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Apple ブースに向かうとまず出迎えてくれるのは来月発売予定の Apple TV のコーナー。

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SONY製のプラズマTVに接続されていて目を引くのだが、逆にそれがアダになっていたような気がする。 というのも、これだけ大きなテレビに写されると映像の汚なさも目立ってしまうのだ。

Apple TV とプラズマテレビは HDMI ケーブル を介して 720p の解像度で接続されていたが、再生する映像は iTunes Video Store で売られている 640×480 (まれに 320×240 っぽい映像もあった) どうしても引き伸ばして再生されシャープさの足りない、まれにブロックノイズものるというイマイチな映像になってしまっていた。 せっかくの HD テレビを使ったデモもこれでは台無し。

iTunes Video Store で買える映像を720p (1280 x720) にする予定はあるのか聞いてみたが、検討中という回答だった。 もともとジョブズはビデオやリビングへの進出に興味が薄かったが、 どうも Apple TV に関しては優先度が落ちているような気がしてならない。 iPhone の発表と同じ時期になってしまったのが不幸だったのだろうか。

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Apple TV の外観。 上面は Mac mini と同じサイズかと思っていたが、 実際は一回り大きいようだ。 (Apple TV が 7.7inchl (19.55cm) 四方 、 Mac mini が 6.5inch (16.51cm) 四方)。 見た目を Mac mini っぽくしてるのに、サイズを揃えてこないあたりも Apple らいくないというか中途半端な気が。

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背面のポート類の中で気になっていたのが USB ポート(一番左の電源ケーブルの隣)。 外付けのハードディスクや、テレビチューナーと連携して録画も可能か? なんて期待したのだが、このポートはサポート、およびメンテナンス用で、ユーザには解放されないと言っていた。

ということは、Apple TV はTV に接続しっぱなしの iPod と考えるのが正しそう。 映像を見るためには H264 か Mpeg4 に変換しないといけない。ソフトも追加できない。 まぁ、音楽をコンピュータの前じゃなくリビングでのんびり聞くぐらいなら使えるのかな? それだけなら Apple TV じゃなくてもこれまでにあった iPod を使ったソリューションでも十分なような。 iPod じゃない、Apple TV ならではの試みがもうちょっと欲しかった。