Category: 03 コンピュータ

Macworld Expo SF 2009 – Bluetooth Webcam

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昨年も少し紹介した Ecamm Network が展示していたのが BT-1 という Bluetooth でワイヤレス化した Webcam 。

最近の Mac には iSight が付いていてこれはこれで便利だが、BT-1 はもう少し撮影するエリアや角度などを自由に変えたいときなんかに使える。 ケーブルがないことを利用して、コンパクトな監視カメラ風に使ったり、ラジコンに付けて車載カメラ風な映像を撮って遊んだりすることも可能 (Mac からあまり離れられないけど)。 こういうのも面白いよね。

気になる値段は $149.99 とちょっと高め。万人受けとはいかないけど、こういうの欲しかった人はいるんじゃないかな?


Macworld Expo SF 2009 – Djay

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サウスホールを歩いていてマルチタッチを利用したデモが目に止まったのがこの Djay (これでディージェイと読む) というソフト。

DJ が使うターンテーブルをMacの中に実現したもので、iTunes のライブラリ内の曲をつかって DJ プレイが楽しめる。 ピッチを変えたり曲のスピードを変えたりしてマッシュアップなんかも楽しめるらしい。

会場ではターンテーブルの実機も展示しているところもあったが、こういうのは初心者はなかなか手がだせないので、気軽に試せるソフトウェア版ってのはいいかも。新しい Garage Band のようにチュートリアルビデオなんかあったらもっと良さそうだなぁ。

YouTube に公式な紹介ムービーがあったので載せときます。


Macworld Expo SF 2009 – Google ブース

Macworld に Google は意外な組み合わせに思えるが、Google も Mac 向けアプリケーショの紹介のためにここ数年毎年出展している。これまであまり取り上げてこなかったが今年はなかなか面白いものがあった。

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以前から期待され、Expo の直前にベータ版を公開した Picasa for Mac。利用者は iPhoto と被るところもあるがオレは PC版の愛用者なので Mac 版ができたのはうれしい。 iPhoto とどっちが速い? と聞いたらベンチマークの数値をとったわけじゃないけど大量の写真の管理なら Picasa の方が速いと言っていた。このデモ機にも 15000枚ほどの写真が入っていたが、PC版と同様スクロールなどスムーズだった。

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Google Earth をブラウザ上で見られるようにするプラグインがあるのはご存知だろうか? その機能のデモアプリケーションとして Monster Milktruck! というものがある。 キーボードで牛乳トラックを動かし地球上を動きまわるというものなのだが、これを拡張して Wii Fit のバランスボードに繋いで操作しちゃうというデモしていた。 ジョークアプリだろうと思ってリリースしないの? と冗談半分で聞いたら、1週間ぐらいでリリースすると思うという回答が返ってきてビックリ。やるなぁ。

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Google ブースの隠れたヒットがコレ。 iPhone (iPod) を充電できるコネクタが用意されていた。 これが午後になると写真のように結構使われていた。こりゃすごく便利そう。


Macworld Expo SF 2009 – Apple ブース

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毎年 South ホール の真ん中に出展している巨大なブースが Apple ブース。 今年は 17インチ MacBook Pro かと思ったら iLife ’09 がインストールされた iMac が並んでいた。 ブース正面の展示がハードウェアじゃなかったのはここ数年なかったような…。

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で、iLife ’09 。 個人的に気になるのは iMovie。手ぶれってビデオを撮っていると避けられないけど、iMovie ’09 の手ぶれ補正は結構強力そうで助けになりそう。Picture-in-Picture や、派手なトランジションはまぁいつか使うかなぁという程度だけど、こういった地味なところも強化してきているのはうれしい。

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さて、17インチの MacBook Pro 。ちょうど Glossy (テカテカ) 液晶と、テカテカじゃない液晶が並べてあった。こう見ると Glossy のほうが発色がよく色の再現性も高いように見える。

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でも、Apple ブースの上はこころなしか照明が落としてあってテカテカ液晶の弱点があまり出ないように工夫してあった(と思う)。 写真で言えば Canon ブースの上の明かりと比べるとわかってもらえるかと。

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昨年も紹介した、Apple ブースの iPod touch/iPhone の展示スタンド、今年も使われていた。 実はコレ同じものが Apple ストアでも使われていたのを見ていたため、展示員の人にこのスタンド売らないの? と聞いたらApple ブースとApple ストアでしか使うための特注品で、売る予定はないらしい。こんな答えが返ってくるってことは質問する人多いのか? いや、ほんと売れると思うんだけどなぁ。


Macworld Expo SF 2009 – 会場と雰囲気

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今年も行ってきました Macworld Expo San Francisco (ただし、行ったのは昨日)。 今年は同時期にラスベガスで CES が行われていたり、不況の影響もあってか客の数も例年に比べると少なめ。 まぁ、基調講演の発表がちょっとがっかりだったし仕方がないのかな…。

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会場となったサンフランシスコの モスコーニ センター (Moscone Center) は、West, North, South ホールという3つのホールがあって、昨年はこれまでで初めて West と South ホールを使っておこなわれていたが、今年は戻って North ホールと South ホールで行われた。 North ホールと South ホールって地下が繋ってるから外に出なくていい分ラクなんだよねぇ。

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South ホールの端のほうは空きスペースも。 より良さそうな場所に移転したブースもあったけど、こういうのを見ると Mac が低迷していた5年ほど前を思いだしちょっと悲しい。

今年は旅行記のときのような感じで、気になった展示を1エントリごとに書いていこうかと思っている。書きあがり次第アップしていくのでお楽しみに。


Macworld Expo 2009 開幕, … なんか出た

Macworld Expo 2009 が開幕した。 例年なら Apple 社 CEO のスティーブジョブズの基調講演で新製品が発表されて開幕を盛り上げるところだけど、今年はあまり目玉のない地味な基調講演に終わってしまった。

また、今回の基調講演は、スティーブジョブズの健康状態がすぐれないためフィルシラーという Apple 社のナンバー2(のひとりと言うのが正しいかな) がおこなったのも基調講演がイマイチだったことに拍車をかけたかもしれない。 基調講演のムービーも見たけど、ジョブズと比べて話すスピードが早く、単調だったなぁ。

今回発表になったのは

  • iLife ’09 発表
  • iWork ’09 発表
  • MacBook Pro 17インチ 発表
  • iTunes ストアで DRM なしの曲を発売、一部の曲の値下げ、iPhone 3G の 3G ネットワークを使った曲の購入が可能に

というもの。 昨年はむちゃくちゃ薄い Macbook Air を、一昨年は iPhone を、その前は Intel チップを積んだ Mac を発表と、今すぐ見たい! 触りたい! と思うような何かがこれまで発表されていたが、今回はどれも既存商品のマイナーチェンジ程度の変更と全然わくわくしてこない。

今回はフィルシラー氏の初めて(たしか)の基調講演なので、いい製品を発表したのに彼のプレゼンはイマイチだったと言われるより、もともとそんなにすごい発表じゃないから彼のプレゼンが悪いのか、発表内容が悪いのかわけわかんなくするための作戦だったりして(笑)。

知ってる人も多いと思うが、Apple が Macworld Expo に参加するのは今年が最後。来年以降も Macworld Expo は開催される予定だがもっと規模が小さくなるだろう。

Apple も毎年毎年クリスマスや年末年始を Macworld 向けに準備するのも大変だったのは簡単に想像できるし、アメリカではクリスマス前にみんな大量の買い物をして1月は消費が冷えこむ月なため、この時期に新製品を発表するのはあまり得策じゃないのは以前から言われていた。 こんな背景もあって、今年で止めようという発表になったんだろうなと想像できる。

ちょっと残念といいつつも、今年も木曜日に見に行く予定。


iPhone 2.2 だけど絵文字使えず

前回の「売ります」はいろんな人から連絡をいただきありがとうございました。いくつかのアイテムは無事売れました。 iMac も売れたんだけど Macbook は帰国後になりそう…。すると Macworld が近くなるなぁ、Snow Leopard や iLife ’09 とか発表になるのかなぁ。

さて、今日公開された iPhone のバージョン 2.2 のアップデート。待望の絵文字のサポートが目玉の1つと言うので、さっそく使ってみようと思ったら、うちの初代 iPhone の 2.2 では残念ながら使えなかった…orz。

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言語を日本語にしてもダメ

iPhone 3G の英語モードではどうなんだろう? 英語版のリリースノートには絵文字のことは一切触れられてないけど。もしかしてキャリアを見てたりするんだろうか?

これまでiPhone/iPhone 3G の違いは、通信速度の違いぐらいで OS のバージョンが同じなら基本的に同じ機能が提供されていたと思ったが、ここへきて微妙に違ってきているようだ。

絵文字は日本独自の文化なんで iPhone 3G しかない日本では問題ないのかもしれないが、絵文字を使ったアプリを世界に向けて公開する場合は iPhone 3G 専用にしない互換性の問題が出るかも。

絵文字も登場–画像で見るiPhone OS 2.2アップデート:ニュース – page2 – CNET Japan

i.softbank.jpから絵文字をNTTドコモ、auの携帯電話に送ってみたが、絵文字は「〓」と置き換え文字が表示された。また、読者より、ソフトバンクモバイルの一部の機種では正常に送受信できるとの情報をいただいた。

 機種によって異なる可能性はあるが、ソフトバンクモバイルユーザー同士で楽しむ程度になりそうだ。(*)

互換性と言えば、こんな問題もあるみたい。


新型 MacBook, MacBook Pro 発表

しばらく前から欲しいと思っていたけど、新機種が間もなくと聞き待っていた Mac のノート。今日、新しいモデルが発表された。

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アルミをベースにした新しい筐体は高級感もあっていいんだけど、気になる点もちらほら。

  • MacBook Pro も含め全部テカテカ液晶に。しかも、ディスプレイの前にはガラスがあるらしくこれまで以上にテカテカしてそう。
  • メモリの増設はどうなる? と思ったら、Mac お宝鑑定団 Blog にサポートドキュメントを発見。MacBook も MacBook Pro も簡単に増設できそうで安心した。
  • 値下げが噂されていたが、実質は旧型を$999で売るという肩透かしな結果に。これにはちょっと残念。というか、実現しない噂が先行するのは良くないね。<
  • MacBook (安い方) のCPUはこれまでの 2.4GHz から 2.0GHz へスペックダウン。 発表時もグラフィックが速くなったとばかり言い、CPUそのもののパフォーマンスは触れずにいたのが気になる。

    これまでの MacBook と MacBook Pro は設計の違いで同じCPUを積んでてもわずかながら差が出ていたが、新型は画面サイズしか違いがないため Pro との差をだすため MacBook のCPUを意図的にスペックダウンしたんじゃないだろうか。最近のCPUはクロックと性能が一致しないところがあるんだけど、ベンチマークの結果や評判なんか早く見たいなぁ。

  • Bootcamp はサポートしているようだが、NVIDIA の新チップは VMWare や Parallel なんかでも問題なく動くんだろうか…

値段的には MacBook なんだろうけど画面サイズや解像度が小さいかなぁ。そうなると型落ちになって安くなった MacBook Pro も魅力。テカテカ液晶じゃないのも選べるし。 でも、Mac OS X はグラフィックがよくなるとレスポンスとかよくなりそうだなあ…。 うーん。 iPhone 開発するには Mac がいるので、何かは買おうと思うんだけど、みなさんならどうします?


英辞郎 on the Web はいろんな方法で簡単に使え…る?

英辞郎 on the Web 検索アプリ「iEijiro」を試す - MACお宝鑑定団 blog

英特が、TeamKNOxの開発した「英辞郎 on the Web」を使って辞書検索するiPhone/iPod touch用辞書アプリ「iEijiro」を、App Storeにて450円で販売を開始していたので試してみました

英語を使っている人なら知らない人はいない英辞郎。その英辞郎をブラウザから使えるようにしているのが SPACE ALC の 英辞郎 on the Web というサイトだ。 オレも使わない日はないぐらいお世話になっている。

こんな便利なサイトなのでブラウザの検索ボックスのプラグインや Bookmarklet とか作ってみたよと言いたいところなのだが….

英辞郎、英辞郎 on the Web について:スペースアルク

『英辞郎 on the Web』のメタサーチなどに類似する利用法は、許諾なく行うことを禁じます。
メタサーチとは、弊社に無断で弊社以外の場において、弊社が許諾する以外の形で、検索語の入力ボックスなどを作成、公開、販売し、弊社の『英辞郎 on the Web』エンジンをあたかもそのサイトもしくはソフトウェアの部品であるかのように利用し、検索結果のみを表示するものと定義します。この範疇には下記のものが含まれます。

  • 『英辞郎 on the Web』エンジン対応の検索インターフェイスを持つウェブページ
  • ブラウザなどの組み込みツール(ツールバー、コンテキストメニュー、検索プラグイン、ブックマークレットなど)で『英辞郎 on the Web』エンジンを無断で利用するもの
  • その他、SPACE ALC に許可なく作成されたソフトウェアやスクリプトなどで『英辞郎 on the Web』エンジンを利用するもの

という規約があり、実現するのは難しいと思っていた。SPACE ALC にしても英辞郎 on the Web を使って人々を自社サイトに呼びこむのが目的だろうからまぁ仕方がないところだ。

ところが、このiEijiroというソフトはこの利用制限を回避しているようだ。こうやって販売してるということはうまく許諾をとったのだと思われる。ということは英辞郎 on the Web の許諾は意外にゆるくて申請すれば簡単に取れるのかな? いろいろやりたいと思っていたこともあるので一度問い合わせてみてもいいかな。


Google Chrome の開発版を使う

少し前に発表され、その速さとメモリの使用量にファンが急上昇中の Google Chrome。 オレもブログでの紹介こそしなかったが、Chrome の使用頻度が増えつつある。

そんな Google Chrome だが新規バージョンをイチ早く試す方法が明らかになった。

Dev Channel: Early Access to Features and Fixes (Chromium Developer Documentation)

Google Chrome publishes new releases to the Dev channel frequently. The Dev channel gives the community access to upcoming features, features in development, and the latest bug fixes. We can use feedback from Dev channel users to improve and iterate on feature ideas, and make sure that the latest features work properly before we release them to a wider audience.

(Google Chrome は新しいリリースを Dev チャンネルに頻繁に公開します。 Dev チャンネルを通してコミュニティはこれから公開される機能や、開発中の機能、最新のバグフィックスが利用できます。Dev チャンネルからのフィードバックはアイデアをより確かなものにし、一般の利用者に向けて公開する前にちゃんと動くことを確認するのに利用されます)

Dev チャンネルに参加するには、上のChromiumのサイトに行き Google Chrome Channel Chooser というツールをダウンロードする。

Google Chrome Channel Chooser を起動し、Beta: が選択されているラジオボタンを Dev: の方に変え、Update ボタンを押す。

次に、Google Chrome で レンチ(スパナ?) アイコンから “About Google Chrome” もしくは “Google Chrome について…” というメニューを選んで出てくるダイアログで、

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というのが表示されたら “アップデート” ボタンを押す。あとはアップデートを待って、Google Chrome を再起動すると、

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書いている時点で 0.2.152.1 というバージョンになった。(でもアップデート確認中が終わらない…)

動作的にはあまり変わったことに気がつかないけど、このバージョンでは新しいウインドウやタブのメニューがレンチアイコンの下に移るなど、メニューの構成が変わっている(でもこれってバグじゃね?)

そんなわけで、ちょっと不安定になってでも一早く最新版が使いたいような人は Dev チャンネルへ参加してみるといいかも。