Category: 02 アメリカ生活

Prop 8 (ゲイの結婚禁止) の投票結果は YES

大統領選挙とともに、差別がキーワードになっていると紹介したカリフォルニア州の Proposition 8 (Prop 8)。

大統領選はオバマ氏が黒人初の大統領に選ばれたが、ゲイの結婚を禁止するこの Prop 8は YES が 52.5%、NO が 47.5% という結果になり、改めて、ゲイカップルの結婚は禁止となってしまった。

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詳細な結果はこちらで結果を見ることができるが、シリコンバレーを含むいわゆる都市部はみんな NO なのだが、それ以外のエリアでは YES。トータルで YES が過半数を少しだけ上回るという結果に終わった。

通常は選挙結果が正式に認められるまでおよそ1ヶ月かかるため、その間はゲイカップルの結婚証明は発行されると言われていたが、一部のカウンティではすでにゲイの結婚証明の発行を停止するところも出てきているなど、現場は混乱している。 また、これまで発行された結婚証明は今のところ有効らしいが、無効になる可能性もあるらしい。

これを受けてNO派の人たちはさっそく訴訟をおこした。 内容は再度 Prop 8 によって、ゲイの結婚を禁止することは州法の変更じゃなく、改訂のため事前に議会の2/3に承認が必要なはずなので Prop 8 そのものの正当性を問うといったものらしい。 (Prop 8の Wikipedia より)

残念ながら、この件に関しては今回歴史は作られたなかった。 黒人大統領まで100年以上かかったことを考えると、人々の意識を変えるにはとてつもない時間や労力が必要なのだろうか。


CNN の映像が面白い / CNN が バラク オバマ氏 に当確を出した

さて、CNN などいろんな放送局が今日は選挙開票番組を放送してるんだけど、どこもCGを駆使していて面白い。

中でも驚いたのがコレ。 スターウォーズ、スタートレックの世界が実現。

シカゴのスタジオに35台のHDカメラを被写体を囲むように用意して、映像をニューヨークのスタジオに転送。 ニューヨークのスタジオのカメラのスイッチングに合わせて映像を合成しているらしい。 うーん、無駄に豪勢な合成。

なーんて書いてたら、今さっき CNN がオバマ氏に当確を出した。 はえー。というのも、8:00pm にカリフォルニアなどの西海岸の州の投票が終わったばかり。開票も始まる前に当確が出てしまった。

まぁ、出口調査などの結果から西海岸の州はオバマ以外ありえないという自信からだと思うんだけど何だかなぁ。ひっくりかえったらどうするつもりなんだろう。

というわけで、来年から大統領はオバマ氏に決まったようです。 これで経済とか持ちなおしてくれるかな?


Prop 8 – 同性結婚を認める?

大統領選挙も明日に迫った。世論調査では Barack Obama 氏がかろうじてリードを保っているが、「ブラッドリー効果」(世論調査では人種差別を隠すために黒人候補に投票すると言っていた白人の有権者が、実際は白人候補に投票する行動) という言葉もあるように、終わってみるまではまだまだどうなるかわからないところ。

大統領選挙とともに、差別という点でもうひとつ重大な投票がカリフォルニア州で行われる。Proposition 8 (Prop 8) というカリフォルニア州の条例で、内容は端的に言えば「ゲイ(同性愛者)たちの結婚を認めなくする」というもの。

カリフォルニア州は2000年に、結婚は男女間においてのみ認められるという Prop 22 という条例を可決。ゲイの結婚は認められないことが法文化されることになったが、2004年にSan Francisco市長に当選した Gavin Newson 氏は California 州法は全ての人が法の下に平等であるという原則があることから、Prop 22 はゆきすぎだと主張、San Francisco 市においてゲイの結婚を認め、結婚証明を発行すると発表した。

この行動にカリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事が待ったをかけ、約半年後には認めた結婚は無効になってしまった。 しかし、San Francisco 市はカリフォルニア州に対し異議を申したて、2008年5月15日カリフォルニア州の最高裁判所はProp 22 は法の下に平等の原則に合わず違法だと判断した。 これに合わせサンフランシスコも再びゲイの結婚を認めることとなった。

この直後、結婚は男女のみという制度を再度住民に問うための Prop 8 が認められ、今回の投票となったのが背景。 (Wikipedia の Prop 8 の項目から抜粋)

この条例に YES で同性結婚禁止、NO で同性結婚許可という投票になるんだけど、YES派、 NO派 ともにものすごい量のテレビコマーシャルを放映している。

YES派の主張は、同性の結婚っておかしくね? 2000年の Prop 22 でも禁止したのにそれをくつがえすのおかしくね? というちょっと感情に訴えるような論調。 マケイン氏は YES派。

対して、NO派の主張は、上に書いた歴史的なこともあり、ゲイの結婚を禁止することが平等であるか、差別にならないかということを中心に訴えている。 オバマ氏は NO派。

以前はYES派、NO派の露出度は同じように思っていたが、最近になって NO派の露出が激しい。特にハリウッドのスターがNOのコマーシャルに出たり、Google や Apple といった企業が NO だと表明。寄付金に関しても 10万ドル(およそ1000万円) 単位の献金のニュースが流れるように流れが NO に向かっているように思える。

先ほどの、Prop 8 の Wikipediaページによると、寄付金のトータルはほとんど変わらないが、10月1ヶ月間に関してはおよそ4倍 NO派の方がお金を集めている。

世論調査では NO派が何とかリードしているものの、こちらもどうなるかまだまだわからない。 差別がからんだこちらの投票の行方も明日は注目だ。

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アメリカの選挙活動 – Yard Sign

これまたあっと言う間にアメリカ大統領選挙まであと1週間を切ってしまった。 投票日は11/4(火、火曜日な理由はこちら) で、候補者たちは最後の追い込みに一生懸命になっている。

前回、Sarah Palin (サラ ペイリン)氏の登場で勢いに乗った共和党に決まるんじゃないかと書いたが、その後アメリカは金融危機、株価の大幅な下落といった緊急事態に直面。これに対し Sarah Palin 氏が的外れなコメントをしたりしてこちらも一気に信用が下落。 ペイリン氏の起用が結果として裏目になってしまった。

さて、アメリカの選挙では日本のような選挙ポスターというのは貼られないし、宣伝カーも走らない。 選挙活動の主な場はテレビCMやインターネットという感じだが、住民たちがボランティアで自分の家の前に掲げる Yard Sign (ヤードサイン) と呼ばれる下のような看板は昔からの選挙活動として根付いている。

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この Yard Sign は各候補者のサイトからオンラインでも買えて(オバマ氏マケイン氏)、この売り上げ選挙資金に使われる。

ウチのまわりを少しまわってみたんだけど、出している家は Obama-Biden ばかり。一軒、McCain-Palin というプラカードを出していた家があったんだけど、いつの間にやら失くなっていた。鞍替えか?

全米的にも今のところ Barack Obama (バラック オバマ)氏がちょっとだけ優勢に立っているわけだけど、金融危機が明日にはどうなってるかわからないだけにまだまだどうなるかわからない。火曜日までに何があるだろうか。


アナログ放送を止めてみよう

アメリカではテレビ放送が2009年の2月17日に、アナログ放送からデジタル放送に完全に切り替わる。 あと4ヶ月先のことなので、最近のニュースやテレビCMではまだの人は切り替えようとしょっちゅうアナウンスしている。

そんななか、アナログ放送をしている局が示しあわせて、放送を止めるテストをしてみようという面白いこころみが昨日行われた。

時間は 午後6時15分。 この様子、偶然にも見ることができた。iPhone で撮ったので荒いけどその時の写真がコレ。

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実際に放送を止めるとテレビの調子が悪くなったと勘違いする人もでてくるだろうから、「このテレビはデジタル放送が見られないよー」というアナウンスが3分ほど表示され続けた。

午後6時15分は、多くの局ではニュースが流れているためそのタイミングで合わせてデジタル放送へのアナウンスや現状などもおこなわれたようだ。

実はアメリカでは大半の人がケーブルテレビや衛星放送でテレビ番組を見ているのでいわゆる地上波を見ている人は少数派。

しかしながら、翌日のGizmodo(英語版)経由のニュースでは未だにアナログ放送でテレビを見ているアメリカ人の約20%、300万人がまだデジタルに移行してないんだとか。

移行にはデジタルチューナーを買う(だいたい$50 から $60 ぐらいするが、申請すれば$40のクーポンがもらえる)、デジタル対応の新しいテレビを買う、ケーブルテレビや衛星放送に加入する。という手がある。 手間はともかく金額的な負担はあまりないので、それだけテレビを見ない人、見なくてもいいかなぁと思っている人たちがいるということなのかもしれない。

日本もあと数年で同じようにデジタルに切り替わったと思うけど、これだけ移行の負担の少ないアメリカでもこの様子だと、残り20-30%の移行というのは思った以上に手間がかかると思ったほうがいいかもしれない。


McDonald’s のアイスコーヒー

日本のマクドナルドのコーヒーがおいしくなったという話をよく聞くが、こちらアメリカの McDonald’s でもコーヒーの人気が上がってきている。

マクドナルドと言えば、以前 McCafe というカフェブランドを展開するも失敗していたが、今回は単純に店で売っているコーヒーの味を見直すというシンプルながらも効果的な戦略が効いているようだ。

加えてアメリカでの新しいチャレンジがアイスコーヒー (Iced Coffee)の販売。

実はアメリカではアイスコーヒーの知名度はとても低い。スタバが登場し、アイスラテなどで少しづつ浸透してきたが、それもまだここ10年ぐらいの話で、レストランでもアイスティーはあるけど、アイスコーヒーはまだ置いてないところが多かったりする。

そんな中、マクドナルドは堂々の Iced Coffee という名前での商品を投入、CMでもマクドナルドのアイスコーヒーを結構宣伝していて気になったので飲んでみた。

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サイズの比較がないんだけど、これで 24oz (700mlぐらい)。 そして値段が $1.79 と結構オトク。 スタバのグランデアイスラテ (500ml ぐらい)が $2.60 ぐらいなので、値段、量ともにマクドナルドのほうがオトク感がある。

味のほうは、しっかりしたコーヒーの味にミルクの濃厚な味わいと混ざり結構いい味だしている。 シロップ分が少し甘すぎる感はあるが、しつこい甘さじゃないのが救いか。この値段でこの味は十分イケる。

何よりこのミルクの濃厚さというのはアメリカでは珍しい。 アメリカでは脂肪分を気にする人が多く、普通の牛乳でも3%ぐらいの乳脂肪分しかない(日本では少なくて 3.5 % じゃなかったかな?)。 おかげで、アメリカの牛乳は薄い(というかコクがない)のが特徴で、スタバのラテなんかは一味足りないと常々思っていた。

ところが、マクドナルドのアイスコーヒーはこのヘンがうまく調整されている気がする。 ただ、別の人のブログでは、マクドナルドのアイスコーヒー飲んだらむっちゃ腹こわしたというエントリを書いてる人もいたりと、それはちょっとヤバめな何かなのかもしれない(笑)。

まぁ、(おそらく)脂肪分もそこそこあって、甘いジャンキーな飲み物になっているのは事実だろうが、マクドナルドで売るのなら本格派コーヒーより今回のアイスコーヒーのほうがマクドナルドらしく、客も買いやすいんじゃないかな。

今回飲んだのはレギュラーというので一番ベーシックなものなんだけど、他にバニラとかヘーゼルナッツといったフレーバーもありなかなか面白そう。もうそろそろアイスコーヒーの季節じゃなくなってきてるけど、機会があれば別のも飲んでみたい。

と、いろいろ書いたけど、日本のマクドナルドのコーヒーを最近飲んだわけじゃないんで同じなのか、どっちがおいしいのかといったとこまではわからないんだよねぇ。もし、日本から出張でアメリカ来る人がいたら試しにマクドナルドでアイスコーヒー頼んでみて評価を聞かせてください。


党大会終わり、大統領、副大統領候補が指名される

今さら感もあるけど、アメリカ大統領選挙の話を少し。

2週間前に民主党、先週に共和党の党大会が行われ、それぞれ バラク オバマ (Barack Obama) 氏と ジョン マケイン (John McCain) 氏が公認候補として指名された。

大統領候補の指名に関してはこれまでの予備選挙で結果が出ていたので驚きはないが、党大会では Running Mate (ランニングメイト) と呼ばれる副大統領候補も発表され、これが大きな明暗を産みだしている。

民主党は予備選で最後まで戦った ヒラリー クリントン(Hilary Clinton)という噂は最後まで絶えなかったが結局は66歳の上院議員 ジョー バイデン (Joe Biden) 氏が指名された。

対する共和党は マケイン氏がひとめぼれしたという 44歳の現アラスカ州知事 サラ ペイリン (Sarah Palin) 氏が指名された。

この ペイリン氏、サラという名前からもわかるように女性。これだけでもインパクトがあったのに、この4月に第5子を産んでいた。 そしたら、その子は17歳の長女の隠し子じゃないかという噂がながれ、今度はその長女は現在妊娠中ということがわかり、噂は否定されるも、何だかなぁ状態に。 政治とは全然関係ないところだが、全米中にその名を轟かせた。

オバマ氏とマケイン氏が年齢や方針が相反しているため、それを補う形で副大統領を指名したらこれまた相反した人選になったということなのだが、話題性の高い共和党のほうが知名度を一気に伸ばしたことになった。

当初はオバマで決まりだろうと言われていた今回の大統領選だが、今回のドタバタも手伝ってか調査によってはわずかながらも共和党優勢という結果も出てくるようになってきた。

共和党=保守、民主党=革新というのが両党のイメージなんだけど、カリフォルニアのような移民の多い州は民主党を選んでも、まだまだアメリカの多くは保守的なため選挙は基本的に共和党有利に動く。

民主党の巻き返しとしてはヒラリーの力が必要だろうが、ヒラリーとオバマの確執はいまだにあるようだし、やはり大統領の椅子が欲しいヒラリー(とその支持者)としてはここでオバマが勝って最大8年待たされるよりも4年後のチャンスを狙ったほうがいいと思っている節があるのであまり期待できないだろう。 こんな状態では民主党は厳しい。

こうなってくると今回も共和党、マケイン大統領かなぁという気がしてきた…。


シリコンバレーの暑さ対策 その3 – Misty Mate

手や指を水にぬらして風にさらすと濡れた部分だけちょっと涼しく感じたことはないだろうか? この原理は手のまわりの水分が風によって蒸発するときに熱を奪うためで、気化熱とか蒸発熱とか呼ばれる。

これを利用して冷やそうというのが Misty Mate 社の製品群。個人向けのものはもちろん、庭で使うもの、ペット用などいろいろな製品が発売されている。

これを使えばちょっとは涼しくなるかなぁと思い、 Misty 2.5 というのを買ってみた。

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水を入れて、下側にあるポンプを数回押して圧力をかけ、そのあと MIST ボタンを押せばシュッと霧が吹きでるようになっている。

「霧吹きでもよくね?」 感はあるのだが、霧を吹き出すまでの儀式や専用の機械というのがより涼しさを感じさせるし、圧力をかけてしまえば縦だろうが横だろうが、逆さまだろうがワンプッシュで霧が出せ、霧吹きよりは腕や首筋などにかけやすいというのはある。

効果のほどは…まぁ、なんか爽快感はあるね(笑)。 冷やした水を入れると効果が上がるかも。

もともと、この製品はゴルフや、サイクリング、ハイキングなど電気の使えないアウトドアでの使用を考えているらしいので、そういったところで使うほうが効果を感じると思う。

ま、なんかめずらしかったし、ちょっとは暑さ対策になるかと思っての紹介でした。あ、この製品はたぶんアメリカでもそんな有名じゃないと思う…。


シリコンバレーの暑さ対策 その2 – Portable Air Conditioner

うちはこれまでは昨日紹介した Box Fanでなんとかしのいでいたのだが、今年は子どもが産まれたためもうちょっと対策を練る必要ができてしまった。

そこで購入したのが、Portable Air Conditioner (以下、Portable A/C)と呼ばれるモノ。冷却機能しかないものも多く、Portable Cooler とも言われる。 いわゆるエアコンなんだけど、室内機と室外機を1つにし、壁に穴をあけることなくエアコンを使えるようにしてしまったという何ともアメリカ~ンな発想の製品だ。

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なんかすごいつうか大袈裟っつうか…。 本体から出ている2本のパイプは、吸気用(下)と排気用(上)。 モノによっては部屋の空気をそのまま冷やすので排気用の1本しかないのもある。

日本のエアコンと言えば湿気も吸ってくれて室外機から出るのが一般だと思うが、Portable A/C の場合は排気パイプを伝って出たり、タンクに貯めるようになっている。

ウチのモデルはタンクに貯めるタイプで、しかもその水を機械の冷却に再利用するらしい。 ただ、このあたりは乾燥しているのでほとんど水が貯まらず効果のほどは不明。

で、肝心の冷却効果なんだけど、ウチが買ったのは 12000 BTU という家庭用の中では一番パワフルなヤツ。 LDK 合わせて 20畳程度、太陽に暖められた屋根の熱が天井にほぼダイレクトに伝わり、西日が壁を暖めるという最悪の状況で 2℃ ~ 5℃ ぐらい下がるという程度だろうか。 正直物足りないけど、うちのアパートの環境ではこの程度の効果でも御の字なのかも。

もちろん吹き出し口近くは常に冷たい風が出ているので、子どもを抱きながら吹き出し口の前をウロウロすればある程度は快適。 何より家の中に暑さから逃げられる場所ができるというだけでも買った意味はあったかな(笑)。

上の写真を見てもらうとわかるけど、吸排気パイプのあたりに布を垂らしている。これはウチの窓にブラインドが付いてるんだけど、パイプにひっかかってそれ以上下りなくなり外から部屋が丸見えになってしまうので、応急処置的に布を垂らしているというわけ。 Portable A/C のユーザはみんなこのあたりどうやってるのか不思議。

値段は少々はって $300~$500 ぐらいとなってます。(参考: amazon.com の Portable A/C の検索結果)

また、昨日の Box Fan、Window Fan じゃないけど窓にとりつける Window Air Conditioner というのもある。 (参考: amazon.com の Window A/C の検索結果) ちょっと取り付けが面倒そうだったのでウチはやめたが、アパートや家に備え付けるときはこのタイプのものが多い。

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シリコンバレーの暑さ対策 その1 – Box Fan, Window Fan

いやー、ここ1、2週間のシリコンバレーは暑いのなんのって。シリコンバレー近辺は夏でも朝晩は20度以下と涼しく、昼間でも気温がだいたい30度ぐらい、しかも空気が乾燥してるのでとても過ごしやすいのだけど、たまに35度以上まで上がることがある。 今回はこれがしばらく続いてる感じ。

San Jose のほうは少し暑くなりやすいこともあり、アパートや家にエアコンが完備というところも多いが、少し北にあるウチのあたりではエアコンがあるところは少ない。

そんなわけで、暑くなったときは何らかの対策が必要なんだけど、アメリカには日本とは違ったグッズが結構あるので紹介していこうと思う。

まず最初は定番、扇風機。でも、ウチで使ってるのはこんな感じの扇風機。

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この扇風機はとくに日が傾いたころから活躍する。 朝晩涼しいと書いたように、日が傾けば外は涼しくなってくる。 その冷えた空気を温まった部屋の中に強制的に送りこむための扇風機というわけ。 このタイプの扇風機を Box Fan (ボックス ファン) という。 こいつがイイのは安いところ。ウチのは Target で $10 ちょっだった。 (参考: : Box Fan の amazon.com の検索結果)

この用途にもっと特化したのが、Window Fan (ウィンドウ ファン) と呼ばれるもの。Box Fan が窓際に置くという感じなのに対し、Window Fan はより薄くなり窓に埋めこむという感じ。コンパクトでいいかもしれないけど、設置できる窓の種類とか大きさとか限られるんじゃないかな。 (参考: Window Fan の amazon.com の検索結果

ウチの扇風機に限らずアメリカの扇風機一般の問題は動作音。 最弱モードでも、結構な風量がありすごくうるさい。 日本と比べて部屋が広いというのもあるのかもしれないが、もうちょっと緩いモードがあってもいいんじゃないかなぁと思う。

いちおう日本の一般的な扇風機もあるけど、このあたりでは涼しさを求めるなら Box Fan や Window Fan の方が効率的かな。