Month: July 2005

iTunes Music Store のミュージックビデオをダウンロードする方法

コンピュータで音楽を聴いたり、音楽データを管理するのに使っている iTunes 。
ちょっとウインドウサイズがでかくて、動作が重いのが気にはなるけど、 iTunes Music Store で曲を買っているのと、やっぱり Apple らしいインタフェースが好きで使っている。

そんな、iTunes。 iTunes Music Store では Music Video というコーナーでプロモーションビデオを公開しているが、このビデオ、 iTunes Music Video Gateというサイトの助けを借りることでダウンロードできるようだ。

Music Videos のビデオはそれぞれ URL をコピーすることができる。 このiTunes Music Video GateではそのURLをもとに、ビデオファイルへのダウンロードURLを作成してくれるサービスを提供している。 原理はともかくダウンロードの詳しい方法は iTunes Music Video Gate に書かれているのでそちらを見てもらえば、簡単にできると思う。 すばらしい。

ダウンロードしたビデオは、iTunes に登録することで音楽データと同じように管理することができる。


7/26 に New Album 発売予定の Jason Mraz

ムービーの再生は、はじめ アートワークエリアで行われる。 別ウインドウで再生するためには、
アートワークのエリアで再生されているムービーをクリックする。 また、アートワークエリアの下に並んでいるボタンのいちばん右にある fullscreen.jpg ボタンをクリックすることでフルスクリーンで再生することもできる。

Music Videos はデータが500件以上あるのに探すのが大変だったり、 Apple の気が変わったらダウンロードできなくなるかもしれないが、せっかくPCで音楽を聞くのであれば、音楽データとプロモーションビデオをまとめておくことで、CDで聞く以上の楽しみかたができそうだ。

余談だが、うちでは再生中にシークバーをクリックして再生位置を変えるとうまくいかなかったり、クラッシュする現象にぶつかった。 うちだけ?


スペースシャトル2年ぶりにまもなく打ち上げ、その裏で…

コロンビアの事故以来2年ぶりとなるスペースシャトルが間も無く打ち上げですね。
今回は日本人の野口聡一さんも搭乗していることから、日本でもたくさん報道されているのではないでしょうか。

昨年ケネディ宇宙センターに行って以来、にわか宇宙ファンになったオレはこの記念すべき打ち上げを見学に行こうと思い、特別チケットを購入していたのだった。

もともと今回のシャトルの打ち上げは5月15日の予定だったので、日本に遊びに行く前に見にいけそうだと思っていたのだが、打ち上げは7月に延期、それをうけて我が家の日本旅行の調整したら飛行機が満席で6月になってしまった。

日本に行っている間も少し仕事したし、7月にまた休みをとればいいかと思っていたら、日本から帰ってきて風邪で予定外の欠勤。 さすがに7月にもまた休みを欲しいとは言えず見送りとなってしまった。 たしか数百枚しか発売されない貴重なチケットなのに無駄にしてごめんなさい。

というわけで、チケットは無駄になってしまったのだが、そのチケット。届いたのが何と、

12日(昨日)の午後

打ち上げまで24時間切ってるし。

UPS Ground というトラックを使った宅配便だったのだけど、トラッキング(配達情報)を見てみたら7/1にフロリダを出発し、途中独立記念日のため足踏みし、実に11日かけてカリフォルニアまで届いたのだった。 これじゃあカリフォルニアの人はほとんど見に行けてないと思うんだけどどうなんでしょう。 金返せと言ってみるか。

sts-114.jpg
届いたパッケージの中身

しかも 13日は朝8時30分までにケネディ宇宙センターまで来いって言ってるし。

830.jpg

NASA はWebでライブ中継をやっているのでそれを見ることにします。
NASA TV
日本では JAXA も中継サイトを持っているようです。
STS-114打ち上げカウントダウンページ


福寿焼 (おせんべい)

fukujuyaki.jpg

ジャパンレールパスのことを書いていてまた思いだした。 アメリカ生活からもうちょっと脱線させてください。

日本に行ったときにどうしても寄りたいと思っていたのが、栃木県佐野市にあるおせんべい屋さん。

この近くに住んでいた祖母がよく送ってくれたのがこのおせんべいで、子供のころからおせんべいといえばこの味というぐらい慣れ親しんだ味だった。

その味は、シンプルなしょうゆ油。 しかし、ほんとうにお米を焼いたとわかる香ばしく、歯ごたえも十分なお煎餅と合わせることで、おせんべいとしてこれ以上望めないものになっている。 このお店では他の種類のおせんべいも売っているが、福寿焼というのがイチバンだと思う。

お店は、JR両毛線、佐野駅の近く。 ただお店の方は正直、繁盛している風ではなく、おじいさんがなんとか切り盛りしているという状態。 行って店構えを見るとショボくて驚いてしまうかもしれない。 しかし、味は本物。 保証します。 佐野の厄除け大師も近くにあるので、厄除け帰りなどに寄ってみてはいかがでしょうか?

福寿焼本舗 (斎藤米菓有限会社)
栃木県佐野市天神町727 (地図(Goo Map))
TEL: 0283-22-1301
ホームページ等はありません


Japan Rail Pass (ジャパンレールパス)

JR は外国に住んでいる人向けに ジャパンレールパス という特別切符を発売している。 この切符がすごいのは、新幹線(のぞみ以外)でも特急でもJRバスでも何でも一定期間乗り放題というところ。 青春18切符のゴージャス版という感じ。 まぁ、値段もそれなりに高くて一番安い普通車に7日間乗り放題という切符が28,300円となっている。

この切符は外国の永住権を持っている日本人でも使うことができるので、先日日本に行ったときに使ったのだったが、調子に乗って乗りまくっているうちに風邪で倒れたりして、紹介しそびれてしまった。
それはさておき、これがその切符。

railpass1.jpg

浮世絵ドーン。

とインパクトのある切符になっている。 ただ、切符にしては少し大きい。
これは、この切符を使うときは外国人であることを証明するためにパスポートの提示が必要になることもあり、パスポートと一緒に携帯しやすいようにとパスポートサイズになっているようだ。 (今回、一度もパスポートの提示を言われたことはなかったけど…)

railpass2.jpg

中はこんな感じで、有効期限の大きなスタンプが押され、モザイクをかけたところに名前とパスポート番号とかが書いてある。 見てのとおりただの紙なので、自動改札は通れずいつも有人改札のを使わないといけない。

この切符を買うためには、まず海外の旅行代理店で引き換え券を購入し、それを日本のJRの窓口でパスポートを提示して、この浮世絵切符に換えてもらうようになっている。 日本の人には馴染みのない切符だが、もしも海外に住むようになったときは覚えておくと便利かも。


No Fireworks!!

アメリカは今週の7月4日が独立記念日。

この日はアメリカがイギリスから独立した記念すべき日で、アメリカ各都市で花火が打ち上げられることで有名だ。 (聞いた話では、このために日本から花火職人が呼ばれるらしい) 昔は、個人でも7月4日にロケット花火などを打ち上げる人がたくさんいたが、火災や事故の危険から、個人の花火を禁止する自治体が増えてきた。

オレが住んでいる市や、その周辺の市でもそう。 隣のRedwood City市では数年前からいろんなところで No Fireworks (花火禁止)という看板を掲げて、個人の花火を禁止するように訴えている。 で、ウケたのが、下の写真の景色。 ずっと前から紹介したいと思っていたが、看板は短い期間しか設置されないのでなかなか撮影できなかった。 今回、運よく車の助手席に乗っていたときに通ったのでピンボケながら撮影することができた。

NoFireworks.jpg

Macromedia のビルの前に No Fireworks の看板…。

今や、それほどのことじゃないか…。


逆境とは!

逆境とは!!!

思うようにならない境遇や、不運な境遇のことを言う。

一見、すごいことを言っているように思えるが、よくよく考えると何じゃこりゃというセリフやシーンが満載の漫画、逆境ナイン。 オレはそのギャップが好きで、大学時代にコミックを読んで以来のものすごいファンだ。 なんと、この漫画が映画化されてしまった。 この漫画が好きな人たちが、逆境を乗りこえて制作された映画なだけに原作の雰囲気を残したいい映画になっているようだ。

漫画の映画化にはCGが必須だが、CGの制作に関する話は今日のMYCOM PC WEB の 逆境を笑い飛ばす! 映画「逆境ナイン」公開 – 奇想天外映像の作り方! という記事にうまくまとめてられている。 これも必読な内容だ。

日本の皆さんはもう見ただろうか?

オレはものすごく見たい。 けど、見られない。 これも逆境かー???。

少林サッカー風でアメリカでも結構イケると思うんだけどなぁ。 カンフーじゃないけど、アメリカ人も好きなベースボールだし。 日本映画代表としてアジア映画フェスティバルとかに出展してみてはどうでしょう。 > 製作者の方々

リンク: 映画公式サイト (なかなか面白い)


SlingBox 発売

sling.jpg

コメントでも教えていただいたが、以前日本のテレビ番組をアメリカで見る (5)で紹介した SlingBox というデバイスが6月30日にアメリカで発売された。

このデバイス、ビデオ出力やテレビの映像、および音声をネットワーク(インターネット)を介してPCに配信するサーバ機能を提供する。 すごいのは配信するだけじゃなくて、ネットワーク越しに機器をコントロールする機能も提供してくれるところ。 つまり、普段はリモコンを使ってチャンネル変えたり、再生、停止という操作をしているが、SlingBox を使えばインターネットを介しても同じことができるようになる。

あまりにも変わっているため、まだピンと来ないかもしれないが、そんな人は PC Magazine のレビュー記事 にある Video (See the Slingbox in Action! と書いてあるリンク)を見て欲しい。

機器を操作する原理は SingBox からのびたケーブルの先についた IR Braster と呼ばれるリモコンの発光部が、操作したい機器のリモコンの受光部に信号を送るというとても原始的な物になっている。 機能としては確認できなかったのだが、コメントに書きこんでくれた方の情報では、学習型のリモコンということなので、日本の機械にも使えそうだ。 (学習型でなかったら日本の機器では使えないのでこのヘンは自己責任でお願いします。)

ここまでを総合すると、自宅のハードディスクレコーダにSlingBoxを繋げれば、会社でも、ホットスポットでも、友人宅でも、アメリカからでもインターネットがあればそのハードディスクレコーダを操作し、録画した映像を見たり、あらたに録画の予約をしたりすることができるのではないだろうか。 個人的にはそのままではテレビに出力する方法がないのが残念だが、これまでになかった面白いソリューションだと思う。

デバイスの値段は$249 だが月々の会費等は不要。 現在は CompUSA という量販店で、7月10日からは BestBuy でも買うことができるようになるらしい。 まだ人柱状態になってしまうが、度胸のある方、買ってみてはいかがだろうか?


Warriors 今年のドラフト指名は予想外の Ike Dioge (アイク ディアーグ)

これまた少し遅れた情報になってしまったが、今年のNBA Draft が 6月28日 に行われた。

5月に行われた NBA Draft Lottery によって、最初に選手を指名する権利をもっていた Millwaukee Bucks は Andrew Bogut (アンドリュー ボガート) というセンターの選手を指名した。

同じくビッグマンを探していた、指名順位9位の Warriors。 予想はAndrew Bogut に次ぐ、今ドラフト2番目に良いと言われているセンター Channing Frye (チャニング フライ)、 もしくはドラフト前に選手を評価するトレーニングに何度も呼ばれていたフォワードの Danny Granger (ダニー グレンジャー) という予想だったが、Channing Frye は Warriors の一つ前の指名順位である New York が先に指名してしまった。

Channing Frye が指名されて、では Danny Granger かと思ったところ Warriors が指名したのは Ike Dioge (アイク ディアーグ) という、これまで全然名前が挙がらなかった選手だった。 しかし、Ike Dioge はアリゾナ州立大学が所属するPAC-10という大学リーグで今年、得点とリバウンドで1位に輝くという成績を残している。 身長はそんなに高いわけじゃないが、インサイドで活躍できるタフさに注目しての9位選択というのが最初の見方だったが、実は彼は中長距離からのシュートも得意らしい。 そう聞くと、面白い選択ではないだろうか。

2004-05 シーズンの NBA を見ていてぼんやりと感じたのは勝負を决めるのはインサイドからアウトサイドに移ってきているのではということ。 きちんと説明できるわけではないが、おそらく3ポイントの技術が向上してきたからだろう。 試合における3ポイントの占める重要度が上がってきているような気がする。 オリンピックでアメリカ以外のバスケチームが、外からガンガン决めてきてアメリカが追いつけなかったのと同じようなことが起きつつあるという感じだろうか。

Warriors の顔ぶれを見ていると、Davis, Fisher, Dunleavery, Murphy, Pietrus … 大くの選手が中長距離を得意としている。 どことなくWarriors の目指すチームも中より外に重きをおいているような気がする。 もちろん、アウトサイドだけでは勝ち続けられないのも事実なので、今いるFoyle, Biedrinsにはローポストプレイなどを今のうちに練習しておいてもらいたいところだが…。

ドラフト2巡目では高卒ルーキーとなる Monta Ellis (モンタ エリス) と Chris Taft (クリス タフト) という2選手を選択、今年は2001年の Richardson, Murphy, Arenas 以来の久々の3選手が新しく加入ということになりそうだ。


ジャパンツアー2005: やっぱりセントレアはすごかった

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ずいぶん時間が経ってしまったが、 6月20日 アメリカへ帰るために再びセントレアへ。

日本への帰国時に迎えに来てくれた両親は人はもうそんなにいないと言っていたが、着いてみたら結構すごい人。 写真はチェックインした後、昼食を探しにレストラン街へ行ったときのもの。 13:00近くという時間もあるが人がいっぱいでやはりセントレアはまだまだすごかった。 ぱっと見、そのまま旅行に行くひとはほとんどいないように見えたのだが、実際の旅行者はこの中のどれくらいだったのだろうか?

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見学ツアー(有料)の様子。 耳にレシーバーを付けて、他の人が聞けない&大声でまわりに迷惑をかけないようになっている。 見学ツアーがあるというのが何とも観光名所風な雰囲気を醸し出してる。 でも、関空とか赤字な空港が多いなか、おもいきって観光名所としてどしどし人を集めちゃうという方法は結構面白いんじゃないだろうか。 ただ、旅行者は優先してもらえるといった混雑対策をもっとしっかりとってもらいたいけど。

さて、このセントレア空港。 日本へ行く飛行機の中では “Central Airport” という呼ばれ方をしていた。 聞き間違いだったのかなぁと思ったが、帰るときに乗った電車の英語案内に

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Central Japan International Airport” という表示が。 あー、中部国際空港か。 セントレア空港の英語のWebサイトでは Centrair で統一してるのに造語なだけに海外の人は使いたがらないのかな。

そうそう。 帰りの機内で出たオレンジジュースに面白い記述が。

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販売者の住所に注目。 セントレア市は実現しなかったが、セントレア1丁目というのは実在するようだ。

セントレア1-1 は英語で書くときは

1-1 Centrair
Tokoname, Aichi
JAPAN

それともローマ字で

1-1 Sentorea
Tokoname, Aichi
JAPAN

どっちなんだろう ???? (セントレアの英語サイト では 1-1 Centrair でした。)

そういえば日本のアパートの名前も英語にするとき苦労したなぁ…。

なんて考えてるうちに

sf.jpg

無事、サンフランシスコへ。 今回はトラブルもなく1度で帰ることができた (前回の帰国の時の様子)。

しかし、この後風邪をひいて1週間倒れることになるとは…。 やっと調子が戻ってきたのでこれからまた普通に更新できそうです。