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Geocaching (ジオキャッシング) 初体験

Geocaching というのは、 Webサイトにアップされた情報をもとに隠された Cache (キャッシュ) と呼ばれる「何か」を探すといういわゆるお宝さがしゲーム。 お宝と言っても大したものは隠されていないので、探す過程や、隠してあったモノを見つけたという達成感を味わうゲームだ。

以前のエントリでも少し触れたことがあったが、Geocaching にはGPSが必要。 今回は、ハンディGPSを買った友人に誘われて初体験できた。

Geocaching はまず、 Geocaching.com などのサイトでお宝情報を探すところからはじまる。 自宅の近くや、旅行先、行ってみようと思っている場所の近くなどを検索して探してみたくなるようなお宝を見つける。 お宝はアメリカに限らず世界中に隠されているようだ。 日本にもたくさん隠されている。

お宝情報には必ず緯度、経度情報が書いてあるので、この情報をハンディGPSに入力し、お宝の近くまではGPSの指示に従って移動する。

最新のGPSでも数メートルの誤差があるため、GPSだけではおおよその場所しかわからない。 GPSの示す位置まで移動したあとは、自分の目やカンを頼りにお宝を探すことになる。

今回は難易度の一番やさしいお宝を探しに行ったので簡単に見つかるだろうと思っていたのだが、これがもう大変。 まず、どんなモノが隠されているのかもわからないし、どうやって隠されているのかも検討がつかない。 お宝情報 Web サイトにこんなヒントがあったのだが、

  • eye-level to a six-footer (目線の高さからから6フィート (180cm) のあたり)
  • You may have to remove it by pushing it from the back. (うしろから押して取り除かないといけないかも)

それでも、30分ほど探しまわってやっと発見。 こんな感じで隠されていた。 緑の小さな箱がそのお宝。

cache.jpg

公園の周囲にある木でできた壁のジョイント部(?)の穴の中。 探している間も公園では子供たちが遊んでいたし、子供たちがあとで簡単に取れるような場所ではお宝がなくなってしまう。それを避けるようにちょっと高い場所、しかも穴の奥だったとは。 いい所に隠したなぁと関心すると同時に、これを見つけた達成感に興奮してしまった。 これが Geocaching の楽しさか。

cacheopen.jpg

箱を開けてみると、お宝の説明の紙とお宝のビーズ(写真右下に写っているヤツ)が。 紙の裏側は発見者が証拠として(?)、自分のIDや名前が書けるようになっている。

cacheopen.jpg

上の写真が、30分ほど探しまわったあとのハンディGPSの画面。 軌跡が表示されているので、同じエリアを何度も行ったりきたりして探しまわったことがよくわかる。

実はこのあと勢いにのってもう1個別のお宝を探しに行ったのだが、残念ながらそこでは見つけることができなかった。うーん。 オレもまだまだだな。

こんな感じで 思いがけず Geocaching デビューしてしまったがけっこう面白い。 一人で探すのもいいかもしれないが、何人かで知恵をあわせ探したり、どっちが早く見つけるか、たくさん見つけられるかなどと競ったりするとより面白いと思う。

Geocaching についてもっと知りたいかたは以下のサイトが参考になると思う。
Geocaching.jp
GEOCACHING (ジオキャッシング) の楽しみ方
Geocaching.com (総本山となるサイト、英語)


Macworld Expo SF 2007 観覧記 番外編 – こんなのもらったよ

サードパーティが元気だと、賑やかになるのがノベルティグッズの配布(笑)j。今回、会場を歩いていてもらえたちょっとしたグッズを紹介するとともに、展示内容も紹介したいと思う。

stamp.jpg 右の写真はアメリカで封筒を送るときに使う、39セント切手。 もちろん、封筒に貼って使うことができる本物。 これを配っていた PictureItPostage は、写真を専用のソフト(もしくはWebブラウザ)を使ってアップロードし、オリジナルの切手を印刷して送ってくれるというサービスをしている。

日本でも少し前にはじまったオリジナルデザインの切手ができるサービスだが、アメリカでもずいぶん前からサービスされている。 しかもアメリカでは、郵便を担当している USPS からライセンスを受けたいくつもの会社がサービスを競っている。その中でも PictureItPostage は数少ない Mac 用のソフトを開発している。 結婚、出産などのお祝いごとや会社の宣伝など用途は限られるかもしれないが、強く印象に残る切手ができそう。

parallels.jpg Mac 上で動く PCエミュレータ Parallels Desktop で有名な Parallels 社 のブースでは同社のイメージカラーであるオレンジを使ったボールペンをもらった。

昨年、いきなり出てきて Mac 上で Windows を仮想マシンとして実行できるソフトウェア Parallels Workstation (現在は Parallels Desktop for Mac という名前に変更) を発表した Parallels 社。 それまで主流だった Microsoft の Virtual PC が Intel Mac への対応の難しさから開発を断念したこともあり、今後の Mac 上で動く Windows エミュレータ の急先鋒となっている。

会場では、Parallels Desktop をインストールした Mac Book Pro 上で Windows XP, Windows Vista の2つを同時に実行するというデモを展示、しかも Coherency Mode と呼ばれる Windows アプリケーションと Mac アプリケーションのウインドウをならべて表示していた。 Safari と IE 6 と IE 7 を横に並べて確認できるよ なんて濃いネタも披露。 オレも Intel Mac を買ったら (まだ買ってないんかい!) 欲しいソフトの1つ。

codeweavers.jpg Parallels Desktop とは違った方法で Windows のソフトを実行させる CrossOver Mac というソフトを開発している codeweavers 社からは… ナニコレ?

codeweavers2.jpg 話を聞いてみたら、ワインボトルの注ぎ口に付けて注ぎやすくしたり、注ぎ終わりにたれなくするためのワインサーバーと呼ばれるもの。

CodeWeavers 社はオープンソースのWineと呼ばれるプロジェクトと密接に関わっていて、CrossOver Mac のコードも Wine プロジェクトの成果物がベースになっている。 そんなわけで、ワインを飲みやすくするワインサーバーをグッズにしていたのだった。

ちょうど、Macworld Expo に合わせて製品版が発表された CrossOver Mac だが、Windows をインストールしなくても Office (彼ら曰く、2000, XP, 2003 が動くらしい)、Quicken、それに今話題の Second Life といった Windows のソフトが Mac OS の上で実行できる。 ソフトの互換性は、日々高まっているがまだ完璧ではないので、まずはデモ版をダウンロードして自分の目的のソフトが問題なく動くか試して、購入して欲しいとのことだった。

グッズをもらったことでオレも書くきっかけができたわけで、ちょっとはビジネスの助けになったらうれしい。 来年以降もサードパーティが元気でいろいろ凝ったグッズがもらえるといいな。


Macworld Expo SF 2007 観覧記 その3 – ノースホール復活、サードパーティが元気

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2005年から使われなくなった Moscone センターのノースホール。 今年は Digital Lifestyle Experience と題し、2年ぶりに復活していた。

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ただ、 展示されている内容は iPod あり、 Mac ありとサウスホールと大して違わない。 いわゆる大企業のブースはなく、小じんまりとしたブースが多かったぐらいだ。 どことなく手づくり感のあるブースが多くなんかほほえましかった。

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サウスホールもブースでいっぱい。ちょっと変わったところでは Google がブースを出していた。 展示内容は Mac 版を出しているおなじみ Google Earth と、 Google Earth にも置ける 3D オブジェクトを製作できる Google SketchUp というソフト。 Google SkethUp はこれまで触ったことがなかったが、ものすごく簡単そうに作るデモを見て、家に帰ってきてからソフトをインストールしてしまった。 (たしかに簡単だけど、デモのときほど簡単には作れなかった。 慣れも必要か…。)

IntelliScanner.jpg
あと、面白そうだったのが、IntelliScanner Mini というソリューション。 付属のバーコードリーダで商品をスキャンし、専用のソフトに登録すると商品情報を表示し、管理したりするのに使うことができる。
似たようなソリューションに数年前に登場した Delicious Libraryというのがあるが、こちらがCDや本に特化しているのに対し、IntelliScanner Mini は食品やワインといった情報も管理することができる。食品はどうやって扱ったらいいか思いうかばないけど、ワイン情報はコレクターには重宝されそう。 ただ、お値段が $299.00 とちょっと高め。

展示ホールの増加に象徴されるように、今年の Expo は参加企業が明らかに増え、見ていても「おっ!」 と思うようなモノがいっぱいあった。 iPod 関連の周辺機器はもとより、 Intel チップにスイッチし好評な Mac 用のソフトウェアを販売する企業や、Mac ユーザ向けのソリューションなど、今までの蒔いた種が一気に咲いた印象がある。 今年蒔いた iPhone や Apple TV は新しい種となるのか? 来年を期待して待とう。


Macworld Expo SF 2007 観覧記 その 2 – なんだか中途半端な Apple TV

AppleBooth.jpg
Apple ブースに向かうとまず出迎えてくれるのは来月発売予定の Apple TV のコーナー。

Plasma.jpg
SONY製のプラズマTVに接続されていて目を引くのだが、逆にそれがアダになっていたような気がする。 というのも、これだけ大きなテレビに写されると映像の汚なさも目立ってしまうのだ。

Apple TV とプラズマテレビは HDMI ケーブル を介して 720p の解像度で接続されていたが、再生する映像は iTunes Video Store で売られている 640×480 (まれに 320×240 っぽい映像もあった) どうしても引き伸ばして再生されシャープさの足りない、まれにブロックノイズものるというイマイチな映像になってしまっていた。 せっかくの HD テレビを使ったデモもこれでは台無し。

iTunes Video Store で買える映像を720p (1280 x720) にする予定はあるのか聞いてみたが、検討中という回答だった。 もともとジョブズはビデオやリビングへの進出に興味が薄かったが、 どうも Apple TV に関しては優先度が落ちているような気がしてならない。 iPhone の発表と同じ時期になってしまったのが不幸だったのだろうか。

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Apple TV の外観。 上面は Mac mini と同じサイズかと思っていたが、 実際は一回り大きいようだ。 (Apple TV が 7.7inchl (19.55cm) 四方 、 Mac mini が 6.5inch (16.51cm) 四方)。 見た目を Mac mini っぽくしてるのに、サイズを揃えてこないあたりも Apple らいくないというか中途半端な気が。

AppleTVBack.jpg
背面のポート類の中で気になっていたのが USB ポート(一番左の電源ケーブルの隣)。 外付けのハードディスクや、テレビチューナーと連携して録画も可能か? なんて期待したのだが、このポートはサポート、およびメンテナンス用で、ユーザには解放されないと言っていた。

ということは、Apple TV はTV に接続しっぱなしの iPod と考えるのが正しそう。 映像を見るためには H264 か Mpeg4 に変換しないといけない。ソフトも追加できない。 まぁ、音楽をコンピュータの前じゃなくリビングでのんびり聞くぐらいなら使えるのかな? それだけなら Apple TV じゃなくてもこれまでにあった iPod を使ったソリューションでも十分なような。 iPod じゃない、Apple TV ならではの試みがもうちょっと欲しかった。


Macworld Expo SF 2007 観覧記 その1 – iPhone 見てきた

moscone.jpg 毎年おなじみ、会場となる Moscone センターの写真から。 今年は雨が少ないサンフランシスコベイエリア。 Macworld の行われている今週も雨はまだなく、晴の日が続いていた。 ただ今日は冷えこんで寒かったのが印象に残った。

iPhoneGallery.jpg
Appleブースに行ってみると、ブースの両端にある2台の iPhone のディスプレイのまわりには人だかりが…。そして、Apple の担当者の人が質問に答えるため、かつやんちゃする人がいないか監視するために立っている。 (帰る前に寄ったときはガードマンっぽい人が別に立っていた)

iPhone.jpg
iPhone どーん。 といっても、第一印象は予想していたより小さいというものだった。 スクリーンのクオリティ (広さ、明るさ、細かさ)はこれまでの携帯電話にはなかった素晴しいモノ。 スクリーンはタッチ用に作られてはいるが、指紋対策等は特にしていない、iPhone が発売されるころにはケースやプロテクタなどがサードパーティから出てくるだろうからそういったもので回避して欲しいということを言われた。

マルチタッチはあらかじめ iPhone 登録されているアクションしか使えない。 いまのところ、マルチタッチなアクションは、キーノートでもデモされた2つの指を使った、つまんだりはじいたりするアクションしかないらしい。 なので、キーボードでCtrl+A を同時に押すとか、3本、4本の指を使ってのアクションはできない。

ハードウェアは実際に動作するものに、デモ用のソフトを載せたものを展示しているとのこと。

iPhoneAndTreo.jpg
日本の人には大きさの比較になるか微妙だけど、左に写っているのは Treo というアメリカでは結構有名なスマートフォン。 Treo と比べると大きさの違い以上に厚さの違いが目立つ。

iPhoneSide.jpg
iPhone の左側面の写真。 (こちらのリンク 作に詳細な写真が載っている) 黒いエリアが2箇所あるが、下側の大きい方のエリアはは2つのボタンで構成されていて、ボリュームの Up/Down になっている。 上側のエリアはストラップホールだと聞いた記憶があるのだが、隣でやっていたプレゼンではサイレントモードにするボタンだとか書いてあったような…。 Home 以外ボタンがないと言った記事を読んだ記憶があるが、わずかながら他にもボタンは用意されている。

iPhoneTop.jpg
そして、あまり他のサイトでは見かけなかった上からの写真(笑)。
左の丸い穴はヘッドフォン&マイク用のジャック、その隣の小さな穴は何か取りだせるような感じになっていたので、SIMカードスロットかもしれない(未確認情報)。 そして、右にもボタンっぽいものが。 こっちがサイレントモードのボタンだったかな…? (あやふやですみません。 ディスプレイの方法の問題で会場では気づかず、家で写真を見なおしたときに見つけたもので質問できなかった。)

iPhoneVSMac.jpg
さて、iPhone に沸く Apple ブース。 iPhone の紹介ステージを見ている右側の人たちと、その隣の Mac/iTunes/iPod 関連の展示コーナーの人たち。キーノートで Mac 関連の発表が何もなかったので Mac コーナーは寂しかった。 そんな今回の Macworld を象徴する1枚。

最後に、iPhone が展示されているムービー。 特に何かあるわけじゃなくて、YouTube 使ってみたかっただけです (昨晩はYouTubeがメンテ中で貼れなかった)。


ベッカム アメリカのサッカーリーグへ

サッカー界で有名な David Beckham (デイビット ベッカム) がアメリカのプロサッカーリーグ MLS (メジャーリーグサッカー) の ロスアンジェルスギャラクシーと5年、2億5000万ドル (約300億円) の契約を結び、今年の夏からプレイすることになった。 アメリカ人もびっくり。

いまだアメリカのサッカー人気は他のスポーツに比べてイマイチ。 ベッカムが新しい客の獲得の助けになるか? と思いきや、ベッカムがどんな人なのか知らないアメリカ人がほとんどなんじゃないかと…。 なんとなくベッカムの家族(特に奥さん?)や本人の今後の活動を考えてアメリカに移ってくるんじゃないだろうかといううがった見かたができたりして。

さて、この MLS というリーグには、San Jose Earthquakes というチームがあったのだが、一昨年 San Jose から移転して別の名前のチームになってしまった。 そのため、新しい San Jose Earthquakes を作るため、メジャーリーグベースボールの Oakland Athletics のオーナーである Lew Wolff (ルー ウルフ) と John Fisher (ジョン フィッシャー) がいろいろと動いている。 今のところ、 MLS から 3年以内にスタジアムを建設し San Jose Earthquakes を復活させるという権利を取得したようだ。

残念ながらそれまでは Los Angeles がベッカムを見るのに一番近い場所になりそう。 日本から見に来る人は Los Angeles という行きやすい場所なのでいいかもね。 でも、サッカーはアメリカの他のプロスポーツに比べると客層がちょっと違う(ラテン系な人たちが多く、ノリもちょっと違う)のでいろいろ気をつけた方がいいかも。

リンク:
San Jose Earthquakes の暫定ホームページ
ベッカムが所属することになる LA Galaxyのページ
MLS のWebサイト


AppleTV, iPhone 発表

世界中が注目した Apple のキーノート。 今年は、iTV 改め AppleTV と iPhone というまったく新しい2つのデバイスが発表されて終わった。

AppleTV は HD を搭載し据置型 iPodというたとえが正しいだろうか。 これまでPCで見たり、聞いたりしていたコンテンツを簡単にテレビ画面で再生できるようにしたというようなデバイスだ。 逆に言えばそれ以上の驚きがなくちょっと残念。 YouTube や Google Video などの連携や、たとえばニュースや天気予報といった情報を取ってくるといった機能も欲しかったと思うのだが、みなさんはどうだろうか?

そして、iPhone。 アメリカでもいろんなところで好評を得ているようだ この背景にはアメリカは(おそらく)日本以上にPDA+電話機能が付いたスマートフォンと呼ばれる電話機が大人気というのがある。 基調講演中でも比較されていたが Palm OS 、Windows Mobile ベースのデバイスや、日本ではあまり知名度はないがメール機能がすばらしく便利な Blackberry というデバイスなど、いろいろなデバイスが発売されている。

そんな中、満を持しての Apple 製スマートフォンがあれだけのワクワクするような機能持って登場したらもうたまらないという感じだろう。 もちろん、オレもその中の一人。 指を使った操作感ってどうなんだ? Mac OS Xベースらしいけどどれぐらいカスタマイズとかできるんだろう? ノートアプリケーションがあったけど、Newton みたく使えるかな(笑)? など、ほんとに待ちどおしい。

残念ながら iPhone は会場では触れないみたい。 キーノート中にジョブズも言っていたが、アメリカは携帯電話をはじめ通信機能をもったデバイスは FCC (Federal Communications Commission) という政府の機関が承認をもらわないと発売ができない。この認証作業がおよそ2ヶ月かかり、しかも認証中の情報は FCC の Webサイトで公開されてしまうため、ガジェットウォッチャーたちはFCCのサイトをチェックしてネタにすることも多い。 最近では Microsoft の Zune の情報が FCC のWebサイトから漏れて東芝製だとかHDが何ギガバイトだというニュースが流れた。 (FCCのページは ココ)。 Apple はこういった形でとっておきの新製品の情報がリークされるのを避けるために FCC の認証前に発表。 その代わりにMacworldで実機の展示ができなくなってしまったようだ。

さて、気づいた人もいるとは思うが、今年の Macworld の キーノート(基調講演) では Mac に関する新しい発表がなかった。 そして Apple の社名からも Computer がなくなり、いよいよ Mac (コンピュータ) 以外の分野に本格的に進出しようとしていることがうかがえる。 そういった意味でも、今回の Macworld は新なる歴史を刻んだものになるだろう。

今年ももちろん会場に行きます(木曜日に行く予定)。 いつものごとく、聞いて欲しい質問とかあったらコメントや右のフォームにて教えてもらえれば、会場で聞いてきます。


間もなく Macworld Expo San Francisco 2007

今年もあと12時間ほどで スティーブジョブズのキーノート を皮切りに Macworld Expo の展示会がはじまりまる。 詳細が発表されるであろう iTV や Mac OS X 10.5 (Leopard)、それに噂されている iPhone (iMobile?) や 新型 iPod や iMacなど、Mac 好きはもとより気になる人は多いのではないだろうか。

最近のAppleはキーノートを生中継しないので、一早く情報を手に入れるためには Apple 情報系サイトなどが会場から配信する、ライブ更新のページが主な情報源となるだろう。 テキストと写真による更新が中心だが頻繁に更新されるので緊張感と発表されたときの感動を共有することができる。

そんなライブ更新を予定しているサイトの一覧を見つけたので紹介しておこうと思う。

Who Else is Providing LIVE Macworld Keynote Coverage?
Although we would prefer you stick with our coverage, we feel it is important to know (and have the direct links to) everybody else will be providing live keynote coverage from around the blogosphere:
(我々としては自分たちの配信を見てて欲しいのだが、他にBlog界のどんな人たちがキーノートの配信を行うのか知っておくことは重要だと思う)
* AppleGazette
* AppleMatters
* ArsTechnica
* Daily Tech Talk
* Engadget

具体的なリンク情報は上の記事を参照して欲しい。

てっきりキーノートの会場には Wifi ネットワークが完備されていると思っていたのだがそうではなくて、携帯電話の通信ネットワークを使っての更新になるらしい。 そこまでして配信してくれているとはスゴイ…。

キーノートの行われる時間は、日本では夜中になるので生で追える人は少ないかもしれないが (サンフランシスコも朝9時からなので 仕事中に見ることになるわけだけど…)、その気のある人は上のリンク先から情報を追いかけよう(笑)。


カルチョビット が面白い!

油断するとあっという間に年が明けて早くも1週間。 本年もよろしくおねがいします。 少し前にカンクンへ行ったり、年末に体調を崩したこともあり今年の正月は家でノンビリ。 そんな時に手放せなかったのが….

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競馬ファンには有名な「ダビスタ」を手がけた薗部博之(そのべ ひろゆき)氏率いるパリティビットが製作したサッカーシミュレーションゲーム。 そのせいか基本システムはダビスタそっくりで操作は指示を出すことが中心で、試合中の選手の操作はいっさいできないというシンプルなシステム。

しかし、自分の出す指示に応じて選手たちが少しづつ成長し、試合では小さくてかわいいサッカー選手がちょこまか動くのを見て手に汗にぎってしまう。一度電源を入れるとあともう1試合、あともう1試合となかなか切れず中毒性が高い。 実はフライトの最中に遊ぼうとカンクン旅行にも持っていってたのだが、フライト中はもちろんホテルでもビーチでも遊びまくってた(笑)。

このゲーム、作者である薗部さんはこんなことを語っていた。

インタビュー:薗部博之さん「カルチョビット」 サッカーの魅力は「もどかしさ」?ゲーム:MSN毎日インタラクティブ
薗部 実はサッカーをあまり知らなかったんで、Jリーグの試合を見に行ったりして、その面白さを研究しました。気付いたのは、サッカーって点が入らないことが面白いんですね。試合を見ていて、一番盛り上がるのは、シュートがポストを叩いた瞬間でしょう。みんなが頭を抱えたり、「あー」と声を上げたりする。点が入りにくいことで、弱いチームがマグレで点を決めて勝ったりもしますよね。こうした何とも言えない「もどかしさ」が面白いと思って、監督の視点で試合はほとんど見ているだけ、というゲームにしたんです

カルチョビットはこの「もどかしさ」をほんとによく実現している。 特訓してもなかなかうまくならない選手がいたり、試合中に点がなかなか決まらないところや、選手が思ったように動いてくれなかったり、肝心なところでミスをするなんてところもちゃんと組込まれている。

その度に「おしぃー」 とか 「あーっ なんでー」なんて言葉を心の中で(たまに思わず口に出して)言い、そんなもどかしさの後にゴールが決まったりすると、余計に「うぉー、よっしゃー」なんて喜びを表現したくなる。 1試合90分が実時間の5~6分ぐらいで終わるようになっていて、その短い時間でサッカー(らしさ)を擬似体験できる。 それがカルチョビットにハマる理由なんじゃないかと思う。

ここまで割り切ったゲームなので、本格的なサッカーファンには「これは違う」なんて思う人がいるかもしれないが、サッカーに興味のある多くの人はおすすめしたいゲームです。
リンク:

カルチビットの公式サイト (任天堂)
カルチョビット 試合のVTRを見ながらコメントを入れている映像 (YouTube)


大晦日や紅白歌合戦は英語で….

日本はもうあけましておめでとうございますでしょうか?
アメリカは時差の関係でまだ 12月31日。 以前にも紹介したけど、このあたりでも生放送じゃないけど紅白歌合戦が毎年放送されていて、今年もちゃんと放送された。

見てて気になったのが、英語に訳そうのコーナー。

大みそがの英語訳が

newyearseve.jpg

ってなってたんだけど、years’s って正しい?

オレはずっと new year’s eve って思ってたのでこれを見たときにびっくりした。 Wikipedia のエントリ でもこうなってるし、Google さんに聞いてみても
もしかして New Year’s Eve?

なんて言われるぐらいだからパネルのミスじゃないかなぁ。

あと、紅白歌合戦の訳がやたらと長かったけど真にうけないようにといちおうツッコミ。 ちなみに TiVo (ハードディスクレコーダー) の番組表は

kohaku.jpg

57th NHK Red & White Singing Festival (直訳すると 57回 NHK 紅白歌まつり でしょうか) だった。 天童よしみの答とほとんど同じじゃん。 ま、英語圏には同じイベントはないので正式な英語はNHKが正解としたこの長いヤツになるのかな(笑)。

そんなこんなで、今年の我が家の大晦日は静かに過ぎております。

今年もいろいろとありがとうございました。

2007年も気負わず続けていきますのでよろしかったらお付きあいください。

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