プログラミングにどんどんのめりこむにつれ、僕はそれがソングライティングに近い感じであることにいつも驚かされる。
その昔、「ソフトウェアってなんか芸術みたいじゃない?」 なんて言って即否定されたことがある。
けど、いいソフトって起動した瞬間から使っていて、感動するような体験をさせてくれるってところが、映画を見たりや音楽を聴いたりして感動するのに似ているとずっと思っていた。
で、上に紹介する文章を見てやっぱりそう思う人がいたんだとこれまた感動。
曲は書いたことないけど、プログラミングに関しては「そうそう」と思えることばかり。 特にグッときたのはコレ。
茶目っ気のあるプログラマーやソングライターだと、作品に普通の人なら絶対に気付かない小さなことをちりばめるが、中身の分かる同業者は、そうした巧妙な芸当を見抜き、喝采するだろう(たとえ他の誰も気付かないとしても、それはとても大きな自己満足を与える)。
製作過程からこれだけ似ているところがあったら、できあがったモノもその性質が似ていてあたりまえと言ってもいいのではないだろうか。 特に芸術系の人から否定されることも多いだろうが、オレはこの考えを支持するぞ。
2004年6月21日 at 10:22 AM
ソフトウェアと作曲は似てるところがある、というのはかなり賛成です。
>茶目っ気のあるプログラマーやソングライターだと、作品に普通の人なら絶対に気付かない小さなことをちりばめるが、中身の分かる同業者は、そうした巧妙な芸当を見抜き、喝采するだろう(たとえ他の誰も気付かないとしても、それはとても大きな自己満足を与える)。
音楽をやっているひとは、多かれ少なかれこの状況に陥るんですよね。昔ワタシが音楽をやっていたとき、やはりこういう状況になりがちでした。しかもまた、楽しいんですよ、このいろんな技を曲に封じ込める過程が。でも、行き過ぎるとこういう曲は「song for musicians」といって、音楽やっている人たちにしか理解されないものになってしまうんですよね。「それでもいいじゃん」って開き直ってやっている人たちも大勢いるのですが、やっぱり曲を作るなら最終的にはたくさんのヒトの心を震わせたいじゃないですか。ソフトウェアも、かなり似たような部分があると思います。