【レポート】WWDC 2004 – 次期Mac OS X “Tiger”初公開、Longhornに挑戦状 (1) Tigerを支える4つのテクノロジ (MYCOM PC WEB)
Tigerでは、「64bit」「メタデータ検索エンジン」「Core Image/Video」「H.264/AVC(Advanced Video Coding)」などが、Mac OS Xの幹を太くする新テクノロジとなる。
WWDC が始まり、予定通り Mac OS X の新しいバージョンとなる Version 10.4 (Tiger) のプレビューが行われた。
そのとき発表されたOS の基盤となる新テクノロジが上に書かれたモノたち。 普通の人にはピンとこないものがほとんどだろう。 WWDC は開発者のためのカンファレンスで、この技術が今後OS に付いてくるから、これを使って面白そうなモノを作ってくれというものだ。 しかし、こんな小手先のテクノロジを既存のOSに追加しただけでは、オーディオ・ビジュアル系の開発者以外は「これで、何をしたらいいだろう?」と悩む開発者も多いのではないだろうか。
言ってしまえば、デスクトップOSとして劇的に改良するような何かはAppleでも見つけられていないと言えるのかもしれない。 そして、それは Mac にはとてもまずい問題だと思う。
以前は初心者に簡単なインタフェースというアドバンテージもあったが、Windows の地道な努力というか、その圧倒的な数量によって、別のところでスタンダードができあがってしまった。 先進的だった iTunes, iPhoto, iMovie などのアプリケーションもほとんど同じようなモノがWindowsでも見られるようになったし、市場シェアから、どうしても新しいアプリケーションも出てきにくい。 Mac というプラットホームは、Apple 自らが他と違った何かを提供していかないと延びていかないだろう。 iPod の成功で Apple は大丈夫と思われているが、今回発表したような内容では Mac の将来はとてもヤバいのではないか。 そんな不安が本格的に現実化してきた感じがする。 これからどうなっていくのだろう?
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