フリーエージェントだらけの Warriors オフシーズン

プレイオフへ出場できなかったWarriors の今オフの課題は契約更改。

今年はFAとなる選手が多数いるためそれぞれと再び契約するか、トレードなどで新しい選手を獲得するかを決めなければいけない。 今年のWarriorsの契約状況は以下のとおり。

UNDER CONTRACT (2004-05 salary)
Nick Van Exel ($11.8 million): Can opt out of last two years. Team can void 2005-06
Erick Dampier ($8.1 million): Likely to opt out of last two years
Cliff Robinson ($5.3 million): One year remaining
Mike Dunleavy ($3.6 million): A year and a team option remaining
Jason Richardson ($3.5 million): Can negotiate extension this summer
Speedy Claxton ($3.3 million): Two years remaining
Evan Eschmeyer ($3.1 million): Didn’t play in 2003-04. Three years remaining
Troy Murphy ($2.2 million): Can negotiate extension this summer
Mickael Pietrus ($1.8 million): Two years and a team option remaining
FREE AGENTS
J.R. Bremer: Added late as point guard insurance
Brian Cardinal: Boosted his value as energetic contributor
Calbert Cheaney: Won’t return; Pietrus will take his minutes
Adonal Foyle: Could return if Dampier leaves
Avery Johnson: Future coach may retire this summer
Popeye Jones: Played 10 minutes all season

opt(オプション) というのは 残り何年かの契約をどうするか、チームまたはプレーヤが決められるというもので、上の表を見ると、 Nick Van Exel と Eric Dampier がオプションを行使できる権利をもっている。

このうち、Nick Van Exel はシーズン後半の不真面目な態度や、以前からオプションを行使せず、FA でテキサスにある (San Antonio Spurs, Dallas Mavericks, Houston Rockets) 3チームのどれかに行きたいとコメントを言っていることから残留はまず考えられない。

あとの選手に関しては以下のポイントとしてまとめられるだろう。

  • センターの補強
    今年、大活躍だった Eric Dampier と Adonal Foyle の2人が同時に契約更改を迎える。 Eric Dampier はFA宣言するかどうかは今週末に発表されるらしいが、今年の活躍を見て手を出してくるチームが多いだろうから、オプションを行使せず FA になって高い年俸を要求されるだろう。 昨年の Gilbert Arenas のように Eric Dampier は失う可能性が高い。 この場合、Adonal Foyle は出場機会が増えることから再契約が期待できる。 逆に Eric Dampier が再契約した場合は Adonal Foyle は出ていく可能性が高い。 しかし、ドラフトでフロントコートを補強したことからも、共に出ていく可能性も否定できない。

  • ポイントガードの補強
    Nick Van Exel とともに、Avery Johnson も39歳という年齢を考えると再契約をせずに引退する可能性が高い。 Speedy Claxton が予想以上に活躍し、今後の成長も期待できそうだが、相変らずケガに弱いのも露呈してしまったので控え層を充実させないといけない。 ボールまわし、機敏性に問題がある Mike Dunleavey Jr. のポイントガードはあくまで苦肉の策であって、本格的に考えない方がいいと思う。 というわけで、もう1人,2人ぐらいPGの補強が欲しいところだ。

  • ベンチメンバーの補強
    チーム好調の原動力となったBrian Cardinal, Calbert Cheaney は昨年 FA でWarriorsに来たが、チームはモノになるかわからない彼らに対し1年契約しかしなかった。 どちらの選手も昨年の新人 Mickael Pietrus とポジションがかぶるため残留するかは微妙なところだ。 しかし、個人的にはぜひ複数年契約をオファーして2人とも残留を狙ってもらいたい。

昨年 Antwan Jamison をトレードに出すなどして、サラリーキャップに空きを作ったのはこのためでもある。 無駄使いせず有意義に使って欲しい。

選手の契約状況はなかなかオープンにならないので調べにくかったが、このサイトの情報がとても役になった。他のチームの選手の契約状況もこのサイトで見ることができる。


2 Comments

  1. 追加情報
    やっぱり Dampier はフリーエージェントになっちゃいました。2年で16.8ミリオンのサラリーでは満足できないらしい。
    http://www.oaklandtribune.com/Stories/0,1413,82~10835~2238397,00.html

  2. T-Mac自身のトレードは驚かないけど、その対価がフランシスってのはかなりびっくり!!まだありそうだね!

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.