大統領選挙とともに、差別がキーワードになっていると紹介したカリフォルニア州の Proposition 8 (Prop 8)。

大統領選はオバマ氏が黒人初の大統領に選ばれたが、ゲイの結婚を禁止するこの Prop 8は YES が 52.5%、NO が 47.5% という結果になり、改めて、ゲイカップルの結婚は禁止となってしまった。

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詳細な結果はこちらで結果を見ることができるが、シリコンバレーを含むいわゆる都市部はみんな NO なのだが、それ以外のエリアでは YES。トータルで YES が過半数を少しだけ上回るという結果に終わった。

通常は選挙結果が正式に認められるまでおよそ1ヶ月かかるため、その間はゲイカップルの結婚証明は発行されると言われていたが、一部のカウンティではすでにゲイの結婚証明の発行を停止するところも出てきているなど、現場は混乱している。 また、これまで発行された結婚証明は今のところ有効らしいが、無効になる可能性もあるらしい。

これを受けてNO派の人たちはさっそく訴訟をおこした。 内容は再度 Prop 8 によって、ゲイの結婚を禁止することは州法の変更じゃなく、改訂のため事前に議会の2/3に承認が必要なはずなので Prop 8 そのものの正当性を問うといったものらしい。 (Prop 8の Wikipedia より)

残念ながら、この件に関しては今回歴史は作られたなかった。 黒人大統領まで100年以上かかったことを考えると、人々の意識を変えるにはとてつもない時間や労力が必要なのだろうか。