると以下のようなページが見られる。

spiralfrong.jpg

見たところ普通のサイト。 広告も強制的に見せられるというわけではなく、普通のバナー広告が表示されるだけ。

ユーザ登録を済ませると、登録完了とクライアントソフトをダウンロードするためのリンクが書かれたメールが送られてくる。クライアントソフトの動作環境は OS が XP か Vista で、Windows Media Player 10 か 11 が必要になる。 Mac は未対応。

インストールされたクライアントソフトはタスクトレイに常駐する。 このソフトはブラウザのファイルダウンロード機能を使わずに曲を マイドキュメント の下に保存するためと、DRM管理のために使われているようだ。

downloadable.jpg

ダウンロード可能な曲は上の写真のようなアイコンが表示されるので、それをクリックするとダウンロードが開始される。 先にも書いたが、ダウンロードはインストールしたクライアントソフトを経由して行われるため、ページを移動してもダウンロードは続けられる。

downloading.jpg

アルバムを一括でダウンロードというのもできるのだが、1曲ダウンロードが終わるたびに DOWNLOAD NEXT ボタンが現れ、クリックしないと次がダウンロードされないようになっている。 曲を大量にダウンロードされないための仕組みだと思うがとてもメンドくさい。 

confirm.jpg

でも、これに耐えてダウンロードが終わればwma ファイルがハードディスクに保存され PC か wma に対応したデバイスで好きなときに曲を聞くことができる。  (残念ながらCDには焼けないし、iPod にも対応していない)  また、30日に一度は SpiralFrog の Webサイトに行き Renew ボタンを押さないと聞けなくなってしまうらしい。

PC で音楽を聞く機会の多い人にはとてもいいサービスだと思う。 そうでなくても無料ということでどんな曲やアルバムなんだろうと試聴のような形で価値は多いにあるだろう。 

また、アーティストやアルバム情報の下に表示される Similar Artist (似たアーティスト) や Followers (影響を受けたアーティスト) や Recommend (リコメンド) といったところから、懐しい名前や、そういえば聞いてみたかった名前を見つけダウンロードできたりするとなかなか嬉しくなる。

similar.jpg心配なのが広告の存在があまりにも無さすぎる。 広告が控えめだからか曲のダウンロードに集中しているからかはわからないが、このサイトにいる間広告なんてほとんど気にしなかった。  広告収入で運営されているわりに、これでは売り上げが伸びないんじゃないだろうか。 そうなるとサイトそのものの存在が危ぶまれる。

オレの感覚としては SpiralFrog は音楽版の図書館といった感じ、必要なら続けて借りればいいし飽きたのなら消せばいい。 デジタルだから扱いは簡単だし、気軽に聞くには割といいシステムじゃないかと思う。  ショップに特化した iTunes Store への影響は少しはあるだろうが、住みわけは可能だと思う。   ぜひ、音楽を聞くための選択肢のひとつとして存続しても欲しい。


ボンズ 756号ホームランボールの行方

8月7日、サンフランシスコジャイアンツのバリーボンズ選手がメジャーリーグ新記録となる756号のホームランを打った。 ホームランそのものの価値もすごいとは思うが、それ以上に気になるのはホームランボールの行方。 以前、ボンズが1シーズンで70本ホームランを打ったときのホームランボールは、2人が自分のモノだと名乗り出たため裁判が開かれるなどのドタバタがあった。

今回、756号のホームランボールをキャッチしたのは New York に住む、Matt Murphy (マット マーフィ) という22歳の学生。 当初本人は記念に持っていたいと言っていたが、このボールは資産価値があるため税金を払わなければいけないということが判明しオークションにかけて手放すことに。

オークションの結果 およそ$75万ドル(8600万円)でニューヨークに住むヒップホップファッションの大家(で億万長者)の Marc Ecko (マーク エコー) という人が落札vote.jpg

そして、彼が仰天なプランを発表した。

インターネットを使った投票によってホームランボールの行方を決める。 選択肢は

  1. Bestow It (寄贈する)
  2. Brand It (マークを付ける)
  3. Banish It (消す)

という3つ。

1つめはメジャーリーグの殿堂に寄贈するというモノ。

2つめのマークを付けるというのはボンズにはステロイドによるドーピング疑惑があるため、いちおう756号ホームランボールだけど…という但し書きを意味するアスタリスクマークを永久に消えないようにボールに付けた上で殿堂に寄贈する。  (本などので単語のあとに * (アスタリスク) を付けて欄外に但し書きを書くことに由来)

3つ目は moon shot (特大ホームラン) にかけて、ロケットを使って宇宙にボールを飛ばして人目のとどかないところに消してしまうというモノ。

今のとこ 150万票ほどの投票があったが、途中経過とか見えないのでどこに票が集まっているかはわからない。  エコー氏は B) に投票したのだとか。

いやー、ネタとしては微妙なところだけどアメリカではニュース番組で取り上げられるなどボチボチ話題になっている。まぁ宣伝効果は出てるか。 でも Banish It が選ばれたら本当に宇宙まで飛ばすのかなぁ。 こんなことにロケットの手配なんかできるのか?

投票サイトは vote756.com 。 (投票には email アドレスが必要)


異様な害虫(白アリ)駆除の様子

furmigation.jpg
先日、ウチの近所で見かけたのが上の写真の様子。 イベント屋のテント…じゃなくてく害虫駆除(特に 白アリ駆除)をしている様子。 英語では Fumigation (燻蒸消毒) と言い、建物全体を弾力性のあるビニールのシートで覆って、中でバルサンのようなモノを使って家全体を1日ぐらいいぶすことで害虫を駆除しているらしい。

fumigation2.jpg

危険の貼り紙が。もちろん、Fumigation中は人が中に入ることはできない

このあたりは雨もそんなになく、湿気もないので建物はけっこう長持ちする。  この前聞いたんだけど、ウチのアパートは1969年に建てられたそうだ。 途中で屋根を取り換えたり、内装をリフォームをしたりするのでそんなに古い感じではないが40年近くも建っていると聞くとすごい。

長持ちするアメリカの家だけど注意しなければいけないのが白アリ。  家の売買をする前には Termite Inspection (白アリ検査) というのもをして家が白アリにやられていないことを証明する必要があるなどチェックが厳しい。

ウチはずっとアパート住まいなので詳しくはわからないが、写真の家は一度売れそうになって、再び売りに出ているんだけど、白アリ検査にひっかかって駆除してるのかな。 それとも Fumigation 中は人が住めないから、空き家のうちにやっておこうというのだろうか…。

この前なんかアパート1棟が丸ごと包まれていた。この白アリ駆除の様子は異様で見るたびにびっくりしてしまう。


シリコンバレーのFMラジオ局一覧

アメリカでの音楽のポジション – アメリカでがんばりましょう

勝手な想像なのだが、こうなる一つの背景にラジオが関係しているような気がする。 アメリカに来てラジオを聞こうとして驚くのはラジオ局の多さ。チューニングしようとすると次から次へのラジオ局がみつかるため好みのラジオ局を探すのも一苦労だ。

そして、ほとんどのラジオ局は、DJが語るというより曲がどんどん流される。 そうなるとラジオ局が用意しているストックも底をつくので1日の間でも同じ曲が何度も何度も繰り返され、アメリカ人の中でスタンダードが築かれる。 そのようにしてスタンダードになった曲を使うことで、テレビ番組やテレビCMの知名度を上げようというわけ。 逆タイアップという感じ。

以前、上のような話を書いたがアメリカではラジオ局、特にFM局がものすごく多い。 しかも各ラジオ局は専門のジャンルをもっているのでバリエーションも豊富だ。 実際、どれくらいあるんだろうなんて思っていたが SF Gate に FMラジオ局一覧 を見つけた (ちなみにAMラジオ局一覧はこちら)。

FM局は周波数 87.9 – 107.7 までの間におよそ60局。 だいたい 0.3 刻みにFM局があることになる。 こりゃ Seek ボタンでラジオ局を探していっても見つからないはずだ。

ま、なんでこんなこと調べてみようと思ったかと言うと、Gizmode で FM周波数で空いたところを探してくれるという Open FM というサービスが紹介されていたから。 San Francisco で検索してみた結果が下の写真。 この結果を検証してみたくて一覧が無いかなぁと思ったワケ。

OpenFM.jpg

検索結果のトップにきている106.7 で運営している放送局はないようだが、FM局リストを見るとここより 107.3 ぐらいを使うほうが影響ないような気もするんだけどなにかあるのだろうか…。

実は、このサービス、 iPod などを車で聞くときに使うFMトランスミッターのメーカが提供している。 最初に書いたように、これだけFM局があるとFMトランスミッター用に空いている所を探すのも大変。 こんなサービスが助けになると便利だね。


山火事のおかげで、シリコンバレーは曇空

昨日の朝、まだ9月にしてはどんよりとした、なんか日本の夕立前のような天気だなぁと思ったら、この天気は雲じゃなくて、 San Jose の南の Gilroy で発生した山火事の煙が原因だという話を聞いた。 山火事の現場から100km以上離れたウチでこの様子ということは San Jose の方はもっと大変だったろう。 あまり外に出ないようにという注意報のようなものも出ていたようだ。

火事はまだ続いているようだが、backburning と呼ばれる、燃えうつりそうな場所をあらかじめ焼いておいて延焼を防ぐという方法が効いてあと少しというところまできているようだ。

backburning によって増えた部分もあるが、焼けた広さは 27,000 エーカーに及んでいるとのこと。 27,000エーカーは109,265,123 平方メートル東京ドームは46,755平方メートルなので、東京ドーム2336個分! の広さが焼けたことになる。 山火事は消化が大変で燃え続けることが多いがそれほどとは…。

残念なことに、この山火事はハンティングキャンプに来ていた人たちが招いた”人災”らしい(リンク)。 キャンプもいいが火の始末は十分に注意して欲しい。


日本の本が送料70%オフで買える

今回は北米本土に住んでいる日本人向けのエントリ。

日本の CD や DVD を送料無料で買えると紹介した クラブジャパン が秋の期間限定スペシャルで本の航空便送料を70%オフというのを9/1から始めたので紹介。 本は重かったりかさばったりすることから、送料が高くなってしまうのでこういうキャンペーンは嬉しい。

キャンペーンのサイトによると 宮部みゆき『楽園 上巻・下巻』 を買った場合、

本の代金: 3,238円
送料:2440円 → 732円
合計: 3970円
 
になるらしい。

Amazon.co.jp を使った場合

本の代金: 3,238円
送料: 3300円
合計: 6,538円

San Francisco と San Jose にある紀伊国屋で買った場合 (リンク

本の代金:  $45.10 + カリフォルニアの消費税(8.25%~8.50%)
合計:  $48.82  → (およそ) 5600円

と比べると、キャンペーン中のクラブジャパンの安さは圧倒的。

あと、クラブジャパンと Amazon.co.jp は日本の消費税分を払う必要がないため、本を日本で買うよりちょっとだけ安く買うことができる。 高い(けど軽い) 本を買う場合は日本より安く買えてしまうなんてことも…。 (Amazon.co.jp で数万円もするような DVD ボックスをまとめて買うと同じようなことがおこる。 ま、そうある話じゃないだろうけど…)

ちょっとだけ手順がややこしいので、クラブジャパンのサイトの内容を良くよんで賢い買い物を!