Category: 03 コンピュータ

問題だらけの WebDAV 共有

この前、ハワイに行ったときの写真をみんなからアップロードしてもらって、共有するために Mac OS X 10.2 上に WebDAV ディスクを作成したと書いた。 結局アップロードされた写真の数は600枚以上、サイズは1.2GBを越えた。

しばらく運用してみたが、うまく接続できない人、アップロードがうまくいかない人がいっぱいでてきて大変だった。 この機会にまとめておこうと思う。

1. Windows の Web フォルダ (WebDAV クライアント)の実装がしょぼい
WebDAV を使うイチバンのメリットは専用のソフトウェアを必要とせず、Windows なら Explorer、Mac なら Finder でファイル、フォルダを管理できるところだ。 しかし、Windows から Webフォルダを使った場合、いろいろと問題があった。

  • 最後に ? が無いとうまくいかない
    もっとも多くの人がひっかかった問題がコレ。 Windows XP にバグがあって、なぜか WebDAV サーバを指定するとき、アドレスの最後に ? を付けないとうまく接続できない場合がある。 うまくいくときもあったりして原因は不明だが、うまくいかない場合はこれを試してもらったらみんなうまくいった。
    参考情報 (.mac の共有ディスクで発見された問題らしい)

  • キャッシュ(インターネット一時ファイル)フォルダのサイズが小さいとコピーに失敗する
    Windows は IE の機能を経由して Webフォルダにアクセスしている。 ファイルをダウンロードする際も同じで、一旦、インターネット一時ファイルのフォルダを経由するため、そのフォルダのサイズを1MBといった小さなサイズにしていると、ファイルのコピーに失敗する。

2. 日本語の扱い
写真データのファイル名にいちいち日本語ファイル名を使わないだろうから、特に何もしなかった日本語対応。 フォルダを作るときに問題が出ることがわかった。 日本語のウインドウズでフォルダを作成するとまず、”新しいフォルダ” という名前のフォルダが作成され、そのまま名前を変更するモードになる。 WebDAV 的には、最初の時点で “新しいフォルダ” という日本語を含んだフォルダを作成しようとするため問題になるようだ。 ほんとは Apache の mod_encoding とかを導入すればいいのだろうけど、今回はフォルダごとアップロードしてもらうことで対応。
今回は特に当たらなかったが、他にもWindows のWebDAV & がファイル名にあるとうまくいかないといった問題もあるらしい。

3. FrontPage が邪魔する(?)
ウラをとれたわけではないが、ある人の場合上の「?」を後ろに付ける方法を試したら、今度はFrontPage が起動してうまくWebDAVサーバに接続できないという現象が出た。 ほんとうにFrontPage がおかしかったのかはわからないが、結果的に FrontPage をアンインストールしたらうまくいくようになったので一応現象として書いておく。

Mac OS X は .mac で WebDAV によるアクセスを提供してきただけに安定しているようだが、Windows ではまだまだ解決していかなければいけない問題がいっぱいあるようだ。 個人的には今回のことを通してWebDAVって結構便利と再認識しただけに、今後Windowsのサポートがもっとまともになっていくことを期待したい。


Looking Glass オープンソースで公開

lg3d: Project Looking Glass
Project Looking Glass is based on Java technology and explores bringing a richer user experience to the desktop and applications via 3D windowing and visualization capabilities.
(プロジェクト Looking Glass はJavaテクノロジをベースに 3D ウインドウと描画機能で豊かなデスクトップやアプリケーションを提供します。)

半年ほど前に紹介した Looking Glass プロジェクト。 最近の Java オープンソース化の流れと、JavaOne のイベントの一つとしてオープンソースで公開された。

バイナリとしても配布されていているのだが、結構要求しているスペックが高い。 2GHz 以上の CPU, 512Mb 以上のメモリ、3D グラフィックカード。 会社のマシンはビジネス用なので大したグラフィックカードは入っていないがそれ以外を満たしていそうなマシンで試してみた。 が、残念ながら Known Problem である

lg3d-core: Getting started with the Project Looking Glass Developer’s Release
Exception in thread “main” java.lang.UnsatisfiedLinkError: /usr/java/jdk1.5.0/jre/lib/i386/libj3dcore-ogl.so: /usr/java/jdk1.5.0/jre/lib/i386/libj3dcore-ogl.so: symbol glMultiDrawArraysEXT, version LIBGL not defined in file libGL.so.1 with link time reference

というエラーが出て止まってしまった。 やっぱり Intel の統合チップセットのグラフィック機能ではダメなのか…。

Sun が出すだけに、 Java Desktop System 用かと思ったが、RedHat 9, SuSE Linux 8.1 もテスト済み環境に入っていたのはよかった。 それに、Looking Glass はアプリケーションの一つとしても起動できるようで、ちょっと試したい人でも導入しやすくなっている。 もちろん、X11 と連携して、ルートレスでも動かせるようだ。

まだ試せていないので何とも言えないが、この技術、ただのコンピュータリソースの無駄使いで終わるのか、はたまた Apple も思いつかなかった新しいデスクトップコンピューティングを提供できるのか、動かせた人どうでしょうか?


Mac はどうなっていくんだろう

【レポート】WWDC 2004 – 次期Mac OS X “Tiger”初公開、Longhornに挑戦状 (1) Tigerを支える4つのテクノロジ (MYCOM PC WEB)
Tigerでは、「64bit」「メタデータ検索エンジン」「Core Image/Video」「H.264/AVC(Advanced Video Coding)」などが、Mac OS Xの幹を太くする新テクノロジとなる。

WWDC が始まり、予定通り Mac OS X の新しいバージョンとなる Version 10.4 (Tiger) のプレビューが行われた。

そのとき発表されたOS の基盤となる新テクノロジが上に書かれたモノたち。 普通の人にはピンとこないものがほとんどだろう。 WWDC は開発者のためのカンファレンスで、この技術が今後OS に付いてくるから、これを使って面白そうなモノを作ってくれというものだ。 しかし、こんな小手先のテクノロジを既存のOSに追加しただけでは、オーディオ・ビジュアル系の開発者以外は「これで、何をしたらいいだろう?」と悩む開発者も多いのではないだろうか。

言ってしまえば、デスクトップOSとして劇的に改良するような何かはAppleでも見つけられていないと言えるのかもしれない。 そして、それは Mac にはとてもまずい問題だと思う。

以前は初心者に簡単なインタフェースというアドバンテージもあったが、Windows の地道な努力というか、その圧倒的な数量によって、別のところでスタンダードができあがってしまった。 先進的だった iTunes, iPhoto, iMovie などのアプリケーションもほとんど同じようなモノがWindowsでも見られるようになったし、市場シェアから、どうしても新しいアプリケーションも出てきにくい。 Mac というプラットホームは、Apple 自らが他と違った何かを提供していかないと延びていかないだろう。 iPod の成功で Apple は大丈夫と思われているが、今回発表したような内容では Mac の将来はとてもヤバいのではないか。 そんな不安が本格的に現実化してきた感じがする。 これからどうなっていくのだろう?


Eclipse 3.0 リリース

Eclipse という開発ツールのメジャーバージョンアップ版がリリースされた。

賛否両論があるとは思うが、オレは今イチバン使いやすい開発環境だと思う。 きっかけは軽い(他のJava開発環境と比べて) Java の開発ツールというものだったが、カスタマイズの容易さ、エラーのフィードバックの早さ(バックグラウンドコンパイル)、絶妙なタイミングで現れるコードアシストの機能など、便利な機能がいっぱいあって、使い始めると手離せなくなる。 会社では本来別のツールで開発する必要があったが、今でもEclipse を使い続けているぐらいだ。

3.0 のリリースと合わせるように、RCP(Rich Client Platform) というコンセプトも語られるようになった。 以前、シンクライアントのアイデアがもてはやされ、それによって今のウェブ上のサービスといったものが出てきたが、今度はブラウザでは表現力が足りないと再びクライアントソフトウェアに注目が集まっている。 しかし、データはサーバ上に集約される必要があったりと、これまでのクライアントソフトウェアとは少し性格が変わってきているので、何でもかんでもやってしまえばいいというわけではない。 しばらくは使われかたを模索していくことになるだろうが、個人的にも Java Web Start といった面白いしくみと合わせて何か作ってみたいと思っている。

話は戻って Eclipse 、残念ながら、新バージョンは JDK/JRE 1.4 以降を必要としている (XML パーサの関係からか?)。 会社では JDK/JRE 1.3 が標準環境なので3.0はまだ使えないのが残念だ。


プログラミングはソングライティングに似ている

プログラミングにどんどんのめりこむにつれ、僕はそれがソングライティングに近い感じであることにいつも驚かされる。

その昔、「ソフトウェアってなんか芸術みたいじゃない?」 なんて言って即否定されたことがある。

けど、いいソフトって起動した瞬間から使っていて、感動するような体験をさせてくれるってところが、映画を見たりや音楽を聴いたりして感動するのに似ているとずっと思っていた。

で、上に紹介する文章を見てやっぱりそう思う人がいたんだとこれまた感動。
曲は書いたことないけど、プログラミングに関しては「そうそう」と思えることばかり。 特にグッときたのはコレ。

茶目っ気のあるプログラマーやソングライターだと、作品に普通の人なら絶対に気付かない小さなことをちりばめるが、中身の分かる同業者は、そうした巧妙な芸当を見抜き、喝采するだろう(たとえ他の誰も気付かないとしても、それはとても大きな自己満足を与える)。

製作過程からこれだけ似ているところがあったら、できあがったモノもその性質が似ていてあたりまえと言ってもいいのではないだろうか。 特に芸術系の人から否定されることも多いだろうが、オレはこの考えを支持するぞ。


こうさぎ飼いはじめました

水着を着たことのなかったameganが海にすごく感動。
高校の体育の授業以来、水着を買わせるぐらいの感動。
高校の体育の授業以来、水着を買わせるぐらいの感動。
高校の体育の授業以来、水着を買わせるぐらいの感動。

人工無能の新しいかたち Blog Pet こうさぎ を付けてみた。 こうさぎの名は amegan 。

こいつは、飼い主(オレのこと)の書いた Blog から言葉をおぼえて、適当なタイミングでエントリを書いたり、コメントを投げたりするらしい。 さっそく、昨日の夕方に初投稿があった。

そんなに感動ばっかりしなくても…。 ってつっこみたくなるような書きこみだけど、まぁ許す。 こういった、言葉の思わぬ組み合わせが生みだす怪しさが結構好きで、初投稿も個人的に大ウケだった。 読兎ロボは単純マルコフモデルで処理しているという話を聞いたことがあるけど、これもそうなんだろうな。 この辺いちど本腰を入れてやってみたい分野だ。

そのうち飽きてすべてを否定してしまうかもしれないけど、しばらく育ててみよう。

というわけで、今後ともよろしく。


ベータバージョンの変化

「ベータ」といえば、かつては一時的で一般には非公開で、開発の最終段階に達しているソフトウェア試用版を指す言葉だった。だが最近では、誰でも入手可能なウェブベースのサービスで、今後も機能の追加や変更がありうるもののほとんどはベータと呼ばれるようになってきているようだ。

最近はベータバージョンのサービスがいっぱい出てきて、正式になるのはそれから1年以上あとということがいっぱいある。 たしかに、ベータという言葉が免罪符のようになって少々のバグや問題は許してもらえるということがあるが、それ以上に最近のソフトウェア開発のスタイルの変化の方が大きいような気がする。

ドッグイヤーと例えられるように、コンピュータ業界は物事がものすごい勢いで進んでいく。 1年前に最新だと言われたネタも1年経ったらどこでも使われるような一般的なネタになることもある。 そんな状態では、完全なソフトウェアを作るのにこだわって発表するのに1年も2年もかかっていたら、ライバル会社に出しぬかれてしまう。 それなら、少し途中でもいいから発表し、フィードバックを得ながら改良していく方が開発側にとっては嬉しい。

あと、開発の始めかたにも原因はあると思う。 シリコンの谷はいま。 にも書いてあったようなことはうちの会社でもよくある話だ。

「アイデアを形にするためには、
自分のアイデアを人に見せられる形にすることが必要」
(中略)
実際に動くものにするといっても、最終形とは
程遠くても構いません。不完全でも、欠点があっても、
もしそのアイデアを実現するものが存在したら、
こんな風なんだということを、
まわりの人が体験できれば良いのです。

いいのか悪いのかはわからないけど、うちの会社でもアイデアをどれだけ語ってもなかなかわかってもらえない。 実際に動いているものを見て、始めて納得してもらえるという感じだ。

提案書を書いて、ナントカ会議にまわして承認とってという形でスタートしないので、結構いい加減な形で最初のバージョンができあがる。そして、それに肉付けする形でソフトウェアができあがっていくのだが、 時には最初のバージョンとは全然違ったものになったりもする。 なので、できあがったソフトウェアには何となく不安が残る部分もでてきたりする。 そんなときはベータ期間で実際に使用してもらって問題がなかったという事実をもって、正式版にしようと思ってしまうこともよくある。

メーカの人にしてみたらうらやましいと思う開発スタイルだとは思うが、今こういったサービスに期待されていることは品質より、新しいエクスペリエンスだと業界が考えているためこういったスタイルに落ちついているのだと思う。 そういう意味ではまだまだ成熟していないのだろう。 きっと「ベータ」に代わる新しい言葉も産まれたりして、まだしばらく続くのだろうな。


大事なシーンを見逃さないビデオカメラ

Deja View’s Model 100 has two main components. The camera part is small enough to clip to a cap or a pair of eyeglasses and connects to a recording and storage unit that can be worn on a belt or in a fanny pack.
(Deja View社のモデル 100 は2つのコンポーネントから構成される。 カメラ部分は、メガネや帽子にクリップで取り付けられるほど小さく、ベルトやウエストポーチにとりつけられるレコーダーと保存ユニットに繋っている。)

これまた翻訳記事の出ていないアメリカのCNetの記事から。

自分の見たものを記録に残しておきたいと思うという要求はずっとあると思う。 そのため、デジカメは少しでも小さく、ちょっとでもキレイになるように進化をしてきた。 そして、その流れがとうとうビデオカメラまでやってきたようだ。

シンガポールにある Deja View という会社が開発した製品は、カメラとレコーダを切り離し、カメラをメガネや帽子にとりつけておくことで、自分の視点に近い映像を記録できるようにする。

すごいのは、あっと思って録画ボタンを押すと30秒前の映像から録画されていくという機能。 「今のスゲー」 というシーンを目撃した場合、30秒以内なら録画ボタンを押せば、そのシーンを記録できちゃう。

スポーツ観戦では決定的瞬間を写真におさめるのは大変だけど、これで見ていればサッカーのゴールシーンも決まった瞬間に録画ボタンを押せば記録に残せるわけ。 別のところを向いて見てなかったという場合には対応できないけど(笑)。 活躍できる場所は選ぶけど面白い使い方ができそう。

最初の製品ではモニタが付いていないので、すぐ再生というわけにはいかないが、今後よりいっそうの小型化とともに、モニタも付いた製品も期待したい。 現在、予約受け付け中で値段は $399.99 からとのこと。

リンク:
Deja View – このページの動画を見るともっとわかりやすいと思う


ウルトラパーソナルコンピュータの使いかた

A 14-ounce notebook replacement that runs XP and offers full computer functionality is the promise of OQO’s Ultra Personal Computer.
(XPが動き、完全な機能を提供する14オンスのノートブックの代わりになるデバイスが OQO のウルトラパーソナルコンピュータの将来だ)

しばらく前からアメリカのCNetのサイトに表示されていた小さなデバイス。 さっき、ようやく見てみたらものすごくコンパクトでクールなデバイスだった。

1GHz のプロセッサ、20GB のHD, 256MBのメモリ, USB, Firewire, 802.11b, Bluetooth, 800×480のディスプレイ が手の平サイズの箱に納まっている。OS は Windows XPが動いて、バッテリーも3時間ほどもつという話で、ほんとうにノートブックの代わりになりそうな感じ。

それどころか、インタビュー中では、デスクトップとしても使って欲しいということで、クレードルに載せて、外部ディスプレイとフルキーボードを繋げることでデスクトップPCとしても使えることをアピールしていた。

アメリカでは会社で支給されるノートPCは、家や外出先ではノートPCとして使い、会社ではドッキングステーションみたいなものを付け、デスクトップPCのように使うという方法をよく見かける。 それをもっとすすめて、歩きながらでも使えるようにしたという感じだ。

デバイスメーカが想定しているわけではないが、オレがこのデバイスを見て思ったのは、こういったフルセットの機能をコンパクトなデバイスにまとめ、それに少しだけカスタマイズしたソフトウェアをのせるというアプローチがこれからのPDAとして有効なんではないかということ。

パソコン環境がリッチになってきたことで、PDAのようなサブセットのデバイスが機能的に見劣りしたり、データの連携が大変だったりしてあまり持っていてうれしくないとユーザに思われはじめたのが最近のPDAの停滞の原因の1つだと思う。

そのため、ソフトハウス、周辺機器メーカも専用のデバイス向けに特化したモノはコストがかかるので作りたくないと思うため、面白い使い方もなかなか出てこない。

ここまでデバイスが小さくできるのであれば、プラットホームはWindows(やLinux)のような汎用なOSにしてやることで、ずっといろいろなモノが作りやすくなる。 開発してくれるところが増えれば面白いソフトや使い方も提供され、自然とユーザも増えていくのではないだろうか。 まだ、値段やバッテリー時間など問題はあるが、これからのPDAは携帯電話にくっつくか、こういったアプローチになっていくと思う。

このデバイス、7月に$2000以下で発売したいとのこと。 PDAとしては高いけど、ノートPCの代わりに使うならそんなに高いわけではない。 特に日本のように電車での移動時間が多いような場合、結構面白い選択肢になると思うのですがどうでしょうか?

リンク:
OQO


Tivo がビデオプレーヤになる

The San Jose, Calif.-based digital video recorder maker said this week that it is working on a service to allow its subscribers to download content, such as music and movies, from the Internet directly to their digital video recorders.
(カリフォルニア州、サンホゼに本社のあるデジタルビデオレコーダのメーカは今週、ユーザに音楽やムービーといったコンテンツをインターネットから直接自分のデジタルビデオレコーダにダウンロードできるようにするサービスを開発中だと語った)

日本では、各社がしのぎを削って販売しているDVDレコーダやハードディスクレコーダ。 アメリカではDVDレコーダは最近出始めたばかりで、ハードディスクレコーダのほうが一般的。 ハードディスクレコーダには、ケーブルテレビはサテライトTVの会社が出しているものなど、いろいろあるがオレも使っている TiVo がトップシェアとして独走している。

そんなTiVoから新たな発表があった。

まず、値下げ。 TiVo はまず、本体を$150~$300ぐらいで購入して、そのあと番組表の配信のために、月々$12.95、もしくは一括で$299 というお金を払わなければいけない。 このうち、月払いの場合2台目以降を$6.95に値引きするというもの。 そして、今まで$99もした、ネットワーク機能のオプションが無料で全ユーザに開放された。 嬉しいニュースなんだけど、オレは1年と少し前に$99出して買っていたので、ちょっと悲しい。

もうひとつは、TiVo がインターネットからファイルをダウンロードして再生するサービスを開発中とのこと。 今まではローカルネットワーク内の音楽と写真だけだったが、今度は音楽に加え、ムービーデータもというからわくわくしてくる。
以前”パソコンで動画を見たいですか?“のエントリ書いたように、個人的には映像(特に映画のような長いモノ)をパソコンで見るのはどうも疲れて好きじゃないので、もしTiVoに直接ダウンロードしてテレビで見られるようになるのなら面白い使い方ができるかもしれない。 アメリカでは既に MovieLink のように、PCに映画データをダウンロードして一定期間だけ見られるようにするサービスが始まっている。 これがTiVoでできると、ものすごく便利なオンデマンドムービーサービスになると思う。

詳細がわからなくてひとつ気がかりなのは、サーバの仕様が公開されるかどうか。 公開されれば自分でどうとでもできるので、例えば 録画ネット日本語.tvのような番組録画サービスと合わせて(もちろん、自前の録画PCを持っている人はそこから)、日本のテレビを見ることも可能になるかもしれない。 どうなるか楽しみだ。