サードパーティが元気だと、賑やかになるのがノベルティグッズの配布(笑)j。今回、会場を歩いていてもらえたちょっとしたグッズを紹介するとともに、展示内容も紹介したいと思う。

stamp.jpg 右の写真はアメリカで封筒を送るときに使う、39セント切手。 もちろん、封筒に貼って使うことができる本物。 これを配っていた PictureItPostage は、写真を専用のソフト(もしくはWebブラウザ)を使ってアップロードし、オリジナルの切手を印刷して送ってくれるというサービスをしている。

日本でも少し前にはじまったオリジナルデザインの切手ができるサービスだが、アメリカでもずいぶん前からサービスされている。 しかもアメリカでは、郵便を担当している USPS からライセンスを受けたいくつもの会社がサービスを競っている。その中でも PictureItPostage は数少ない Mac 用のソフトを開発している。 結婚、出産などのお祝いごとや会社の宣伝など用途は限られるかもしれないが、強く印象に残る切手ができそう。

parallels.jpg Mac 上で動く PCエミュレータ Parallels Desktop で有名な Parallels 社 のブースでは同社のイメージカラーであるオレンジを使ったボールペンをもらった。

昨年、いきなり出てきて Mac 上で Windows を仮想マシンとして実行できるソフトウェア Parallels Workstation (現在は Parallels Desktop for Mac という名前に変更) を発表した Parallels 社。 それまで主流だった Microsoft の Virtual PC が Intel Mac への対応の難しさから開発を断念したこともあり、今後の Mac 上で動く Windows エミュレータ の急先鋒となっている。

会場では、Parallels Desktop をインストールした Mac Book Pro 上で Windows XP, Windows Vista の2つを同時に実行するというデモを展示、しかも Coherency Mode と呼ばれる Windows アプリケーションと Mac アプリケーションのウインドウをならべて表示していた。 Safari と IE 6 と IE 7 を横に並べて確認できるよ なんて濃いネタも披露。 オレも Intel Mac を買ったら (まだ買ってないんかい!) 欲しいソフトの1つ。

codeweavers.jpg Parallels Desktop とは違った方法で Windows のソフトを実行させる CrossOver Mac というソフトを開発している codeweavers 社からは… ナニコレ?

codeweavers2.jpg 話を聞いてみたら、ワインボトルの注ぎ口に付けて注ぎやすくしたり、注ぎ終わりにたれなくするためのワインサーバーと呼ばれるもの。

CodeWeavers 社はオープンソースのWineと呼ばれるプロジェクトと密接に関わっていて、CrossOver Mac のコードも Wine プロジェクトの成果物がベースになっている。 そんなわけで、ワインを飲みやすくするワインサーバーをグッズにしていたのだった。

ちょうど、Macworld Expo に合わせて製品版が発表された CrossOver Mac だが、Windows をインストールしなくても Office (彼ら曰く、2000, XP, 2003 が動くらしい)、Quicken、それに今話題の Second Life といった Windows のソフトが Mac OS の上で実行できる。 ソフトの互換性は、日々高まっているがまだ完璧ではないので、まずはデモ版をダウンロードして自分の目的のソフトが問題なく動くか試して、購入して欲しいとのことだった。

グッズをもらったことでオレも書くきっかけができたわけで、ちょっとはビジネスの助けになったらうれしい。 来年以降もサードパーティが元気でいろいろ凝ったグッズがもらえるといいな。