秋は日曜日の午前 2:51 にやってくる

ちょっと前まで暑いなぁと思っていたら、ここ数日寒いぐらいの日が続き、今日はとうとう雨が降った。 このあたりで雨が降るのはだいたい11月ぐらいからなのでちょっと異常だ。

そんな状況を説明する天気予報の途中で面白い表現があった。

autumn.jpgちょうど Web サイトでも同じ映像が見られたのでキャプチャー。

Autumn Arrives SUN at 2:51am
(秋は日曜日の午前 2:51 にやってくる)

こんなにズバリ秋の到来を告げてしまっていいのだろうか?

アメリカでは秋分の日という祝日はなく、特に何かする習慣もない。 そもそも、このあたりは日本と違ってはっきりした四季があるわけじゃないから、秋と言われてもピンと来る人は少ないだろう。

じゃあ、何をもって秋と言ってるんだろう。

日本では23日は分の日なわけだから、それに関係があるだろうと探してみたら予想以上の秋分の日の事実がわかった。

もともと、春分の日、秋分の日は昼と夜の流さが同じ日に覚えていたのだが、 Wikipedia の Equinox (日本語で分点) によると、定義としては太陽が地球の赤道を通るタイミングを Equinox (分点) と言い、そのタイミングがある日を秋分の日、春分の日と言っているらしい。

太陽が赤道近くにいるため太陽は(だいたい)真東にのぼり、(だいたい)真西に沈む。 そのため昼と夜の長さが同じになる。 つまり、昼と夜の長さが同じだから秋分の日じゃなくて、秋分の日だから昼と夜の長さが同じというわけ。 (Wikipedia にあるこのイラストを見るとイメージしやすいと思う。)

そうなると、地球はつねに動いているので太陽が赤道を通るのは一瞬。 そう、その時間が今年は 2:51am (PDT – アメリカの太平洋夏時間で) 。  そして Equinox と季節を関連付ける風習から、日本と同じように Spring Equinox, Autumn Equinox などと言われることが多く、 Equinox のタイミングで春や秋の到来としたようだ。 同じ理由で、アメリカなどでは夏至や冬至のタイミングで夏と冬が始まるという考え方もある。

ちょっと余談だけど、昔電子手帳を作っていたとき、春分の日と秋分の日は祝日としてプリセットされていなかった。 理由は年によって移動する可能性があるためだったが、Equinox と春分の日、秋分の日の関係を知ってみると納得。

Wikipedia の Equinox のページに載っている表を見ると 2012年は Equinox のタイミングが世界標準時で 22日の14時49分、+9時間の時差の日本では22日の23時49分なので秋分の日は 9月22日になり、来年の春分の日は20日になる…はず。


2 thoughts on “秋は日曜日の午前 2:51 にやってくる”

  1. アメリカでの秋分の日をぐぐっていて記事を拝見しました。
    ずいぶん前のエントリに対するコメントお許しください。

    >こんなにズバリ秋の到来を告げてしまっていいのだろうか?
    おもしろいですね!

    まさか一秒単位で秋が始まるとは思っていませんでしたが、太陽が赤道を通る瞬間と言われると納得。なんだかすごくシステム時間の考え方ぽいです。

  2. 私もほんとこの事実を知ったときは目から鱗という感じでした。

    日本の文化で育つと子どものころから春分の日、秋分の日という休みのほうを先に経験してしまうので、そのウラにある科学的なことをあまり意識しなくなってしまいますね。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *