Category: 03 コンピュータ

Instalinux で OS のインストールが変わる

Create a custom hands-free Linux install image
Create a custom hands-free Linux install image
(全自動のカスタム Linux インストールイメージを作ろう)

Digg.com 経由で見つけた興味深いサービス。

最近の Linux はいろんな機能が増えて、ダウンロードするのもCDに焼くのも大変なボリュームになってきている。 また、以前Win XP のインストールを簡単に のエントリで書いたように、OS のインストールというのは、いろいろと手間のかかる作業だ。

instalinux.com は、はじめに ブラウザから「どのディストリビューション」や「どのコンポーネントをインストール」するといった質問に答えていき、6-30MB ぐらいの iso イメージファイルを提供してくれるというサービス。 それをCDに焼いてPCを再起動させれば、あとはinstaller が最初に答えた内容に従って必要なファイルを自動的にダウンロードして、インストール、初期設定までできてしまう。 (Fedora 4 のモノを試してみたが、このネットワークインストーラは Proxy 対応していなかった)


インストーラの画面
ここで install とタイプすればあとは全自動でインストールされる。

ダウンロードするという点ではこれまでと変わらないわけだが、パッチとか当たった最新のものがインストールされるようだし、一度始めてしまえばあとは放っておけばOKというのがうれしい。 これまでもシェアウェアなどで、Webで購入、ダウンロードしてインストールということがあったが、これが OS まで応用されたという感じだ。

技術的な背景として HP が開発している LinuxCOE というプロジェクトの成果が使われていて、今後はパッチのインストールやソフトウェアのインストールなど、インストールだけでなくその後の管理にも使われていくことを目指していくらしい。


Fedora 4 (Core, Admin) をインストールし、ログインしたところ

そう考えると、オレはこの方式は Linux より Windows や Mac OS X のインストールに向いているような気がする。 セキュリティパッチが出ても、インストールするタイミングで常に最新にモノが手に入る。 再インストールするにしても前回までのコンフィギュレーションがそのまま再現されることも可能だし、インストール用のソフトウェアに仕組みを入れておけば、海賊版防止にもなる。

ブロードバンドなネットワークの普及度やまだまだネットワークのスピードがボトルネックになることを考えるとまだまだ解決しなければいけない問題も多いかもしれないが、近い将来はネットワークを介したインストール、そしてコンピュータの管理というのが主流になっていきそうな気がする。


FolderShareで簡単ファイル共有・同期

foldershare最近使いはじめた FolderShare がイイ。

FolderShare は P2P を使ったファイル共有を実現するソフトで、以前は $50/年という有料サービスだったが、少し前に Microsoft が買収してからなんと無料になった。

複数のマシン間でファイルを共有したいとき、ふつうはファイルサーバをセットアップしてそのファイルにアクセスしてもらうというクライアント-サーバ型のファイル共有が中心だったが、 FolderShare は P2P 型と呼ばれ、ファイルにアクセスしたいマシンに専用のソフトをインストールし、それぞれのマシンに欲しいファイルのコピーを作ることで共有を実現している。 また、ファイルのコピーを管理するために、同期(シンクロナイズ)機能を備えている。

ファイルのコピーをいっぱい作ることは無駄が多いし、常駐ソフトが1つ増えることになるのでメモリやCPU、それにネットワーク帯域を無駄に使うのも事実だが、以下のような利点もある。

  • マシンがオフラインでもファイルが見られる
  • 同期機能があるのでオンラインになったときに自動的に更新される
  • ファイルを共有するためのサーバのセットアップや、オンラインストレージの契約がいらない

少し設定が必要だが、Firewall や Proxy サーバにも対応しているし、クライアントソフトは Windows 版に加え、Mac OS X もサポートしているので利用範囲は結構広い。

オレはPC間での情報のやりとりに活用している。 これまで、e-mailを使ったり、ファイルを CD-R や USBメモリ とかにコピー (最近は Gmail Drive とかも使っていた) していたが、 FolderShare を使えば FolderShare の管理しているフォルダに置いておくだけで勝手にコピーされていくので、別のマシンで作業を行うときには何もしなくても既にファイルが用意されている。 ちょっと不思議な感じだが、慣れるととても便利だ。

また、同期機能を中心に考えれば別のマシンにバックアップをとっておくといった用途にも使える。

残念ながら英語版しかないのでちょっと使いにくいかもしれないが、家と会社でなど複数のマシンを使っているような場合や、会社内で仲間内と作業中のファイルなどのちょっとしたファイル共有をしたいときなど、 FolderShare がオススメです。


Macworld Expo SF 2006 観覧記 その5 – その他気になったものたち

続いては、会場で気になったモノたち。

テーマなどなく、もう気の向くままに紹介していきます。

Belkin のブースにあった 1U Rack に収納できる、コンソール用モニタ&キーボードセット。 データセンターなどで、サーバ管理者とかが使うことを想定しているため、使わない間は両方もしくはキーボードだけラックにしまっておけるというように、場所いらずな作りになっている。 加えて、クールな外観がイカス。 この収納技術は、家のPC環境にもっていった方がいいんじゃないかと本気で思ってしまった。

PC環境つながりで、LCD モニタを3つ並べられるようにしてある机。 Anthro という会社の展示の一つ。
これにモニタ並べたら壮観だろうなぁ。 こんな机で仕事したい。

昨日の iWoofer と同じ Rain Design Inc. が展示していた iGo という iMac G5 (きっと Intel iMac でもOK) の机。 よく見てみると、この机は 2003年の Macworld Expo レポート (PDF版、7ページ)で紹介した iMac G4 用の iGo を少しだけ改良して作ったようだ。 iMac G4 版でスピーカ置き場になっていたところをジュース置き場にするなど、苦労のあとが見られる(笑)。

ソフトウェアで面白かったのがコレ。
SmartScore という、楽譜用のOCR。 紙の楽譜をスキャンして、音楽データに変換してくれて再生もしてくれる。 誤認識することもあったが、全体として結構な精度で認識し、いい感じに再生していた。 なぜか Windows 版でデモしているのはご愛敬。

あと気になったのは。
Circus Ponnies 社の Notebook というソフト。 その名の通り、ノートブックのメタファーをコンピュータ上で再現したというモノ。 自動的にアウトラインやインデックスが作成できたり、など個人的にメモを取るうえでこういうのがあったらいいだろうなぁと思っていた機能が実現されていて、とっても使ってみたい。 Notebook の機能は Wiki と重なる部分も多いと思う。 しかし、いろいろと制限のあるブラウザより専用のソフトウェアの方が使いやすそうだ。 イマイチ ブレイクしない Wiki だが、進化の先はこういったところにあるのかもしれない。


いろいろ見て外へ出たら、天気もよくなっていました。

iPod の人気ぶりは今年も続くのか? Intel Mac はこれからどんなのが出てくるのか? Windows のシェアを奪えるのか? 来年の Macworld をお楽しみに。


Macworld Expo SF 2006 観覧記 その4 – iPod 関連製品がいっぱい

そろそろ Appleブース 以外の話も。

といっても、会場の多くは iPod アクセサリ関連のブースが多く、未だに iPod をもっていないオレとしてはちょっとつまらない。 その昔、iMac (Bondi なヤツ) が出たあとに、買い換えずにいたら取り残された苦い記憶が蘇える。

iPod に関してはいい加減なオレだが、面白いと思った iPod 製品をいくつか。

Dr. Bott というブースにあった Sticky PAD という製品。 粘着性の高い素材でできていて、車のダッシュボードなどの上でもモノを置いておけるというモノ。 もともとはケータイやサングラスをダッシュボードの上に置くための製品で、これを iPod も置けるように改良したようだ。 iPod 持ってなくても使えそう(笑)。

JBL のブースにあった Harman Kardon の車載iPod ソリューション。 ちょっと見にくいけど、ダッシュボードのところに iPod のスクリーンのような画面。 そして、シフトノブの近くに、iPodについているクリックホイールのようなコントローラを配置している。 この2つで iPod を操作しなくても、同じように操作できるようになっている。 実際操作してみると、ちょっと慣れが必要だが、ほんとに iPod を操作しているような感じで、なかなか面白い。
そういえば車に関するモノばっかりだな。 アメリカでオレが iPod を使うとしたら車の中が一番可能性が高そうだからだろうか。 車に関しては、今年は会場の一角にiPod の車載ソリューションばっかり集めたコーナーができてました。
じゃあ 車以外のモノで。

ウーファー付きのスピーカーになって、Dock になって、FMラジオまで付いているiWoofer。 何よりもこのデザインが微妙。 もういろんなモノを混ぜて、インパクトのあるデザインにしてしまえーという感じだ。 この会社、iPod 以外にも面白いモノを出していたので明日にでも紹介しようと思う。

会場の 1/3 ぐらいは iPod 関連ブースになっていて、毎年増えてきていると思う。 やはり、iPod は Mac 製品に比べると目的がはっきりしているだけに作りやすいのだろうか? そろそろ iPodworld も始まるか?


Macworld Expo SF 2006 観覧記 その3 – iWeb が生成する HTML

Macworld Expo にあわせて発表された iLife ’06 。

これまでの iアプリケーションのバージョンアップに加え、iWeb というアプリケーションが追加された。 iWeb はApple らしい簡単な操作で、ブログや写真のスライドショーといったカッコイイウェブページが作れる面白そうなソフトだが、オレが気になったのはどんなHTMLを生成するのか? ということ。

こんな感じでした。


クリックで拡大

後ろに表示されているページのソースなんだけど、見事に position:absolute のCSSの嵐。

あの綺麗なレイアウトの秘訣はコレだったようだ。 さすがにテーブルレイアウトじゃないか。

ハンズオンでは「レイアウトは固定じゃなくてテキストが増えたら表示エリアが延びるよ」というようなデモもあり、大きな部品の位置指定に絶対値指定を使い、そこからはフローレイアウトになるなど、CSSを使ったレイアウトを頑張っているようだ (z-index による重ねあわせとかもあった)。 また、傾いているテキストなどHTML(CSS)では簡単に実現できないものは画像に変換してレイアウトしていた。

こんな理由で、一度テンプレートを决めてサイトを作りはじめると、あとでテーマの変更はできないとのこと。 ただ、背景色を変更したりとかフォントの大きさを変えたりといったちょっとした変更は可能。 このヘンはブログで使われているテンプレートとは、少し考え方が違っている。

最近は再利用性を高めるために、データとテンプレートは分けるのが主流になってきているので、iWeb では後からこういった不満が出てきそう。 でも、そういう凝ったことやる人はこのソフトにターゲットにはならないかな?

できあがったWebページは .Mac を使えば Publish ボタン一発で公開できますが、.Macのアカウントを持っていない人向けに一旦ローカルのフォルダにファイルを生成することも可能。 ハンズオンでもいちいち .Mac にファイルをコピーすると時間がかかるので、この機能を使ってプレビューをしていた。


Macworld Expo SF 2006 観覧記 その2 – これが Intel Mac の実力

Intel Mac の実力だが、展示会のような場所ではあまり複雑なことはできないので、単純にアプリケーションの起動でチェックしてみた。 ムービーにまとめたのでまずは見てほしい。


movie.JPG

画像をクリックするとムービーを再生(もしくはダウンロード)する。 (要 Quicktime)

ムービーは複数がまとめられていて、左側が MacBook Pro (1.67GHz, 2GB Memory), 右側が iMac (1.83GHz, 2GB Memory) で、上が Word:mac, 下が Safari (MacBook Pro のみ) となっている。

まず、驚くのはSafariの起動スピード。 Dock にある Safari アイコンをクリックすると Dockの中で1回弾む前にアプリケーションが起動し、最初のページ が表示されるという激速な状態。

そして、Rosetta を使った Power PC エミュレーションモードで起動している Word:mac も iMac で約5秒。 MacBook Pro で約9秒となっている。 数字的にはまずまずだが、ネイティブモードだったらもっと速くなるだろうなぁと思ってしまうのがつらいところだ。

展示会場ではあまり複雑なことはできないし、新旧比較してということもできないので、思いっきり主観になってしまうが、 Spotlight の検索もサクサクというほどではなかったし、Finder の操作も、せいぜい1.5倍程度というところだろうか。 実際の操作としては2-3倍を期待するのはちょっと酷なようだ。

Rosetta の互換性に関しては、 Microsoft のブースで Virtual PC が Rosetta 上で動かないという話を聞いた。 ローレベルなAPIの互換性の面で問題があるらしく、今後対応していくとのこと。 ハードウェアをコントロールしたりするようなソフトは Rosetta 上でうまく動かないことも頭に入れておいたほうがよさそうだ。

Apple が旧モデルを残しているのはそのあたりの配慮もあってのことだろうが、PowerPC の 68k互換モードや Mac OS X の Classic のときのように、新しいマックは欲しいがこのソフトが動かないことには…といったジレンマがしばらく付きまとうだろう。

Virtual PC に関してはユニバーサルバイナリ版のスケジュールはまだ未定とのこと。 あと、Adobe製品も先日ベータ版が発表された Lightroom 以外はユニバーサルバイナリ版はまだ未定ということだった。

アプリケーションが Intel ネイティブモードか、 Rosetta で動いているから、アクティビティモニタ の Kind (種類) という項目を見ればわかる。


Macworld Expo SF 2006 観覧記 その1 – これが Intel Mac だ!

毎度おなじみ、会場となる Moscone Center の写真から。 今年の天気は雨だった。 年末ごろからこのあたりはずっと、雨が多いです。
会場は今年もサウスホールだけ。 しかし、iPod 関連の小さなブースが増えたおかげでサウスホールをめいいっぱい使っているような状態だった。 もしかすると来年はノースホール復活もありえそう。 見に来ている人は結構多く、ここ数年で一番賑わっていたと思う。

Apple ブースに向かうとまず迎えてくれるのが iMac Intel Core Duo モデル。
ただ、思ったより人が少なかったのがちょっと意外。 Intel iMac は簡単に触ることができた。

ジャーン。 これが iMac Intel Core Duo 。

といっても見た目にはこれまでと何も違いがないのでとてもレポートしづらい。
この iMac Intel Core Duo のウラがわに行ってみると….

MacBook Pro のデモ機にものすごい人が!

これが MacBook Pro 。

こちらも PowerBook G4 とほとんど変わらないが、iSight の存在と、磁石でくっついている電源コネクタでかろうじて違いがわかる。 この電源コネクタは真っ直ぐひっぱる力には強い(はずれにくい)けど、横から加わる力には弱くできているので、人がコードにひっかかったときなど、余計な力が加わらないとはずれないようにできているらしい。

Apple Remote は iMac のものと同じだと言っていたが、iMac のように本体にマグネットでくっつくというったギミックはなく、「ポケットに入れて運んでね」 とのこと。 無くさないか心配。

パームレストに触れるとけっこうあたたかい(熱いというほどではないと思う)。 キーボードもあたたかかったが、もっとも熱かったのはキーボードの横にあるスピーカー部分。 だけど、そんなに触れる部分ではないのでうまく設計したという感じだ。 (ま、これまでと同じなのかもしれないが)

Firewire 800 はないの? という質問が出ていたが、MacBook Pro は Powerbook じゃないので、今回たまたま付かなかった。 Apple は Firewire 800 の搭載を中止したわけではなく、別のモデルには Firewire 800 は載る予定だということ。

そうそう。 iMac も MacBook Pro もWindows は起動しないです。 「何でそんなこと聞く?」と恐い顔されてしまった。 技術的にはBIOSに代わるEFIという新しい仕組みのためらしい。 Vista なら何とかなるかも? (参考)
さて、気になるのはその実力。

本当に言うほど速くなっているのか。

そのヘンは明日につづく…。


Apple から Intel チップ搭載の Mac 発売

毎年おなじみの Macworld San Francisco 。

今年の噂はもっぱら Intel Mac 。 しかも、もう発売されるのはほぼ確実だと予想され、どのモデルに搭載されるか、はたまた新型が出るのか? という感じだった。 結局、今朝の基調講演では iMac と Powerbook の代わりとなる MacBook Pro が発表された。

発表された内容を見て、何よりも驚くのはパフォーマンス。

Intel の Intel Core Duo (コードネームで Yonah と呼ばれていたモノ) というマルチコアのCPU(簡単に言うとCPU1個でもOSからは2つ以上あるように見えるCPU 詳しくはコチラ)を搭載して、iMac でこれまでの 2-3倍、 MacBook Pro では 4-5倍の違いがでるんだとか。 Powerbook は G4 チップを使っていてここ数年大きなアップデートが無かったということもあるが、この差はスゴイ。 ただ、 $1999/$2499 という値段もすごいが…。

値段の点で言えば枯れた Centrino あたりを使った iBook も出るかと思ってたけど、今回は Yonah のお披露目という感じでまた後日って感じみたいだね。 基調講演でも週末や休日返上で働いてくれたと言っているようなので、Centrino クラスの低価格プロセッサでそんなコストかけられないってところか。 でも、もうちょっと落ち着いたらきっと出そう。

はたして Intel iMac や MacBook のスピードアップはほんとなのか? PowerPC 互換モードRosetta の実力は? iLife のソフトの完成度は? なんかを期待しながら、明日見に行ってきます。

何か特に見てきて欲しいもの、聞いてきて欲しいことなどありましたら日本時間1月11日の夜11時(カリフォルニアの1月11日の朝)までにこのエントリのコメントに書くか、右のコンタクトフォームを使って送ってください。 ただし、日本でいつ? とか日本でいくら? というような日本向けの質問はアメリカのApple の人に聞いても知らないと言われるだけなので書かないでください。

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で、Google PC は発表されたのか?

アメリカの 1/6 に行われた Google 創業者 Larry Page (ラリー ペイジ) の基調講演。 このサイトでも先日取りあげた Google PC の存在に対し、日本のメディアが異なった反応を示している。

ITmedia D PCUPdate:Google PCは本当だった──「?」
Googleは1月6日(米国時間)に行なった2006 International CESの基調講演で、かねてから噂のあったGoogle PCの存在を明らかにした。

【CES2006】米Googleが「Google Pack」と有料ビデオ配信サービスを発表,噂のGoogle PCはなし:IT Pro
なおこの基調講演では,噂されていた「Google PC」の発表はなかった。

基調講演の最中に、以前から MIT 主導の元に開発されていた 100ドルパソコンのモックアップが登場したため、IT Media はこれを “Google PC” だということで取り上げ、IT Pro では明言しなかったため、Google PC は無かったという形でまとめているようだ。

で、結局どうなのか。

基調講演の間 Engadget のライブアップデートをずっと追いかけていたが、そこでは IT Pro にあるように、100ドルPCを Google PC
だと言ったという記述はなく、Q&A の中では

Jason: “When is the Google PC and operating system coming out?”
Larry: “Is there a rumor?”
Jason: Google PC と OS はいつでるの?
Larry: そんな噂あるの?

という問答があったくらいだ。 (IT Media の記事中では 「Google OSは存在するのか?」 となっていて、Google PC の部分が抜けている)

また、 Engadget の記事では、基調講演のあとに Google CEO の Eric Schmidt (エリック シュミット)氏も以下のように、完全否定している。

Eric Schmidt on Google PC: “With all due respect, we issued a statement that we have tremendous partners in the PC space, so we have no interest in doing it. I guess some people don’t believe it.”
Eric Shmidt 氏、Google PC に関して: 我々はPC業界にものすごくたくさんのパートナーがいるので、そんなことをするつもりはまったくないと発表した。 信じない人もいるだろうけどね

結局、Google PC の噂は100ドルPCプロジェクトに関わっていくらしい(実際にどうやってという話もまだないようだが…)という話が、あらぬ方向に膨らみながら間違って広がってしまったようだ。 IT Media のまとめかたはちょっと強引じゃないかと思う。 けど、Larry のスピーチって1度聞いたことがあるけど、Apple Computer のスティーブ ジョブズのようにあまりうまくないし、発音もキレイじゃなった記憶があるからうまく聞きとれなかっただけかも。

何だか、今回の発表では Google も VW とのカーナビ分野や、ソフトウェア配信とか、ビデオストアとか手間がかかるというか泥臭いところに手を出し始めたなぁという印象を持った。

次なる成長への足場作りという投資と考えれば仕方ないのかもしれないが、成功するかどうかはわからない、失敗したときのリスクも大きいという問題がある。 こういったことがいくつか立て続けに失敗したときに Google が Netscape のような道をたどるか、生き残れるか今後数年の間に問われるんじゃないだろうか。

でも、 NBA の試合の映像が安く買えるようになるのは嬉しい。 ダイジェストじゃなくて、ぜひ試合の完全放送が見られるようにして欲しいね。


驚異の錯視図形

Step 1 (視覚篇)
まずは、右下の図形をご覧ください。驚異の錯視図形
これは今まで私が見た錯視図形の中でも、最も驚いたものです。
とは言っても、ただ見せただけでは普通の図形にしか見えないと思いますので、何が凄いのかといいますと・・・右図の「Aのマス目」と「Bのマス目」が実は同じ色なんです!

えっ!

Yahoo! Japan の新着ピックアップで紹介されていた「超常現象の謎解き」というサイト。 超能力やUFOの謎解きとあって見に行ってみたら、本筋ではないところでもうびっくり。 このサイトで紹介されている錯視図形は初めて見たもので衝撃だった。

でも、Photoshop Elements のスポイトツールで色を確認してみると…

Aのマス目 (画像をクリックすると拡大)

Bのマス目 (画像をクリックすると拡大)

と、どちらのマス目も RGB 値は同じ。 けど、周りにあるマスの色の違いによって、同じ色のマスでも違って「見える」だとか。 にしても、違って見えすぎる。

この錯視は MIT の教授である Edward Adelson (エドワード エイデルソン)氏のウェブサイトに詳しく書いてある。

フラッシュを使った同じような錯視の解説はどれを見ても面白い。