Category: 03 コンピュータ

Google PC が発売される?

Industry Feeling Presence of the 800-Pound Google – Los Angeles Times
Sources say Google has been in negotiations with Wal-Mart Stores Inc., among other retailers, to sell a Google PC.
関係筋によると、Google は Wal-Mart (ウォルマート) や他の小売チェーンと Google PC を販売するための交渉を続けているとのこと。

digg.com 経由。

オレもイマイチ信じられないが、Google が近日中に 200-300ドル(2万2000円 – 3万5000円)程度の PC を発売するのではないかという噂が流れた。

このニュースを見たときは、 AOL と提携したことで最近増えてきたAOLへの加入条件付きのPCを Google ブランドで販売するかと思ったが OS は Windows ではなく、Google が作った OS (きっと Linux ベースだろう) だというので、AOL とは関係なさそうだ。

記事中では Bear Stearns のアナリストが “Google Cubes” というコンピュータと TV を繋げて、音楽やビデオなどを転送できるようなデバイスを発売するのでは? という予測を先月したということも書いてある。

なぜ Google が PC なんだろう? PC なんて今後どんどん利益が下がって旨味のある商品ではなくなってしまうし、これまでのような広告媒体としては、市場として立ち上がるまで手間や時間やコストがかかりすぎる。

ふと、頭に浮かんだのは少し前に流れた「電気代がサーバ本体よりも高くなる」と Google のエンジニアが警告したという話。 もしかしたら起動してる間に Google がCPUパワーなどのリソースを使うという条件と引き換えに、安いPCをユーザに渡すといった戦略なのかもしれない。 となると、”Google Cube” といったメディアサーバのようなPCになるのかなぁ。 でも、エンジニアとしては分散処理に期待するのはまだ時期尚早だと思うんだけど。 イケイケな Google なだけに採算度外視でまずは始めてしまうかもしれない…。

今週の金曜日にラスベガスで CES が行われ、そこで Google の創始者の1人である、Larry Page (ラリー ペイジ)が基調講演を行う。 そこで Google PC に関する発表をするのではと期待されている。 さて、どんなモノが出てくるか楽しみだ。


いい DVD+-R メディアはどれ?

Recordable Dvd Quality Page 1
What is good quality media? which media is best for my writer? Why does a media not record well time after time on my writer?
(高品質のメディアって何? 自分のライターに一番合うメディアって何? どうして、自分のライターでうまく焼けないときがあるの?)

DVDレコーダーを使ってみると気付くのが、使うメディアによる焼け具合。 有名ブランドのメディアは問題なく焼けるが、いわゆるノーブランドと言われるメディアだと失敗することも多い。 CD-R のときも同じようなことが言われたが、DVD-Rの場合はそれ以上に、ブランドによる差が激しいような気がする。 けど、できるだけ安くしたいという気持ちもあったりして悩ましいところだ。

cdr-zon.com にDVDメディアのテスト結果が載っていた。
以下の内容についての結果によって、4つのカテゴリに分類されている。

  • エラーレートの低さ
  • ジッターレート(用語)の低さ
  • 転送レートが高く安定しているか

その結果、栄えある最上級のプレミアムディスクには以下の5つのメーカが選ばれている。

  • Taiyo Yuden (太陽誘電, Plextor, Miflop Xtreme というブランド名でも売られている)
  • Sony
  • Ricoh (DVD+Rのみ)
  • Verbatim (生産地による、パッケージにMade in Japanと書いてある 8xのモノがいい)
  • Panasonic (パッケージに Made in Japan と書いてあるモノ)

見事に Made in Japan 勢がランクイン。 おそるべし ジャパン クオリティ。
太陽誘電はCD-R時代から一級品としてよく聞いたことがあるので納得という感じ。上の記事内でも太陽誘電のがイチバンだという結論に至っている。

これに Sony や Ricoh という光学ドライブのメーカが名を連ねている。 Verbatim というブランドはアメリカではよく見られるメーカでこれまで、オレはノーブランド扱いして敬遠してたんだけど、実は三菱化学メディアだったのね。 これって常識? これからは Verbatim の Made in Japan に注目して買うようにしよう。 たまに安売りしてた記憶があるし。 あと、Panasonic のDVD+-R ってアメリカでも見たことないなぁ。

残る3つのカテゴリに何が入るかは上のリンクをクリックしてみてください。 英語だけどメーカーのリストがどこに書いてあるかぐらいはわかると思う。 アメリカで販売されているメディアのリストなだけに、日本では聞いたことがないものも多いかもしれないけど、うまくいけば店で見かけたノーブランドっぽいディスクの中に掘り出しものを見つけられるかもしれない。

オレがショックだったのは、最近よく使っている Memorex のディスクがBudget Media (Disc to Disc でクオリティに大きな差がでる、転送レートが低下することが多い、謳われている通りのスピードで書きこめないことが多い) という下から2番目のカテゴリに入っていたこと。 値段が安くてクオリティも高いと思っていたけど、そうでもなかったんだ…。


VistaXP が公開中止に

StudioTwentyEight : giving your computer a new look
I know that a company need to defend their intellectual property and I don’t have any problem with that. I removed the skin from all the sites that I uploaded.
(会社が知的所有権を守らなければないのはわかるし、そのことに何の問題もない。 アップロードしたスキンを全て削除した。)

5ヶ月ほど前に公開して、このサイトでも紹介した VistaXP というテーマファイル。 マイクロソフトの次期OS である Windows Vista と似たような見た目を XP でも再現するというテーマファイルだったのだが、Microsoft から削除要請があったため、公開・配布中止となってしまった。

この手の話は Apple ではよくあったのだが、残念ながら Microsoft も積極的に対処するようになったようだ。 それだけ、Windows Vista でのユーザインタフェースの変更が重要なポジションを占めるということのあらわれかもしれない。 (他にウリになるようなポイントがないといううがった見方もできるが :p)

日本ではのまネコがらみで「インスパイア」という言葉がでてきたが、Vista XP のような Vista 似のテーマファイルのことを Vista Inspired (Vista にインスパイアされた) テーマファイルという風に呼ばれたりして、「インスパイア」って言葉はアメリカでも結構使われる。 Google などの検索エンジンで探すときは Vista Inspired Theme というキーワードで探せば、英語のサイトがいっぱい見つかると思う。

今のところ、他の Vista インスパイア のテーマは公開されているようなので、また良さげなヤツを探してみます。


コンテンツの囲い込みはセンス悪いかなぁ

大前研一:テレビ局を今さら買収する楽天のセンスの悪さは致命的 – nikkeibp.jp – 企業・経営
さらに大前氏は、アメリカで全視聴者の20%が利用しているという「TiVo」を紹介した。
… 中略 …
そして、もう1つの特徴は、CMが自動的にカットされて再生されるという点だ。

TiVo に 「CMが自動的にカットされて再生される」 なんて機能は無い。

普通の早送りをする機能(と、裏ワザとしてボタンを1回押すだけで30秒スキップという機能)があるぐらいだ。 おそらく、日本のハードディスクレコーダーとほとんど変わりないんじゃないだろうか。

たしかにテレビ局は TiVo を使って簡単にCMを早送りできることからCMの価値が下がることを懸念しているが、全てをTiVoで見るわけじゃないし、TiVoがあることによってこれまで見られなかった番組が見られる(=CMを見る機会も増える)という利点もある。 時代の流れを察知しながら、共存できる道を探しているのが今のアメリカのテレビ業界の現状だと思う。

ラジオと違って、ビデオコンテンツは時間も手間もコストもかかるし、プロと素人のクオリティの差も激しい。 まだ確立されたメディアでないことから、しょーもないコンテンツばかり揃えてユーザに見切られてしまうのも避けなければいけない。
Apple の iTunes Music Store にしても Steve Jobs と Disney の繋がりで ABC テレビのコンテンツが提供できたが、アメリカにある他の大手テレビ局は別のところと提携してコンテンツを提供しようとしているため、今後の展開はまだ不透明だったりする。

そんな背景から考えると、テレビ局や映画会社と提携しコンテンツを囲いこんで、自分のところのインフラの価値を高めようとしたり、プロレベルのコンテンツ制作を期待しようとするのは、ネット配信の第一歩としてそんなにおかしな話ではないと思う。 ただ、テレビ局を買収するのはやり過ぎというかヘンな方向に行っちゃってるというか、センスが無いと思うが…。

先に書いたように、確立されたメディアでないことから思いもよらないアプローチによって新たなコンテンツが出てくる可能性もあるかもしれない。 大前氏もそれを意図してのちょっと過激な発言だったのだと思うが、既存のコンテンツの囲い込みというのも戦略上重要なポジションを占めているのが実状ではないだろうか。

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独自の進化を遂げる Yahoo! Japan

ヤフー、航空写真利用のスクロール地図ベータ版を発表–路線情報などと連動 – CNET Japan
今回のYahoo!地図情報は「日本で独自に開発したもの。米国の技術支援はとくに受けていない」(同社)という。ヤフーは10月にAJAXを使った地図サービスを開発していることを明らかにしていた

Yahoo! Japan の地図サービスも Ajax を利用したダイナミックなモノが公開された。 使う側からするとページ全体が書き変わるより使い勝手が良くなり嬉しいのだが、このアプローチはちょっと驚いた。 というのも、アメリカの Yahoo! は先日、Flash を使った地図サービスを公開していたからだ。

もともと Google が始めた Ajax な地図サービス。 Microsoft (MSN) が追随し、Yahoo! はどうする? と注目を浴びていたが、その回答として Flashをベースにして、よりリッチな表現を提供することで差別化をしようというアプローチを見せてきた。 Ajax を利用した DHTML と Flash のどちらが次世代のWebアプリケーションプラットホームになるかという話題もあり、今後の行方が注目されているなか、 Yahoo! Japan は Ajax ベースの全く別のシステムで地図サービスを進化させようとしている。 もちろん、アメリカのシステムが簡単に日本向けに移植できない設計だったり、携帯電話用のサービスを考えるとFlashでは展開しにくいなどの理由があったとは思うが、技術者のオレからするとともうちょっと Flash にこだわって他と違うサービスを見せて欲しかったとも思う。

他にも、アメリカでは Yahoo! 360° という SNS と Blog サービスを足したようなサービスを提供しはじめようとしていたときに、日本は独自に普通の Yahoo! Blog を開始したことからも、Yahoo! Japanのサービスはチャレンジというより、無難なところに落ち着く傾向にあるようだ。 シェアナンバーワンの貫禄というところだろうか。

既存のモノ+α を目指して新な需要を開拓しようとする Yahoo! (US) と、すでに一般に浸透したのを Yahoo! ブランドで提供して他社に人を取られないようにしようという感じの、Yahoo! Japan 。 Yahoo! 360° はお世辞にもうまくいっているとは言えないので、Yahoo! (US) のアプローチが正しいとは言えないのだが、R&Dはおそらくアメリカの方が力を入れているだろうし、同じYahoo! グループという名を掲げているのであれば、今回のようなアプローチの違いが積み重なっていくといずれ致命的な差を生み出してしまわないかちょっと心配してしまう。


「お気に入り」でフォルダ管理

IE を使っている人なら一度は使ったことがあるだろう「お気に入り」(Favorites) の機能。 気にいったサイトを登録しておけば次からはアドレスを入力しなくても行くことができる便利な機能なのだが、おなじメニューがファイルやフォルダを管理するエクスプローラにも付いている。 あたり前といえばあたり前なのだが、「お気に入り」はファイルやフォルダも管理することができて、結構便利なことに最近気付いた。

使い方のキホン

エクスプローラで追加したいフォルダを表示し、「お気に入り」メニューの「お気に入りに追加」を選ぶ。

AddToFavorites.jpg

メニューとか英語になってるけどこんな感じ。
Favorites は「お気に入り」のことです。

すると、IE の時と同じように「お気に入り」のどこに登録するかを確認するダイアログが開くので、そこで適当なところを選択する。

あとは、「お気に入り」メニューから登録したアイテムを選択すると、どこへいてもそのフォルダへジャンプすることができるようになる。仕事でよく使うフォルダ、テンプラリのファイルを置いておくフォルダ など登録しておくといいかも。

応用 その1 – アプリケーションも登録

エクスプローラから直接登録できないが、「お気に入り」にはアプリケーション(のショートカット)も登録でき、「お気に入り」から選ぶことで起動することができる。

手順

  1. とりあえず、登録したいアプリケーションを含んでいるフォルダを「お気に入り」に登録。
  2. 「お気に入り」メニューから先ほど登録したフォルダを選択し、右クリックをして「プロパティ」を選択
  3. プロパティウインドウが開くので「リンク先」(Target) のところに登録したいアプリケーション名を追加する。(何文字かタイプすると補完してくれる)
    target.jpg
  4. 「アイコンの変更」ボタンを押して適当なアイコンを選択する
  5. 「全般」(General) タブを選択してショートカットの名前を変更して OK ボタンを押す
  6. 「お気にいり」メニューからアプリケーションを選択すると、スタートメニューまで行かなくてもアプリケーションを起動させることができる。
    selectitem.jpg

応用 その2 – Mac OS X の Finder っぽく

以上のことを組み合わせると Mac OS X の Finder っぽいことも可能だ。 そのためには、まずエクスプローラの設定を少し変える必要がある。

  1. エクスプローラのツールバー(戻る、進む、フォルダ、検索 とかあるエリア)の上で右クリックをしてカスタマイズを選択する。
    customize.jpg
  2. 表示されるダイアログの 左側のリストから 「お気に入り」を選択し、「追加」ボタンを押して右側のリストに追加する。
    customize2.jpg
  3. 「上へ」、「下へ」ボタンを使って「お気に入り」をフォルダの下あたりに移動させる。
  4. 「閉じる」ボタンで カスタマイズダイアログを閉じると、エクスプローラのツールバーに「お気に入り」ボタンが追加される。

追加した「お気に入り」ボタンを押すと、サイドバーにお気に入りの中身が表示される。 あらかじめ「お気に入り」メニューの順番をうまく並べておくと、このボタンを押したときに必要なディスクやフォルダやアプリケーションのリストを Mac OS X の Finder のように並ばせることもできる。

FinderLike.jpg

「お気に入り」では区切り線(セパレータ)というのが無いので代わりに “—– Folders —–” というような名前のお気に入りフォルダを作って、透明なアイコンを指定してある。
もちろん、IEで登録したWebサイトやFTPサーバ、ネットワークフォルダなども同じように管理できるので自分なりの管理方法を探してもいいかも。

おまけ:
スクリーンショットに写っているオレのデスクトップは Vista XP という Windows Vista 風のデスクトップテーマを利用している。 詳しくはコチラのエントリをどうぞ。


Front Row は 新型 iMac 以外でも動くようだ

The Unofficial Apple Weblog (TUAW)
TUAW reader, Zeno, wrote in tonight from Switzerland, having just managed to get Front Row running on his Mac mini with a few “tweaks” (it is currently only included with and supported on new iMacs).
(新型 iMac でしか動かない Front Row を少し変更することで Mac mini 上で走らせることに成功した TUAW の読者でスウェーデンに住んでいる Zeno が今晩書いてくれた…)

この前の週末に Apple Store で Apple の新製品を体験してきたが、ビデオ再生機能の付いた新型 iPod 以上に気になったのが 新型 iMac に搭載された Front Row というメディアセンターソフト。 ボタン一つで Finder からiTunes や iPod を進化させたような専用のUIに切り替わり、動く様子は見ていてわくわくさせてくれる。

そんな Front Row を見て、みんな考えるのが「コイツを他の Mac で動かせないか?」ということ。特に Mac mini 上で動かしてテレビで見ることができたら…。

そんな思いを実行してくれたのが上の記事で紹介されている スウェーデンの Zeno 。 同じページで Quicktime ビデオも紹介されているが、成功したときに “Ohhh Yes!” と小声で叫ぶリアル感や、ホームシアターシステムを使って見せてくれるその迫力は一見の価値がある。

実際動かすためには、ハックされた Front Row アプリケーションが必要なので、すぐに自分のところでもというわけにはいかない。(リモコンをチェックするコードが回避されているらしい) しかし、G4 の Mac mini でもサクサク動いているとのことなので、これで新型 iMac じゃなきゃだめという技術的な理由があるわけではないことが証明されたことになる。 Apple はクリスマス商戦が終わったころにでもリモコン込みの単品発売とかして欲しいところだ。

リンク:
Got a Mac? Want Front Row? You’re In Luck!


Firefox 1.0x 系のキャッシュ解放を検証してみる

先月書いた Firefox 1.0系 はメモリを解放しない? というエントリ。 はてなブックマークでいろんな人にブックマークしてもらったり、いろんなサイトからトラックバックをもらったりと予想以上の反響で驚いているのだが、先日もらったトラックバックで興味深い指摘をもらった。

NyaRuRuの日記 – デマンドページング

オレはもともとの値だった 4MB (4096) で試してみたが、特に問題もないしメモリの使用量もだいたい 50~60MB前後のところから増えることがなくなった。(一時的に増えたときは、ウインドウを最小化すると一気に解放してくれる)。
Firefox 1.0系 はメモリを解放しない?

これは恐らく “Working Set” の値を見ておられるのだと思いますが,実際これは FireFox のメモリ空間の内どれだけ物理メモリに残すかという OS 側の目標値が減少しただけで,FireFox はメモリの解放どころか何もしていないと考えられます.

設定を変えたあと、ウインドウを最小化したらタスクマネージャのメモリ使用量の数値が一気に減ったので、てっきりキャッシュ解放の設定のおかげだと思いこんでいた。 ウインドウの最小化をしたらbrowser.cache.memory.capacity の設定をしてもしなくても数値は減少することが確認できた。 というわけで、

(一時的に増えたときは、ウインドウを最小化すると一気に解放してくれる)

という部分、 完全にはやとちりでした。 どうもすみません。

さて、そうなるとキャッシュ解放の設定も本当に効いているのか心配になったので、数値を取りながら検証してみた。

下に書いたような各ステップにおいて、メモリ使用量がどうなっているのかを NyaRuRuの日記 で紹介されていた Process Explorer を使用し、Working Set と Private Bytes の値をピックアップした。

環境:

Win XP SP2 (English)
Memory: 768MB (ページングファイルなし)
Firefox 1.0.7
Plugin: Flash, Java, Quicktime, Acrobat, RealPlayer (実際に使われたのは Flash のみ)

Steps

  1. 起動直後のメモリ使用量
  2. タブを10個開きそれぞれに違うページをロードした後のメモリ使用量
  3. 開いたタブを1個だけ残し、9個閉じた後のメモリ使用量
  4. 再びタブを10個開き、先ほどとは違うベージをそれぞれにロードした後のメモリ使用量
  5. 開いたタブを9個閉じた後のメモリ使用量
  6. ステップ 2を繰り返す
  7. ステップ3を繰り返す

で、結果がコチラ。
「設定なし」は browser.cache.memory.capacity に何も設定しない状態
「設定あり」は browser.cache.memory.capacity=4096 がセットされた状態
という意味である。

(クリックで拡大)


(クリックで拡大)

はじめのころはどちらも同じような感じのメモリ使用量になっているが、タブを使ったページのオープン、クローズを繰り返していくと、明らかに browser.cache.memory.capacity の設定がある方がメモリ(物理メモリ)の使用量は少なくなっていた。 この設定の違いによってメモリ使用量の数値に差が出ているということは、browser.cache.memory.capacity の設定は多少はいい方向へ働いていると言っていいのではないだろうか。
見ている数値がおかしいんじゃないか、検証方法がおかしいんじゃないか等、何かありましたら指摘してください。


気になる Skype 周辺機器

ちょこっと設定するだけで、クリアな音で、PCどうしなら無料、PCから普通の電話にも格安に電話がかけられるSkype (スカイプ)。ウチでもアメリカから日本への通話は全て Skype (Skype Out) で行うようになった。

話すときにはやはりエコーが気になるのでヘッドセットを使っているのだが、今使ってるのはヘッドホンにマイクが付いたようなモノでどうも話していても落ち着かない。(オレは頭がデカいので窮屈というのもある(笑))

何かいいのがないかなぁといつも思っているのだが、Skype Journal というニュースブログに面白いデバイスが紹介されていた。

Skype Journal: Testing the Free.1 Skype USB Phone from IPEVO
Thanks, IPEVO. IPEVO is a US sub of Taiwan Skype Partner PC Home.
The name means IP every where and helping you evolve your IP experience.
Free.1 is beautiful…
(ありがとう IPEVO。 IPEVO は台湾のSkypeパートナー PC Home のアメリカ子会社だ。 社名は IP (訳注: ネットワークのこと)はどこでも使え、あなたのIPを使った体験の進化を助けるという意味がある。
Free.1 はキレイだ…)

Free.1 という USB に繋げて使うヘッドセットなのだが、近未来風なデザインの中に、便利(そう)な機能をうまくつめこんでいる。サイトにはいかにして、こんな感じのデザインになったのかというデザインストーリーの情報も用意され、なかなか好感も持てる。

free.1

そして、Skype Certificate (スカイプ公認) というモノだけあるので技術的にもちゃんとしてると思われる。 これで今なら $29.99 (およそ 3500円) と、高くはないが気軽に買うほどでもないという微妙な値段だったりする。

もう一つは、少し前に Engadget で紹介されていた MPlat の FLASH_PHONE_F2K というモノ。

Engadget Japanese
flashphone f2k
Mplatの FlashPhone F2KはSkypeがインストールされたUSBメモリにマイク・スピーカ(ヘッドホン端子)が付いた「Skypeスティック」。ただUSB端子に接続すればVoIP通話ができる。

こいつはUSBメモリにヘッドセットをくっつけた感じで、USBメモリに Skype をインストールしておけば、そのメモリをPCに挿すだけで Skype を使った通話ができるらしい。 ただ、Engadget でも指摘しているように通話履歴が残る可能性もあったりとそんな簡単では無さそうだ。

でも、コンパクトな形でまとまっているし、USBメモリ+α というのが何かオトク感を出している。USBメモリのサイズで値段が違うようだが $39.9 (4500円ぐらい)から発売しているようだ。

妻は、今のでいいじゃんと乗り気じゃないのだが、試したい気持ちがウズウズしている。
でも、あったとしてもそんなに使うのかなぁ、今のヘッドセットより使えるのかなぁという疑問もまだ残る。 皆さんの中で他の製品でも構わないのでハンドセットとか使ったことある人がいたら是非コメントやトラックバックにて教えてください。


リチウムイオンバッテリーを長持ちさせるためには?

アップル – バッテリー

現在、充電式リチウムベースのバッテリー技術は、PowerBook、iBook、iPodに最良のパフォーマンスを提供しています。この標準バッテリー技術は、携帯電話やPDAなどのデバイスにも採用されています。アップルのバッテリーは、他のデバイスのリチウムバッテリー技術と同じ特性を持っています。それは、他の充電可能なバッテリーと同様、いつかは新しいものに交換しなくてはならないということです。

先日Apple が発表した iPod with Video のサイトを見ていたら、バッテリーに関するページへ行きついた。 ノートパソコンだけじゃなく、携帯電話やゲーム機などにも使われて一般的になってきたリチウムイオンバッテリーだが、まだ謎なところも多い。ちょっと読みにくい文章だった(笑)が、その分英語の文章などと見比べながら注意深く読んで理解することができた。 というわけで、今後のためにもまとめておこうと思う。

リチウムイオンのバッテリーはいつ充電してもいい

リチウムイオンバッテリーには「メモリー効果」のような現象はないので、好きな時に充電してもよい。

充電サイクル≠充電回数

リチウムイオンバッテリーの寿命として「充電サイクル」という言葉が使われる (iPodのバッテリーの場合 400回、Powerbook/iBook の場合は 300回の充電サイクルを過ぎると初期状態の80%しか使われなくなる) 。 しかし、この充電サイクルのカウントはフル充電から100%分使った場合に1回とカウントされるので、1日に20%分のバッテリーを使った後フル充電しても、同じことを5日繰り返すまで充電サイクルは増えない。

高温は大敵

アップル – バッテリー

iPodやノートブックコンピュータを定められた動作環境より高温の場所(35度以上)で利用すると、バッテリーの容量に恒久的なダメージを与えてしまう恐れがあります。

とあるように、暑いところではバッテリーそのものがダメージを受けてしまうようだ。夏にノートパソコンを車の中に放置するというのはもってのほか、ノートパソコンに装着して使うときは放熱をしっかりしないと動作中の熱で劣化してしまう可能性もあるかもしれない。iPod の場合 0℃~35℃、Powerbook/iBook の場合 10℃~35℃ が最適に動作する温度範囲で、22℃ぐらいが理想とのこと。

使わない場合は残量50%にして保管、しかし1ヶ月に1回は充電を

今、この文章を書いているのもノートパソコンなんだけど、AC電源で使ってばかりいるのでバッテリーは抜いている。 しかし、いつもフル充電の状態で置いていたのだが、その状態で長期間使わないでいると、バッテリー容量が減ってしまうとのこと。 これは気をつけなければ。 逆にバッテリーがカラになった状態で保管すると、過放電になってこちらも負担がかかってしまうらしい。

また、リチウムイオンバッテリーはバッテリーに内蔵されているマイコンによって充電サイクルや、バッテリーのどの部分を利用しているのかを学習、管理している。ノートパソコン用の場合、使わずに置いておくと自然に放電する分、マイコンの管理と実際の状況に差がでてしまう。 そこで、最低でも月に1度 (できれば 2,3回)、充電と放電を行いマイコンをリフレッシュすることでバッテリーを効率良く管理できるようになる。

iPod やノートパソコン用のリチウムイオンバッテリーはマイコンなんかも組込まれているため、どうしても値段は高くなってしまうし、バッテリーは少しでも長く持たせたいもの。 今からでも遅くないので、上に挙げたことに気をつけて使っていこうと思う。

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