ちょこちょこネタにしてるが、アメリカのテレビ番組は日本と違って年に1回、だいたい9月~10月ぐらいから新番組が始まる。 今年も例外なくいろんなドラマやバラエティ番組とか始まったんだけど、最近のドラマって結構お金をかけてきている気がした。

これまでのアメリカのドラマって

  1. 医療モノ
  2. 刑事・警察モノ
  3. 弁護士モノ

これをベースに恋愛や仲間うちのゴタゴタなどを合わせたりするのが王道という感じだった。  これらがドラマを作るにあたって便利なのは、1話で1つの病気や患者、殺人事件などをテーマにすればいいのでネタを作りやすい。 スタジオセットでの撮影が多く手間やお金があまりかからないというものだった。

しかし、そんなドラマばっかりでアメリカ人も飽きているのも事実で、それを打破しようと最近はいろんなテーマをもってきたり、ロケや特撮も増やして予算や質を高めてきている気がする。  このブログでも何度か取りあげている Heroes なんかは5年前のアメリカでは考えられないドラマじゃないだろうか。 (日本でも放送されるようですね)

そして、そのHeroes を放送しているNBC は新シーズンで特にその線を押しすすめている気がする。

Heroes が放送される月曜日は、ひょんなことから頭にアメリカの極秘事項をインプットされた一般人 Chuck がドタバタながらもテロなどを未然に防ぐドラマ Chuck (結構面白い。この秋イチバンかも)。  そして、知らず知らずのうちにタイムスリップして、人の命を救う(それには何かウラがありそうなのだがまだわからない)という Journeyman が放送されていて、月曜日はドラマを見るのに忙しい。

それぞれ Los Angeles, San Francisco を舞台にしたドラマでロケも多い。 特に Journeyman はタイムスリップした昔の San Francisco の状態を小物を含めうまく再現するなど、結構がんばっている。

そして水曜日には Bionic Woman という70年代の人造人間ドラマを、マトリックスばりの特撮映像でリメイクしたドラマが放送されている。 こちらはオレ的にちょっと微妙なとこだが、力の入れ具合は感じとれる。

アメリカのドラマはつまらないとキライな人も多いと思うが、こういったこれまでの王道モノとは違ったものも出てきて面白くなっている。 特にNBCのドラマは(アメリカ国内からなら)インターネットで全編見られるようになっているので気になったらぜひどうぞ。 

あ、唯一の問題は、人気が出すぎるとストーリーを無理にのばそうとしてしまうところ。 LOST なんてあと3年もやるのか….。