Category: 03 コンピュータ

Video iPod は出るのか?

Probably Totally-fake video iPod mockup roundup – Engadget – www.engadget.com
There must really be a demand for this video iPod thing you kids have been talking about because we’ve received roughly six hundred fifty thousand tips over the last couple of days of the various supposed incarnations this thing could take.
(噂されている Video iPod のようなものへの欲求は確かにあるようだ、というのもこの実現間近なモノの情報がおよそ650ほど寄せられたからだ。)

10/12 に Apple がスペシャルイベントを開くという案内を出して以来、ネットが蜂の巣をつついたような騒ぎに見舞われている。

その招待状にはステージのカーテンが写されていたことから、本命はその時公開されるのは、Video iPod が本命のようだ。 アメリカの有名なサイト Engadget では、集められたさまざまなリーク写真をまとめて、人々の関心が高いことを紹介している。

写真のほとんどはPhotoshopを使ったフェイクのようだが、その中でオレがウケたのが No. 14 にリンクされている コレ。 往年の名(迷)PDAをベースにしたモノだ。

でも、Video iPod … 出るかなぁ。

発売されても見る映像がなければ宝の持ち腐れになってしまうと思うんだけど…。

手持ちのDVDを Video iPod に持っていくというのはDVDのプロテクトを破ることになるため Apple としては推奨できないだろうし、Web 上にあるビデオも、ほとんどがストリーミングだから保存を推奨するわけにもいかないだろう。

もし、Video iPod と同時に Video Store ができたとしても、始めからそんなに買えるわけじゃないのであまり嬉しくない。 なので今 Video iPod を出しても 最初は「キターーーー」と盛り上るかもしれないが、 いずれ 「使う???」 と冷めてしまうような気がする。
そんなことからオレの予想は、招待状のデザインからムービー関連のナニかだと思うが、今回は Video iPod じゃなくて Mac/PC をベースにしたムービー管理ソリューションなんじゃないかと思う。

まずはそこで、iTunes Video Store のような映像販売ソリューションや、Podcasts のように、映像をストリーミングじゃなくて配信するような形へと移行させる仕組づくりを狙う。 もしかすると、 テレビ番組の録画や再生に長けたメディアセンターになるような Mac/Powerbook シリーズの発売なんかもあるかもしれない。

Video iPod があるとしたら、このソリューションがうまくいき定着したころ(早くても半年~1年ぐらい?)ではないだろうか。

この予想が当たるか外れるかはわからないけど、こういうネタを提供してくれる Apple が健在なのはうれしいね。


Monitor Mirror (モニター ミラー)

コンピュータを使った仕事の人は、画面に集中しすぎていきなり後ろに人がいてびっくりということないでしょうか? 人一倍驚き屋のオレは、いきなり声をかけらるたびに「ギャッ」と驚いてしまい自分の席に来た人が申し分けなさそうにするのが申し分けないと思っていた。

以前は、技術屋っぽくQuick Camを使った自作の人検知ソフトでチェックなんてこともしたけど、作業環境を Win XP にしたときに動かなくなってしまうハイテクならではの脆さを露呈。 何かないかと調べてみたら、原始的だけどもっと確実な方法を発見、先日手に入れることができた。
下の写真がソレ。

MonitorMirror.jpg

Monitor Mirror (モニターミラー)と呼ばれるこの製品は、広い範囲が映る鏡(凸面鏡?)をモニタの上に置くというシンプルなもの。 鏡ははっきりと映るわけじゃないけど、人が来たとか何か動いたというのがわかる用途には十分。

いくつか種類があるようだが、ノベルティグッズ やイベントやプロジェクト完了などの記念グッズとして配布されることが多いようだ。 そのため、お店はあまり見かけなかったのだが、ebay を探したら安く($2.50, 送料込み) 買うことができた。このミラーにも iomega のロゴが入っているので、もとは販促品だったんだろうな。

モニタの上に置くだけのシンプルなモノなので、ブラウン管モニタでも液晶モニタでも使えるし、OSをアップグレードして使えなくなることもない(笑)。 難点としては、会社で使っているような大きなモニタでは、例えば画面の下の方に注目していたときなど、場合によっては視界の中に鏡が入らなくなることがあるぐらいだろうか。

まぁトータルでは結構快適。 これで人が来ても驚かなくなるでしょう。


Firefox 1.0系 はメモリを解放しない?

fusion94.org: Firefox Memory Leaks/Other Issues.
The other option (and the one I’m using) requires you to make some changes to the Firefox configuration. This is how you fix this “memory leak” problem. (It’s not actually a leak, it just doesn’t flush the cache it has.)
もう一つのオプション(かつ、私が現在使っているもの) は Firefox の設定を少し変える必要がある。 以下が、「メモリーリーク」問題を解決する方法だ (実際はリークじゃなくて、キャッシュを解放しないのだが)

Firefox 1.0X を使ってブラウジングをしていると、いつのまにかメモリを 120MB ぐらい使っていたりして、「なんでー?」 と疑問に思うことがある。 しかも困ったことに開いているページやタブを減らしてもほとんど解放されない。 1つのアプリケーションが大きなメモリを抱えると、メモリ不足になってページングがおこったときにディスクにたくさんアクセスし、ものすごく遅くなって困るので、何とかしたいとずっと思っていた。

ちょっと調べてみたら、やはりバグがあってタブを閉じてもメモリを解放しなくなったようだ。 しかし、上で引用したサイトに書いてあった以下の方法でこの問題を回避できることがわかった。

1) about:config とロケーションバー(アドレスバー)に入力する
2) 表示された設定リストの上でマウスの右クリックをしポップアップメニューを表示する
3) New -> integer (新規作成 -> 整数値) というメニュー項目を選ぶ
4) 表示されるダイアログに次の文字列をペーストする: browser.cache.memory.capacity
5) OK をクリック
6 次に表示されるダイアログで、サイズを kb で指定する(60000ぐらいがよい)
7)Firefoxを再起動する

以前は4MB固定だったメモリキャッシュのサイズを搭載メモリサイズに応じて変更するという仕様変更があったようで、ここを固定値に戻してやることで、タブを閉じたタイミングではなく別のタイミングでメモリが解放されるようだ(違ってるかも…)。

オレはもともとの値だった 4MB (4096) で試してみたが、特に問題もないしメモリの使用量もだいたい 50~60MB前後のところから増えることがなくなった。(一時的に増えたときは、ウインドウを最小化すると一気に解放してくれる) (この部分間違い。 詳しくはコチラ)。

間もなく公開される Firefox 1.5 でこの問題は解決されるようだが、それまでの間はこの設定が役に立ちそう。


Mac Media Center プロジェクトから Center Stage 0.4 が リリース

CenterStage – The Macintosh Media Center Project
The result of six months of hard work awaits you in the download section. CenterStage now supports multi-skins, offers preliminary support for El Gato Eye TV and DV sources and sports an improved GUI.
(6ヶ月におよぶハードワークの結果がダウンロードセクションであなたを待っています。 新しい CenterStage はマルチスキン、El Gato Eye TV と DV ソースの暫定的なサポートと改良されたUIを提供します。)

今年(2005年)のはじめ、Macworld Expo SF で Mac mini が発表されてから、このコンピュータらしくない筐体を活かしてメディアプレーヤーにしてしまおうという Mac Media Center プロジェクトを紹介した。 最近になって、その成果として Center Stage バージョン 0.4 というバージョンがリリースされた。

ちなみに、このバージョンはまだアルファバージョンというような位置付けで、フルスクリーンで動くUIと動画再生の機能ぐらいしか動かないとのこと。

うちの iMac は動作環境を満たしていないのだが、ちょっと試してみたところ起動はするのだが動画再生とかはうまく動かなかった…。 試せた UI に関していうと、上のリンク先にあるグリーンのものと、Mac OS X の Aqua に近いブルーの2つが切り替えられて、マウスおよびキーボードで操作できて結構軽快に動いていい感じだ。 環境を満たしている人や、El Gato Eye TV を持っている人は面白い使い方ができるのではないだろうか。(使い方は少し変わっているので User Guidesを見て欲しい)

このプロジェクトはちょくちょくチェックしていたが、開発リソースがうまく集まらなかったり、Mac OS X 10.4 のリリースによる追加対応などがあったりして結構難産だったようだ。 今後も素早いバージョンアップは期待できないかもしれないが、完成したら面白いモノになりそうなだけに個人的には注目していきたいと思う。


Google Talk で何をする?

グーグル、音声機能付きIM「Google talk」を公開 – CNET Japan
Googleが米国時間23日、テキストメッセージの交換以外にボイスチャット機能を備えるプログラムを擁し、インスタントメッセージング(IM)分野に参入した。

数日前から噂されたGoogleのIMソフト Google Talk が公開された。
さっそくダウンロードしてみたが、感想は 「????」 という感じ。

IMソフトとしては可もなく不可もなくというところだが、言ってしまえばGoogle Talkじゃなきゃいけないというモノもない。 そして、Google も Developer Infoのページで Client Choice, Service Choice, Platform Choice ということで、クライアントやプラットホームの選択の自由を掲げていて、Mac や Linux のユーザは別のIMを使って接続することを推奨している。

じゃあ、鳴り物入りで登場したこのソフト、IMの仕組みは何なんだろう???? と思ったのだ。

Developer Info のページの service choice にあるように、閉鎖的なIM界をオープンな仕組みで統一をはかろうとしているだけなのだろうか? それにしては、大手(AIM, MSN, Yahoo!)のどことも組むことがなく戦略としてちょっと中途半端な気がするし、今の状態はただ単に新しいIMが一つ増えただけの状態だと思う。 まさか「Google の真意は?」と話題を提供するのが目的だったりして(笑)。

とりあえず、オレは 以前紹介した Gaimでアクセスするようにした。 特に音声チャットの機能が欲しいわけじゃないし、Gmailを直接読み書きする必要もないので。 というわけで、オレのアカウントに音声チャットしてきても話せないです。

Gaim を使っている人は以下のように設定すると Google Talk に繋がります。

[ログインのオプション]
スクリーン名: xxxxx   (gmail のアドレスの @より前の部分)
サーバ: gmail.com
パスワード: gmail のパスワード
[追加オプション]
"可能ならばTLSを仕様する" をチェック
ポート番号: 5222 (デフォルトのまま)
サーバへ接続: talk.google.com

これ以外の設定は適当で大丈夫。
というわけで、Google Talk で何したらいいんでしょう?
メッセンジャーならオレはまだまだ Gaim がおすすめです(笑)。


PSP で Windows 95

Windows and Linux on the Sony PSP
Yes, it’s true. I’ve managed to run Windows 95 and Linux on the PSP. I’ve done it by porting the excellent open source x86 emulator Bochs.
(本当です。 私はやっとのことでPSP で Windows 95 と Linux を走らせました。 すばらしいオープンソースの x86エミュレータである Bochs を移植しました。)

Engadget の記事経由。

以前、あなたもPSP用のソフトが開発できる という話を書いて以来、PSP用にいろんなソフトが開発、発表されてきたが、とうとうWindowsまで動きはじめてしまった。

といってもWindows を個人が PSP向けに移植するわけにはいかないので、x86コンピュータをエミュレートするBochs(ボックスと読む)というソフトを移植し、その上でWindows や Linux を実行するという方法をとったらしい。 開発効率や今後のことも考えるととてもうまいアプローチだ。

Windows 95 などの OS のインストールはPC上で動くBochs で行い、できあがったイメージファイルを PSP にコピーする。 ただし、PSPのROMのバージョンが 1.5 以前のものでないと実行できないらしい。 気になる実行速度は Windows 95 がブートするのに10分ほどかかるが、起動してしまえばそこそこのスピードで動くとのこと。 実用的とはとても言えないんだけど、スクリーンショットを見てるとなにかワクワクしてくるなぁ。


Eclipse のプラグイン管理をちょっとだけ簡単に

統合開発環境である Eclipse は、仕事でもプライベートの開発でもよく使っている。 Pure Java にこだわった他のIDEとは異なり、ネイティブコードを直接呼びだす SWTを使った軽快なコンポーネントと少しでもターンアラウンドを短くしようとデザインされたUIが気持ちよく開発できる環境を用意していると思う。(オレ的には標準で、Emacs キーバインドがしっかりサポートされていたというのもポイントが高い)

Eclipse のもう一つのすごいところがプラグインによって機能をどんどん拡張できるところ。 オレもプラグインをインストールすることで Java だけでなく papercase のサイトで紹介しているように PHP や JavaScript, CSS エディタとしても使っている。

プラグインのインストールは通常、ファイルを plugins (もしくは features )ディレクトリへコピーすることで行われる。しかし、一旦インストールしてしまうと似たような名前の他のプラグインのディレクトリやファイルとごっちゃになってしまい、どのファイルがどのプラグイン用のものなのかがわからなくなってしまうという問題がある。 また、開発が進み Eclipse のバージョンが上がるとプラグインをもう一度インストールする必要があったりと結構管理が面倒だ。

そんなある日、インストーラ込みで配布されていたあるプラグインが下のようなディレクトリ構造でプラグインをインストールしたことに気がついた。

eclipse
  +- plugins
  +- features
  +- links
       |
      com.xxxx.link

どうやら、Eclipse はプラグインの実体を別のところに置いたままでもインストールできるようだ。

調べてみたら、以下のようにすることでインストールすることがわかった。

  1. eclipse ディレクトリ (ECLIPSE_HOME) の直下に links というディレクトリを作り、その中に .link という拡張子のファイルを作成する。
  2. .link ファイル(上の例の com.xxxx.link ファイル)の中身は
    path=c:\EclipsePlugins\JSEditor
    

    というように実際にプラグインが入ったディレクトリへのパスを書く

  3. プラグインの実体があるディレクトリ(上の例の c:\EclipsePlugins\JSEditor ディレクトリ)を以下のように eclipse というディレクトリを作り、その下に plugins, features ディレクトリが並ぶような構成にする。
    c:\EclipsePlugins
       +JSEditor
           + eclipse
           + plugins
           + features
    

こうすることで、いらなくなったプラグインをアンインストールするには .link ファイルを消すだけで済むし、いろんなバージョンの Eclipse にインストールする場合も .link ファイルをコピーすれば済む (もちろん、プラグインがそのバージョンの Eclipse をサポートしていなければ動かないが)。

このプラグインのインストール方法は Eclipse のバージョン 2.1.1 時代にはサポートされていたようだ。 最近は ソフトウェアアップデート経由でのインストールも増えてきて、その場合はこの方法は使えないが、まだまだ zip などのアーカイブ形式でインストールするものも多い。 ちょっとインストールが面倒になるぶん、あとでラクできると思うので次に Eclipse のプラグインをインストールしようと思ったら試してみてはどうだろうか。

参考リンク:
Eclipse Wiki : 自分専用のプラグインフォルダ
dW: Put Eclipse features to work for you


使い捨てDVDの再チャレンジ

スラッシュドット ジャパン | 48時間で消えるDVD発売へ
“NIKKEI NETの記事によると、日本出版販売は、48時間で消えるDVDを「48(よんぱち)DVD」の名称で9月から発売します。

2003年にアメリカで発売され、環境に優しくないと不人気のため、今年はじめに販売終了した使い捨てDVDが日本で復活するようだ。 (ディズニー使い捨てDVDの販売を中止 に詳しく書いてある)

アメリカで販売が開始されたときはリサイクルのしくみも用意されていたが、NIKKEI NETの記事を見ても特に触れられていないし、スラッシュドットのコメントでも環境に関するものはほとんどなく、使い捨てDVDの 600円という価格が妥当かどうかという点でいろいろ語られているのが消費天国の日本らしい。

オレもすぐにゴミになるようなものに600円というのは割高な気がしてならない。

どうせ映画をレンタルしても2回観ることなんてまずないし、2回目を観たいと思う映画なら次に観たくなったときにDVDを買おうと思うので使い捨てDVDで事は足りると思うのだが、なんか抵抗がある。でもそれは環境保護というより、単にケチだからだな(笑)。

なので、見終わったDVDは購入場所であるコンビニなどで回収、次のDVDを買うときには割引(もしくは現金返却、ちょうど空きビンを酒屋に持っていくとお金がもらえる感じ)というようなしくみでも導入したらどうだろう。 アメリカの大手量販店ではレジも混雑して、そういった面倒なことはやってもらえなさそうだけど、日本でなら丁寧に対応してくれそう。 リサイクルも進むし、ユーザも割安感ができていいと思うのだが…。


日本でも音楽の自由が! iTMS 上陸

夕刊フジBLOG
同社は午前10時から東京・千代田区の東京国際フォーラムで「スペシャルイベント」と題する発表会見を開き、米アップルコンピュータCEOのスティーブ・ジョブス氏が冒頭から登壇。「アイチューンズ・ミュージックストア」(iTMS)」の運用開始を宣言した。

いやー、日本のみなさんおめでとうございます。

レコード会社が渋ってるから最初は曲数が少ないのかと思ったら、海外のレコード会社からの許可を結構もらってきて、いきなり 100万曲 も準備してきたのはすごい。 値段にしても多くの人が納得できるつけかたをしてきて、アップルの人が長い間頑張った苦労が報われたという感じです。

人によっては、ちゃんとしたジャケットや歌詞カードが欲しいとか、やっぱり物(ディスク)が欲しいとかあるかもしれないが、欲しいと思ったときにすぐ買え、iPod や CD などにすることでどこででも聞くことができる。 そんな音楽を聞く自由を楽しんでください。

話は変わって、今回このニュースを最初に知ったのは上に引用した夕刊フジのサイト。

10分程度おきに更新していく様子はストリーミングで見るのとはまた違った面白さがあった。 アメリカではこういった更新の仕方はそんなにないと思う(知らないだけかも)、ケータイなどの通信網が発達した日本ならではというとこでしょうか。

それより、普通のニュースにしても、こうやってアメリカにいながらほんのちょっとのタイムラグで日本の情報を知ることができることの方が驚きか。


Visual Style で見ためだけでも Windows Vista に

先日、Microsoft が Windows Vista と呼ぶことになった新OS のベータ版を公開した。

Windows XP が発売されて時間もたっていることから機能的やセキュリティ面での進化も期待したいところだが、多くのユーザの関心は新しいOSの見た目や使い勝手ではないだろうか。 いろんなところで公開されているスクリーンショットを見ると、「どんな感じなんだろう? 早く使ってみたい。」と否が応にもその期待は高まってしまう。

そう思っている人は世界にいっぱいいるようで、Windows XP の Visual Style (ビジュアルスタイル) の機能を使って Windows Vista (コードネーム Longhorn) っぽい画面を先どりするためのファイルが提供されていた。 試してみたら結構よかったので紹介したいと思う。


(クリックで拡大)

手順なのだが、まず大きな問題をクリアしなくてはいけない。今回紹介する Visual Style は以前の Royale (Energy Blue) とは違って個人が作っているもの。

XP に標準で付いてくる デスクトップテーマ や ビジュアルスタイル を管理するDLL (uxtheme.dll) は Microsoft が作成したもの以外を使えなくなっているので、まずこのロック機能を外す必要がある。 これが少々やっかいで、サービスパックの適用具合などによって使うツールを変えるなど結構複雑になっている。

ロックを外すための方法、およびツールは XpSkinNet に詳しく書かれているので、まずはそちらを読んでuxtheme.dll のロックを外してもらいたい。

注意: XpSkinNet にもあるが、ロックを外すためにはOSのファイルに修正を加えるため、場合によってはコンピュータが起動しなくなるといった問題が発生するかもしれない。 そういったリスクを負える方のみトライして頂いて(バックアップも忘れずに)、リスクを負いたくない人は有料のツールを使うか今回はあきらめて欲しい。

余談だが、以前紹介した OSのインストールを簡単にするnLite というツール にもロックを外した uxtheme.dll を作成する機能がある。 インストールディスクを作るときには是非この機能をONにしておくと上の作業は必要なくなる。

さて、Longhorn (Windows Vista) の Visual Style はいろいろあるけど、今回オレがおすすめするのは StudioTwentyEight というところが配布している Lognhorn “5203” Visual Style というもの。

“5203” というのが Longhorn (Windows Vista) のビルド番号と呼ばれているもので、先日リリースされたβ1 が 5112 より新しいビルドをもとに作成されたとようだ。 ダウンロードはこちらのリンク先にある “Download to Desktop” というのをクリックするとできる。 (10/30 追記: 現在は VistaXP という名前になったので、今後はこちらのファイルをダウンロードしてください。)

ダウンロードされたzipファイルを展開すると Longhorn というフォルダができるので、それを c:\Windows\Resources\Themes というフォルダにコピーする。

英語版の XP を使っているので表示が英語になっているが、あとはディスプレイのコントロールパネルを開き下の画面のところで Longhorn を選択すると黒ベースの Windows Vista っぽい画面に変わるので OK を押す。もし、文字化けがおこるとか、設定の一部が気になったら、下の画面の Advanced のところにあるボタンを押すと細かい設定ができる。

次に壁紙を設定するところで、
c:\Windows\Resources\Themes\Longhorn\Wallpapers\5060 (No Text).jpg
c:\Windows\Resources\Themes\Longhorn\Wallpapers\5060.jpg

のどちらかの画像ファイルを指定すると完成。 2つとも同じような写真だが、(No Text) と書いてある方には Lonhorn のロゴが入っていない。 ちなみに、Vista の UI は Aero Grass と呼ばれている。 壁紙が草(Grass)なのはそのためだろう。

これまでずっと続いてきた Windows の青色系から変わってしまうと使いにくいかと思ったが、自分のところで実際動かしてみると、黒色系の見た目も全体が引き締まって悪くない。ちょっとスクロールバーが見にくいかな。 たぶん、すぐ慣れると思う。

Royale とはまた違った引き締まった瑞々しさをどうぞ。