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Star Wars Episode III のオープニング

Star Wars: Episode III | Episode III: How It Begins
For completists and chroniclers of Star Wars history, here is the title crawl text for the entire Star Wars saga, including Episode III.
(完璧主義者および、スターウォーズヒストリーの歴史編集者のために、エピソード3を含むスターウォーズサガ全てのタイトルテキストを用意した)

アメリカでは2005年5月に公開されるスターウォーズのエピソード3。 現時点では、シリーズの最終作となっているこの作品の情報が、公開に向けて少しずつ公開されはじめている。 上のページには少し前に発表されたエピソード3のオープニングテキスト (Star Wars の開始直後に画面の手前下から奥へ流れるテキスト) が公開されている。

エピソード3のオープニングはコルサント上空での宇宙戦のシーン(それも、これまでで一番規模の大きいモノらしい)から始まることはしばらく前から発表されていたが、その背景がこれで少し明らかにされた感じだ。

エピソード2の時は撮影中の様子などいろいろな情報が無料で公開されていたが、エピソード3では有料会員制度がとられて無料で手に入れられなくなってしまった。 それでも Web Documentaries ではQuicktimeによる動画なども公開されていて(肝心なところは見られなくてもどかしいが…)、エピソード3 の様子を垣間見ることができる。
11月に公開されたティーザー予告編に続き、予定では3-4月に次の予告編も公開編も公開されるらしい。 気になる人は、そろそろこういった情報を集めて盛り上がってみてはいかがだろうか?

オープニングテキストはこんな感じになる。

見たくない人はここでさようなら。

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Google Maps の価値

Google が Google Maps にて地図検索サービスを開始した。 試しに、Googleの本社 でも検索してもらったらわかると思うが、地図はとても見易く、地図をマウスでドラッグすると動かせたり、ダブルクリックした場所が真ん中に移動するところなど、素晴しいインタフェースになっている。 Google がまたこういったサービスのレベルを上げてしまったようだ。

GoogleMaps.jpg

アメリカでは Yahoo! MapsMap Quest といったサービスが既に提供され人気を博している。 Google Maps はそれに真っ向から勝負を挑んだ形になるが、何で Google が地図検索? と思う人もいるのではないだろうか?

アメリカでは、全ての道には名前がついていて、Street Number と呼ばれる番号が順番に振られているので、住所から比較的簡単に地図上で場所を見つけることができる。

例えば Google 本社の住所

1600 Amphitheatre Parkway
Mountain View, CA 94043

は、 Amphitheatre Parkway(アンフィシアター パークウェイ) という名前の道の 1600 番という意味になり、Amphitheatre Parkway という道をみつけられれば、自然と Google 本社まで辿りつける。 (現在 何番なのかは道を走っていると建物の前や標識などいろんなところに書いてある) もちろん、会社やお店の場所だけでなく自宅の住所でも同じよう場所を見つけることができる。

これに加え、オンライン検索サイトでは Direction というカーナビのルート検索と同じことをしてくれる機能もあるため、Direction の結果をプリントアウトしておけばカーナビ代わりに使うことができる。そんなこともあって、アメリカでは現在でもカーナビは高級車のオプションといった感じでまだまだ一般的なものではなく、多くの人オンラインの地図検索サービス(をプリントしたもの)や、紙の地図を使っているのが実状だ。

こんなわけで、アメリカでは地図検索サイトは日本の人が思う以上にアメリカ人の生活に密着していて、とても多くの人が集まる。

そして、ユーザがある住所を入力するということは、その辺りに興味があるということで、近辺の情報を提供することでより意味のある検索結果 (および広告) が提供できることから将来が注目されている分野だ。 なので Google が参入したくなるのも自然なことだろう。

現在 Google Maps は Google Local の情報をオーバーラップで提供しているだけ(これはこれで便利)だが、Yahoo! Maps は Yahoo! Local の情報に加え、渋滞情報もリアルタイムで表示する機能ももっている。 この分野に Google がどういった付加価値を加えていってくれるのだろうか楽しみだ。


スーパーボール2005 のCM

前回のエントリで書いたように、昨日アメフトの全米一位を決定するスーパボールが行われた。

全米一の人気スポーツであるアメフトの頂上決戦ということで毎年、多くの注目を浴びる。 そんなスーパーボールのテレビ中継は視聴率も稼げることから、そこで放送されるCMはいろんな会社が趣向凝らして作ってくるのでオレは毎年楽しみにしている。

放送されたCMは iFilm のスーパーボールコーナー で公開されている。 見逃した人、アメリカにいない人も観ることはできるので、時間のある人はぜひどうぞ。

オレの今年のベスト5はこんな感じ (JavaScript が使われていたため、直接リンクが貼れなかったので、上のiFilmのページへ行ったあとに、同じタイトルのリンクをクリックしてください)

Bud Light: Parachutin
コテコテのオチなんだけどインパクトがあった

GoDaddy.com: Strapless
知らない人が観てもなんじゃこりゃという内容だが、実はドメインレジストラのCM。 こんなんで何億もCM代を使ってもいいのか?

Fedex Dancing Burt
Fedex が研究したスーパーボールでウケるCMの10のポイントとは?

McDonalds: Lincoln Fry
先日、eBay にて聖母マリア様の顔が浮きでたトーストが落札されたことを皮肉ってリンカーンのようなシルエットのフライドポテトがみつかったと大騒ぎ。最後に落札するのは….。 Webサイトもある。 http://lincolnfry.yahoo.com/

Frito Lay: MC Hammer Makes a Comeback
おぉ、MC ハマー。 少年が放つ “Where have you been?” という質問は全米中が思っていたことだろう。

毎年アメリカの経済の状況でCMのラインナップが変わると言われている。 5年ほど前は ドットコム企業ばかりだったらしいし、数年前はマトリックスをはじめ、映画会社の予告編が目立った。 今年の傾向としては車業界のCMが増えたように思う。 さて、来年はどうなっているだろうか?

そうそう。 Paul McCartney はポロリもなく “Drive My Car” – “Get Back” – “Live and let die” – “Hey Jude” という4曲を演奏。 バンドは、1人メンバーが変わった? でも、相変らず丁寧な演奏でさすがという感じ。 “Live and let die” は屋外ということで、いつもの花火がものすごいスケールで打ち上がってサイコーだった。


Paul McCartney のスーパーボールハーフタイムショーはどうなる?

When did McCartney become wholesome?
“I don’t expect a wardrobe malfunction,” McCartney joked Thursday. “I had an inkling that my invitation had something to do with what happened last year.”
(「wardrobe malfunction はやらない」マッカートニーは木曜日の会見でジョークを語った。 「私が選ばれたのは昨年のようなことを起こさないためだとわかっている」)

昨年、ジャネットジャクソンがパフォーマンス中に胸を露出するという冗談だか、マジだったのかわからないハプニングがあって以来、その理由として使われた wardrobe malfunction (衣裳の不備) という言葉がジョークとして使われるようになった。 アメリカで流行語大賞があったら間違いなく上位に喰い込む言葉だっただろう。

さて、今年のスーパーボールは今度の日曜日 2/6 に行われる。

ハーフタイムショーは 御歳60 を越えたポールマッカートニー。 個人的にはポロリとは関係なくうれしい人選なんだけど、彼が選ばれたということより、ポロリの翌年のパフォーマンスがどうなるかというところに注目が集まっているところはちょっと悲しい。 ポールはどちらかと言えば Let it be や Hey Jude といったスローな曲で有名だが、スーパーボールというお祭りの場でどんな曲を演奏するのだろうか楽しみだ?

「wardrobe malfunction はやらない。」 なんてジョークとしては弱いと思ったら、会見の映像をニュースで見たら 「wardrobe malfunction はやらない。 だって裸でステージに立つんだから」 というジョークだった。 ┐(´ー`)┌ヤレヤレ


似非セグウェイ

クイズ番組の景品の一つとして紹介されていたこの商品。 一見するとSegway と見間違えるぐらいだが、よーく見ると大きなタイヤの後ろに補助輪のようなタイヤが…。

この商品は rad2go という会社が発売している Q という商品。 Segway が1台 $4000 ぐらいなのに対し、Q は $1000 とおよそ 1/4 の値段。 ジャイロを使い2輪にして人を乗せて動くことができるSegway に比べると、コンパクトなスペースに4輪を納めてしまうという安直で、あまり見栄えがよくないながらもSegwayが目指したことがほとんど達成できてしまっているような気がする。

Q のようなまさにセグウェイという乗り物はもちろんのこと、キックボードタイプをはじめ最近はいろんなメーカから電動スクーターを販売している。 こういった製品が人々の需要をそれなりに満たしていると Segway はますます売り上げがあがらないだろうなぁ。


アメリカでゴーカート

gokartracer.jpg 先日、友人が行って絶賛していた屋内カートレース。 オレも行きたい! ということで連れていってもらった。

GoKart Racer というそのカート場(左の写真)は、SFO (サンフランシスコ国際空港)から南へ少し行った Milbrae と Broadway の Exit の中間ぐらいにある。 フリーウェイ101沿いにあるのでSF、シリコンバレー近辺に住んでいる人のなかには既に知っている人も多いのではないだろうか?

GoKart Racer には、屋内にちょっとしたアップダウンも含む1周およそ300mのコースが用意され、ドライブするためには レーシングスーツ、ヘルメット(ともに無料レンタルできる)を装着した上でカートを運転する(ヘルメットの下に付けるフェイスソックス(銀行強盗が顔を隠すマスクみたいなヤツ)は最初に$2で買う必要がある)。

コースには係員がいて、イエローフラッグやブルーフラッグを振ったり、タイムは各カートについた発信機を使って1/100単位で計測し結果は Web で見られるようになっているなど結構本格的だ。 その分、Practice(練習)走行で $25、Race(レース)は$45 とちょっと高く大人のスポーツ(遊び)といった感じだ。

kart.jpg

今回トライした Race セッションは 5分間のタイムアタック、その後15分間のレースをするという感じ。 全部合わせても 20分と短かそうに思えるかもしれないが実際はもう大変。 上の写真のような本格的なカートに乗って、パワステも付いていない重いハンドルをきって滑りまくる車を力で捻じ伏せ、アクセルを踏みすぎるとフッと飛んでいきそうな恐怖心とも戦いながら、0.01秒でも速く走ろうとするのはとても大変。 レースが終わった後は腕はガクガク、体はフラフラ、喉はカラカラ。 ものすごい運動になった。

start.jpg
race.jpg

写真: 予選の順位に従ってグリッドに付いてレーススタート (写真はオレではなく別のレースの様子)

でも、レース後は「あーこのコーナーうまくまわれなかったんだよなー」、とか思ったり、他のドライバーの運転を見て「こいつ速っ」と感心させられたりと、自分はまだまだうまくなれそうな気がして次も行く気マンマン。

カート場は他にも Speedring といったところがシリコンバレー近辺にあるようだ。 日本ではほとんど聞いたことがなかったが、アメリカではこんな一般なスポーツ(遊び?) だったとは驚いた。 こういった土壌がモータースポーツ文化を生みだすのだろうか。

おまけ:

スーパーとかに追いてあるショッピングカートは Cart 。 ゴーカートは Kart とスペルが違う。


Warriors vs Supersonics

弱っちい Warriors を見るのがイヤだと今シーズンはなかなか会場に足を運ぶことがなかったが、この前の金曜日に今シーズンはじめて、Arena in Oakland で Warriors の試合を見てきた。

対戦相手はよりによって Seattle Supersonics 。 大した補強もしていないのに昨年までの弱小ぶりが嘘のように今シーズン快進撃を続け、Northwest ディビジョンでトップを独走しているチームだった。 コテンパンにやられそうなのは予想できたが、始まってみると何と 0-16 という最悪のスタート。 Warriors は始まって7分ほど1点も取れなかった(左の写真)。 座席は以前おすすめした値段の席だが、エンドラインの真ん中の方になってしまい、ゴールが少し邪魔したのは残念。

0-16 の後フリースローで1点目をとると会場は早くも大歓声。 半分バカにされたような感じだったが、逆に、これで一つにまとまったという感じだった。 この声援を受け盛り返す Warriors 。 Calbert Cheaney の活躍によって前半を1点差で折り返し、後半には何とリードを奪うほどだったが、同点を賭けた ラストプレイで Derek Fisher の3ポイントが决まらず、85-88 の敗戦となってしまった。

そして、昨日の at Clippers 戦にも負けてしまったため、1月の Warriros はなんと 1勝14敗。 ケガ人が多かったとはいえ厳しい結果だ。 会場でも見ていてわかるのが戦略が徹底されていないこと。 ケガ人が続出でロスターが安定しないからか最近はセットプレイより、昨年のようにフリーなプレイヤーにどんどんボールを回してシュートを打つことが多くなっているようだが、中途半端なところでラストパスを出すところがよく見られ、各選手のプレイを消極的にさせているような気がする。

オフェンスではスクリーンのかけかたも中途半端、皆がボールをもらおうとボールを持っている選手の近くに集まってくるのでリバウンドも取れない、ボールのまわりにディフェンダーも集中するので余計にシュートが打ちにくくなるというように泥沼の状態だ。 ディフェンスでは逆に相手のスクリーンにひっかかり過ぎ (とくに Fisher、 Murphy) 。 これでディフェンスがボロボロになり、バックアップに行けば行くほど相手に攻撃のチャンスを与えてしまっている。 まずは、ディフェンス面の改善、そしてオフェンス面での各自の役割を徹底、得意な攻撃パターンをいくつか用意して自信を取りもどしてもらいたい。

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Mac Media Center プロジェクト

The Mac Media Center Project – Turning Mac Mini into a Media Center
This projects plans to develop a free Media Center application for the Apple Macintosh, bringing togther the power and intuitiveness of the Macs’ built in applications under a simple interface, for use as part of a Home Theatre system.
(このプロジェクトでは ホームシアターシステム用のシンプルなインターフェースの中に Mac にプリインストールされたアプリケーションのようなパワフルで直感的な機能をもたらす、フリーのメディアセンターアプリケーションを開発を行う予定です。)

Mac mini が発表されていろんな人が考えたのが、Mac mini をテレビと接続していろいろしてみたいと思うこと。 Apple も Mac mini のページの中で、「別売のS-Video/コンポジットビデオアダプタを使ってリビングルームのテレビと接続すれば、Mac miniに入れた写真・ビデオ・音楽を楽しめます。」 なんて書いているぐらいで、こういった分野での可能性を探っている感じもする。

そんな中、Engadget.com では今週のHow to 特集として Mac mini をメディアセンターにする方法 を紹介、テレビやステレオアンプに繋げたりする方法を紹介、最後ネットワークに接続された別のPCから VNC を利用して Mac mini をコントロールするという方法が紹介されていた。

けど、この操作方法ではまだまだ初心者には敷居が高いし、第一カッコよくない。
そんな問題を解決するようなプロジェクトとして、 Mac Media Center プロジェクトが立ち上がった。 フォーラムの方ではUI のアイデアイメージが投稿されているがどれもクールでこれが実際に動きだしたらと思うとワクワクしてくる。 Mac mini 向けといっても他の Mac でも動くはずだし、iMac や Powerbook などで実行してみても面白そうだ。

当面は、再生機能を中心に実装されていくようだが、これにテレビ録画機能とか付いてくると、Mac mini は比較的安く、静かで、安定した録画サーバができるようになって面白い選択肢になってくるかもしれない。


EA と セガ のスポーツゲームを巡る仁義なき戦い

ITmedia Games:セガ、米スポーツゲーム開発子会社を売却
セガは1月25日、米国でスポーツゲーム「ESPN Videogames」を開発していた子会社Visual Concepts Entertainmentを米Take-Two Interactiveに売却すると発表した。
 セガは米国向けスポーツゲーム開発から事実上撤退、今後はTake-TwoがESPNシリーズを開発販売し、セガは日本を含むアジア地域でTake-Twoソフトの一部を受託販売する。

ガーン。

オレの好きな ESPN NBA 2K シリーズを販売していたセガが、その子会社で開発を請け負っている Visual Concept を手放し、スポーツゲーム開発から撤退してしまった。

新型PS2 を入手 のエントリの最後に、エレクトロニックアーツ (EA)社とセガのスポーツゲームに関する話を少し書いたが、すごい話になってきたのでまとめてみようと思う。

アメリカで一番人気のスポーツは NFL (アメフト)。

エレクトロニックアーツ (EA)社はそのアメフトを題材に超有名解説者 John Madden (ジョン マッデン)と組んで Madden NFL というゲームをリリース。 アメフトゲームの定番として定着し、スポーツゲームにおけるその基盤を作った。 その後、EA スポーツとして NBA(バスケ), NHL(アイスホッケー), MLB(メジャーリーグベースボール) といったスポーツゲームシリーズを展開しスポーツゲームと言えばEAと言われるような存在となった。

一方、セガはソフトの種類の少なかったドリームキャスト用のスポーツゲームということで、2K シリーズを自社で開発、販売しドリームキャストユーザに好評だったところからスタート。 ドリームキャストが生産中止になってからは2Kシリーズは PS2 や Xbox などに移植された。 その後はスポーツ専門のケーブルチャンネルである ESPN と提携し有名解説者の解説を入れたり、昨年発売された シリーズ6作目となる 2K5 シリーズは $19.99 という挑戦的な値段で発売するなどといった努力によって、スポーツゲームで40%のシェアを獲得するなどその存在感を増していった。

セガが好調になってくるのが気にいらないのが EA。

いろんなところで2Kシリーズの邪魔をしはじめた。

まず、アメフトを管理するNFLと、今後5年間 NFLのアメフトゲームを独占的に作る契約を締結。 これによって他のメーカはNFLのチームや選手を利用したゲームを作ることができなくなってしまった。 そして、NBAとも同じような独占契約を結ぼうとしていたという話も噂された (EAは否定しているという話もあるが…)。 結果としてはNBAは「EA との独占契約は市場を狭める可能性がある」ということでうまくいかなかったらしい。

EAは次に 2Kシリーズが提携している ESPN へ提携を提案し、なんと15年契約を結んでしまう。 これにより 2Kシリーズは ESPN の名前と、有名な解説者なども使えなくなってしまった。

こうした結果から、イチバンの稼ぎ頭であるアメフトのゲームが販売できなくなり、ESPNというメジャーブランドも使えなくなったことからセガはスポーツゲームからの撤退を発表したという流れのようだ。

セガのスポーツゲーム部門を引き受ける Take-Two という会社は先日、2006年から MLB のゲームを製作する独占契約を結び、2K Sportsというブランドを立ち上げたようにスポーツゲームに力を入れようとしている会社とのこと。 今回の買収により、NBA 2K シリーズの継続などでシリーズの拡充を図ってくれることを期待できそうだ。 となると、またEA とぶつかる日も来そうだなぁ。

それにしても、マイクロソフトといい、EA といい、アメリカの会社はなりふり構わずライバルを叩き潰してくるなぁ。 ビジネスとしては正しいのかもしれないが、ユーザから、はたまたエンジニアとして見ると、お互いが切磋琢磨してより良いゲームを作ってその質で勝負して欲しいなぁという気持でいっぱいだ。

参考:

Slashdot | ESPN And Electronic Arts Sign 15-Year Deal
“Electronic Arts has dealt another blow to rival Sega by signing a 15-year agreement with ESPN, giving the publisher exclusive video game rights to ESPN branded material.
(エレクトロニック アーツ社はライバルのセガをやっつけるため ESPN と、ESPN放送の資料を使ったビデオゲームを15年に渡って独占的に使用できる契約を結んだ)


テレビゲームレンタル

テレビで トリビアの泉(英語版) を観ていたときに流れた GameFly という会社のCMを見て驚いた。 最近、1ヶ月决まったお金を払うと、何枚かDVDが借り放題というサービスがあるが、GameFly はそのゲーム版だった。

アメリカに来て間も無いころ、ビデオレンタルのために Blockbuster というアメリカの大手ビデオレンタルショップへ行ったときに、そんなに量は多くなかったがビデオと並んでスーパーファミコンやプレステのゲームとかレンタルしていて驚いたことがある。 オレは結構ダラダラとゲームをやるほうなのでレンタルするのは性に合わないなぁと、その後は気にしていなかったが、着実な需要があるらしく、定額のサービスまで始まっていたとは。

探してみると他にもGplay.com といったサイトや、Blockbuster でも同じく定額制のゲームレンタルというサービスをしていたりしてもうびっくり。

毎月$20 前後の料金で2つのゲームがレンタルできる。 アメリカでは多くのゲームがおよそ$50ぐらいで売られているので、2ヶ月に1本(年間に6本)ぐらいゲームを買って遊びきるような人なら十分モトがとれるという感じだ。 これまでの1週間といったレンタル期間では、例えばRPGを解くのは難しいが、このシステムのようにある程度長い期間レンタルできるのなら解くことも可能だし、2ヶ月に1本のRPGならそんなに辛い話ではないような気がする。

また、定額レンタルとはちょっと違うが、アメリカの Yahoo! は Yahoo! Games on Demand というところで、市販されているPC用のゲームをダウンロードして遊ぶことができるというサービスをやっている。 こちらは3日 $5.00 ~ 1ヶ月$15.00程度で必要な期間分だけお金を払うという形になっている。 この週末ヒマだなぁ、といった場合などに使えそうだ。

こういったシステム、日本ではゲームのレンタル権(貸与権)がメーカにあるらしく、今のままでは実現できないが、ゲーム業界はおおむね低迷していると言われて久しいのでこういったカンフル剤の投入というのも面白いのではないだろうか?